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日本国を代表する行政機関のひとつであり、その基本的な役割は他の省庁も含めて現実の日本と大きな違いはありません。
このトップに立つ内閣総理大臣葛西芳邦が実質的な日本政府の代表となっています。
あくまで民主主義である以上、彼の一存で政策が決められることはありませんが、《黄昏》に関連した有事の際は、彼の判断のみで国防軍を動かす特別決定権を行使することが出来ます(尤も、平時であっても最高指揮監督権を有していることに変わりはありませんが)。
《黄昏の種》の飛来以後、もっとも役割が大きく変化した省庁です。
旧自衛隊を改編した日本国防衛軍(以下国防軍)を統括している機関であり、国家の防衛を一手に担っています。
また、国防軍に遅れて設立された後述の対黄昏機関とは名目上連携を取り合って活動するということになっていますが、それぞれの長同士の折り合いが良いとはいえず、関係は芳しくありません。
《黄昏の大破局》(以後大破局)から1年の後に設立された黄昏関連の事件に対処する機関です。国から正式に認められた機関ではありますが、その指揮下にはなく、独立して行動を行う民間組織です。
その名の通り、世界に現れた黄昏を滅ぼすことを目的としており、魔剣を扱う《担い手》たちの育成を主眼に、素質のある者を積極的にスカウトして回っているという噂もあります。国防軍とは協力して事にあたるということになっていますが、互いの利益や目的が必ずしも一致するとは言えず、衝突に発展することもないではありません。
この機関は《八雲財閥》から多額の出資を受けており、また総長である八雲楓も財閥に連なる人物ということで、実質的には八雲財閥に属する企業のひとつといっても過言ではありません。
現代日本で最も有名かつ巨大な財閥のひとつです。元々は資産家である八雲家が設立したひとつの工業系企業でしかありませんでしたが、1900年台後半より宇宙開発に乗り出し、多くの成果を上げました。その後、宇宙開発を始めとした他企業の手が出しにくい分野に次々に手を出し、巨大な独占企業の集団を作り上げました。
大破局以後は《AAA》に多額の出資を行い、黄昏関連の研究開発に大きな協力を果たしました。その中には兵器開発部門も存在し、現在AAAと国防軍が使用している装備の多くは八雲財閥の主導で開発されたものであり、その存在は今の人類にとってなくてはならないものとなっています。
東京都新宿区に存在する私立制の学園です。初等部、中等部、高等部が存在しますが、新宿区内に存在するのは高等部のみとなっています。初等部段階で入学し、そのままエスカレーター式に高等部まで進学する生徒が多い中、中等部や高等部の入学試験を受けて入学する者も決して少なくはありません。
上記の八雲財閥から多額の出資を受けて運営されており、都心部でありながら膨大な敷地を確保しています。そのため、文化部運動部共に十分な練習場所に設備を有しているため、部活動が非常に盛んに行われています。勉学にも力を入れていないわけではなく、特進クラスからは毎年多くの生徒が有名大学に進学します。
生徒数が多く、中には素行不良の生徒も居ます。しかし、学園の方針として「生徒による自治の徹底」が掲げられており、生徒会役員等の活躍により学園内の治安は良好な状態が保たれています。