護るべき者を失い、花々はただ途方に暮れる。 失意の底に落とされた彼らは、果たして何を想うのか。
花々を育む土壌もまた、導を失い、混迷を極める。 その先には、もう一筋の光も見えない。
それでも、彼女は云う。言葉ではなく、彼女の遺した全てが、そう伝えている。 立ち上がれ、暗闇の先にある未来に飛翔するために、と――