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****目次 [#jb398a21]
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**《花の国フェンディル王国》 [#bea9a584]
 今回のキャンペーンでPCたちが住まう国家であり、物語の中心となります。
 ザルツの西部に位置するフェンディル王国は、古代魔法文明時代にまで遡る歴史ある国家であり、当時の魔法王の血筋を途絶えさせることなく、王家が受け継いでいます。古代魔法文明時、魔動機文明時、そして、現在と3つの時代に繁栄を迎えていますが、どの時代にあっても、魔法技術と芸術において最先端にあると称えられた国家です。
 国民の王家に対する敬愛は深く、内政は安定しています。伝統的に平和を愛する国民性であり、陽気で開放的、他国からの来訪者にも気さくに接するのがフェンディルの人々の特徴です。

 王都ディルクールは、古代魔法文明時代の都を礎としています。広大な最盛期の都は、現在は《遺跡と花の丘》と呼ばれる遺跡群になっていますが、その一部の上に王都は成り立ち、古代の技術を受け継ぎ、都市を成しています。魔法技術だけでなく、この国の進んだ芸術も、王都を華やかに彩ります。魔法文明時代の敷石の並ぶ街路を、現在の名工たちの作った彫像が飾り、魔動バイクが疾走する。それが、ディルクールの日常風景です。

 前王の死後、彼の娘である双子の姫コークルとラフェンサが国王代理として国を治めています。その手腕は年齢に反して素晴らしいもので、国民たちからの評判も上々ですが、姫たちの訴える共同即位に関しては、助言機関である元老院が反対しており、国王位は空位が続いています。
 比較的平和な国家だと言えますが、数年前に凄惨な事件があったことや周辺の蛮族の脅威は他の国家と同様に抱えているため、決して油断出来る状況ではありません。

**《彩りの港ロシレッタ》 [#lbd6daad]
 ザルツ地方の北西に延びる半島の先端近くにあるのが港湾都市ロシレッタです。この都市国家は、ザルツ地方最小の国にして最大の商業国です。ザルツ地方に留まらず、リーンシェンクやレンドリフトなど、はるか遠くのち方とまで交易を行なっており、貿易で培った財力と築き上げた通商ルートによる影響力は、ルキスラ帝国ですら一目置いています。
 建国時の事情から、人間、エルフ、ドワーフが、ほぼ同数ずつという非常に珍しい人口構成をしており、交易立国という側面も合わせ、文化や風俗には非常にエキゾチックな面を見せます。
 3種族の代表が合議制を敷いて国家を運営していますが、往々にして各種族が自分たちの立場のみを訴え、なかなか国政がまとまらないのが最大の欠点となっています。
 とはいえ、経済面だけ見ればまったく不安がなく、多くの国民が裕福な暮らしを満喫しています。
 近年では、ルキスラ帝国で起こった魔動機術に関する技術革新の恩恵も受けており、遠距離通信技術の媒体である〈魔動通信機〉も普及し、その通信補助施設である〈中継塔〉なども建設されて、さらなる繁栄を見せています。

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