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虚音(うつろね) Edit

 15年前のセフィリア神聖王国での《虚音事変》の際に響き渡った音を指します。
 この音を聞いた人々は次々に体調不良を訴えましたが、その音の正体は未だ掴めておらず、その音が人体に影響を及ぼしているという科学的な根拠はありません。
 《虚音》という名称は音を聞いた人々が、心が空っぽであるかのように無気力になってしまったという所から来ています。

虚人(うつろびと) Edit

 上記の《虚音》に侵され、無気力になってしまった状態、またはそうなった人間を指します。
 影響を強く受けた者の中には、15年前から現在に至るまで未だ廃人となっている者も存在します。

中継塔 Edit

 超遠距離での魔動通信を成り立たせる為の中継施設です。
 魔動通信機は小型で持ち運びも容易ですが、その分出力に劣り、思うように離れた場所へ魔動波を届けることができません。しかし、その途中で中継塔に魔動波が到達し、増強され、送り先へと届けることでより離れた場所との通信が可能となるのです。
 中継塔は、巨大な魔動通信機と言うべき施設であり、同様にここから各魔動通信機へ連絡を送信することも可能です。

 中継塔は、現在ルキスラ帝国の主導のもと、ザルツ地方の各地の都市を中心に敷設が進んでいます。
 ダーレスブルグ公国の首都にもつい最近になって中継塔が建造され、公国では現在爆発的な速度で魔動通信が普及してきています。

魔動通信機 Edit

〈通話のピアス〉と魔動機術【テレグラフ】の応用によって開発された遠距離間連絡用機器です。通常、通信機と省略されて使われます。
 ルキスラ帝国の大規模な遺跡発掘の副産物として大量出土したマギスフィアを加工し、それを小型の機械に埋め込んで製造します。
 音声を認識すると、それを後述の魔動波と呼ばれる不可視の波に変換・発信し、それが中継塔を経由して、通信先の機器へと届けられて再変換が行われて通話が成立します。
 通信機は安価であり、専門的な魔動機術の知識も必要のないことから、庶民の間にも広く普及しており、ルキスラ帝国の都市部では殆どの市民が通信機を所有し、日々の生活に役立てています。

魔動波 Edit

 空間のマナの変化と、磁場などの空間の性質の干渉によって生じる波動です。
 大気中のマナと同様目に見えることはなく、余程強いものでなければその他五感でも感じ取ることはできません。
 通信機の機能によって、この魔動波と音が相互に変換されます。音波よりも遥かに速度が速く、それでいて遠距離にも伝導しやすいという特性を持っており、それが魔動通信を成立させる大きな要因となっています。


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Last-modified: Sun, 30 Dec 2012 00:47:52 JST (4561d)