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20160227_0

2016/02/27
ジーク
19:54:13
よっ、GM。来たなら声かけてくれよ、つれないな。
ジーク
19:55:02
よっ、GMⅡ。来たなら声かけてくれよ、つれないな。
GM
19:55:12
こんばんは、ジーク=サン。
フロレンツィア
19:56:31
ジーク、君も来たのね。さ、行きましょ。あたしも力を貸すわ。
ジーク
19:56:36
うぃーす
フロレンツィア
19:56:38
クリス、君も来たのね。さ、行きましょ。あたしも力を貸すわ。
ジーク
19:56:47
熱烈なフローラ推し
GM
19:57:22
フローラがヒロインの時代は終わった
19:57:24
かなしいなあ。
クリストファー
19:57:30
かなしいな……
GM
19:57:58
入室メッセージの変更は今回より後順次です(意味深)
ブランシェ
19:58:01
あらキルシー、準備はいいかしら。とびきりの仕事、入ってるわよ。
キルシー
19:58:44
ジーク赤いの未だに慣れない
クリストファー
19:58:50
わかる
ジーク
19:58:55
(´・ω・`)
GM
19:59:06
それな。
19:59:19
久し振りですが、あらすじは大丈夫ですか。
ジーク
19:59:26
おおむね(雑
クリストファー
19:59:29
だいたいおぼえてる
キルシー
19:59:52
竜に乗って移動してる
GM
19:59:59
やるじゃん。
クリストファー
20:00:02
おっすカエルちゃん久しぶりー(PL的に)って感じ
GM
20:00:09
では、最終章もよろしくお願いします。
ジーク
20:00:14
宜しくお願いします
キルシー
20:00:20
よろしくおねがいします
クリストファー
20:00:20
よろしくお願いします。
GM
20:00:42
 
20:00:43
 
20:00:47


第四部 「世界変革編」


20:00:50
 
20:00:51
 
20:01:01


第一話 「黄昏-沈み行く世界-」

 沈む太陽、昇らぬ月、消える星々。
 長い長い冬の後に待つのは、緋色に染まる黄昏の空。
 幾度と無く繰り返された一年。
 その先に在ったのは、永久に続く黄昏の時代。

 世界は歪み、踏み躙られ、間もなく悪夢に覆われる。
 けれど、花々は持っている。尽きる事のない生命の焔を。
 
 さあ、その焔を以て、立ち上がり――世界を、正せ。


20:01:07
 
20:01:08
 
20:02:24
変貌する《遺跡と花の丘》を眼下に捉えながら、君たちは巨大な竜の背に乗って、ディルクールを目指す。
20:02:58
“普通”だった空の色を見てから、どのくらいの時間が経っただろうか。
20:03:39
今はもう、何処を見ても緋色の空が広がる。
20:04:18
竜は君たちを乗せたまま、ディルクールから少し離れた街道へと降り立つ。
20:04:49
眼前に見えるディルクールの外壁の先には、本当に皆が元通りの姿で待っているのだろうか。
#マシュー
20:05:51
「よ、っと……」 竜の背から跳び下りると、腰に手を当て、大げさな動きでディルクールを見回す。
#コークル
20:07:43
「ずっとディルクールの中で眠っていたはずなのに、すごく久し振りな気分ね……」 ラフェンサによって程々に変装を施されたコークルも、そう呟きながらマシューに続く。
キルシー
20:08:45
「……」 軽い足取りで竜の背から降りる。が、やや落ち着かない様相
ジーク
20:09:07
「そりゃ自分の足で立って歩くのが久しぶりなんだから当然だろうよ」 やれやれ、と苦笑しながら後に続こう
クリストファー
20:09:11
続いて竜から降りる。 「街の中がどうなってるにしろ……」 竜を見上げ、 「……あんたには待っていて貰うことになるか」 流石にどう頑張っても入れんし。
#フロレンツィア
20:09:14
「よいしょっと……。これだけの人数を乗せても平気で飛べるってすごいわよね」 感心したような顔で竜へと向けて。
#ラフェンサ
20:09:45
「あはは……申し訳ないけど、流石にこれだけ大きな竜がいきなり現れたらみんなびっくりしちゃうしね」
#マシュー
20:10:57
「あー……どうします? 話だけなら俺らだけでも大丈夫ですけど」 クリスとラフェンサの反応に、竜へと伺いを立てる
#竜
20:11:54
「――否、汝が知らぬ事もあろう。我()もいこうぞ」
クリストファー
20:12:22
「ルーベルリアと並び称される“観測者”殿の話も聞いてみたいところではあるが――ん?」 われら?
#オルハ
20:12:27
「……」 そもそも結局誰なんだ、という質問を飲み込んで。 「我ら?」
ジーク
20:12:32
「いやいや、その巨体でどうやって……というか、他にもいるのか?」
GM
20:12:58
君たちの反応に、竜はその鼻を外壁の方へと向ける。
20:13:25
その先から、一人の銀髪の長身の男が君たちへと歩み寄って来ていた。
20:13:48
「――どうやら、間に合ったらしいな」
ジーク
20:14:39
「……誰だ?」 くびを回してそちらを
#マシュー
20:14:44
「どうにかぎりぎりってとこでしたけどね」
キルシー
20:15:09
「む……」
#マシュー
20:15:43
「――ヴィルフリート・クラウゼヴィッツ様だ。こっちのカエルレウス様と合わせて、俺の雇い主ってところだな」
#コークル
20:15:58
「……」
クリストファー
20:16:00
「……は?」
#オルハ
20:16:09
「ヴぃ、ヴィルフリート・クラウゼヴィッツ……!?」
キルシー
20:16:16
「雇い……主……!?」
ジーク
20:16:25
「……様付けってことは、エラい人なの――ん?」 周りが驚きまくっているが、理由がわからない
#フロレンツィア
20:16:35
「え、何この置いてけぼり感……」
#マシュー
20:16:48
「なんか一人驚くところおかしくね……?」
キルシー
20:17:15
「……お前ら蛮族に慣れ過ぎだ」 まずあの姿見てみろ
#ラフェンサ
20:17:23
「……わたしの記憶が間違ってなければ、レーゼルドーン大陸の……たしか“不滅の銀竜”だったよね?」
#ヴィルフリート
20:17:57
「む……? ああ、いかん。待っている間に暇過ぎて角が出ていたか」 角と、ちょろっと出ていた翼を魔法で隠した。
#オルハ
20:18:21
「そりゃ蛮族には慣れてるけど……これはそういう問題じゃないっていうか」
ジーク
20:18:42
「……えー……っと。これはどうしたもんだ。驚けばいいのか?」 リアクションに困って、助けを仲間に
キルシー
20:18:46
「……」 軽いな……
クリストファー
20:18:48
「待て、待て待て――ちょっと落ち着かせろ」 かぶりを振って。 「くそ、そろそろ大概のコトじゃ驚かない気がしてたが、とんでもねえ」
#コークル
20:19:26
「無理に驚く必要はないわ。これだけの事態だもの。今更何があっても動じないとは思っていたけれど……」
クリストファー
20:20:18
はー、と溜息を吐き。 「……今、レーゼルドーン大陸の南方一帯の蛮族を仕切っている、連中の王だ」 >ジーク
#カエルレウス
20:20:28
「まあ、驚いている時間も惜しい」 言うと、身体が縮み、小さな空飛ぶトカゲのような姿になり、ヴィルフリートの肩に乗る。
クリストファー
20:21:09
「っと……」 小さくなったカエルレウスを見て、 「……そうか、それくらいはワケないわな」
#フロレンツィア
20:21:11
「レーゼルドーンってえーと……あれよね。確かザルツの北の」
ジーク
20:21:47
「……んっ。えーと。つまり?」 敵なの? >クリス
#マシュー
20:22:13
「つまりは、心強い協力者さ」
#ヴィルフリート
20:22:28
「とはいえ、大したことが出来るわけではないがな」
ジーク
20:22:32
「そうか。ならよし。――とっとと行こうぜ」
クリストファー
20:22:39
「……まあ、マシューがこう言う以上、この場は信用していいだろう」
#オルハ
20:22:57
「はあ……まさかこんなところでそんな大物と会うなんて思ってもみなかったわ」
キルシー
20:23:16
「……ともあれ今はそれに驚いている間も惜しいか」
#マシュー
20:23:38
「ああ、自己紹介もとりあえず後にしようぜ。まずは、街の中を確かめよう」
#ラフェンサ
20:23:53
「ん、そうだね。街を確かめつつ、明星亭に向かおう」
GM
20:24:27
OKになったら街の中に戻りましょうしょう
キルシー
20:24:50
ジーク
20:25:03
クリストファー
20:25:23
GM
20:25:32
 
20:25:32
 
20:25:56
ディルクールの中は、ひどく混乱していた。
BGM:LOST HARMONY AMONG PEOPLE/http://www.nicovideo.jp/watch/sm9049772
20:26:27
目覚めた人々は訳の分からないまま、空を覆う緋色に戸惑い、その異常さに恐怖を浮かべている。
20:26:52
だが、そんな混乱であっても、君たちにとっては希望として感じられるだろう。
20:27:25
先程まで抜け殻のように死していた者たちが皆目覚めているのだから。
クリストファー
20:27:53
「―――」 混乱する人々には申し訳ないが、正直言って心底ほっとする。
#フロレンツィア
20:28:30
「よかった……みんな起きてる」
キルシー
20:28:51
「――……」  目を伏せて、安堵の息をひとつ吐く
#ラフェンサ
20:29:02
「――……」 不安そうに空を見上げる人々を見つけると、ラフェンサはいの一番に彼らの元に駆けつける。
GM
20:29:44
「こ、コークル陛下!」 「ご無事だったんですね……」 「あの……この状況は一体……」 と、人々は駆けつけてきたラフェンサにそう声を掛ける。
ジーク
20:30:43
「」
#ラフェンサ
20:31:16
「……ええ、少し大変な事態になってしまって、わたしは皆と一緒にその対処に向かっていたの。何が起こっているかは、後で皆に伝えるわ。だからそれまでは、わたしたちを信じて待っていてもらえるかしら」
ジーク
20:31:47
「――ま、ここはあいつの仕事だな」 "コークル"の肩に手を置いて、仕事ぶりを見てやろうと苦笑する
GM
20:32:09
不安そうな表情を拭い切れない人々だったが、しばらくラフェンサと話している内に少しだけそれが和らぎ、人々は家に戻ったり、他の者たちに話を伝えに向かう。
キルシー
20:32:29
「……この場は俺たちも間誤付かず、平静である姿を見せてやるべきだな」
#コークル
20:32:44
「……ええ、そうね」 浮かぶ微笑みには、きっと多くの複雑な感情が含まれているだろう。
#フロレンツィア
20:33:22
「あの子、ずっと頑張ってたのよ」
クリストファー
20:33:46
「だな。俺達が不安そうな顔してちゃ、あいつの仕事に水を差しちまう」 とキルシーに頷く。
#オルハ
20:34:47
「彼女は彼女なりに、女王らしくありましたよ。……敵であった身としても、そう思えます」
#コークル
20:35:46
「…………」 数秒目を閉じて、目元を指で軽く拭い。 「行きましょう。あの子の話ももう終わりそうだわ」
ジーク
20:36:39
「わかった」 こくり、と頷いて、コークルをエスコートしていこう
クリストファー
20:37:16
「ああ」 と頷きつつ、ラフェンサが一段落するまでは足を止めたまま待つ。
GM
20:37:33
街の人たちとの会話を終えて戻ってきたラフェンサと再度合流し、〈明けの明星亭〉へと足を向け直す。
20:38:04
〈明けの明星亭〉の扉や窓からは、灯りが漏れている。
20:38:20
中には人の気配もする。彼らも、目覚めているのだろう。
ジーク
20:41:41
「ここの連中も目ェ覚まして戻ってるみたいだな」 言いつつ、何の感慨も無くさっさと開けよう
GM
20:42:35
扉を開けば、中にはいつも通り――とまではいかないものの、忙しなく働くブランシェとファルシオーネの姿がある。
20:42:58
テーブルには、空腹故か、それとも情報を求めてか、冒険者やそれ以外の街の人々の姿もある。
キルシー
20:43:09
「そうでないと困るがな」 言いながらジークに続く
GM
20:43:26
そして、ディルクールで分かれたエリックにフェング、エルクールの姿も見受けられた。
#ブランシェ
20:43:43
「――あら、お帰りなさい」
ジーク
20:43:47
「よっ、帰ったぜ」
クリストファー
20:43:54
「あいつが、誰かだけ起こしそびれることはないだろうさ」 孤児院の皆も、心配はいらないだろう。
#ファルシオーネ
20:44:13
「……皆さん、よくぞご無事で」
#エリック
20:44:25
「ふん、随分遅かったじゃないか」
クリストファー
20:44:25
「ああ、ただいま」
#エルクール
20:44:46
「……知らない輩まで増えているようだが」
#フェング
20:44:54
「……誰?」
ジーク
20:45:25
「色々あってな、俺も詳しくは判らん。その詳しい話をしに戻ってきたところだ」
クリストファー
20:45:34
「そっちは、えー……」 何て言えば良いのやら。 「まあ、マシューの知り合いだそうだ」 どうせ全部話すことにはなるだろうが、とりあえず。
キルシー
20:45:43
「ああ……」 説明が面倒だな……
#コークル
20:45:44
「あら、あの子は――……」 フェングを見て、足を踏み出そうとするが留まって。
#ブランシェ
20:46:09
「フフ、どうやら顔を突き合わせてゆっくり話をする必要があるみたいね」
#ファルシオーネ
20:46:38
「そう思い、2階の大部屋をご用意しておきました」
ジーク
20:47:01
「そういうこと。悪いけど人数分飲み物用意しといてくれよ」 ファルシオーネにサンキュ、と返しながらマスターへ
クリストファー
20:47:02
「……」 殿下のこともあったな。 「……とりあえず、一から説明するんで移動しよう」
#マシュー
20:47:23
「流石、用意周到だな。悪いが早速使わせてもらうぜ」
ジーク
20:47:42
「勝手知ったる我らが宿ってね。そら、案内するから来てくれ」 と、新しい顔ぶれに声をかけてさっさと上がっていこう
#ブランシェ
20:47:52
「ええ。アタシたちも差し支えない範囲で聞かせてもらうわよ」 とウインクを返して、客の食事を速度をあげて用意しはじめた。
GM
20:48:11
 
20:49:03
ジークに続き、皆も2階の大部屋へとやってくる。
20:49:39
宴会用の部屋だったらしいが、1階を貸し切り状態にして使う事が殆どなので半分物置のような状態だった、とはファルシオーネの談。
20:50:00
皆が席について少しすると、ブランシェとファルシオーネが人数分の飲み物を部屋へと運んでくる。
20:50:23
それを配り終えると二人も席につき、皆が一堂に会する。
#マシュー
20:50:35
「……さてと、何処から話したもんかな」
20:51:14
「俺らの話だけじゃなく、コークル殿下とオルハちゃんたちの妹さんの事とかもあるしな」
キルシー
20:51:46
「……逆に訊くが何から知りたい」
クリストファー
20:51:51
「……とりあえず、まず俺達が向かってからの話じゃないか?」
#コークル
20:52:23
「……その子――フェングの事については大丈夫よ。顔を見れば分かるわ」
ジーク
20:52:34
「結果の報告からしようか。エリック達がまるで置いてきぼりになる」 向かってから、というならば
#コークル
20:52:42
やや震える声を抑えながら、静かにマシューに返す。
#エリック
20:52:52
「……そうだな。悪いが、そこから話してもらうか」
#エルクール
20:53:44
「この緋色の空と、あの遠くに見える天を衝く城が何なのかも聞きたい所だからな」
ジーク
20:54:37
「とはいえ、どう説明したものか……」 困ったように顎をさすり
クリストファー
20:56:16
「……俺から話そう。まず――……」 と、かいつまんで、あの遺跡で起こったことを話す。
20:57:42
待ち受けていた相手、ルーベルリアが《黄昏》と化したこと、世界が作り変えられたこと――……など。
#ブランシェ
20:58:11
「そう……ルーが……」
#フロレンツィア
20:58:45
「……ごめん。あたしたちがもっとしっかりしてればよかったんだけど」
#エリック
20:59:08
「いや、聞いている限りその場ではどう足掻いても防ぎようのなかった事だろう」
#フェング
20:59:42
「……オルハとお姉ちゃんに、ついでにみんなも無事だからいいよ」
#エルクール
21:00:39
「正直、半分以上信じられん話ではあるがな」
キルシー
21:00:41
「それでも俺はルーがまた戻ってくると……今は、そう信じて進むつもりだ」
クリストファー
21:00:43
「……」 その場だけの話じゃあない。そう言いかけて、口を噤んだ。
#オルハ
21:01:33
「……そうね。あれでお別れ」
21:01:39
「なんてことにするつもりはないわ」 切れた。
クリストファー
21:02:10
「……ともあれ、だ。今言ったように、最後はマシューとその……そっちの、今は小さくなってる竜に助けられたわけだが」
#カエルレウス
21:02:27
「――然様」
クリストファー
21:02:40
「そっちの話に移って貰っても、大丈夫か?」
#ファルシオーネ
21:02:40
「……その方々は?」
ジーク
21:03:11
「あー……驚かないようにな」
#エルクール
21:03:13
「構わん。見るに、状況に通じていそうだ」
キルシー
21:03:28
「驚かなかったお前が言うな」
ジーク
21:03:51
「周りが驚きまくってたから言ってんだよ」
#カエルレウス
21:04:27
「まず、我はカエルレウス。ルーベルリア――というよりも、彼女の力の根源であった剣と少々縁のある竜だ」
#エリック
21:04:46
「竜というには、なんというか……」
#フェング
21:05:07
「威厳がない」
#マシュー
21:05:21
「街に入るために姿を変えてるんだから仕方ないだろ」
ジーク
21:05:29
「実際は滅茶苦茶デカいし今の見た目に騙されたら駄目だぜ」
キルシー
21:05:44
「此処で姿を本来のものに戻したら店がなくなるだろう……」
#ラフェンサ
21:05:45
「わたしたちみんなを乗せてきてくれたんだしね」
#エルクール
21:06:01
「そちらの男は?」
#ヴィルフリート
21:06:21
「ヴィルフリート・クラウゼヴィッツだ」
#エルクール
21:06:33
「……!?」
キルシー
21:07:04
「いいかジーク、これが普通だ」 この反応が
ジーク
21:07:10
「……」 すげえ、エルクールが目に見えて驚いた。と外れた感想をもつ
#エルクール
21:07:14
エルクールが目を見開き、組んでいた足を外し、ややのけぞった。
#フロレンツィア
21:07:24
(あ、今の反応ちょっとおもしろい)
#フェング
21:07:34
「えーっと……誰?」
ジーク
21:07:55
「ほら、そうだよな」 仲間が居たので思わずキルシーを見返した
キルシー
21:08:10
「何だと……」
クリストファー
21:08:13
「……お前らの親父と同格くらい……と見なされているドレイクだ」 >フェング
#エルクール
21:08:22
「……ヴィルフリートといえば、“不滅の銀竜”の名で知られ、レーゼルドーンの南方を統べる御仁だ」
#フェング
21:08:30
「おー……」 それはすごい。
#オルハ
21:09:40
「……こほん」 フェングとかその他諸々の無礼な反応に咳払いして。 「改めて、ヴィクトール・ラングハンスが娘、オルハ・ラングハンスです。ヴィルフリート卿、お会いできて光栄に存じます」
#エルクール
21:10:39
「……同じく、エルクール・ラングハンスと申します。まさかこのような場でお会い出来るとは思わず、無礼を致しました」
ジーク
21:11:37
「……俺も畏まったほうがいいか?」
#ヴィルフリート
21:11:43
「あの男の“子”らの話は伝え聞いている。貴様らの父は、まだ死ぬには惜しい男だった」
キルシー
21:11:54
「……いやこれは俺たちとは別の世界だろう」 
#ヴィルフリート
21:11:59
「代わりに、子である貴様たちの活躍に期待させてもらおう」
#フロレンツィア
21:12:09
「あたしたちは別にいいんじゃない……?」
GM
21:12:22
オルハとエルクールはそれに「はっ」と返事をして。
クリストファー
21:12:26
「……オルハ達にとっちゃ、隣国の王と会ったみたいなもんだろうが、俺たちにとっちゃ違うからな」
#ヴィルフリート
21:12:58
「人族にまでこのような対応をされては面倒で敵わん。そのままでいろ」
クリストファー
21:13:29
「……まあ、ごたついてるとはいえ、相手にだけ名乗らせるのも失礼だな。クリストファー・パーシヴァルだ」
#ブランシェ
21:13:33
「まあ、知っている人間からすれば度肝を抜かれるのは普通よね……」
キルシー
21:13:43
「そのつもりだ」 そのままでいるさ
#エリック
21:14:11
「……まあ、そうだな。少なくとも敵意はないようだ」
21:14:17
「僕はエリック・ハーゲンドルフだ」
#フロレンツィア
21:14:33
「フロレンツィア・ヴァルトシュッツァーよ」
ジーク
21:14:37
「確かに、名乗りはそうだな。――俺はジークフリート。ジークだ、よろしく頼む」
キルシー
21:15:08
「キルシー・ケイフォードだ」
#ラフェンサ
21:15:09
「ラフェンサ・フェンディル。女王として……っていうには状況がちょっとアレだけど、よろしくね」
#コークル
21:15:50
「コークル・フェンディル。どうやら、わたしが此処にこうして居られるのもあなたたちの助力があったからこそのようだし、改めて自己紹介を」
#フェング
21:16:00
「フェングだよ」
キルシー
21:16:15
「何の縁か、《虚音事変》で活躍した人間とも、蛮族とも顔を合わせることになるとはな」
#ブランシェ
21:16:24
「アタシはこの店の店主のブランシェ。気軽にママンって呼んでくれていいわよ」
#ファルシオーネ
21:16:34
「マスター、流石に相手が悪すぎるのでは……」
21:16:45
「私はファルシオーネと。以後お見知り置きを」
クリストファー
21:17:01
「……そのブレなさは素直に凄えよ」 >ままん
#カエルレウス
21:17:09
「それもまた、道理なのかもしれぬ」
キルシー
21:17:47
「道理……か」
#ヴィルフリート
21:17:54
「ふん。ルキスラやダーレスブルグに負けじと肝の据わった者たちが居るらしい」 嫌味なく鼻で笑い。
クリストファー
21:18:44
「……ま、コトはもう、とっくにフェンディルだけで収まる範疇を超えてる」
#カエルレウス
21:18:50
「かの《虚音事変》解決の立役者たちは、〈デミ・カルディア〉の力を得た者たち」
21:19:02
「そして汝らは――〈ヘミ・イグニス〉に選ばれた者たち」
21:19:24
「その運命が交錯するのは、必然と言えるのかもしれぬ」
ジーク
21:20:01
「……一体何の話だ?」
#マシュー
21:20:43
「……ま、ごちゃごちゃした話は抜きにして、お前たちに関わる所だけを話そう」
21:21:01
「ルーの力の源となっていた魔剣については、お前たちも知っているはずだな?」
クリストファー
21:21:19
「今、話に出た〈ヘミ・イグニス〉だな」
#カエルレウス
21:21:56
「如何にも」
21:22:54
「遥か昔、〈始まりの剣〉を模して造られたと言われる3つの魔剣」
21:24:00
「〈デミ・カルディア〉、〈ヘミ・イグニス〉、〈セミ・ルミエル〉。ルーベルリアは、その内のひとつ〈ヘミ・イグニス〉の担い手として、ある使命を負っていたのだ」
#ヴィルフリート
21:25:18
「お前たちもすでに聞いているかもしれんが、この世界の奥深くに根ざした《黄昏の種》を破壊すること。それが、“紅の監視者”ルーベルリアの負っていた使命だ」
21:27:25
「だが、あの者はそれを果たせず、お前たちに残る力を託し、《黄昏》に飲まれた」
21:28:53
「ルーベルリアの居ない今、《黄昏の種》を破壊出来るのはお前たちを置いて他には居ない」
21:29:29
「最も重要なのは、お前たちにその使命を継ぐ覚悟があるかどうかだ」
クリストファー
21:30:27
「……一つ、訂正がある」
#ヴィルフリート
21:30:38
「何だ?」
クリストファー
21:32:31
「あいつの力は、俺達と共にある。だから、あいつが使命を果たせなかったというなら、それは俺達がダメだった時だけだ」
21:32:48
「あいつは、まだ終わっちゃいない」
#カエルレウス
21:32:55
「ほう……」
クリストファー
21:33:12
ぐ、と。知らず、拳に力が篭もる。
#ヴィルフリート
21:34:03
「…………」 鋭い瞳がクリスを居抜き、それがキルシー、ジーク。そして他の《ラーズグリーズ》の面々にも向いていく。
キルシー
21:35:11
「同じ言葉を並べるつもりはないが、クリスの言った通りだ」
21:35:57
「勝手に果たせなかったと言うのはやめてもらおうか」
#フロレンツィア
21:36:59
「そういうこと。ま、あたしもみんなも、駄目だった時なんて考えもしないけどね」
ジーク
21:37:04
「……そういうの、俺の言うセリフじゃないか、お前ら」
#オルハ
21:37:20
「皆、心は同じということでしょう」
クリストファー
21:37:52
「む。……そいつは、悪かった」
#コークル
21:37:58
「ふふ、ジークの熱が皆にうつってしまったのかもしれないわね」
ジーク
21:38:21
「まあ、いいけどな」 実際、悪い気分ではなかった。苦笑しながら濁した
#ラフェンサ
21:38:35
「当然、わたしも同じ気持ちだよ。……みんなのように、あの焔の力が無かったとしても、出来ることはきっとある」
#ヴィルフリート
21:40:18
「――ふん。勝手に断じた非礼は詫びておこう」
21:41:13
「奴の意志を継ぐ……いや、同じ志を持っているというのならば、そこはもう問うまい」
#カエルレウス
21:43:12
「……どの道、我らは“観測者”。此度は焔の力を持つ汝らでなければ、どうにも出来ぬ事態だ」
#フロレンツィア
21:43:52
「えーっと……その観測者っていうのは、どういう存在なの?」
クリストファー
21:44:21
「だが、何もしないわけには行かない――だからこうして此処に来たんだろう?」
#マシュー
21:45:04
「……一応、今までも“観測”はしてたんだ」
#カエルレウス
21:45:44
「我は、“蒼き観測者”。先の魔剣の内、〈デミ・カルディア〉を持ち、それを託すべき者たちに授ける役割を持っていた」
キルシー
21:46:04
「実態は分からないが、その名の通りであるならば干渉までは出来ない……といったところか」
#カエルレウス
21:46:07
「それを果たした後は、残る剣の行く末を“観測”している」
#マシュー
21:46:30
「特に、お前たちに対してはな」
クリストファー
21:47:55
「……観測、な。あんたは、ルーのように自ら戦いはしなかったのか」
#マシュー
21:48:01
「最初……ルーがオーレリアたちの妨害で《黄昏の種》を滅ぼすのに失敗した後、世界を造り直したのは、お前たちも多分聞いただろう」
#カエルレウス
21:49:13
「我が剣は、《黄昏の種》を灼く力を持ってはおらなんだのでな。それが出来るのは、〈ヘミ・イグニス〉だけだ」
クリストファー
21:49:20
「ああ。一度ならず、何度も――とな」
#マシュー
21:49:52
「……俺が外から“観測”のために紛れ込んだのは、2度目の世界の再構築が行われた時だ」
21:51:24
「あの世界の中心はルーだ。カエルレウス様たちの力を持ってしても、俺を紛れさせるくらいが限界でな」
21:52:34
「ルーや、その力の影響を受けた者以外には、あの世界の歴史を大きく動かすことも出来ない」
クリストファー
21:53:03
「一ついいか。……外とかあの世界と言うが、実際のところ、この世界はどうなっているんだ? 〈ヘミ・イグニス〉は、本当に世界自体を作り変えているわけじゃあないのか?」
#カエルレウス
21:54:52
「ふむ……。正しく言えば、ルーベルリアとその周囲だけ、“切り取った上で造り変えて”いたようだ」
21:56:12
「まだ再構築が行われていない世界……これを最初の世界と呼ぼう」
21:57:31
「その最初の世界が黄昏に飲まれ、ルーベルリアが世界を作り変える事を決めた瞬間をαとする」
21:58:22
「切り取られた部分以外……つまり、我らの世界はそのαの時点で停止したのだ」
クリストファー
21:58:50
「……停止、だと?」
#マシュー
21:59:45
「そ。だからお前ら以外の時間はまったく動いちゃいないんだ。……輪廻する世界の中でも、俺らの繋がりで例外は居たが、まあそいつらにも大した事は何も出来ないのは変わらなかった」
#カエルレウス
22:02:08
「汝らの世界のみ、汝らが出会う直前……この瞬間をβと呼べば、βからαの時間を何度も繰り返していた」
クリストファー
22:02:45
「……つまり、本来の世界は、黄昏に滅ぼされて、そのままに存在しているってことか」
#カエルレウス
22:02:55
「ルーベルリアの目論見としては、そのαの瞬間までに《黄昏の種》を滅ぼすか、あるいは少しでも良い形にした上で、元の世界と再接続を果たすつもりだったのだろう」
#マシュー
22:03:20
「それは大丈夫だ」
22:03:45
「αの時点で黄昏に滅ぼされていた部分は、あいつが全部切り離したからな」
クリストファー
22:04:20
「……それ以上拡がる前に、ルーが隔離した……ってところか」
#マシュー
22:04:33
「そういうことだ」
22:05:06
「そして、βからαを繰り返していた世界は、基本的に最初の世界と同じ歴史を辿る事が約束されていた」
キルシー
22:05:10
「故障した魔動機の回路を悪い部分だけ何度も取り替え、出来る限り最善の形で動かせるようにしたようなものか」 自分なりの解釈だと
#フロレンツィア
22:05:30
「あ、成る程。それならほんの少しだけ分かるかも……」 >きるしー
キルシー
22:06:05
「それでほんの少しか……」
クリストファー
22:06:28
「……だが、結局今まで同じ故障を繰り返してきちまったわけだ」
#コークル
22:06:32
「先程のマシューの言葉からすると、そこで同じ歴史を辿るのを回避させることが出来るのが、ジークたちだけだったということね」
#マシュー
22:08:06
「……そうだな。……何度も、何度も、失敗してきたんだ」
22:08:53
「繰り返し、何度も世界を再構築していく内に、当然ルーの力は擦り減っていった」
22:09:19
「――少しずつ、他の者たちが干渉出来る程度にまで、な」
22:10:20
「最初の数週は、オーレリアやロイたちも最初の世界と大きく異なる行動は取れなかったんだ」
22:10:36
「だが、ルーの力が減っていくにつれて、奴らはあの世界に干渉する手段を身につけていった」
22:11:28
「そのひとつが、お前たちが何度も見た次元を割いて現れる魔物さ」
クリストファー
22:12:10
「……その辺りは、ルーも言っていたことだな」
キルシー
22:12:21
「あれは俺たちを妨害する為に使役された、と」
#マシュー
22:12:26
「あれは、最初の世界に微かに残った《黄昏の種》の力を使い、ロイたちがお前たちに差し向けた刺客のようなもんだ」
22:13:04
「ああ。お前たちか、その周囲の人間を殺し、ルーに再び世界を造り変えさせれば、ルーの力はさらに減る」
22:13:36
「《黄昏の種》が滅ぼされるまでにルーの力が0になれば、あいつらの勝ちだったからな」
キルシー
22:14:39
「だが、干渉出来るようになったのは奴らだけではない……――そうだな?」 エドガールやヴィクトールの姿を思い浮かべ
#マシュー
22:15:24
「あいつらに関しては、干渉とはちょっと違った形だが、ルーの力が減った事による影響なのは間違いない」
22:16:03
「エドガール、ヴィクトール、そしてコークル殿下は、最初の世界でも《五芒》を解放するためにその魂を失ったんだ」
22:16:53
「それが理由で、恐らくルーに近い力を持ったんだろう。3人は世界の異変にいち早く気付くようになった」
22:17:18
「お前たちもそれまでの世界の記憶を思い出すというか、感じる事はあったと思う」
22:17:39
「……けど、3人は多分、俺と同じとまではいかなくても、多くの記憶を持っていたはずだ」
ジーク
22:17:46
「……それでか。妙に悟ったような共通感を感じていたからな」 あの3人……ひとりは此処にいるけれども
クリストファー
22:18:10
「……あれは、未来を見たのかと思ったこともあったが……ある意味、逆だったわけだな」
#コークル
22:18:20
「…………その通りよ。最後の世界でも、わたしは途中で全てを思い出したわ」
キルシー
22:19:56
「…………」 己の末路を知りつつもその世界を幾度となく繰り返した、か
ジーク
22:20:30
「そりゃ一体いつ頃だ……というか」 記憶を取り戻した上であんな風に待っているなんて約束したのか
#コークル
22:21:08
「……きっと、あなたを好きだと認識した時には、すべて思い出していたと思うわ」
キルシー
22:21:59
(それを此処で言うのか……?)
ジーク
22:22:28
「……全く。もうちょい抱え込まずに教えてくれたって良かったんだぞ」
#マシュー
22:23:32
「……それは駄目なんだよ」
22:23:51
「お前たちに真実を伝えられるのなら、俺からとうの昔に伝えてたさ」
クリストファー
22:23:56
「……それを言うなら他の奴らもだが……さっき、コークル殿下が言ったことに繋がるんだろう」
#マシュー
22:24:02
「……いや、違うな」
22:24:12
「“伝えた”ことが、あったんだ」
キルシー
22:24:36
「…………そして伝えた結果は実っていない」
#マシュー
22:25:08
「…………俺はな、“観測者”として派遣されたんだ」
22:26:20
「最初はお前たちを程々の距離から見るだけに徹してた。……けど、お前たちと一緒に仲間として過ごす内に、お前らに情が湧いちまった」
22:27:24
「何度も何度も失敗して、傷ついて、倒れていくお前たちを見るのに耐えられなくなって、ある世界で、俺はお前たちにすべてを話したんだ」
22:28:57
「……お前たちは半信半疑だったけど、それでもまあ俺に付き合って、俺の指示で歴史を変えようと動いてくれた」
22:30:21
「けど、待ってたのは元の世界よりも陰惨な結末だったよ。……半端な力しか持ってないお前たちと、焔の力を持てすらしない俺じゃ、どうにもならなかった」
22:31:39
「それでもお前たちを助けたくて、俺は何度も繰り返した。お前たちに真実を話して、世界の行く末を変えようと、何度も、何度も」
22:32:42
「……何度やっても、同じだった。まるでそういう仕組でもあるかのように、お前たちが起こした事以外は、無意味になるんだ」
22:33:09
「コークルにエドガール、ヴィクトールたちはそれを何処かで理解していたんだろう」
22:35:26
「……本来なら、ルーの力はもう少しは保つはずだったんだ」
22:35:47
「俺がそんな馬鹿な事を繰り返したから、それよりもずっと早くルーの力は擦り減っちまった」
22:36:19
「……そんな事をしなけりゃ、もっといい形で、お前たちをこの世界に戻せてやれたかもしれないのに」
クリストファー
22:36:59
「……マシュー、」 すまない、とか。お前のせいじゃない、とか言うのは違うだろうか。
22:37:47
「……世話、かけちまったな」 ただ、申し訳なさと感謝があって。結局、そんな言葉が出た。
#フロレンツィア
22:37:55
「…………」 流石にフローラも、なかなか掛ける言葉が見つからないようで。
22:40:01
「……ごめん、あたし、そんな事全然知らなくて」
ジーク
22:40:32
「――それでも、アンタは諦めなかったじゃないか」
#マシュー
22:40:56
「…………」
ジーク
22:41:38
「失敗した、その後イヤになって目を逸らしたりしなかった。結局、今この瞬間まで一緒に来てくれたじゃねえか」 背中を叩き
22:42:09
「だったら、これはアンタの戦果だ。胸を張って俺のお蔭だって言ってくれていいんだぜ、マシュー先輩」
#マシュー
22:42:30
「ジーク……」
#オルハ
22:43:04
「そうね。多分、貴方が見てきた世界の中には、こうして私が皆と一緒に居られなかった世界もあったのでしょう」
22:43:50
「最後の最後に、私も一緒に居られる世界に来るまで見守り続けていてくれた。……それは、確かにここにある真実よ」
#エリック
22:44:56
「君の騒がしさには、色々と迷惑を被っているんだ。少し悪影響を出したくらいで、今更とやかく言うつもりもない」
キルシー
22:45:22
「アンタはルーと同じように、何度も何度も絶望を味わって来たのだろう」
22:45:55
「先が視えつつも堪え、そして導いてくれた」
#フロレンツィア
22:46:14
「そうそう。マシューが居なきゃ盛り上がらない事だって多かったし、きっちり此処まで見届けてくれたんでしょ」
キルシー
22:46:36
「この結果があるのだ。いつものように調子に乗ってもらわねば困る」
クリストファー
22:47:25
「……確かに、直接的に大きな変化を起こしたのは俺たちの行動だったかもしれないけどさ」
22:49:24
「今、こうしていられるのは……お前が何度も、俺達を支えてくれたからだと思うんだ」
#マシュー
22:50:44
「お前ら……揃いも揃って」
クリストファー
22:51:51
「……こればっかりは、絶対そうだと思ってる」
#マシュー
22:52:04
「っくく……」 片手で髪をくしゃりと。 「……そうだな。お前らは、そういう奴だった」
22:52:13
「だから、俺もずっと助けたかったんだ」
22:53:44
「……お前らがそう言ってくれたことで、救われたよ。こうしてお前らが揃って、この世界に戻って来た。俺の役目は、十分果たせただろう」
22:56:22
「……出来れば、最後まで傍に付いていきたかったけどな」
ジーク
22:56:51
「ん。それでいいんだよ。……ま、最後ぐらい高みの見物と決め込めばいいんじゃないか?」
#マシュー
22:58:19
「焔の力を持てない以上、此処から先はお前たちの足枷になっちまう可能性が高い」
キルシー
22:59:22
「あれだけ俺たちの危機に駆けつけてくれたのならば、今度は俺たちの番だ」
クリストファー
23:00:28
「――……まあ、しょうがねえか。既にオーバーワークにも程があるしな」
23:01:33
「これで文句言う奴がいたら、そいつにバチがあたるところだ」
#ヴィルフリート
23:01:44
「――ふん、居るだろう」
#マシュー
23:02:03
「ヴィルフリート様……?」
クリストファー
23:02:21
「……って、何だよ。こいつにまだ働かせようってか?」
ジーク
23:02:23
「そこは居ないって同意するところじゃあねえの……?」
キルシー
23:02:47
「……どういうことだ」
#ヴィルフリート
23:03:06
「いいや、居る。此処でお前たちから離れる事を、最も納得しない者が、一人だけな」
23:03:52
「焔の力を持てぬからと、役割が“観測”に過ぎぬからと、此処で終わりとする事を善しとするのか――マシュー」
#マシュー
23:04:17
「…………」
23:06:21
「――……ああ、そうだな。そりゃ、そうに決まってる」
クリストファー
23:06:57
「……いいのか?」
#マシュー
23:06:57
「……納得出来るわけなんかない。俺の望みはもう、“観測”することなんかじゃない」
23:07:35
「お前たちの仲間として、一緒に……使命を果たす」
23:08:22
「……力不足で、騒がしい俺かもしれないが、どうか――頼む。俺も、付いていかせてくれ」
ジーク
23:09:10
「……なんだ。そういう気があるなら答えも聞かずについてくりゃいい」
クリストファー
23:11:03
「……全く、お前からそんな言葉が出てくるなんてな。馬鹿言え。力不足とか、そんなわけあるもんかよ」
#フロレンツィア
23:12:12
「騒がしいの方も否定してあげたら?」
#オルハ
23:12:19
「そこは否定のしようがないわね」
クリストファー
23:13:04
「そこはまあ……そうでなきゃ、マシューじゃないだろ?」 苦笑浮かべ。
キルシー
23:13:26
「……そうだな」 腰に手を当てて、ふうと一息 「《ラーズグリーズ》はアンタも含めてだ。今更置いてけぼりという訳にもいかないな」
#フロレンツィア
23:13:30
「あはは、その通りね」
#マシュー
23:13:56
「……ったく、こういう時でも厳しいとこは厳しいのな」
23:15:07
「ああ。改めてよろしく頼むぜ」
23:15:31
と、そういって微笑んだマシューの胸元に、光が宿る。
23:15:37
「……ん?」
ジーク
23:15:51
「……ん?」
キルシー
23:15:55
「ジークから“焔”を分けてやれるのが一番良かったのだが……ん?」
クリストファー
23:15:59
「お前が来てくれるなら、それほど心強いことは無いさ。――、と……何だ?」
#マシュー
23:16:26
その温かな光は、すっとマシューの中に入っていくように消える。
23:16:35
「こいつは……」
キルシー
23:16:46
「……まさか」 ジークを見て、お前か?という視線
#マシュー
23:17:04
マシューの中に宿ったものが何かは、経験した君たちならば想像する事は難しくないだろう。
ジーク
23:17:11
「とりあえず理解できないびっくり現象について俺に声をかけるのをやめるんだ」
#コークル
23:17:25
「……きっと、ルーが見てくれていたのよ」
クリストファー
23:17:36
「……あいつが、応えてくれたんだろうな」
キルシー
23:17:44
「いや、まぁそうだが……」 すまん
#ラフェンサ
23:17:55
「……かもね。置いてけぼりを喰らっちゃった気がするのは、ちょっと寂しいけど」
#マシュー
23:18:21
「はは……。ああ……俺に宿る事なんて、無いと思ってたんだけどな」
ジーク
23:19:19
「ま、グダグダ言ってないで参加しろ、ってことだろ」
キルシー
23:19:29
「……ルーもアンタがそう言い出すだろうと分かっていたのだな」
#マシュー
23:19:57
「こうなった以上、余計に退く訳にゃいかないな。ルー子をさっさと取り戻して、お礼がてらお茶にでも誘わねえと」
#オルハ
23:20:20
「呆れた……こういう時でもそういう事が言えるのね」
ジーク
23:20:32
「いやいや、そうでなきゃな」
クリストファー
23:20:34
ラフェンサの頭に手をポンと乗せ、うりうりと。 「馬鹿。今更、そんなのはもう大した差じゃあないだろ俺達の中じゃあ」
キルシー
23:20:34
「というより先程の話し合いが無駄になったではないか」
23:20:46
「もっと早く宿して欲しかったのだが?」
#ラフェンサ
23:21:04
「うん、分かってる。わたしはわたしで、出来る事をやるつもりなのは変わらないよ」
#マシュー
23:21:18
「無茶言うなよ!」
ジーク
23:21:19
「途端に辛辣だなキルシー」
#フロレンツィア
23:21:39
「ふふっ、これでようやくいつものマシューって感じね」
キルシー
23:22:15
「くっくっく……」 分かりきっていた反応だが、それが可笑しくて笑ってしまう
クリストファー
23:22:50
ふっと笑って。 「……いい感じに、いつもの通りになってきたじゃないか」
#カエルレウス
23:23:17
「――うむ、善き哉」
#ヴィルフリート
23:23:38
「……いや、お前は暢気に肯いて良いものではないだろう?」
#カエルレウス
23:24:21
「炊きつけた者がよく言う。それに、あやつもまたこの世界に生きる人の子よ」
23:24:51
「生命の焔を保つに相応しい者であることは、“観測者”であろうと変わらぬ」
#ヴィルフリート
23:25:49
「ふん。そうであるならば構わん」
#エルクール
23:26:34
「……ふう。結束が固まったのは結構だが、まだ肝心の事が決まっていないぞ」
ジーク
23:27:12
「これからの事か?」 そういや何も決めてないな
#エルクール
23:27:14
「今後どうすれば良いのか。それが分からん以上、動きようもあるまい」
#エリック
23:27:41
「そうだな。《黄昏》を倒して、ルーベルリアを救い出すにしても、具体的にどうすれば良いのか」
#ヴィルフリート
23:27:59
「無論、それも伝えるつもりだ」
キルシー
23:28:19
「伝える……ということは、何か知っているのか」
#コークル
23:28:38
「――単純なことよ」
クリストファー
23:28:59
「……まあ、助けるのは何もあいつだけじゃあないが、っと。……具体的な方策があるのか?」
#コークル
23:30:10
「今、《黄昏》はあの遺跡から出た城を中心に、《五芒》を頂点とする陣から力を吸い上げている」
23:30:54
「このままでは、あの城に近づく事も叶わないけれど、その力の流れを堰き止めてしまえば、本体に近づく事は出来るはずよ」
クリストファー
23:31:26
「つまり、まずは《五芒》を停止、ないし破壊させるのか」
#コークル
23:31:36
「ええ」
#フロレンツィア
23:32:03
「えーっと、でも《五芒》ってルーの力も一緒に封印されてたんでしょ? せき止めたら、そっちに影響は出ないのかしら」
#コークル
23:32:17
「それは大丈夫よ。ルーの力は、もうすでにすべてわたしたちに託されている」
ジーク
23:32:24
「そんなの、もう外に出てんだろうよ」
#コークル
23:32:43
「今五芒を流れているのは、黄昏の力だけ」
クリストファー
23:33:24
「何も気にする必要はないってわけだ」
キルシー
23:33:45
「全箇所を回って一つずつ、か。それだけの時間的猶予はあるのか?」
クリストファー
23:35:02
「五点で一つの陣だ。部分的になんとかするだけでも、それなりに削げるとは思うが」
#ヴィルフリート
23:35:51
「全てを回っている時間は無いだろう。黄昏に対抗出来る者の数も限られている」
#カエルレウス
23:36:18
「だが、その者の言った通り、一部の機能を停止させ、堰き止めるだけでも効果はある」
23:36:59
「半数以上……5つの内、3つでも停止させれば、汝らの剣が《黄昏の種》に届く可能性は出るであろう」
クリストファー
23:38:58
「ここからだと、特に近いのは北側の2つか」
ジーク
23:39:24
「なるほど、な。飛行船を出してもらうか、またちょっと背中借りればあっという間だな」
キルシー
23:39:48
「とはいえ邪魔が全く入らないという訳ではあるまい」
#マシュー
23:40:06
「あっさり背中借りるとか言うなあ……」
クリストファー
23:40:25
「ミストタワーズは回りこむ必要があるし、そうなると……そうだな」 ふむ。
#オルハ
23:40:40
「当然、妨害はあるでしょう」
キルシー
23:41:00
「3つ、立て続けに潰すとなればそれなりの体力も要する。時間はないが準備も作戦も怠ることは出来ないな」
#フロレンツィア
23:41:46
「ええ。休息もしっかりね」
キルシー
23:42:38
「まずはジークの言ったような移動手段だが、何処まで手を貸してもらえるのだ」 小さいカエルレウスに視線を向け
クリストファー
23:42:51
「仮に近い2つに向かうとして、もう1つは……森の中の《天井への階梯》よりは、《生誕の産室》の方が向かいやすいか?」
#カエルレウス
23:43:34
「背を貸す程度であれば構うまい。大人数を運ぶのならば、汝らの空飛ぶ船を使うべきであろうが」
#エルクール
23:45:01
「……何とも言えん所だな。妨害があるのならば、地形的に近づきやすい場所は、それ相応の対策を講じているだろう」
#フェング
23:45:27
「……それならいっそ素直に距離で選ぶ手も、ないではないね」
キルシー
23:46:52
「俺としては近い場所を潰していく方を推したい」
クリストファー
23:47:42
「俺もそれで構わないと思う」
ジーク
23:47:50
「特に異論もない。それ以上の意見も出せそうにないしな」
#フロレンツィア
23:48:02
「うん、あたしもそれで大丈夫」
キルシー
23:48:12
「それと空の移動中での妨害や、実行中に待機している飛行船への被害があることを考えれば……其方の背中を借りたいところではある」
23:48:23
作戦実行中、だ
ジーク
23:48:37
「精々そうだなぁ……最後の1か所だけ、近場と見せかけて遠方の場所をカエルレウス……様、に、力を借りて乱暴に行くぐらいか?」
#カエルレウス
23:49:16
「無理に敬称をつける必要は無い」
#ラフェンサ
23:49:41
「ええと、じゃあ……カエルレウスと、飛空船両方を使いながらいけるのが、一番いいかな」
クリストファー
23:50:11
「まあ、変に穿ったことをする必要はないと思うが……まず2つ、近場を潰してからの状況次第かもな」
ジーク
23:50:49
「んじゃ遠慮なく。――クリス先輩の言う通り、先ずは1か所、って感じでいいんじゃないか?」
#ヴィルフリート
23:50:54
「通常の武装でも、尖兵程度ならば討つ事も出来る。飛空船の艤装や、他の者たちも全く役に立たぬということもあるまい」
ジーク
23:51:00
「1か所目で相手の出方も見れるだろうしな」
#コークル
23:51:08
「ええ。そうしましょう」
#エリック
23:51:29
「では、まずは何処を潰しに掛かるかだが……」
クリストファー
23:51:45
「実際、焔の力が使えない頃の俺たちでも、何度となく倒しはしてきたしな」 <尖兵的な
#エリック
23:52:19
「候補になるのは、エレディアの《禊ぎの檻》か、ここから北東の《転生の臥榻》のいずれかか」
キルシー
23:53:38
「……《禊ぎの檻》、か」
ジーク
23:54:18
「俺はどっちでも構わんぞ。正直どっちも変わりやしないしな」
#フロレンツィア
23:54:49
「……あたしも。もう《禊ぎの檻》に行ったって、前みたいに震えたりしないわ」
キルシー
23:55:22
「確か……《転生の臥榻》は一度オーレリアが出向いていたという報告だったな」
23:56:18
「その際に何か仕掛けている可能性を万一考えて、先に《禊ぎの檻》へ向かってみるというのでどうだ」
クリストファー
23:56:34
「……大差ないかもしれないが、《禊ぎの檻》の方が村落も近い」
#フロレンツィア
23:57:12
「……そうね。エレディアのみんなの様子も出来れば確かめておきたいし、先に《禊ぎの檻》だと、あたしも嬉しい」
クリストファー
23:57:17
「《五芒》の停止で、その周囲への《黄昏》の影響も減るかもしれないし、そっちが優先でいいんじゃないか」
#オルハ
23:58:55
「……異論ないわ。何処に何が待っているか分からない以上は、あの子の事を考えて焦っても仕方がないし……」
キルシー
23:59:24
「ああ」
ジーク
23:59:58
「了解、了解。ならさっそく準備――もそうだが、急ぐにしても少しは休まないとな」
2016/02/28
#コークル
00:00:13
「ええ。飛空船の準備もあるわ」
00:01:00
「……この空では、昼夜どちらも変わらないわね」
00:01:12
「出発は、今から24時間後。それでどうかしら」
クリストファー
00:01:42
「問題ない。……と、ああ、それとだ」
ジーク
00:01:45
「OK、問題ない」
キルシー
00:01:58
「どうした」
クリストファー
00:02:56
「クエスター達や、ヴィクトールの軍勢……まだ、《生誕の産室》のあたりにいる……よな?」
#ラフェンサ
00:04:17
「クエスターには一応順次軍を引くようにとは伝えてあるけど、この状況だと多分動けてないと思う」
クリストファー
00:05:28
「……なら、2つめか3つめは、そのあたりと協力してコトにあたってもいいかもしれないな。確定じゃあないにしろ、出来るならなんとか連絡はとっておきたいところだ」
#ラフェンサ
00:06:15
「うん。クエスターたちにもこの後連絡してみるつもりだよ」 繋がるかは分からないけど。
ジーク
00:06:17
「通信一発で済みゃいいけど、繋がるかもわからないしな」
クリストファー
00:06:47
「ま、手は尽くしておかないとな」
#エルクール
00:06:57
「繋がらなければ、俺たちが動いてもいい。足さえあれば、直接向かおう」
クリストファー
00:07:07
「その時は、頼む」
キルシー
00:07:29
「何事も無ければいいが……そうだな」
#ラフェンサ
00:07:50
「それじゃ、今日はこれでみんな休もう」
クリストファー
00:08:04
「現地の状況次第でもあるがな……」 まあ、その確認にせよ連絡は必要だ。
#ラフェンサ
00:08:19
「明日、細かい作戦についての話し合いをするとして、その時間は各自に連絡するよ」
ジーク
00:08:24
「おう。……流石に疲れた」
#フロレンツィア
00:08:38
「あはは……あたしたちにはなかなか難しい話ばっかりだったしね」
#ラフェンサ
00:09:35
「お姉ちゃん、休んだ後でもいいから、一緒にルシーニュに来てくれる?」
#コークル
00:09:50
「ええ、勿論よ。ヴェゼンたちの様子も見に行きたいしね」
#ラフェンサ
00:11:06
「じゃあ、みんな準備と休息はしっかりね」
ジーク
00:11:37
「ちゃんと後で返すわ」 立ち上がると、ひょい、とコークルを抱き上げる
キルシー
00:11:41
「了解した。俺は魔動機院の様子を見に行くのでな、先に失礼する」
クリストファー
00:12:12
「ああ」 と、ラフェンサに頷き。 「……って、お前そんな犬か猫みたいな」 とジークへ。
#オルハ
00:12:34
「キルシー、私も付き合うわ」
ジーク
00:12:44
「うるせえ、今夜ぐらい我儘言わせろ」 随分離れ離れだったんだぞ
キルシー
00:12:56
「取り合いで喧嘩するんじゃないぞ」 と言って立ち上がってから
00:13:18
「ああ、オルハにも声を掛けるつもりだったのでな。来てくれ」
#コークル
00:13:24
「ふふ、ラフェンサもジークもそんなに子供じゃないわ」
ジーク
00:14:09
「全くだ。ちゃんと休むし、俺だって準備があるんだからな」
クリストファー
00:14:15
「……ま、積もる話もあるだろうしな」
00:14:31
「俺は一応、軽く街の様子を見てくるよ」
ジーク
00:15:14
「――じゃ、借りてくぞ」 なんとなくラフェンサとフェングに断ってから、コークルを抱き上げてさっさと宿でいつも借りる部屋へ向かおう
#フロレンツィア
00:15:14
「あたしも外を回ってこよっと。クリス、《朱鷺の園》に行くならメールしてよね」
キルシー
00:15:57
「何か異変があれば知らせてくれ」 言いつつオルハの手を取って 「行こう」
#オルハ
00:16:22
「ちょっ……せめて部屋を出てからに……」 とかなんとかぶつくさ言いながら手を引かれて出ていきました。
クリストファー
00:16:43
「ああ」 とフローラに返して。
#マシュー
00:16:45
「くっ……どっちもお熱いな……」
クリストファー
00:16:49
「……やれやれ」 なんというか誰も彼も。
00:17:16
「ま、行ってくるよ。また後でな」 と手を振ってこちらも出ていこう。
#フェング
00:17:16
「……」 そろ~っとキルシーとオルハたちの後を追おうとして。
#エルクール
00:17:29
「やめろ、阿呆」 フェングを叩いた。
#ラフェンサ
00:17:44
「うん、気をつけてね」
GM
00:18:33
 
00:18:34
 
00:18:44
と、そんな感じで全体は一旦区切っておきましょう。
ジーク
00:18:58
はーい。
00:19:03
お疲れ様でした。
キルシー
00:19:05
あいよー
ブランシェ
00:19:07
ウフフ、お疲れ様、ジーク。ついついアナタに頼っちゃうわね。
GM
00:19:07
お疲れ様でした。
キルシー
00:19:08
おつかれさまでした
クリストファー
00:19:09
おつかれさまでした。
ミック
00:19:12
お、お疲れ様、クリスくん。僕に出来ることがあったら、何でも言ってね。
キルシー
00:19:13
てったーい
エリック
00:19:15
国を護る者として、このくらいは当然だ。キルシー、次もこの調子でやりたまえ。
GM
00:19:23
ひとまず残りの相談は裏でっでで。
クリストファー
00:19:25
お疲れさん、GM。また今度、メシ食いに行こうぜ。
キルシー
00:19:27
……帰るのか。暇な時はまた来るといい、GMⅡ
2016/03/05
マシュー
20:01:48
ようキルシー、1人かい? なら、ちょっくら繰り出すとしようぜ。
キルシー
20:01:49
GMか、丁度いい。幾つか菓子を焼いてあるのでな、持って行け。
ラフェンサ
20:02:00
ジーク、来てくれてありがとう。今日も、頼みたいことがあるんだ。
キルシー
20:02:02
キルシー並びすぎでそ
20:02:06
でそ?
ミック
20:02:19
や、やあ、クリスくん。今日も頑張ってね。
ジーク
20:02:21
おっ、新しいキャラづくりか?
20:02:28
そういやミック居たなぁ
クリストファー
20:02:41
ひでえ扱い。
GM
20:02:43
ミックだって頑張って生きてるんだよ。
ジーク
20:02:51
魔動機院の出入りするやつ大体離反してんだぜ?
GM
20:03:16
ミックは良心。
20:03:35
じゃあ、個別会話を消化していきましょう
クリストファー
20:03:43
うむ
ジーク
20:03:44
魔動機絡みは信頼に難しい。あ、はい。
20:03:58
じゃあええっと。俺からで。よろしくお願いします
GM
20:04:18
はい。
クリストファー
20:04:21
よろしくお願いします。
GM
20:04:27
よろしくお願いします。
20:05:20
 
20:05:21
 
20:06:37
決戦へと向けて行動を開始するまで、残り24時間。
20:07:22
見慣れた〈明けの明星亭〉の部屋の窓から見える空は、相変わらずの黄昏色に染まっており、不気味な雰囲気が空を覆っている。
20:08:21
尋常ならざる事態ではあるものの、ジークの胸にあるのは決して絶望や恐怖などではなかった。
20:09:06
理由は言うまでもなく、仲間が共に在り、そしてずっと追い求めていた愛する者が目の前に居るからだ。
20:09:47
部屋に戻ると、コークルは窓辺へと歩いていき、静かに外の風景を眺め始めた。
#コークル
20:11:18
「…………」 眼下には見慣れたはずの、けれど久方ぶりに見る光景が広がる。その光景から彼女が感じるものは、とても言葉では語り尽くせぬものであることは容易に察せられるだろう。
ジーク
20:11:41
「ロケーションは最高だな。こんな景色滅多に見られないぜ」 皮肉を盛大にぶちまけながら、疲れたとばかりに手近な椅子へ腰を下ろす。
#コークル
20:13:07
「そうね。毎日のように見ていた景色なのに、まるで初めて見る景色のように新鮮だわ」
ジーク
20:17:13
「実際初めて見るような景色なんだろうよ。お前が見ることは無かったらしい景色さ」
#コークル
20:18:19
「……ええ。本当なら、わたしは今此処に立っていることはなく、この空を覆うものの一部になっていたのでしょう」
ジーク
20:19:44
「見れて良かった――なんて景色ではないかもしれないが」 それでも、見れてよかったのだろう。本当に
#コークル
20:20:57
「……いいえ、見られて良かったと思うわ」 窓に手を触れたまま、顔を振り向けて。 「ここに在りさえすれば、未来はいくらでも変えられるのだもの」
ジーク
20:22:09
「そうか。……そうだな、その通りだ」 彼女の顔をみて、穏やかな笑みを浮かべる
20:24:05
「コークル」 す、っと立ち上がり、彼女の傍へ歩み寄る
#コークル
20:24:13
「……どうしたの?」
ジーク
20:26:26
「たくさん、話したい事がある。在った出来事や、俺の思いの丈……もう知っている事だったとしても、直接、君に話したい。けれど……それよりも、いくらか大事な話を聞いておきたい」
#コークル
20:27:42
「……もちろん、わたしも沢山話したいことがあるわ。いくらでも聞くし、いくらでも聞いてもらうつもり」
ジーク
20:28:43
「そっか。……なら、悪いけど俺から先ず聞かせてくれ」 
#コークル
20:29:45
「ええ、どうぞ」 そう言いながら、くい、とジークの袖を引き、ベッドの端へと腰掛ける。
ジーク
20:30:27
「何と言うか、"アレ"を何とかして倒すのは確定事項だ。今更相談する事じゃない」 苦笑しながら、彼女の横へ腰を下ろし
#コークル
20:30:58
「《黄昏》を退けない限り、わたしたちの世界に未来はないのだしね」
ジーク
20:31:36
「だから、"アレ"を何とかした"後"の話なんだが……コークル、お前この後どう生きたい?」 どう聞いたものか、といくらか戸惑いながら
#コークル
20:33:05
「どう生きるか、ね……」 足の上で指を組み、そこに視線を落として、少し考える。
ジーク
20:33:45
「俺に出来る事ならやるし、ノープランなら俺から提案したっていい。ただ、希望は聞いておかなきゃいけないな、と思ってさ」
#コークル
20:34:31
「もし、どんな我侭でも叶うというのなら」
20:34:43
「きっと、わたしはこの国を離れると思うわ」
ジーク
20:36:48
「そのぐらい我儘なんて思わないが……遠くへ行きたいのか?」
#コークル
20:37:56
「決して、この国が好きではなくなったとか、そういう事ではないわ」
20:38:28
「自分がどんな出自であったとしても、わたしはこの国を愛しているし、それはきっと一生変わらないでしょう」
ジーク
20:39:05
「まあ、な」 国に対する愛は疑いもしなかったので、苦笑しながら頷く
#コークル
20:40:32
「けれど、国を治めていくためには、知らない事が沢山ありすぎる」
20:41:49
「まだ知らない世界を自分の目で見ることで、この国と国民たちのために本当に必要な事は何かを知りたいと思うわ」
ジーク
20:42:07
「……ん? てことは、いつか戻ってきて国営に取り組むのか?」
#コークル
20:42:33
「あの子がわたしを必要だと言ってくれれば、ね」
ジーク
20:43:43
「必要かどうかなんて聞くまでも――ああ、いや。今聞いたら必要だと即答しなかもしれないな」
20:44:12
しないかもしれないな、だ。い が抜けた
#コークル
20:44:39
「でしょう? あの子は恐らく、まだわたしに対して“わがままを言い過ぎた”なんて負い目を持っている」
20:45:32
「そんな事はないのだけれど、言葉を尽くしてもあの子は納得してくれないでしょうから、先にわたしが我侭を言わせてもらおうと思うの」
20:46:27
「国から離れて、王女としてではなく一人の旅人として世界を巡って、いつか必ずこの国に戻って来る」
ジーク
20:47:09
「もう少し欲張ってもいいと思うけどな。お前の我慢歴は少々長すぎてきっとラフェンサとバランスが悪い」 少しばかり茶化して
#コークル
20:48:17
「……そうかしら。この我侭にどのくらい時間が掛かるか分からないのだし、欲張りすぎだと思うくらいなのだけど」
ジーク
20:49:38
「気が済むまでやったっていいさ。お前の我儘は、他人に気を寄せ過ぎてる」 肩を抱き、柔らかく身を寄せる
20:51:25
「遊びたいとせがむ子供を咎めはしても、勉強したいとせがむ子供を咎める親は少ないもんだ」
#コークル
20:51:58
「…………」 ジークに寄り掛かりながら。 「……いいえ、違うの」
ジーク
20:52:48
「何が違うってんだ?」
#コークル
20:53:01
「……今話した理由も、決して嘘ではないわ。でも、皆に納得してもらうために“考えた”理由のひとつ」
20:54:44
「……わたしがそうしたいと思う一番の理由は――」 ジークへと向けた顔は、頬が赤らみ、瞳が潤んでいる。 「あなたと二人で、旅をしたいから」
ジーク
20:55:24
「……」 虚を突かれたように目を丸くして、思わずコークルの顔を凝視し
#コークル
20:56:15
「……ね? 我侭でしょう?」
ジーク
20:56:33
「あまり、可愛い事を言うな」 そう言って、触れるような口付けで一度黙らせる
#コークル
20:57:12
「…………」 目を閉じ、静かに受け入れて。 「……本心だもの、仕方ないわ」
ジーク
20:58:06
「それは相当に我儘な話で――ラフェンサに見せつけるように出て行けば、まあ、釣り合いも取れるだろう」 と、言って彼女の頭を撫でる
#コークル
20:58:48
「……そ、それは流石にあの子に悪いわ。あの子だって、色々な場所を回りたいと思う気持ちはあるでしょうし」
ジーク
20:59:25
「良いんだよ。どうせ、俺とお前が揃って居なくなったら分かるんだから、はっきり伝えて出れば」
#コークル
21:00:22
「それはそうかもしれないけれど……それはあまりに意地が悪いでしょう、もう」
ジーク
21:01:25
「アイツはアイツで、上手くやるさ……んじゃ、そのつもりで計画もしなきゃな」
#コークル
21:02:57
「もちろん、そこは疑っていないわ。あの子のことはもうわたしが必要以上に心配することもないでしょう」
ジーク
21:03:13
「あー、でも、"世間で言うコークル"は今、ラフェンサだろう? お前、どういう立ち位置で行くつもりなんだ?」
#コークル
21:03:54
「それはわたしが決めることではないわ。わたしはこの国の力になることが出来れば、肩書はなんだっていいの」
ジーク
21:06:35
「それはそれで投げっぱなし過ぎではないかと思うのだがね、元殿下」 戦いが出来ればいいとか言う狂戦士みたいになってるのだが。
#コークル
21:07:18
「あの子がわたしにどうすればいいか、意見を求めてくれば答えは用意してあるわ」
21:07:31
「でもきっと、ラフェンサはもう自分の答えを出していると思うから」
ジーク
21:08:36
「そうか。……あー、じゃ、俺からも我儘は言ってもいいかな」
#コークル
21:08:57
「ええ、いくらでも聞くと言ったのだしね」
ジーク
21:10:30
「君のやりたいことや方針は聞いた。まあ、その上で――だが」
21:13:26
「コークル」 す、と身体を動かし、身体を正面から向かい合わせる
#コークル
21:14:03
「ん……」 こちらも居住まいを正し、正面からジークを見つめて。
ジーク
21:14:42
「その名前も、その身分も。何もかも捨てて――俺の女になってくれ」 言って、装飾の少ないシンプルな銀の指輪を差し出す
#コークル
21:16:34
「……約束」
21:17:09
ぽつりと、呟いてから。 「……約束、ちゃんと覚えていてくれたのね」
ジーク
21:17:53
「忘れていたって、こうしていたよ。君は、今だって俺の最愛だ」
#コークル
21:19:30
「……」 ジークの手に右手を触れさせて。 「あなたがそう望むのなら、それがわたしの一番の幸せよ」 左手を、ジークへ差し出した。
ジーク
21:21:58
「なら――君の幸せは、ずっと君と共にある。誓うよ。――愛してる」 指輪を静かに嵌め、口付けを交わす
#コークル
21:23:37
「……わたしもよ。この命は、ずっとあなたと共に」 口付けに応じ、そのまま数秒静止して、名残惜しそうに離す。
ジーク
21:25:03
「――君の名前を決めなきゃな」 嬉しそうに破顔して、少し前よりもより近い隣へ腰を下ろす
#コークル
21:25:47
「……名前を?」
ジーク
21:27:19
「これも我儘なんだが――お前の居ない場所で呼ばれるようになったその名前は、何だか別の人間の記号みたいに思えてさ」 その名前で呼ぶのが、少し辛かったのだと答える
#コークル
21:28:22
「ふふ……本当に我侭ね。わたしはわたしであることは変わらないのに」
ジーク
21:28:49
「仕方ないだろ。ラフェンサをコークルと呼ぶようになってから、お前のことだっていうのに、違う奴のように思えるなんて苦痛だ」
#コークル
21:30:21
「じゃあ、あなたが付けて。全てが終わった後に、あなたの伴侶になる者の名前を」
ジーク
21:31:13
「お前が復権してアイツと並び立つ、って言ったならその名前はお前の者にもどるかもしれないけれど……そうじゃないなら、いっそ全部捨てて君の身ひとつで俺のモノにしたかったんだ」 照れ臭さが勝って、顔を見えないように抱き込む
#コークル
21:32:23
「……言ったでしょう。肩書や立場なんて、関係ないの。この国のために少しでも力になれれば、それでいい」
21:33:05
「そして、それ以上に……」 ジークの背に手を回して、ぎゅっと抱きしめて。 「あなたの望みを叶えるのが、わたしにとって何より大事なこと」
ジーク
21:33:34
「――全く。ウチの嫁さんは可愛くて仕方ない」
21:34:58
「二人旅、絶対行かなきゃな。君が満足出来るまで、いろんな場所を見て回ろう」 抱き返しながら
#コークル
21:35:20
「ええ、しっかりエスコートして頂戴ね、旦那様」
ジーク
21:36:26
「勿論――ああ、帰ってきたら、そうだな。俺は治療院を開こうかな。小さい、どこにでもありそうなやつだ」
#コークル
21:37:55
「……ああ、素敵ね。街から少し離れた静かな場所で、そういう事をするのも」
ジーク
21:38:48
「あの家をそんな風に変えるのも、きっと素敵だ。君も協力してくれるだろ?」 言いながら、優しく引き倒して共にベッドへ横になる
#コークル
21:39:45
「当然でしょう。ふふ、言っておくけれど、わたし内装にはうるさいわよ」 引かれるままにベッドに横になり、ほほ笑みを返し。
ジーク
21:40:58
「――今夜は、こうして夢を語らうだけ語らって、ゆっくり眠ろうか」
#コークル
21:41:34
「……ええ。話し込んで、一睡も出来ませんでしたなんてならないように気をつけないとね」
ジーク
21:42:20
「大丈夫さ。少なくとも……まあ、1時間もすれば疲れで寝付く。多分」 なんて、苦笑して応えて
21:44:37
「さて……それじゃ、何から話そうか――」 そう言って、長く引き離されていたことを埋め合わせるかのように、言葉を交わし始めるのだった
GM
21:45:02
 
21:45:03
 
21:50:40
〈明けの明星亭〉を出た後、クリスは休む前に街の様子を確かめることにした。
21:51:39
空に太陽があるでもないのに、街が斜陽に照らされ、彩られている風景は、綺麗ではあるがやはり何処か異質さを感じさせる。
21:52:21
街の人々はまだ混乱した様子ではあるが、先にラフェンサが話をした者たちから伝播しているようで、少しずつではあるが落ち着きを見せる者も増えていた。
21:53:50
街を見て回るにしても、様子を見ておきたい所は数多くある。限られた時間で何処から回るかと、通りを歩きながら考えていたクリスは、見知った顔を見つける。
21:54:13
それは、クリスと同じく街の様子を見ていたマシューだった。
クリストファー
21:57:36
「……ん」 あいつもか。折角だ、声を掛けよう。 「よう、マシュー」
#マシュー
21:58:11
「おう、クリスか。お前もナンパか?」 よ、と片手をあげながら挨拶を返す。
クリストファー
21:58:58
「こんな状況でナンパなんてしたら引かれるのがオチだぞ」
#マシュー
21:59:34
「いやいや、こんな事態だからこそ、だろ。吊橋効果ってのがあってだな」
クリストファー
22:02:22
「それくらいは知ってるが、どう狙ってくつもりだよ……」
#マシュー
22:03:01
「そりゃ勿論、この状況で不安がってる女の子に手を差し出して、一緒にこの苦境を越えよう、ってだな」
22:03:34
「女の子は街が混乱する中そんな声を掛けてくれた俺に一目惚れして、『ああっ、マシューさん……!』って寸法さ」
クリストファー
22:04:45
「……別に構いやしないが、明日出発なのは忘れるなよー」
#マシュー
22:05:18
「いやマジなツッコミ入れるのやめてくれる……?」
クリストファー
22:07:13
「もうちょっとエッジの効いた返しの方が良かったか?」
#マシュー
22:07:36
「決戦前に俺が傷心して再起不能になったらどうするんだよ」
クリストファー
22:09:10
「大丈夫だ、お前はそんなガラスのハートでもないだろ」 これはこれで酷い言い様である。
#マシュー
22:09:42
「いくら俺のハートが強くても、今まで一体何度お前たちに傷つけられてきたと思ってるんだ」
クリストファー
22:11:51
う、と言葉に詰まり。 「……す、すまん」
#マシュー
22:12:34
「冗談に決まってんだろ……。お前らからのツッコミなんて、女の子に振られる時に言われる言葉に比べれば屁でもないぜ……」
クリストファー
22:15:04
「いや、まあ……」 そうだろうとは思ったのだが、何度、と言われると、つい色々考えてしまったのだ。 「……つか、普段どう振られてんだよ……」
#マシュー
22:16:06
「お前、それを俺に言わせるのか……。そんなことしたら今度こそ俺のハートが粉々に砕けちまうぜ」
クリストファー
22:17:23
「はいはい。……とりあえず、立ち止まって話もなんだし、歩きながらでいいか?」 時間も惜しいしな、と。
#マシュー
22:18:10
「ああ、そりゃ構わないが。この後は何処に行くつもりなんだ?」
クリストファー
22:19:21
「とりあえず、近場で気になるところをざっと回りつつ、そのまま《朱鷺の園》に、くらいに考えてる」
#マシュー
22:20:04
「なるほどな。まあ、この様子ならあそこの子供たちも起きてるだろ」
クリストファー
22:21:48
「ま、その点に関しちゃ心配はしてない。……あいつは、きっちり全員分の魂を戻してくれたさ」
#マシュー
22:22:10
「だろうな。アイツに限ってそこをしくじるなんてこたないさ」
クリストファー
22:25:15
「ああ。……ところで、なあマシュー、その……」 歩き出しつつ。改まって話し掛けるが、微妙に言葉に詰まり。
#マシュー
22:25:47
「……ん? 何だよ。はっ、まさかお前……女の子に満足出来ず俺に……」
クリストファー
22:27:02
「馬鹿言うな俺がお断りだ」 真顔。
#マシュー
22:27:20
「安心しろ俺もお断りだ」
クリストファー
22:27:55
「……はあ。いや、な。お前には色々聞きたいことはあるんだが」 どうにも、ありすぎて何から聞いたものか。
#マシュー
22:28:44
「答えられる事なら答えるぜ。もう隠す事もないしなあ」 頭の後ろで手を組みながら。
クリストファー
22:30:40
「……」 間がありつつ。 「繰り返した前の世界のこと、なんだが」
22:31:24
「どういう、感じだったんだ? 俺たちは」 漠然とした問いかけだが。
#マシュー
22:31:41
「どういう、って。随分答えるのが難しい聞き方するな」
クリストファー
22:33:02
「……聞けるもんなら、全部事細かに聞き出したいくらいなんだけどな」
#マシュー
22:33:31
「そりゃ流石にきついな……。流石に俺もお前らが食べた飯とかまでは記憶してないぜ……」
クリストファー
22:35:13
「流石にそこまで語られても困る。……まあ、お前にとっちゃ苦い記憶だろうから、あんま語りたくないなら、それでもいいんだ」
#マシュー
22:35:41
「別にそういう訳でもないさ。最終的に、ここまでたどり着けはしたんだしな」
クリストファー
22:37:50
「なら、いいんだが。……俺が思い出せりゃ、話は早いんだけどな」
#マシュー
22:38:41
「まあ、ルーもディルクールのみんなの命を戻したり、力を消耗してたりでお前らの記憶すべてまで戻す、ってわけにはいかなかっただろうからな」
22:38:50
「ある程度は思い出してるだろうが、そこは仕方ないさ」
クリストファー
22:42:57
「まあ、仕方ないとは思っちゃいるさ。記憶が戻せるなら、はなからそうしてただろうしな」 その余力がどんどんなくなっていったというのは、直接聞いた話でもある。
#マシュー
22:43:50
「で、一番最初のお前らか……。そんなに気になるか?」
クリストファー
22:44:45
「そりゃ、な。……別に、最初に限った話じゃあないんだが」
#マシュー
22:45:43
「うーん……。基本は、お前らの記憶にある中のそれぞれ出会ったばっかの頃と変わらないと思うぜ」
クリストファー
22:47:07
「出会ったばっかの頃、か」
#マシュー
22:47:51
「ああ。まあそりゃ、一度すべてがリセットされるんだから出会ったばっかの頃は全部一緒なのは普通なんだが」
22:48:40
「その後は、そうだなあ……。性格は別に大きく違った訳じゃないが、全体的に頼りないのは確かだったな」 苦笑しつつ。
クリストファー
22:49:41
微妙に肩落とし、 「……まあ、特に俺はそうだっただろうな」
22:50:57
「出会った頃のまま変わらずに、《黄昏》絡みの出来事に関わっていっちまって、最後は――か」
#マシュー
22:51:01
「クリスだけに限った話じゃないけどな。ジークのやつは今より大分考え無しだったし、キルシーも殻に篭ったまんまっつーか、復讐の事第一って感じだったし」
22:52:08
「ああ。3人以外も、今よりずっと不安定だった。最初の世界でコークル殿下を失った後のラフェンサ殿下なんざ、見てられなかったぜ」
クリストファー
22:53:27
「……そう、だったのか」
#マシュー
22:55:20
「フローラちゃんも教団のトラウマをちゃんと乗り越えられなかったし、エドガールのおっさんの事もあった」
22:56:14
「オルハちゃんもオルハちゃんで、自責の念に囚われすぎて……今みたいにお前たちと一緒に行く道を選ぶことが出来なかった」
クリストファー
22:56:41
「……」 俺は何やってたんだよ、と思うが。あの頃のままだというなら、まあ、想像には難くない。
#マシュー
22:57:35
「クリスは、何だかんだ優しい所は今と変わらなかったが、やっぱ踏み出す事が出来てないってのはあったなあ」
クリストファー
23:00:28
「……優しいってのとは違うと思うが、その」 面と向かってそういう評価をされるのは気恥ずかしい。 「……まあ、そういう感じだったろうな」 俺は。
#マシュー
23:02:20
「ああ。無難に生きていこうって感じだったな。まあ、そりゃ悪い事じゃないんだけどよ」
クリストファー
23:05:13
「無難、つーかな……それは本音でもあるが、建前でもあったから、どっちつかずで流れに流されて、結果最後までいっちまったわけだ」
#マシュー
23:06:14
「はは、それで最後まで付いてきちまうってのはなかなか凄いことじゃないか?」
クリストファー
23:09:43
「凄いっつーか……、自分でも、よくそれでついていったもんだと不思議に思うが」 苦笑浮かべ。 
23:10:49
「……しかし、皆そんな感じだったってのに、今の世界じゃここまで来れたわけか」
#マシュー
23:11:32
「最初はルーに引っ張られまくりだったのに、よくここまで来たもんだと思うぜ」
23:12:37
「最後の方はご存知の通りルーがあの状態で、あいつの力が無くなる前に間に合うのかひやひやしたもんだ」
クリストファー
23:13:08
「はは。ほんと、世話かけちまったな……」
#マシュー
23:13:34
「何、その分俺も楽しませてもらったしな」
クリストファー
23:16:05
「繰り返しばっかで、飽きなかったか?」
#マシュー
23:17:31
「正直『またか……』って思う事は多々あったな。けどまあ、全部が全部同じじゃあない。飽きたなんて思うことはなかったな」
クリストファー
23:22:15
「そうか……つっても、キツかったろうにな。俺だったら耐えれる気がしない」 自分だけ覚えてる、なんて。 「……ほんと、お前には感謝してもしきれないよ」 
#マシュー
23:23:55
「そりゃ、投げちまおうって思った事もあったさ。けどまあ、それでも続けられたのはお前らが少しずつでも確かに成長してくれたからだ」
23:24:08
「感謝したいのは、俺の方でもあるんだぜ」
クリストファー
23:29:02
「……記憶が無くなっても、何か残るものはあったんだろうな、多分」
23:29:10
「記憶はなくても、感情の断片だけが残って、そいつが何か駆り立ててくるみたいな感じっつーか……」
#マシュー
23:30:03
「そういう事があると分かってて、ルーのやつもこの手段を取ろうと思ったんだろう、多分」
23:30:55
「けど、誰にでも出来ることじゃあない。最初の1年弱一緒に過ごして、お前らならそれが出来るって思ったんだろうな、アイツは」
クリストファー
23:34:52
「……やっぱ、思い出してえな」
#マシュー
23:35:21
「それが出来るのかどうかは、流石に分からないな」
23:35:43
「少なくとも、ルーを助けなきゃ叶わないってことだけは確かだと思うが」
クリストファー
23:37:25
「……ルーに別れを告げられた時、さ」
23:40:10
「仕方がないと、何も言わず見送るつもりだった……けど、出来なかった」
#マシュー
23:40:23
「……」
クリストファー
23:42:22
「それこそさっき言った通りだ。俺の知らない筈の記憶が、それを止めたいと思わせてくる」 まるで、心の幻肢痛だ。
#マシュー
23:44:47
「……そりゃ、知らないっていっても忘れてるだけだからな。それが存在したって事実は変わらないし、お前らの中の何処かには残ってる」
クリストファー
23:46:11
「……一体、何年ぶんだ? 十年できくのか? それだけのあいつとの……皆との思い出が、あった筈だってのに」
23:47:09
「俺は、それを思い出せない……それが、たまらなく心苦しい」
#マシュー
23:48:09
「言った通り、思い出せるかどうかはわからないし、保証は出来ない」
23:48:41
「みんなに申し訳なく思ったり、感謝したりしてるってんなら、これからそれを示していくしかないさ」
23:49:02
「忘れちまった分を埋めて、有り余るくらいにな」
クリストファー
23:50:19
「……そう、だな。悪い。言っても仕方ないことだってのは、解ってるんだが」
#マシュー
23:50:48
「謝ることじゃないさ。思い出したいと思うのが普通だろ」
クリストファー
23:54:31
「……まあな」 ただ、一人覚えている羽目になったマシューに愚痴る感じになったのは、やはり少し申し訳ない。
#マシュー
23:55:31
「そんな顔するなって」
クリストファー
23:56:45
「い、いや別に変な顔はしてないぞ」
#マシュー
23:57:27
「まあ、気になるってんならさっき言った通りこれからでその分返してくれよ」
クリストファー
23:58:56
「……そうするよ。お前には特に、借りは沢山ありそうだしな」
#マシュー
23:59:12
「おう。とびきり可愛い女の子を期待してるぜ」
クリストファー
23:59:44
「そういう方向性で返せってのかよ」
2016/03/06
#マシュー
00:00:18
「もちろん、そっちの方向でのお返しも受付中ってことだ」
クリストファー
00:01:06
「まあ、そういうのは機会があればな……」
#マシュー
00:03:09
「おっ、マジか。まさか一応前向きな返答が聞けるとは思ってなかったぜ……」
クリストファー
00:03:34
「社交辞令って知ってるか?」
#マシュー
00:04:13
「俺はお前がそんな薄情な男じゃないと信じてるからな」
クリストファー
00:04:49
「お前そういうプレッシャー掛けてくるか……」
#マシュー
00:05:31
「まあ、一応は冗談だ。お前はまずその前に自分の心配をすべきだ」
クリストファー
00:07:26
「解ってるよ。今はそんな状況でもないしな」
#マシュー
00:08:28
「いや今がどうとかじゃなくてだな……。ラフェンサ陛下寄りなのか、フローラちゃん寄りなのか……その辺ははっきりさせておくべきじゃないのか」
クリストファー
00:08:44
「そういう話かよ」
#マシュー
00:08:51
「当たり前だろ」
クリストファー
00:09:47
「それこそ今はそういう状況じゃないだろ、ったく」
#マシュー
00:10:03
「お前それをジークとキルシーに言ってやれ」
クリストファー
00:11:14
「あいつらは……まあ……」 もう何も言えん。
#マシュー
00:13:12
「いやまあ、別に文句を言うつもりはないんだが……。あれを見てると一番置いていかれた気分になるぜ……」
クリストファー
00:14:39
「……真面目に誰か紹介するか……?」
#マシュー
00:15:08
「いやそれはそれで何か虚しいからいいや……」 とかなんとか言いつつ、男二人でしばらく街を歩いていった。
GM
00:15:25
 
00:15:26
 
00:17:57
というわけで、時間もあれですので今日はここで〆で。
キルシー
00:18:02
マシュー
00:18:05
じゃあな、キルシー。次は今日より良いことがあることを願っておこうぜ。
GM
00:18:11
お疲れ様でした
クリストファー
00:18:13
おつかれ!
クリストファー
00:18:13
お疲れさん、GM。また今度、メシ食いに行こうぜ。
フロレンツィア
00:18:16
またね、クリス。あたしの力が必要なら、いつでも呼んで頂戴。
ジーク
00:18:19
otukaresama-
オルハ
00:18:22
さようなら、ジーク君。……また、次に会う時まで。
2016/03/12
クリストファー
19:52:21
よう、GM。メシがまだなら、これから一緒に食いに行かないか? 美味い店があるんだ。
マシュー
19:58:02
ようキルシー、1人かい? なら、ちょっくら繰り出すとしようぜ。
マシュー
20:00:44
ようクリス、1人かい? なら、ちょっくら繰り出すとしようぜ。
クリストファー
20:00:51
うむ
GM
20:00:59
うむ。
20:01:17
じゃあ残りの会話をやっていきましょうか
クリストファー
20:01:42
よろしくお願いします。
GM
20:01:50
よろしくお願いします。
キルシー
20:02:26
yorosikuonegaisimasu
GM
20:05:35
 
20:05:36
 
20:06:19
〈明けの明星亭〉を後にして、キルシーとオルハは一度魔動機院を訪れた。
20:07:01
院生や職員たちも、例に漏れず皆目覚めており、二人はほっと胸を撫で下ろしながら、院内の知人たちの様子を見て回った。
20:07:53
しかし、院内はまだ大きく混乱していて、ゆっくり話す事は出来そうになく、居座っていても邪魔になりかねないということで、一旦二人は魔動機院を離れる。
20:08:59
混乱し、困惑している人々を見つけると、彼らを少し手助けをして街を行き、しばらくすると休息するために公園へと立ち寄った。
20:09:44
今は黄昏に照らされた公園のベンチに座り、一息ついたところだ。
#オルハ
20:10:22
「……ふう、少しずつ陛下の言葉は広がってはいるみたいだけれど、まだまだ混乱は止みそうにないわね」
キルシー
20:11:18
「あの空が広がり続ける限り、それも無理のない話だ」 言いつつそれを見上げる
#オルハ
20:12:48
同じく空を見上げて。 「……まあ、そうよね。ずっとあのままでは時刻もわからないし、植物も育たなくなってしまうわ」
キルシー
20:14:15
「……困ったものだな。市場で食材を見るという息抜きすら難しいとは」
#オルハ
20:16:00
「……それが息抜きになるの? 調理済みのものや衣服を選ぶのなら息抜きになるのは分かるけど……」
キルシー
20:17:12
「案外面白い。この食材、この調味料があればどんな物が作れるか。どんな味になるか……今よりもっと良い物を振舞うことが出来るんじゃないか」
20:17:42
「基本的に大きく左右はされないが、些細な違いを楽しむ者たちには惹かれるところがあるんだ」
#オルハ
20:18:15
「ふむ……一応、料理の基本は出来て来たのだし、そろそろそういう所に拘ってみるのもありかしら」
20:18:30
「今までなんて、とりあえずで選んでたものね……」
キルシー
20:19:01
「……ああ」 そうだ、と思い出したように 「フローラたちに教えてもらったりしていたな」
#オルハ
20:20:02
「ええ。貴方たちの元を一度離れてからは作れていないから、結構間が空いてしまっているけれど、フローラからは大分良くなったという評価を貰ってはいるのよ」
キルシー
20:20:33
「今度みんなにご馳走しよう、という話もしていたな。丁度いい」
20:21:31
「今は買出しまで行けないが、今度二人で食材から選びに行って、皆に作った料理を振舞ってみないか」
#オルハ
20:21:55
「ええ、いいわよ。少し足を引っ張ってしまうかもしれないけど……」
キルシー
20:22:37
「俺だってまだまだ勉強している最中だったんだ。お互い様だ」 苦笑して
#オルハ
20:23:10
「貴方と私では年季が違うわよ。まあ、それをするにしても、まずは目先の問題を解決しないとね」
20:23:33
「それに、今は“皆”じゃないわ」
キルシー
20:23:34
「勿論、分かっている」 頷いて
20:23:57
「"全員が揃ってから”だな」
20:24:38
「……この先に何が待ち受けていて、一体どうなってしまうのか誰にも分からない」
20:25:30
「それが怖くもあるが……今はこうやって、更にその先の事を考えるのは悪くない」 ベンチから立ち上がり、オルハへ振り返る
#オルハ
20:26:05
「…………」 静かにキルシーを見上げ。
キルシー
20:26:50
「俺……さ」
20:29:02
「5年前からこんな風になって……皆と幾多の事件を乗り越えて、変わったなって言われたりしたけど」
20:29:46
「変わったんじゃなくて、昔の俺に戻りつつあるのかなって思うんだ」 少し気恥ずかしいのか、オルハからやや横へ視線を外すように話す
20:30:18
「……見ただろう? ルーが創り出した、アメルが生きていた世界での俺」
#オルハ
20:30:40
「ええ、ちゃんと記憶にあるわ」
キルシー
20:31:29
「……いや、そこまでハッキリ言われると恥ずかしいんだが」 後ろ頭をぽりぽりと掻いて
#オルハ
20:31:57
「そう言われても、覚えているものは覚えているのだし、仕方ないわ」
キルシー
20:33:32
「……まぁ、そうなんだが」 苦笑しながら言葉を続ける
20:34:21
「それで……何というか、今までの名残もあって、ちょっと中途半端なところもある訳だけど」
20:36:35
「全部終わってからだ。真っ先に君の前では、昔の……アメルが居た頃の俺になるんじゃないかなと思う」
#オルハ
20:37:41
「……それで?」 柔らかく目を細めて、続きを促す。
キルシー
20:38:45
「今まで冒険者をやっていたキルシー・ケイフォードとは異なる自分を見せることになる」
20:39:01
「それでも大丈夫なのだろか……って、それが少し怖くて、な」
#オルハ
20:40:03
「そうね……」 顎に手を当てて、何処かわざとらしく考えるような仕草。
キルシー
20:40:26
「……う……」 不安げに彼女を見つめる
#オルハ
20:40:36
「やっぱり、違和感は感じてしまうかもしれないわ」
20:40:41
「――なんてね」
キルシー
20:41:05
「…………」 その掌返しに顔を顰める
#オルハ
20:41:34
「確かに、他の皆は『貴方が変わった』『優しくなった』と言うでしょう」
20:41:52
「でもね、私は違うわ」
20:42:48
「だって、私は知っているもの。家族を失う前の本当の貴方の姿を」
20:44:01
「……心底、家族が好きだったんでしょうね。アメルは度々私に家族の話をしたわ」
キルシー
20:45:11
「……そう言っていたな」
#オルハ
20:46:01
「優しいけれど、厳しい所もあるしっかりもののお父さんに、彼を支え続ける芯の強さを持ったお母さん。何事にも一生懸命で、ちょっと頼りない所もあるけど優しい大好きなお兄ちゃん」
20:46:18
「……ふふ、耳にタコが出来るくらいに聞いたわ」
キルシー
20:47:03
「お兄ちゃん……」 自分の事と分かっている故に、オルハの口からそう言われるととても恥ずかしい
#オルハ
20:48:25
「だから、心配する事なんて何も無い。私にとっては、そういう貴方もおかしな所なんて何もない貴方よ」
20:49:10
「……尤も、今のままでも昔のようになっても、私の気持ちは変わらないでしょうけど」 顔を赤らめ、目を背けて。
キルシー
20:50:19
「――――…………」 そんな彼女の表情を見て、自分の心臓が大きく鳴るのが自覚できた
20:50:39
「……た、頼りない所もあるというのが引っ掛かるが……まぁ、それなら、良かった」
#オルハ
20:51:21
「……こほん」 気を取り直すように咳払いをひとつ。
キルシー
20:51:47
「……」 慣れないなぁ、こういうの。
#オルハ
20:52:00
「多分、皆もすぐに慣れるでしょう。彼らだって、貴方が優しい人物だということは知っているのだし」
キルシー
20:53:48
「皆がそうだとしても、やっぱり君には訊いておきたかったんだ。 俺にとって一番大事な事だから」
#オルハ
20:54:46
「まあ、聞いてくれるのは悪いとは言わないけれど」
20:55:13
「でも、そのくらいで態度や気持ちが変わるのだと思われていたのなら、心外だわ」
キルシー
20:56:32
「……意地悪いことを言うのはやめてくれ。そういうつもりじゃないって分かってるだろう」
#オルハ
20:57:29
「……ふふ、バレちゃったわね」
キルシー
20:58:17
「全く……」 ふう、と息をついて、再びオルハの隣に座る
#オルハ
20:58:55
「ごめんなさい。別に苛めたいとかそういうわけではないのだけど」
20:59:17
「……そうして取り繕っていないと、不安な部分もあって、ね」
キルシー
21:00:18
「……不安、か」 自分が先程のような不安を抱えていたのと同じように、か
21:00:36
「一体どんな?」
#オルハ
21:02:00
「はっきりと分かるわけではないわ。でも……何となく、記憶がそうだって言っているような気がしてね」
21:02:18
「あの子――ラーゼが、今私たちの元に居ないのは、私のせいだって」
キルシー
21:03:32
「……」 そんなことない、と頭ごなしに言うことは出来ない。彼女が続けるのを待つ
#オルハ
21:05:37
「最後の世界でだって、私がしっかりしていればあの子を手放す事も無かったのかもしれない。……そもそも、最初から今に至るまで、私が不甲斐なかったからこうなったんでしょう」
21:06:39
「父上の事だってそうだわ。繰り返す中で、失わない道だってあったかも知れないのに……結局、孝行出来ないままに失ってしまった」
21:07:34
「それがたまらなく悔しくて、もう二度とチャンスがない今度だって、失ってしまうんじゃないかって……そういう不安は、尽きないの」
キルシー
21:10:55
「…………」 隣に座る彼女の手の上に、自分の手を優しく添えて 「ヴィクトールは……きっとあれが一番奴自身が納得していた道だった筈だ」
#オルハ
21:11:56
「…………」 添えられた手をじっと見つめ。
キルシー
21:12:07
「奴は単純な強さだけじゃない。聡明で、何手も先を視ることの出来る男だった」
21:13:38
「この未来は誰にも視えていなくても、奴が死を覚悟してまで……オルハや他の兄弟に託したんだ」
21:16:17
「きっとマシューだって同じ思いをずっと繰り返してきたんだと思う。でも、皆で進もうって決心出来たんだ」
21:17:15
「此処で振り返ったら駄目だ。それに……」 オルハの眼を見つめて 「イクスラーゼはまだ生きているじゃないか」
#オルハ
21:18:19
「……分かっているわ。私には貴方たちも、兄妹たちも居る。立ち止まるつもりがあるわけじゃない」
21:20:08
「改めて貴方からそう言われて、安心したというか気持ちが落ち着いたというか……色々と納得したわ」
21:20:38
「多分、私は貴方の口からはっきり言ってもらいたかったんでしょう。心配しなくても大丈夫だって」
21:20:44
「ふふ……女々しいわね、私」
キルシー
21:23:43
「気を張り過ぎる必要なんてない。そうやって不安を言ってくれるのは、俺としては少し嬉しい」
21:25:20
「……前は助けてもらう一方だったから、余計にな」
#オルハ
21:25:42
「そんな事はないんだけどね。私だって、貴方に沢山助けられて来たわ」
キルシー
21:27:52
「周りが見えてなかったからか、全く記憶にないのが悔やまれるな……」
#オルハ
21:28:24
「ふふ、それなら好都合よ。私の胸の中にだけ留めておくわ」
キルシー
21:29:03
「……まぁ、それなら仕方ない」
21:29:34
「それと……さっき『今度だって失ってしまうんじゃないか』って言っていたが」
21:30:32
「これだけははっきりと言っておく。 俺は何処にも行かないし、居なくなったりはしない」
#オルハ
21:31:25
「……ええ、信じているわ」 その言葉を噛みしめるように頷いてから、立ち上がる。
21:31:58
「そろそろ行きましょう。やることを済ませて、今日はもう休まないと」
キルシー
21:32:37
「ああ」 頷いて立ち上がり
#オルハ
21:34:58
「……言っておくけど、今度いきなり皆の前で手を引いて来たら怒るから」 出てくる時の事を根に持っているのか、少しむくれてそう言いながらも、誰も居ない事を確認して手を差し出した。
キルシー
21:35:54
「……あ、ああ……分かった」 こくこくと二回頷いてその手を取り
21:36:25
(肝に銘じておこう……) 内心ちょっと焦りながらもゆっくりと歩き出した
GM
21:37:16
 
21:37:17
 
21:39:10
ディルクール南西にある孤児院《朱鷺の園》。
21:39:44
此処で暮らす子供たちに、彼らの世話をする院長も、既に目を覚ましていた。
21:40:27
クリスたちが訪れた頃には、事態が分からずに混乱していたであろう子供たちも、院長の言葉によって少し落ち着きを見せていた所だった。
21:41:24
クリスとフローラは、院長やミーシャをはじめとする子供たちをお互いの無事を喜び合い、状況を簡潔に説明した後、軽く子供たちに付き合って遊びに興じた。
21:42:07
その後は未だ元気に外で遊ぶ子供たちを眺めながら、一室を借りて出されたお茶で小休止を取っている。
#フロレンツィア
21:42:34
「どうなってるか不安だったけど、みんな目を覚ましてて良かったわね」
21:43:07
「こんな空の下でも元気に遊んじゃってまあ……」 お茶を飲みながら、外で球蹴りに興じる子供たちを眺め。
クリストファー
21:44:25
「ルーが、ここのやつだけ忘れるなんてことはないだろうさ」 マシューにも言ったことだが。
21:44:57
「……ま、この状況でいつも通り遊び出すとは思わなかったが」 苦笑浮かべながら外の方を見て。
#フロレンツィア
21:45:18
「忘れてなくても、ほら、ルーの力がかなり減ってるって言ってたでしょ。信じてても、はっきり確かめてみるまではやっぱり不安は拭い切れないじゃない」
21:45:45
「ホント、逞しいわよね」
クリストファー
21:46:37
「まあ、な」 だからこそ見に来たわけではあるが。
21:46:58
「……ま、こんな状況だからこそ、いつも通りにしてるってのは良いのかもな」
#フロレンツィア
21:47:46
「院長先生も言ってたじゃない。こういう事を何とかするのは大人の役目。子供はいつも通りにしてくれているのが一番ですって」
21:48:02
「確かに、ああして遊んでる所を見せてくれた方がこっちも元気出るかもね」
クリストファー
21:49:26
ふっと笑い。 「そうだな。遊びには付き合わされたけど……疲れるどころか、かえって力を貰った気すらするよ」
#フロレンツィア
21:50:56
「そうね。絶対になんとかしてやる、って気持ちは強くなったわ。……あーでも、今日はこれ以上遊びに付き合ってくれって言われると正直キツイかも……」 テーブルに顎を乗せて突っ伏して。
クリストファー
21:51:51
「おいおい。明日にも出発なんだから、しっかりしてくれよ」
#フロレンツィア
21:52:17
「今日はよ、今日は。ちゃんと休めばいつも以上に元気になるわ」
クリストファー
21:53:47
「なら、問題ないな」
#フロレンツィア
21:56:26
「そ。心配ご無用。元気を貰ったのは言った通りだしね」
クリストファー
21:58:06
遊ぶ子供たちを眺めつつ。 「……なあ、フローラ」
#フロレンツィア
21:58:33
「ん、何?」
クリストファー
22:00:04
「……覚えてるか? ルーが与えてくれた……あの、夢の様な世界のことを」
#フロレンツィア
22:00:47
両手で持っていたカップをソーサーの上に置いて。 「ええ、覚えてる。あの世界のことははっきりとね」
クリストファー
22:05:52
「……俺さ。ずっと、自分が何を求めて冒険者を続けていたのか……あの時まで、ずっと解ってなかった」
#フロレンツィア
22:07:09
「……冒険者を続けてた理由、か」
クリストファー
22:09:04
「俺は英雄に憧れてた。現実の、っていうよりは、物語で語られる、高潔で、理想的な英雄、勇者、聖者。そういうものにな」
#フロレンツィア
22:10:09
「物語の中の……。ふふ、結構子供っぽいのね」 決して茶化すような口調ではなく。
クリストファー
22:11:37
「……実際、子供の時からの話だ。実家には本が沢山あって、そういう英雄譚の類が沢山あったからな。まあ、影響を受けたというか、ハマったというか……」
#フロレンツィア
22:12:25
「子供の時に周りにあったものの影響って大きいわよね。あたしが狩りに出るようになったのも、周りがそうしてたからだし」 うんうんと頷きながらも、続きを促す。
クリストファー
22:14:29
「俺はそういうのに憧れるあまり、家を飛び出した。“彼ら”のように、悪を倒し、大勢の人々を救うような……そんな存在になりたくて」
22:14:55
「……そうして出会ったのが、あいつ……ジョッシュだった」
#フロレンツィア
22:15:49
「…………。現実の中で出会ったって訳ね。物語の英雄を思わせるような人に」
クリストファー
22:19:12
「……俺とあいつは意気投合した。二人で組んで、いくつも冒険を重ねた」 どこか懐かしむような語りで。
22:20:06
「……ああ、あの頃は、楽しかったな。結構、バカなことやったりもした」
#フロレンツィア
22:21:24
「…………」 昔の二人を頭の中で描きながら耳を傾ける。
クリストファー
22:22:15
「けど、その内に俺とあいつは違うんだと思い始めた。……ああ、忘れもしない。きっかけは、魔物病だった」
22:24:12
「……俺は、あの病に侵された人々を見て怖気づいた。恐くなったんだ。けど、あいつは迷わず踏み込んで、彼らを救けようとした」
22:28:25
「そんなことが何度か続いて、思い知らされた。あいつは紛れも無く英雄のようなやつで――俺は、ただの凡人だと」
#フロレンツィア
22:29:48
「…………」 決して目の前の人物が凡人だなんて思わないが、それでも比較されている人物を思い出せば、彼が高潔な人間であったことが思い出される。
クリストファー
22:30:57
「……思えば、あの頃の俺は、物語の英雄と同じ理想を掲げているつもりだった。けど、本当は英雄っていうカタチに憧れて、その真似をしているだけだったんだろうな」
22:34:17
「……それから、あいつがだんだん眩しく見えて、良くない感情も抱くようになった。一緒に居るのが辛くなって、俺はあいつと行動を共にするのを辞めた」
22:36:00
「……けど、それからもずっと、だらだらと、何年も冒険者を続けてきた。俺は……多分、まだ夢に未練があるからだと思っていた」
#フロレンツィア
22:37:28
「……うん」
クリストファー
22:38:57
「でもさ……違ったんだ。俺が未練を持っていたのは、夢じゃなくて――あいつだったんだ」
#フロレンツィア
22:40:27
「ジョシュアに?」 思いがけない続きに、目を瞬かせ。
クリストファー
22:40:55
「夢そのものじゃない。夢を共に語らって、共に冒険して、バカをやって、笑い合って――」
22:42:34
「――あいつとのそんな日々に、ずっと戻りたかったんだ」
#フロレンツィア
22:43:19
「クリス……」
22:44:31
「……寂しかったのね。ジョシュアと違う道を行ったことや、あの人を一人にしちゃったことが」
クリストファー
22:47:08
「……バカだよな。一番求めていたのが、そんなありきたりなものだったなんて。今更、気づいた」
22:48:02
「あの世界で、それを再び手にして……また、失って。それで、ようやくだ」
#フロレンツィア
22:48:37
「……あんなに頭がいいのにね。でも、そういう事って案外気付かないものなのかも」
22:49:52
「あたしもさ。ジョシュアのヒーローっぽい所に憧れてる部分はあったと思う」
22:51:37
「他人であるはずのあたしたちのために力を尽くしてくれて、あたしが外部の人間に心を開けたのはあの明るさがあったからだと思うわ」
クリストファー
22:52:43
「……ああ」
#フロレンツィア
22:53:00
「あの人の隣は、何だかすごく居心地が良くて、あったかい陽だまりの中に居るような感じだった。だから、クリスがそれを求めてたっていう気持ちは、よく分かる」
22:53:52
「……でもね。それは決して、ジョシュアだけしか持ってない才能なんかじゃないわ」
22:54:43
「そりゃジョシュアの隣とは大分違うけど、でも、あたしにとってはクリスやみんなの輪の中に居ることも、同じくらい心地がいいわ」
クリストファー
22:55:18
「フローラ……」
#フロレンツィア
22:56:43
「君はどうなの? 今在るもの、どう思う?」
クリストファー
23:00:29
「……」 フローラを見て、外の子供たちを見て――そして、仲間たちを思い浮かべて。
23:02:36
ぐ、と両の拳を握る。 「俺も、お前と同じだ。今の皆と共に過ごす日々は、心地良くて――かけがえのないものだ」
23:03:30
「その為に、それを守る為に俺は、戦いに行くんだ」
#フロレンツィア
23:04:58
「ん」 答えに満足気に頷く。 「……ジョシュアとは、多分もう、ああやって一緒に冒険することは出来ないけど」
23:05:25
「それを悔やんでるままじゃ、きっとジョシュアに怒られちゃうわ」
クリストファー
23:06:01
「……頼まれちまった、しな。あいつ自身にも」
23:07:58
「フローラ。一つ、頼んでもいいか」
#フロレンツィア
23:08:12
「……ええ。どんな姿であろうと、胸を張って会いにいかなきゃ」
23:08:29
「……ん、何?」
クリストファー
23:10:06
「次にあいつと対峙した時……もし、俺が怖気づいたりしたら」
23:10:28
「怒鳴ってもぶん殴っても引きずってでも、あいつの前に立たせてくれ」
23:11:38
「……こんなの、頼まなくても自分でしゃんとしろって話なんだがな」
#フロレンツィア
23:12:04
「……」 ゆっくりと首を横に振って。 「大丈夫。今のクリスに、そんな心配は必要ないわ」
23:12:36
「君はもう誰が何も言わなくたって、立ち向かえるはずよ。あたしが保証する」
クリストファー
23:13:56
「――……そうか。解った」
23:14:10
「お前が保証してくれるんなら、俺も自信が持てる」
#フロレンツィア
23:14:54
「うん。……ただ、それでも、クリスもあたしも、迷いを拭い切る事は出来ないと思う」
23:15:40
「だから、お互いの手を取って立ち向かいましょう。……見せてあげるの、あたしたちがちゃんと今を生きているってことを、ジョシュアに」
クリストファー
23:18:02
「……ああ」 頷いて。 「そうだな。あいつに――今の俺達を、見せてやらなきゃな」
#フロレンツィア
23:19:24
「ええ」 力強く頷いて、残った茶をぐいっと飲み干した。 「――っぷは」
23:20:25
「よーし、そうと決まったら俄然元気が湧いて来たわ。あの子たちともう一ゲームしてこようかしら」 窓の外を眺め、腰に手を当てながらふんすと鼻息を荒くする。
クリストファー
23:20:49
「おいおい、これ以上はキツイんじゃなかったのか」 苦笑し。
#フロレンツィア
23:22:09
「元気出て来たの。疲れたら疲れたで、ぐっすり寝ればいいし!」
クリストファー
23:22:54
「……そうだな。よし、それじゃ俺も付き合うとするか」
#フロレンツィア
23:23:52
「オッケー。今日こそあたしが華麗にハットトリックを決めてやるわ」
クリストファー
23:25:39
「おっ、言ったな? 俺を抜けられるってんなら、やってみろ」
#フロレンツィア
23:26:31
「じゃ、負けた方は後でご飯奢りね。キマリ!」
クリストファー
23:28:03
「構わないが、後悔するなよ」 と笑い。
#フロレンツィア
23:28:58
「絶対負けないし!」 そう言いながら意気揚々と先に部屋を出て行った。
クリストファー
23:30:15
「はいはい、と」 自分も残った茶を飲み干し、フローラの後を追っていく。
GM
23:30:41
 
23:30:42
 
23:31:38
そんな感じで、本日はこれにて終了。
23:31:41
お疲れ様でした。
クリストファー
23:31:49
お疲れ様でした。
キルシー
23:31:52
……帰るのか。暇な時はまた来るといい、GM
ルーベルリア
23:32:07
お疲れ様、クリス。また、次の機会に会いましょう。
2016/03/26
ルーベルリア
20:29:17
行きましょう、キルシー。次の舞台へ。
フロレンツィア
20:29:30
クリス、君も来たのね。さ、行きましょ。あたしも力を貸すわ。
クリストファー
20:29:34
よう、GM。メシがまだなら、これから一緒に食いに行かないか? 美味い店があるんだ。
マシュー
20:30:06
ようジーク、1人かい? なら、ちょっくら繰り出すとしようぜ。
ジーク
20:30:18
ルーがまだおるなぁ……
クリストファー
20:30:48
そうだった
GM
20:30:49
まだおるなあ
ジーク
20:32:07
あ、よろしくお願いします
キルシー
20:32:18
よろしくおねがいします
GM
20:32:29
よろしくお願いします。
クリストファー
20:32:33
よろしくお願いします
GM
20:34:37
 
20:34:38
 
20:35:56
――夜が明けて、翌日の早朝。コークル・フェンディルは一人〈明けの明星亭〉1階の客席で紅茶を楽しんでいた。
20:36:43
窓から差し込む明かりは、相変わらず朝のそれではないものの、外から感じる人気の少なさが街がまだ眠りの中にあることを示していた。
#コークル
20:37:56
「」
20:39:16
「…………」 以前は腰よりも長かったが、今は肩口までしかない髪を一房指で摘み、長さを確かめている。
キルシー
20:41:15
静かに扉が開き、早朝であろうにも眠気を感じさせない表情でキルシーが入ってくる
#コークル
20:41:43
カップに伸ばそうとしていた手を止めて振り向き。 「あら、おはよう」
キルシー
20:42:34
「と……ああ。そうか」 ジークの部屋に居たのであろうことを思い返し 「おはよう、流石に早いな」
#コークル
20:43:12
「元々朝は早い方でね。夜明け前に目が覚める事も多いの」
キルシー
20:44:35
「それはそれで一日を長く感じるだろうな」 言いつつコークルの向かいに座り 「あの馬鹿はまだ寝ているのか」
#コークル
20:45:54
「そうでもないわ。やるべき事ややりたい事は多かったから、あっという間な事が殆どよ」 お茶請けに用意していた菓子の皿をどうぞ、とそちらに寄せて立ち上がりながら 「ええ。大分疲れが溜まっていたみたい」
20:46:20
「なにか飲む? ママンたちも今はまだ休んでいるから、わたしで良ければ何か淹れるわ」
キルシー
20:47:56
「結構、それなら自分で淹れる……と言いたいところだが。折角だ、お言葉に甘えるとしよう」 ありがとう、と皿を自分の近くに寄せて
20:49:00
「前に新しいハーブティーを仕入れたと店主が言っていた筈だ、それを頼む」
#コークル
20:49:49
「ふふ、あなた程の腕前は期待しないでね」 冗談らしく言いながら、注文を聞いててきぱきと準備を始める。 「お目が高いわね。丁度わたしもそれをいただいていた所よ」
キルシー
20:51:30
「知人に淹れてもらった物にケチなどつけん」 などと苦笑して
20:52:14
(いや、確か会った最初の頃に口出していたような……流石に覚えていないか)
#コークル
20:53:06
「時にはきちんと伝えてあげないと、上達しなくなってしまうわよ」 意味深なことを言いながら、用意した茶をキルシーの前においた。 「どうぞ」
キルシー
20:55:48
「ああ、ありがとう。……やれやれ、どいつも遠まわしに茶々を入れてくるものだな」 最後はぼやくように
#コークル
20:57:11
「ふふ、茶々を入れたつもりではないのだけれど」 自分も席に座り直し。 「まあ、からかってみたいという気持ちはあるかしら……」
キルシー
20:58:47
「……」 カップを口に近づけてから香りを愉しみ、少量を啜ってから 「……そんなことだろうとは思った」
#コークル
20:59:53
「だって、とてもお似合いの二人なんだもの。普段二人共クールな分、からかい甲斐もありそうだし……」
キルシー
21:00:53
「俺も人の事は言えんが、オルハは度を過ぎると手を焼くことになるだろうから程々にしてくれ……」
#コークル
21:01:24
「大丈夫よ。そこは弁えているわ」
キルシー
21:01:28
「……人前で手を取って繋いだら駄目らしい」 怒られました
#コークル
21:02:02
「それは…………思っていたよりも初心なのね」
キルシー
21:03:52
「そのうち落ち着くとは思いたい。むしろ俺からすれば、お前たちが妙にこなれているようにも見えるがな」
#コークル
21:05:15
「うーん……まあそれは色々と、ね。……あ、決してジーク以外に恋人が居たということではないわよ?」
キルシー
21:06:08
「……“それ”も幾度となく繰り返してきたから、か?」
#コークル
21:06:43
「そういう野暮な事は、女性に聞くものではないわよ」
キルシー
21:08:36
「あ、いや……別に悪気があったわけではないのだが。すまない」
#コークル
21:09:31
「わたし相手だからいいものの……オルハにはそういう事を不用意に聞いては駄目よ?」
キルシー
21:10:56
「…………」 なんで姫だった奴にこんな注意されてるんだろう、と思いながらハーブティーを啜る
#コークル
21:11:54
「まあ、それはともかく……」
キルシー
21:12:14
「……ん」
#コークル
21:12:25
「あなたも本当によく頑張ってくれたわね。あらためて、ありがとう」
21:12:48
「わたしが今こうして居られるのは、あなたたちが諦めずに歩み続けてくれたおかげよ」
キルシー
21:12:59
「…………」 その言葉にやや間を置いてから
21:16:20
「お前が『復讐に囚われてはいけない』と言って俺の前に立ったあの時……俺の心は罪悪感と後悔で押し潰されるところだった」 いや、一度潰れたか、などと付けたしながら
21:17:22
「そこから少しずつ立ち直ることが出来たから、此処までもそう挫けず来れたのだとは思う」
21:18:00
「……逆に俺から謝罪と礼を言わせてもらおう」
21:18:49
「身を挺してまで俺にあの言葉を伝えてくれてありがとう。そして、済まなかった」
#コークル
21:19:25
「……」 小さく首を横に振って。 「あなたが謝罪することではないわ。あんな伝え方しか出来なかったわたしに非があるのだもの」
21:20:18
「自分で自分を責めただけでなく、……ラフェンサからも色々と言われたでしょう」
21:21:20
「そうなると分かっていたのに、わたしはああしたの。……それもあの時だけでなく、それ以前にも何度か、ね」
キルシー
21:22:03
「……無論、言われた。しかしラフェンサ自身だって内心葛藤があった上だったんだ」
21:22:39
「結果として今回はそれを仲間たちの気遣いもあって乗り越えられたんだ。今の俺が気にするところではない」
21:23:26
「きっと……それより前は乗り越えられなかった時もあったのだろうな」
#コークル
21:24:32
「そうね。わたしが死んだ後のその世界の事は、流石にわたしの記憶にも残ってはいないけれど……恐らく、それがより凄惨な未来を呼ぶ引き金となった事もあったのでしょう」
キルシー
21:26:01
「……そうなってでも、あの場で《五芒》の贄になることはどうしても避けられなかったのだな」
#コークル
21:27:21
「わたしでなければ、ラフェンサが贄とならなければならなかったから。……あるいは、あの子だけでも足りずに、より多くの者が贄として捧げられていたかもしれない」
21:28:05
「決して良い手と言うことは出来ないけれど、この未来を掴むことが出来たのだから、間違っていたとも言うつもりはないわ」
キルシー
21:29:02
「あの場でテムズが撃たれて倒れた……仮にそうなった場合は何が不都合な事が起きたのか?」
#コークル
21:30:14
「推測でしかないけれど、その場に居る別の人間が《黄昏》の魔物と化していたと思うわ」
キルシー
21:31:42
「……」 ぞ、と一瞬背筋が凍るような感触 「……薄々そうでないかとは思ったが、想像もしたくない事だな」
#コークル
21:31:52
「溢れ出た黄昏の力の一部が行き場を失い、その場に居た取り込みやすい存在へと憑依した」
21:32:00
「大方、そんな所だと思う」
キルシー
21:33:05
「…………状況からして、俺になっていただろうな」
#コークル
21:33:24
「……否定はしないわ」
キルシー
21:34:23
「そういう面で見ても俺は助けられた訳だ。頭が上がらん」
#コークル
21:35:06
「お互い様よ。さっき言った通り、あなたたちが居なければわたしは帰ってくることが出来なかったのだから」
キルシー
21:35:20
「まぁ……な」
#コークル
21:35:22
「ふたりとも、お礼だけ素直に受け取っておくことにしましょうか」
キルシー
21:35:59
「ああ。こんな話も、こうしてお前が帰ってきたからこそ出来るのだしな」
#コークル
21:37:12
「そういうことよ。わたしだけじゃなくて、オルハだってわたしたちの元に居るのだしね」
キルシー
21:37:53
「何ですぐオルハの名前を出しに戻るんだお前は……」
#コークル
21:38:45
「あなたの反応が面白いからに決まっているわ」
キルシー
21:39:08
「く…………っ」
21:40:12
「なんでお前たち姉妹は……あああとフェングも後をついて来ようとしていたじゃないか……」
21:40:21
「本当に姉妹全員揃ってこの有様か……」
#コークル
21:41:11
「ふふ、そういう血筋なのかもしれないわね」 そう言って立ち上がり。 「ラフェンサなら、恐らく彼女たちの立場のしがらみも上手く解決してくれるでしょう」
キルシー
21:41:58
「ああ、今のあいつを見ていたらそう思う」
21:42:21
「そろそろあの馬鹿を起こしに行く時間か?」
#コークル
21:42:59
「そうね。起こして二人で少しゆっくりしてから、出掛ける準備をするわ」
キルシー
21:43:54
「そうか。なら、お前のティーカップは洗っておくから置いておけ」
#コークル
21:44:04
「お昼には一度みんなでルシーニュに行きたいと思っているから、あなたたちも準備をお願いね」
21:44:19
「ええ、ありがとう。お言葉に甘えさせてもらうわ」
キルシー
21:44:26
「了解だ」
#コークル
21:45:01
「寝坊助のお姫様もきちんと起こしてあげてね」 悪戯っぽく笑いながら手を振って、階段の上へと消えていった。
キルシー
21:46:04
「さっさと行け。行ってくれ……」 見送りながら
21:46:57
「……」 ふう、と溜息をつきながら椅子の背もたれにやや強く体重を預けて 「……くそ、最後まで余計な一言を忘れない奴だな……」 
21:47:56
「……それにしても」
21:48:55
(気にしないでいいとか、謝罪することではないと言われても……)
21:50:12
(……一言、謝ることが出来て良かった) 今度はどこか心の荷が下りたように息を吐いて、彼女の淹れたハーブティーを飲み乾した
GM
21:50:25
 
21:50:26
 
21:53:20
いつもであれば日が昇り、街が完全に目覚めてくる時刻に、クリストファーはルシーニュの門をくぐった。
21:53:51
コークルから仲間たち全員に向けて『正午前にルシーニュへと来るように』との連絡が先ほど入り、
21:54:14
クリスはルシーニュに居るラフェンサに会いがてら、一足早く城へ向かうことを決めた。
21:55:02
城内も城内で、街と同じく慌ただしい様子だ。
21:55:25
深夜、街の見回りをしていた兵士たちが帰還し、入れ替わりで昼の見回りの者たちが出ていく。
21:56:43
その他にも、昨夜の内に市民たちの安全確保に向けた動きが多く行われているらしい。
21:57:52
もはや顔見知りとなった侍女に話を聞けば、ラフェンサはまだ私室に居るという。あらかじめ『仲間が来たら通してあげて』との言伝があったらしく、クリスはすんなりと城の上階へと通された。
21:58:39
扉の奥からはこれといった物音は聞こえて来ない。
クリストファー
21:59:54
コンコンと軽くノックをし、 「陛下、いらっしゃいますか。クリストファーです」 と、扉の向こうへ声を掛ける。
GM
22:00:20
中からは小さく「……開いてる~」と声が帰ってきた。
クリストファー
22:01:42
声に覇気がないな、と感じつつ、まあ無理もないかと思い。 「お邪魔しますよ、と」 一言告げてから扉を開ける。
GM
22:02:10
扉をあければ、見回してもラフェンサの姿はなく。
22:02:39
ベッドの上で膨らんだシーツに包まれた塊がもぞもぞしていた。
クリストファー
22:03:25
「……? ラフェンサ、どこに――」 あ、いた。いたっていうか、あった、的な感じだわ。
GM
22:04:02
もぞり、と顔だけ覗かせて、「閉めて、閉めて」とジェスチャーで伝える。
クリストファー
22:04:42
「女王にあるまじき姿だな……」 呆れ顔で扉を閉めつつ。
GM
22:05:27
「……いや、だって夜明けまで執務してたんだもん……」
クリストファー
22:08:32
「……そうか。頑張ったな」 無理を咎めたくもなったが、今は労ってやるのが良いだろう。 「もう少し寝ててもいいぞ。他の面子が集まってくるのも、まだ暫く後になるだろうしな」
#ラフェンサ
22:10:19
「……いやでもクリスが来てるのに寝てるわけにもいかないし……」 よいしょ、と掛け声を出して上半身を起こし。 「……うん、割とすっきりしたかな」
クリストファー
22:12:23
「疲れてるだろ。ギリギリまで身体休めとけ。倒れでもしたら元も子もないんだからな」
22:13:11
言いつつ。年頃の少女の寝起き姿をじろじろ見るのもあれなので、窓際に向かって視線は外に。
#ラフェンサ
22:13:59
「えー。だって、話があってきたんじゃないの?」 ベッドの近くにおいてあった櫛を手に取り、髪を梳かし始めて。 
クリストファー
22:17:13
「まあ、無くはないんだが」 ここまで寝起きとは思っていなかったしな。
#ラフェンサ
22:18:56
「無くはないって、曖昧な言い方だなあ」 ベッドの端まで移動し、立ち上がってテーブルへと歩いていく。 「いつまでも外見てないで座りなよ」
クリストファー
22:20:24
「単に、様子見に来た、ってのも大きいしな」 早めに来た理由としては。 「着替えなくていいのか」 それなら出て行くが、と付け足しつつ。
#ラフェンサ
22:21:10
「あー、大丈夫。もうちょっとゆっくりしてから着替えるから」
22:21:39
「余程緊急の用事じゃなければ誰か来てもまだ着替えてないから待って、で追い返せるしね……」
クリストファー
22:23:14
「ま、それならいいが」 じゃあ遠慮無く、とテーブルまで移動して椅子に腰掛けよう。
#ラフェンサ
22:24:11
「……で、どんな話だった? その様子だと急ぎって感じではなさそうだけど」
クリストファー
22:26:59
「いくつかあるっちゃあるんだが……」 さて、どれから話すか。
#ラフェンサ
22:27:47
「今日の晩ご飯から恋の悩みまで、何でも聞いてあげよう」
クリストファー
22:29:31
「5、6も下の女の子に恋愛相談する男ってのはどうなんだろうな……」
#ラフェンサ
22:30:03
「恋愛に年齢は関係ないって」
クリストファー
22:30:59
「まあ、残念ながらそういう話じゃない」
#ラフェンサ
22:31:44
「まあ、クリスがこのタイミングで恋愛相談とかはありえないとは思ってるけど」
クリストファー
22:32:59
「……まあ、ちょっと気になった程度の話なんだが。一つ前の世界……って言っていいのか。あの、……夢、みたいな世界だが。覚えてるよな?」
#ラフェンサ
22:33:55
「うん。ルーが見せてくれた世界だね」
クリストファー
22:35:05
「あの時……お前、俺達よりももっと早くに気がついていたよな?」
#ラフェンサ
22:35:50
「……あー、うん。ほんの少しだとは思うけど」
クリストファー
22:37:21
「やっぱ、そうか。思い返してみれば、やけに落ち着いてたなとは思ったんだ」 正直、その時自体はそんなこと考えてる余裕がなかったが。
#ラフェンサ
22:38:34
「……何となく、あの世界がおかしな場所だっていうのは伝わって来てたんだ」
22:40:22
「あの世界では、お姉ちゃんが居るとわたしは認識してた。けど、心の何処かではお姉ちゃんがまだ遠いところに居るっていうのが分かってたっていうか……」
22:41:28
「クリスとジョシュアが話してるのを見てた時だったかな。違和感が大きくなって、早くお姉ちゃんを取り戻しにいかなきゃって思ったの」
クリストファー
22:41:55
「……そうか」
#ラフェンサ
22:43:39
「どうしてなのかは、全然分かんないけどね」
クリストファー
22:44:57
「それは、お前がやるべきことをやらなきゃいけないって、そういう想いがお前の芯にあったからじゃないか」
#ラフェンサ
22:45:36
「……なのかな。それで言ったら、みんなも同じようなものだとは思うけど」
クリストファー
22:46:04
「俺は……俺にとっては、あそこは本当に夢みたいだったからさ。おかしいだなんて思わなかった……いや、思いたくなかったんだろうな」
22:47:00
「ジョッシュが言い出さなけりゃ、あのままずっと夢に浸っていたんじゃないかって気がするくらいだ」 苦笑浮かべつつ。
#ラフェンサ
22:47:35
「……多分、みんな同じだよ。あんな幸せな場所に居続けられるのなら、誰だってそう思う」
22:47:49
「もしかしたら、わたしにもお姉ちゃんが何処からか語りかけてくれてたのかもね」
クリストファー
22:49:50
「コークル殿下、か」
22:51:10
「その殿下も、すっかりお目覚めになられたわけだが……どうするんだ?」
#ラフェンサ
22:51:32
「どうするっていうと……女王位とかのこと・」
クリストファー
22:52:38
「それもあるし……お前が“コークル”のフリをしていることとかな」
#ラフェンサ
22:53:31
「……ああ、うん。それも色々考えた」
22:54:03
「――今日のお昼に、みんなに真実を伝えるつもりだよ」
クリストファー
22:54:47
「みんなって……全国民にか?」
#ラフェンサ
22:55:36
「市外に伝えるのは、時間が掛かっちゃうけどね。少なくとも、ディルクールの国民たちには伝えるよ」
クリストファー
22:56:03
「……いいのか? こんなタイミングで」
#ラフェンサ
22:56:53
「ヴェゼンにも聞かれたよ。もちろん、わたしも考えなかったわけじゃない」
クリストファー
22:57:14
「偽り続ける方が良いなんて言いやしないが……本物のコークルが目覚めたからって、急ぐこともないだろう?」
#ラフェンサ
22:58:14
「……ううん、こんなタイミングだからこそ伝えたいんだ」
22:59:23
「人からすれば、何を馬鹿なことを考えてるんだって思われるだろうけど」
クリストファー
23:00:15
「……良いさ。お前がちゃんと考えて決めたなら、それで良い」
#ラフェンサ
23:00:27
「お姉ちゃんの代わりじゃなく、わたしはラフェンサ("わたし")として、この国を守っている。守っていくんだって、みんなに伝えたいんだ」
クリストファー
23:01:38
「全く……本当、成長したな。お前」
#ラフェンサ
23:02:09
「どうかな。これも結局我侭の延長かもしれないよ?」
クリストファー
23:03:43
「だとしても、それだけデカい我侭を通せるなら、そりゃ成長したって言っていいだろうさ」
#ラフェンサ
23:04:20
「ふふーん、褒めていいよ」 腰に手をあて、鼻を高くしてわざとらしく胸を張ってみせる。
23:04:41
が、すぐに頬杖をついて。 「まあでも、それもみんなが居てくれるからそうしようって思えるんだけどね」
クリストファー
23:05:36
「そりゃあ、そんなもんだろ。誰だってそうさ」
23:06:22
「俺だって、お前や皆が居るから、逃げ出さずに戦おうって気になれる」
#ラフェンサ
23:06:59
「……うん、わたしも同じ」
クリストファー
23:07:05
「ジークやキルシーだって、自分一人の為じゃあ、ここまで来てないだろ。コークル殿下だって、きっとそうだろうさ」
#ラフェンサ
23:08:14
「……ホントに、みんなが仲間で良かったと心から思うよ」
クリストファー
23:10:49
「俺もそうだ。お前達が仲間で良かった。皆に出会えてなけりゃ……俺はずっと、腐ったまんまだっただろう」
#ラフェンサ
23:12:10
「ううん、クリスはわたしたちが居なくても、ちゃんといつか前を向けてたと思うよ」
23:12:23
「でも、そう言ってもらえるくらいの仲間になれて、よかった」
クリストファー
23:15:08
「どうだかな。始めの方の世界じゃあ、大して変われないままだったらしいしなあ」 苦笑浮かべ。
23:15:51
「何度も繰り返して、きっと何度も皆に助けてもらって、それでようやくここまで来れた」
23:16:23
「だから、俺だけの力じゃない。間違いなく、皆のお陰だ」
#ラフェンサ
23:17:18
「ふふ、じゃあ、どういたしましてって言っておくよ」
クリストファー
23:18:22
「ああ」 ふっと微笑んで、頷く。
#ラフェンサ
23:19:44
「……ふう、このままずっと記憶にある限りの思い出を確認しながら話せてたら楽しいのに」 ため息をついて、時刻を確認する。
23:20:36
「そろそろ着替えてご飯食べて、残りの仕事も片付けないと」
クリストファー
23:21:27
「何、《黄昏》をぶっ飛ばして、皆助けて、そしたらいくらでも話せるさ」
23:21:50
言いつつ、席を立って。
#ラフェンサ
23:21:56
「そうだね。その頃にはもっと色々思い出してるかもしれないし」
クリストファー
23:22:27
「そうだな。そうなってたらもっと良い」
23:22:43
「それじゃ、俺は外で待ってるよ」
#ラフェンサ
23:23:02
「うん。ご飯がまだなら、一緒に食べにいこう。すぐに着替えるからまってて」
クリストファー
23:23:41
「あんまり慌てなくてもいいからな」 と言いつつ、部屋を出る。
#ラフェンサ
23:25:07
クリスが部屋を出ていったのを見てから立ち上がり、頬をぱん、と叩く。 「よしっ、気合入れなおして頑張ろう」
GM
23:25:13
 
23:25:13
 
23:36:34
――その後クリスとラフェンサは王族のプライベートのために用意された部屋にて、用意させた朝食を取っていた。
23:37:10
朝食といっても、時刻はもう午前10時にさしかかろうとしている。
23:37:35
二人が今日これからの予定を話し合いながら食事を進めている所に、ひとりの来訪者が現れる。
ジーク
23:39:14
「よ。ちょいと邪魔するぜ」 きちんとしたノックの後、部屋へと訪れたのは若干まだ眠そうな顔の男だった
#ラフェンサ
23:39:42
「あれ、ジーク。どうしたの?」
ジーク
23:40:22
「ちっと野暮用でな。話をしに……ぁん? クリス先輩?」
クリストファー
23:40:38
「時間には随分早い――って、俺が言えた義理じゃないな」
23:41:05
「外した方がいいか?」
ジーク
23:41:41
「朝飯からご同伴とは中々――ああいや、人払いはして欲しいけど、クリス先輩なら別に問題ない話だ」
#ラフェンサ
23:42:43
「いやあ……昨日しれっとお姉ちゃんを連れて部屋に戻っていったジークの言えたセリフじゃないと思うなあ」
クリストファー
23:43:07
「全くだ。あと、お前が想像するようなことは何もないからな……?」
#ラフェンサ
23:43:09
「元々ここには明星亭の仲間以外は通さないようにって言ってあるし、心配しなくて大丈夫だよ」
ジーク
23:44:21
「そりゃまあそうなんだが……」 苦笑しながら、人払いに問題がないことを聞いてひとつ頷く
23:45:02
「ラフェンサにはきちんと伝えておきたいことが出来たからさ。その報告に来たんだ」
#ラフェンサ
23:45:29
「うん、聞くよ。座って座って。あ、ご飯はもう食べた? まだなら用意させるよ」
クリストファー
23:46:00
ふうん?と思いつつ、話の対象は自分ではないので黙って様子を見る。
ジーク
23:46:03
「そいじゃお邪魔して。ああ、メシはいい、あっちで食って来た」 コークルと一緒に
#ラフェンサ
23:46:42
「そう? 欲しいものあったら適当に摘んでいいからね」
クリストファー
23:46:50
「ま、時間的にな」 朝飯にゃだいぶ遅いし。と言いつつ、茶を啜り。
ジーク
23:47:24
「おう。んじゃ単刀直入に」 と、前置きなどせず、姿勢を正してあっさりと言い放つ
#ラフェンサ
23:48:17
「うん」 一度食器を置いて、手を足の上で重ねて姿勢を正す。
ジーク
23:48:51
「昨夜コークルにプロポーズして、OK貰った」 
クリストファー
23:50:29
「ぶっ」 吹いた。
#ラフェンサ
23:50:36
「まあ、断るはずないよね。おめでとう」 ジークと同じく、あっさりと返す。
ジーク
23:51:01
「わかっていても、緊張するもんだろ。……ていうか、先輩なに噴き出してんだ?」
#ラフェンサ
23:51:26
「そりゃそうかもしれないけど……。クリス、驚きすぎじゃない?」
クリストファー
23:51:46
「……お前らさらっとやりとりするなあ、おい……」 口元拭いつつ。
#ラフェンサ
23:52:19
「だってお姉ちゃんがいなくなる前から決まってたようなものだし」
ジーク
23:52:31
「だって、コークルに渡す指輪サイズ聞いたり一緒に創りに行ったりもしてんだぜ?」 なあ? とラフェンサへ
クリストファー
23:53:15
「いや、俺は知らないしなそんなこと……」
23:53:37
「このタイミングでしれっと言われりゃ驚きもするっての」
#ラフェンサ
23:54:18
「ねー」 とジークに頷いてから。 「知らなくたって、分かるでしょ」
ジーク
23:55:21
「そんなもんか……? ただなあ、ようやく再会出来たんだ。ずっと我慢してた言葉を送りたくなっても仕方ないことだろ?」
23:55:47
「事が終わったら、なんて悠長なこと出来なかったから、申し込んでたわ」 ハハハ
#ラフェンサ
23:56:20
「あはは、ジークらしいね」
クリストファー
23:57:04
「はあ、まあらしいっちゃらしいか……」
ジーク
23:57:16
「ま、そういうわけでさ。きちんと知人友人に言って回るのは後にするとして、ラフェンサには伝えておこうと思って来た」
#ラフェンサ
23:57:33
「うん、伝えてくれてありがとう」
23:57:45
「祝福させてもらうよ。お姉ちゃんのこと、よろしくね」
ジーク
23:59:12
「サンキュ。アイツのことは必ず、ずっと傍に居て、護り抜いて、愛し続けるよ」
クリストファー
23:59:44
「……」 やっぱ席外しゃよかったかなあ、とちょっと思っている。
2016/03/27
#ラフェンサ
00:00:48
「……なーに微妙な顔してるの、クリス。クリスだって将来プロポーズする時はこのくらいの勢いが必要かもしれないんだよ?」
ジーク
00:02:24
「ま、俺とアイツは参考にするにゃちょっと特殊な気もすっけどな」
クリストファー
00:02:37
「お、俺のことはいいだろ俺のことは……」
#ラフェンサ
00:02:51
「まあね。二人とも色々ぶっ飛んでるし」
ジーク
00:03:11
「どもってんぞ? ……やっぱぶっ飛んでんのか。最近そうじゃないかと思ってたんだ」
#ラフェンサ
00:03:12
「っていうか、ヴェゼンに伝える時が一番の難関かな……」
00:03:33
「今更気づいたんだ……」
ジーク
00:04:14
「るっせ。他の恋路なんてキルシー見るまで本でしか見てないんだから仕方ないだろ」
クリストファー
00:04:44
「普通、物語みたいな恋愛なんてそうそうないからな。……多分」
ジーク
00:05:31
「本で見たような軌跡描いてきたみたいだけどな、俺とコークル……」 振り返るとすげえなあ……
#ラフェンサ
00:06:00
「お姉ちゃんも多分本で見た知識しかなかっただろうからね……」
ジーク
00:06:35
「ま……そういうわけだからさ。ヴェゼンを始めとした面倒ごと諸々、今度相談に乗ってくれ。あ、これはクリス先輩も頼む」
クリストファー
00:06:53
「……実際にその本でみたようなノリと勢いで行っちまうのがなあ……」
00:07:03
「おい待て、俺もなのか」
ジーク
00:07:13
「貴族王族社会は良く分からないからなあ。コークルに聞いてたら、何か全部アイツ一人で片付けそうなんだよ」
#ラフェンサ
00:07:34
「まあでも、ヴェゼンも首を横に振るとは思わないよ。お姉ちゃんが絶対に譲らないのは分かってるだろうし……」
クリストファー
00:07:51
「つっても、俺もその辺は離れて久しいからな……」
ジーク
00:07:54
「そりゃそうだろ。仲間内で詳しそうなの、ラフェンサと先輩ぐらいだろ?」
00:08:26
もう二人、心当たり……のある兄妹がいるけど、あっちは最終手段だ
#ラフェンサ
00:09:13
「まあ、教えられることは教えるよ。わたしも自分のために改めて作法はきちんとしておきたいし」
ジーク
00:10:18
「悪いな。俺も、多分勉強すりゃ出来ると思うし、な。出自が出自だけに」
クリストファー
00:10:36
「まあ、作法の類はある程度覚えちゃいるが、社交界なんか本格的に出るようになる前に家飛び出しちまったからな」
ジーク
00:11:16
「なんだ、そうだったのか……というか、そうだったのか?」
#ラフェンサ
00:11:16
「物覚えはいい方だしね、ジーク」
クリストファー
00:12:36
「……あれ、言ってなかったっけか」 俺の出自。
ジーク
00:12:59
「はっきり聞いた覚えは無いな。ぼんやり聞いた覚えはある」
クリストファー
00:14:21
「……まあ、何にしてもそんな感じだな。正直、習うなら俺より……」
#ラフェンサ
00:14:34
「エリックたちだね」
ジーク
00:14:53
「……そっちは最後の手段だと思っていたんだが。マジで?」
クリストファー
00:15:26
「まあそんなことだろうとは思ったが」 <最終手段
ジーク
00:15:35
「俺、剣からナイフとフォークに持ち替えてまでエリック先輩から指導受けんのマジで……?」
クリストファー
00:15:42
「いいじゃないか。前ほど険悪な仲じゃないだろ」
#ラフェンサ
00:16:30
「むしろ仲いい方じゃん」
ジーク
00:16:54
「嫌ってこたねえけど……物凄い気合い入れて指導してきそうなんだよ。恥ずかしい真似は許さん! みたいな……」 うげー、と顔を顰めながら
#ラフェンサ
00:17:30
「まあそりゃそうだろうね……。女王の姉の旦那さんだもん?」
00:17:35
最後の?いりません
クリストファー
00:17:55
「そんな男が無作法なままってのは我慢ならないだろうしな」 言いつつ。表情はちょっとオモシロがっているぞ。
ジーク
00:18:21
「……ま、いいさ。そういうのもきちんと覚悟の上だ。どんときやがれ」
#ラフェンサ
00:19:02
「エリックに指導してもらってる時は是非わたしも立ち会おう」 絶対面白い。
ジーク
00:19:33
「……二人してニヤニヤと……畜生、見てろよ……」
クリストファー
00:20:32
くっく、と笑いつつ。 「ま、相手が相手なんだ、それくらい覚悟の上だろ?」
#ラフェンサ
00:20:50
「そうそう。王族と結婚するっていうのは簡単なことじゃないのさ」
ジーク
00:21:37
「笑いながら言われてもな……なあに、全部なんとかしてみせるさ」
#ラフェンサ
00:22:29
「ま、妹として出来る限りは協力するよ、お兄ちゃん」
ジーク
00:23:09
「そういやそういう関係になんのか。その呼称は中々馴染みがないな」
00:23:48
「……ま、いいか。取りあえず報告はそんだけだ。朝飯中に邪魔したな」
#ラフェンサ
00:24:04
「わたしも初めて使った気がするな……」
00:24:26
「気にしないで。面白い話だったし」
クリストファー
00:24:52
「そりゃ実際兄はいなかったわけだしな……」 使わなくて当たり前だって。
00:25:38
「……しかし、兄妹か」
#ラフェンサ
00:25:45
「どうかしたの?」
クリストファー
00:27:05
「……いや、な。義理とはいえフェングは今は別の兄妹がいるし、随分複雑な関係になるなと思っただけだ」
#ラフェンサ
00:27:57
「……そうだね。……っていうか、キルシーとオルハが結婚したらある意味キルシーもわたしのお義兄ちゃん……?」
クリストファー
00:28:34
「……一応親類ってことになるのか……?」 本気でややこしいな。
ジーク
00:28:57
「……それ、俺とキルシーどっちが兄でどっちが弟だ?」 わけがわからんぞ
#ラフェンサ
00:29:12
「さあ……?」
クリストファー
00:29:21
「……そういや、そもそもヴィクトールからしてフェンディル王家の血が混じってるんだったな」 わあ。すげえぞこの複雑さ。
#ラフェンサ
00:30:02
「それを言ったら、フローラも……。うわあ……なんかすごいことになってきたね」
ジーク
00:30:22
「ぅわあ……これもう考えるの止そうぜ」
#ラフェンサ
00:30:38
「そうだね……それでわたしたちの関係が変わるわけでもないしさ」
クリストファー
00:31:27
「まあ、な」
00:33:56
「話のネタとしては面白くはあるが」 話せる相手は限られるがな。
#ラフェンサ
00:34:05
「さてと――ご飯済んだら、すぐに色々準備しなきゃ」
00:34:28
「あ、ふたりとも、折角早く来たんだし、手が空いてるなら手伝ってもらっていい?」
ジーク
00:34:56
「ん? 俺でいいなら構わないが……」
クリストファー
00:35:06
「ああ、いいぞ。手隙でいても仕方がないしな」
#ラフェンサ
00:35:55
「オッケー。じゃあ指示はするから、お願いするよ」 最後の一口を食べ終えて手を合わせると、よしっと声をあげながら立ち上がった。
00:36:10
「片付けは頼んであるから、早速いこうか」
ジーク
00:37:03
「そんじゃ、可愛い義妹の為にひと働きといくか」 と、立ち上がって笑う
クリストファー
00:37:25
「ああ」 とラフェンサに頷いて、立ち上がり。
#ラフェンサ
00:38:23
「それじゃ、気合を入れて頑張ろう!」 おー、と拳をあげて、意気揚々と部屋を後にした。
GM
00:39:22
 
00:39:23
 
00:39:28
といったところで、今日はお疲れ様でした。
キルシー
00:39:38
おつかれさまでしたー
ジーク
00:39:40
はーい。お疲れ様でした
クリストファー
00:40:09
おつかれさまでした。
GM
00:40:17
てったいたいじゃー
ジーク
00:40:20
じゃあな。困ったらいつでも呼んでくれよ、GM
クリストファー
00:40:24
じゃー
マシュー
00:40:27
じゃあな、クリス。次は今日より良いことがあることを願っておこうぜ。
ジーク
00:40:38
おつかれさまー
ミック
00:40:40
お、お疲れ様、ジークくん。僕に出来ることがあったら、何でも言ってね。
ルーベルリア
00:40:51
お疲れ様、キルシー。また、次の機会に会いましょう。
2016/04/23
ラフェンサ
00:52:35
キルシー、来てくれてありがとう。今日も、頼みたいことがあるんだ。
キルシー
00:52:47
ちょい接続テスト
00:52:55
問題なさそうかな
エリック
00:52:59
国を護る者として、このくらいは当然だ。キルシー、次もこの調子でやりたまえ。
2016/05/21
クリストファー
20:26:50
よう、GM。メシがまだなら、これから一緒に食いに行かないか? 美味い店があるんだ。
オルハ
20:27:14
御機嫌よう、クリストリファー君。丁度いいわ、しばらく付き合いなさい。
クリストリファー
20:27:34
久しぶりでCookie消えてる
ジーク
20:27:42
よっ、GMⅡ。来たなら声かけてくれよ、つれないな。
GMⅡ
20:27:50
俺はCookieなんて軟弱なものはつかっていない
ルーベルリア
20:28:15
行きましょう、ジーク。次の舞台へ。
ジーク
20:28:31
俺の頭ン中で声が聞こえる
ラフェンサ
20:28:59
キルシー、来てくれてありがとう。今日も、頼みたいことがあるんだ。
キルシー
20:29:18
頼みたいことがあるんだ、ちょっと
GMⅡ
20:30:18
ネネ、いいだろう?
GM
20:30:28
LOG読みが必要なやつはおるか。
クリストリファー
20:30:45
そういや買い物できるだろうから〈血晶石の腹帯〉買っておきます
GM
20:30:53
余裕です
ジーク
20:30:53
ふわっとした内容しか記憶にない
キルシー
20:31:00
なんだその厨アイテム
ジーク
20:31:00
何その新しそうなアイテム。
キルシー
20:31:10
同時わろた
ジーク
20:31:18
まったくの同時やったな
クリストリファー
20:31:29
食らったダメージの一部がMPになる
GM
20:31:31
あたらしい(だいぶ前に出たサプリのもの)
ジーク
20:31:55
へぇ……
キルシー
20:32:07
強そう
GM
20:32:34
よし
ジーク
20:32:39
はい。
GM
20:32:43
とりあえず前回までのあらすじをまとめると
20:33:32
黄昏が復活→マシュー(カエルレウス付き)に助けられてディルクールに一度帰還→再会→個別会話 まで終わったところで
20:33:55
帰還後の明星亭での相談で24時間後に出発と決まって、今回はその翌日正午のイベントから始まる所です。
ジーク
20:34:16
大方覚えている内容と合致している。問題ない
キルシー
20:34:49
俺は思い出すこと諦めてありのままの事実を今頭に入れた
クリストリファー
20:35:04
問題ない
GM
20:35:19
キルシーはオルハの手を引っ張ってみんなの所から抜けだしたらオルハに怒られたくらいだよ
キルシー
20:35:28
それは覚えてる
GM
20:35:43
ではよろしくおねがいします。
ジーク
20:35:49
よろしくお願いします
クリストリファー
20:35:52
よろしくお願いします。
キルシー
20:35:59
よろしくおねがいします
GM
20:36:20
 
20:36:21
 
20:37:06
君たちがディルクールへと戻ってきてから、すでに半日ほどが経過していた。
20:37:56
もう数時間もすれば、君たちはルーベルリアやオーレリア、そして《黄昏》が待つ根城の攻略のために行動を開始する事になる。
20:39:14
四六時中緋色に染まる空のせいで分かり難いが、時刻は間もなく正午になろうとしている。
20:39:34
今、君たちはラフェンサからの呼び出しに応じてルシーニュへと足を運んでいた。
20:40:16
通された部屋には今し方部屋へとやってきた君たち《ラーズグリーズ》の他に、コークル、ラフェンサ、ヴェゼンの姿がある。
#ラフェンサ
20:41:03
「――来たね」 君たちの姿を見、ラフェンサは見回しつつ頷いて、着席を促す。
#ヴェゼン
20:41:39
「陛下から伺ってはいたが、お主らも無事のようで何よりだ」
キルシー
20:42:06
「お蔭様で、と言ったところだ」
#マシュー
20:42:32
「ヴェゼンさんも、大丈夫そうで安心したよ」
クリストリファー
20:42:35
「そっちも、案外平気そうでなによりだ」
ジーク
20:43:14
「殺したって起き上がってくるような面子さ。お互いな」
#フロレンツィア
20:43:38
「いや、流石にそれは言い過ぎだと思うけど」
キルシー
20:44:03
「ある意味正しくもあるが……」 ルー的な意味では
#オルハ
20:44:29
「……改めて、先の戦いではご迷惑をお掛けしました」
#ヴェゼン
20:45:39
「気にするな――とまでは言えぬが、今はそれに拘っている場合ではない。それに、陛下が納得し、お主の力を必要としているのならば儂から口を挟むこともない」
#オルハ
20:45:58
「……ありがとうございます」
GM
20:46:16
オルハはもう一度頭を下げると、皆につづいて着席した。
ジーク
20:46:54
「寛大なことで」 肩をすくめながら、楽しそうに笑って座る
#コークル
20:46:56
「さてと……それじゃあラフェンサ、あまり時間も無いし、話してもらいましょう」
#ラフェンサ
20:48:55
「うん、余裕がない時にこんな事をしようとして申し訳なくはあるんだけど……個人的に、どうしても今やっておきたいことがあってね」
ジーク
20:49:22
「……ン? 一体何の話だ?」
#ラフェンサ
20:50:25
国民たち(みんな)に、伝えようと思うんだ」
20:50:42
「今まで、わたしがお姉ちゃんのフリをしてたこと」
ジーク
20:51:02
「伝えるって……いや、お前それは」 思わず立ち上がる
クリストリファー
20:51:06
「…………」 決意の程は既に聞いた。これ以上の確認はすまい。
キルシー
20:51:10
「……」 腕を組んで 「……冗談、ではないな」
#マシュー
20:51:31
「……気持ちは分からないでもないけどなあ」
#フロレンツィア
20:51:55
「……大丈夫なの? 今だってまだみんな混乱してるでしょうに」
キルシー
20:52:13
「念の為、理由は説明してもらえるのだろうな」
#ラフェンサ
20:52:52
「もちろん、それは分かってる。みんながもっと混乱しちゃうかもしれないことも、十分承知してる」
20:53:52
「……そうした方がいいとか、将来に繋がるとか、正直言ってそういう考えは殆ど無いよ」
20:54:37
「殆どは、わたしの我侭。……これ以上、みんなに嘘を吐きたくない」
20:55:28
「決して今までお姉ちゃんを演じて来たことを後悔してるわけじゃないけど……お姉ちゃんが戻ってきた今、みんなにちゃんと見て、判断して欲しいんだ」
20:55:50
「わたしが本当にこの国の王に相応しい人間かどうかを」
ジーク
20:56:51
「そうは言うけどな……皆、その事を受け止められるような状況にあるかどうかわからねえぞ」 困惑顔のまま、戸惑いつつ言葉を返す
#オルハ
20:56:53
「…………だ、そうだけど」
#コークル
20:57:28
「……」 コークルはというと、目を伏せ耳を傾け、静かに動向を見守っている。
キルシー
20:57:35
「……己を偽ったまま、先に待ち受ける戦いへ踏み出したくはない……か」
20:58:22
「確かに、我侭ではあるかもしれないな」
#ラフェンサ
20:58:24
「分かってるよ。伝える事が絶対に良いなんて保証は何処にもない」
#フロレンツィア
21:00:00
「それでもどうしても伝えたい、か……。あたしには、やっぱり難しいことは分かんないから、伝えた方がいいのか、伝えない方がいいのかは分からないわね」
ジーク
21:00:21
「……妙な決意を固めやがって」 ちら、とコークルを見、その態度に苦笑を深める
#コークル
21:00:48
「ちなみに、ヴェゼンは既に聞いていたみたいだけど、わたしはラフェンサの口から直接聞くのはこれが初めてよ」
ジーク
21:01:36
「その上でその態度ってんなら、もう腹は決まってんだろ。というか、大方想像ついてたんじゃないのか、お前」 やれやれ、と首を横に振り
キルシー
21:02:32
「好きにしろ。それで民が動揺しようとも、その先をどうするかで国王に相応しいかどうかが分かるのだ」
#コークル
21:03:00
「ええ、まあ。姉妹だもの」
クリストリファー
21:03:24
「……ま、どのみち打ち明けるなら、ある意味丁度いいタイミングとは言える」
ジーク
21:03:33
「……」 少し疲れたような溜息を吐き、ラフェンサへ目を向ける
#マシュー
21:03:57
「……ま、国政に口出す程偉いわけじゃないしな」
#オルハ
21:04:42
「……どうなるかは分かりませんが、陛下がそうされたいのなら、そうなさればよろしいでしょう。私は仲間として、出来うる限りのことはします」
ジーク
21:04:43
「そんでラフェンサはどうするんだ? 発表して、それから後は」
#ラフェンサ
21:05:25
「今まで通り、女王としてこの国を守るために尽くすよ」
21:05:36
「……少なくとも、《黄昏》を倒すまでの間は」
ジーク
21:06:16
「じゃあずっと女王さ、お前はな」 なんて笑いながら言い、続ける
クリストリファー
21:06:30
「これ程の国の危機、そうあるものじゃない。なら……ラフェンサの、女王としての真価を示すなら、これ以上の機会はないだろう」
#ラフェンサ
21:07:21
「うん。……解決した先、国民たちがどういう判断を下すかは分からないけど、その後もみんなに女王として相応しいと思ってもらえるように、頑張る」
ジーク
21:08:47
「……ならいいさ。ただ真実を伝えるんじゃなくて、これから先も自分が国を引っ張っていく気持ちを示すんなら、それでいい」
#フロレンツィア
21:09:56
「ええ、そういうことなら、あたしもみんなに伝えていいと思う」
#マシュー
21:11:12
「で、いつ伝えるんだ?」
キルシー
21:11:32
「……今直ぐか」
クリストリファー
21:11:50
「の、予定だ」
#ラフェンサ
21:11:58
「うん。そのつもりで昨日の内にお昼にお城の前の広場に集まってって、伝えてもらってる」
#ヴェゼン
21:13:22
「……と、いうことだ。お主らは傍で見ていても、国民たちと一緒になって見ていてもいい」
ジーク
21:14:20
「俺の立ち位置はずっと前から決まってるんだ」
キルシー
21:15:49
「俺は大衆の中で聴かせてもらうとしよう」
マシュー
21:16:10
ようクリス、1人かい? なら、ちょっくら繰り出すとしようぜ。
クリストファー
21:16:20
ずっと名前誤字ってたの気づかなかった
#ヴェゼン
21:16:33
ほんまやwwww
キルシー
21:16:52
ほんとだwww
#オルハ
21:17:20
「それなら、私もキルシーと一緒に」
ジーク
21:17:22
違和感ゼロやった……
#フロレンツィア
21:17:36
「んー、じゃああたしは近くで見させてもらおうかしら」
キルシー
21:17:56
「ああ」 オルハに頷く
クリストファー
21:18:17
「なら、俺は傍で見てるよ」
#マシュー
21:18:53
「この流れでキルシーとオルハちゃんの邪魔をしに行くとか言えねえ……」
21:19:07
「っつーことで、俺も横で見ることにするわ」
キルシー
21:19:42
「俺たちが悪いような言い方をするな……」
#マシュー
21:20:12
「いやいやそうは言ってないさ。どうぞごゆっっっくりお楽しみになってくれ」
#オルハ
21:20:23
「……楽しむようなイベントではないのだけど」
ジーク
21:20:56
「妙なタメをつくるんじゃあないぜマシュー先輩……ま、好きにすればいいだろう」
キルシー
21:21:46
「俺も長くこの国の民として生きてきたんだ。その位置から聴かせてもらいたい、それだけだ」
#ラフェンサ
21:22:24
「ん、分かった。……それじゃ、そろそろ行こう。みんなが待ってる」
ジーク
21:22:39
「お前割と国の中核に食い込んどいて……まあいいけどよ」
クリストファー
21:23:10
「ま、そこは個人の好きに、だろ」
キルシー
21:23:17
「それはそれだろう」 と言いながら立ち上がって
#ラフェンサ
21:23:20
会話が終わったら場面かえましょう
クリストファー
21:23:29
どうぞ
キルシー
21:23:39
「後で合流する。ではな」 と二人で出て行きました
#オルハ
21:24:15
「じゃあ、また後でね」
#フロレンツィア
21:24:31
「あ、今度は手を繋いで出ていかないのね」
#オルハ
21:25:04
「…………」 危うく転けそうになりながら咳払いをして出ていった
ジーク
21:25:05
おっけー
キルシー
21:25:39
「……」 なんともいえない顔でフェードアウト
21:25:42
おk
GM
21:25:48
おーけー
21:25:54
 
21:25:55
 
21:26:37
ルシーニュの正門から伸びる通路を行けば、そこにはディルクールで最も大きな広場が広がっている。
21:27:31
生誕祭を始めとした催し物の際には、ほぼ必ずこの広場にて色々な出し物がなされ、平時であっても露店がいくつもあり、人々の交流の場として利用されている。
21:28:10
その城門前広場は、今人とどよめきで埋め尽くされていた。
#オルハ
21:29:01
「……流石に凄い人ね」
GM
21:29:16
キルシーとオルハは、他の者たちよりも一足先にその広場へとたどり着いた。
キルシー
21:30:16
「当然だ。この状況下、心の拠り所を求めている者たちも多いだろう」
GM
21:30:20
耳には自然と、人々の噂話が届く。その内容は、ラフェンサが昨日兵士たちを通じて知らせた事実の一部であったり、荒唐無稽なものであったりと様々だ
#オルハ
21:30:39
「事実を伝えて、彼らが余計混乱しなければいいけれど……」
キルシー
21:31:31
「混乱は避けられないな。だから先程も言ったように、その先が肝心だ」
21:32:31
「見届けよう。そして俺たちに出来ることがあるなら、それに尽力してやればいい」
#オルハ
21:33:09
「……ええ、そうね。皆がどう思おうと、私たちは彼女の味方。支えてあげましょう」
GM
21:33:31
二人がそんな会話をしていると、人々のどよめきの様子が少し変わる。
キルシー
21:33:44
「と……」 始まるか
GM
21:33:56
どうやら、城から女王たちが出てきたようだ。
21:34:59
出てきたのは、近衛の兵士に続く”コークル”女王と、その後ろを歩くフードを目深に被った人物。その次にヴェゼンと、ジークら《ラーズグリーズ》の面々が続く。
21:36:27
兵士たちが並ぶ道を通り、女王は広場の中央にある壇上へとゆっくりと上った。
#”コークル”
21:37:41
壇上に立った女王は、金糸のような長く美しい髪を靡かせて、国民たちを見回す。
21:37:59
国民たちの目には、その姿は紛うこと無くコークル・フェンディルとして映るだろう。
21:38:46
女王は一度胸に手を当て、目を伏せて息を整える。すると自然に、国民たちも会話を止めて彼女へと目を向けた。
21:39:50
黄昏の空からの光を受け、紅く染まる顔を国民たちへと向け、彼女はゆっくりとその口を開く。
21:40:25
「――みんな、この混乱の中、集まってくれてありがとう」
21:41:00
彼女のよく通る声は、周囲に用意された魔動拡声器によって、広大な広場全体に響き渡る。
21:41:18
「今日は、あなたたちにとても大事な話があるの」
21:41:52
「……」 そう言い、背後に目配せをする。
GM
21:42:30
すると、彼女の後ろに続いていたフードの人物が壇上へと上がってくる。その背丈は、国民たちの前に立つ女王と寸分も違わないだろう。
21:43:07
謎の人物の登場に、人々は再びざわつき始める。
キルシー
21:43:34
「……」 周囲がざわつく中、真っ直ぐにその光景を見つめ続ける
#”コークル”
21:43:59
「…………」 ”コークル”が頷くと、フードの人物は自分の手をフードへと掛け、その顔を露わにする。
GM
21:44:29
――現れたのは、女王と瓜二つの顔。コークル・フェンディルその人の顔だ。
21:45:24
ざわざわと、人々のどよめきが一層強くなる。
#”コークル”
21:46:20
「――わたしは」 そのどよめきを裂くように、女王が再び声を発する。 「……わたしは、皆に謝罪をしなければなりません」
21:47:47
「今まで女王として振る舞っていたわたしは、本物のコークル・フェンディルではありませんでした」
#ラフェンサ
21:49:03
「女王としてあなたたちの前に立っていたのは……姉ではなく、わたし。――ラフェンサ・フェンディルです」
GM
21:49:56
その言葉を聞いた人々は口々に疑問や混乱を言い始める。その中には、怒声のようなものも混ざっている。
#ラフェンサ
21:51:04
「以前、皆には《黒の教団》の起こした事件によってラフェンサ・フェンディルが命を落としたと伝えましたが」
21:52:33
「……本当は、わたしの身代わりとなって、姉であるコークルが死にも等しい状態へと追いやられたのです」
21:53:56
「わたしはその後、彼女の代わりとして……皆に自分を偽り、女王として皆の上に立ち続けていました」
21:55:13
「どのような事情があれ、皆に嘘を吐いていたこと。今日はそれを謝罪したくて、皆に此処に集まってもらいました」
21:55:43
「本当に、ごめんなさい」 ラフェンサは、国民たちへと向けて深く頭を下げる。
GM
21:56:17
国民たちの動揺は未だ収まる様子を見せず、彼らは呆然とその姿を眺めている。
#ラフェンサ
21:57:04
「……こんな突拍子のない話を、こんな時にして、皆を余計に困惑させることも申し訳ないと思っています」
21:57:57
「ですが、わたしはこれ以上皆に嘘を吐くべきではない、わたし――ラフェンサ・フェンディル自身として皆を導いていきたいと、強く感じています」
21:58:38
「今すぐに認めて欲しいとか、赦して欲しいとか、そんな事を此処で言うつもりはありません」
21:59:23
「……後ろに居る《ラーズグリーズ》たちの協力で、姉を取り戻すことは出来ましたが、見上げれば空には《黄昏》が広がっています」
22:00:02
「わたしは、わたしの世界――愛するこの国と人々を守るため、仲間と共にこの原因に立ち向かうつもりです」
22:00:56
「あなたたちには、その中でわたしの姿を見て、ラフェンサ・フェンディルが女王として相応しいかどうかを見極めて欲しい」
22:03:03
「……今日わたしから伝えるべきことは、以上です」
22:03:31
そう言って、再び深く国民たちへと頭を下げる。
GM
22:03:56
群衆からは、拍手は起こらない。相変わらず、ただただ動揺する声が響くだけだ。
22:04:47
ラフェンサとコークルは、その様子を見てもそれ以上言葉を口にすることなく、彼らに背を向けて壇上から下りていく。
キルシー
22:08:05
「……――――」 周囲がどよめき続ける中、それを破るように手を叩く音を一つ響かせ――大衆から拍手を彼女に届ける
#オルハ
22:08:39
そのキルシーに続く拍手が、一人分。
GM
22:09:25
二人分の拍手は、人々のざわめきの中に確かに響き渡り――ひとつ、またひとつと、ゆっくりではあるが大きくなっていく。
22:10:03
その拍手は、決して全員のものにはならない。集まった人数からすれば、小さなものであるかもしれない。
22:10:48
だが、その小さな拍手はラフェンサの背中にしっかりと届いた。
22:11:22
背にそれを受け、ジークたちの元へと戻るラフェンサの表情には、今まで以上に強固な意志と覚悟が、はっきりと表れていた――
22:12:42
 
#ラフェンサ
22:13:28
「……ええっと、ただいま」 改めて君たちの元へと戻ってきたラフェンサは、こっ恥ずかしそうに頬を掻いた。
クリストファー
22:14:07
「お疲れさん」 拍手と、ラフェンサの表情に、ふっと微笑む。思っていた程の心配は、要らなかったようだ
#コークル
22:14:29
「ふふ、必要があればわたしも喋ろうと思っていたけれど、杞憂だったみたいね」
#ラフェンサ
22:14:52
「あはは……流石に緊張はしたけど、言うことは決まってたからね」
クリストファー
22:15:37
「そんな恥ずかしそうな顔すんな。立派にやれてたんだ、胸張れよ」 と、ラフェンサの頭をくしゃりと撫でる。
#ラフェンサ
22:16:29
「もう……またそうやって子供扱いする」 むくれてみせるが、拒否している様子は一切ない。
クリストファー
22:17:35
「実際、俺より5つも下だろ」
#ラフェンサ
22:18:10
「成人はしてるってば」
クリストファー
22:20:04
ふっと笑い。 「ま、そうだな」
#ラフェンサ
22:21:27
「……まあ、何はともあれみんなに話して良かったよ。なんだか、つっかえてたものがすっきりした気がする」
クリストファー
22:23:42
「みたいだな。そういう顔してる。……ま、混乱は続くだろうが」 広場の方に視線を向け
22:23:57
「……ま、思ったよりは、きっと大丈夫だろう」
#ラフェンサ
22:25:18
「……だね。だって、わたしの大好きな人たちだもん」 クリスに続いて広場を見やり、ふっと微笑む。 「……っと、そうだ」 何かを思い出したように、懐をまさぐり短剣を取り出す。
22:26:15
くるくると手で短剣を回してから握り直すと、空いた手でうなじ辺りの髪の毛をぐ、と掴む。
クリストファー
22:26:16
「ああ。それに、国民達だって、お前のことを――……と、どうした?」
#ラフェンサ
22:27:03
そしてそのまま、躊躇することなく刃を当て、ばっさりと肩から先の髪を切り捨てた。
#コークル
22:27:20
「……まあ」
#ラフェンサ
22:27:48
「うん、やっぱりわたしはこっちの方が落ち着く」
クリストファー
22:28:12
あ、と言う間もなく。 「……ったく、思い切りがいいんだからな」
#ラフェンサ
22:29:34
「お姉ちゃんの真似も悪くないけど、やっぱりこっちの方がわたしらしいと思うからさ」 にっこりと笑うラフェンサの顔に見えるのは、初めて出会った時にも感じたような”少女らしさ”。
22:30:43
再び本当の自分を示すことを決めたラフェンサに、確かな熱と”焔”が灯るように感じたのは、クリスだけではないだろう。
クリストファー
22:30:49
「だからって、そんな雑に切っちゃ結局後で整えなきゃだろうに。女王陛下なんだから、もうちっと身だしなみは考えろよ」
22:31:09
「……ま、そっちの方がお前らしいってのには、同意するけどな」
#ラフェンサ
22:32:19
「それはもちろん後でちゃんと整えるよ。……って、あれ、何か胸の辺りがむずむずするような、あったかいような」
クリストファー
22:33:05
「お前は、そのほうが良い」 安心したような表情で言う。自分を偽るよりは、そうして有りの侭で居るのが、きっと彼女らしい。
#コークル
22:33:34
「ええ、きっとルーもそう言ってくれていると思うわ」
#ラフェンサ
22:35:28
「……ん、そうだね」 もう一度二人に向けて笑顔を見せて。 「行こう。一秒でも早く、ルーに今のわたしを見せにいってあげなきゃ」
クリストファー
22:37:02
「……ああ」 ラフェンサの笑顔に、力強く頷いた。
GM
22:37:55
 
22:37:57
 
22:38:50


第一話 「黄昏-沈み行く世界-」 了 


発言統計
その他(NPC)659回43.7%23907文字47.7%
クリストファー288回19.1%9446文字18.8%
ジーク179回11.9%5981文字11.9%
キルシー200回13.3%5710文字11.4%
GM169回11.2%4857文字9.7%
クリストリファー10回0.7%229文字0.5%
GMⅡ2回0.1%33文字0.1%
合計1507回50163文字