沈む太陽、昇らぬ月、消える星々。 長い長い冬の後に待つのは、緋色に染まる黄昏の空。 幾度と無く繰り返された一年。 その先に在ったのは、永久に続く黄昏の時代。
世界は歪み、踏み躙られ、間もなく悪夢に覆われる。 けれど、花々は持っている。尽きる事のない生命の焔を。 さあ、その焔を以て、立ち上がり――世界を、正せ。
【第一話ログ】