東京ソード・ワールド(以下東京SW)では通常のソード・ワールド2.0よりも種族を制限し、以下の2種のみがPCとして作成可能となります。
人間の扱いは大きな違いはありません。この世界に住む人類は基本的にこの種族に該当します。
ただし、種族特徴である[剣の加護/運命変転]については《魔剣》の担い手である者のみが顕現させることの出来る力となっています。
2016年の《東京大破局》以後、ごく一部の人間が変化して生じた種族です。基本的には人間と変わりありませんが、危機に陥ったり、感情が昂ぶると肌が青白く変色し、額からは角が生え、身体に痣が表れます。
異様な容姿から彼らは《異人》という呼称が付けられています。しかし、そのあまりに化物じみた姿から《ナイトメア》という蔑称で呼ばれることも多々あります。異人は、現代日本の一般人からすれば《黄昏》に似た怪物のような認識です。異人であることが知れてしまえば、一般人からは忌避され、時には虐げられてしまうこともあるでしょう。
その代わりに、彼らは人間と比較して高い運動能力や感応能力を持ち、一度魔剣の担い手として目覚めれば、その力は人間を大きく凌駕します。反面、それだけの能力に身体が耐えられず、研究の結果寿命が通常の人間の半分以下になってしまうのではないかとも言われています。
舞台は現代日本であるため、基本的にPCを含む登場キャラクターたちの多くは黒髪(やや茶色を含む)黒目となります。もちろん、日本以外の出身のキャラクターや両親が外国人であるなどの理由で、それ以外の髪色などを持つキャラクターも存在します。
その他、東京SWでは純日本人であっても金色をはじめとして、銀に青に赤、果ては桃色といった多岐に渡る髪色、瞳色を持つキャラクターも"特別"ではありません。長い歴史の中で、それまでも突然身体に変化が表れる例は確認されていましたが、《大破局》以後はそれが頻発するようになり、染髪してもいないのにある朝突然髪が赤く染まっていた――などといったことは珍しいことではないのです。当初こそ人々は混乱したものの、現在は日本のみならず世界において〈剣のかけら〉による影響ではないかとの説が有力視され、この現象は人々に受け入れられています。無論、2025年現在でも染髪やカラーコンタクトレンズの使用は日常的に行われており、そちらも何らおかしな行動ではありません。