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20160102_0

2016/01/02
フロレンツィア
20:54:44
ジーク、君も来たのね。さ、行きましょ。あたしも力を貸すわ。
クリストファー
20:54:47
よう、GM。メシがまだなら、これから一緒に食いに行かないか? 美味い店があるんだ。
フロレンツィア
20:55:05
キルシー、君も来たのね。さ、行きましょ。あたしも力を貸すわ。
メレディス
20:55:16
あ、クリス先輩。ほらほら、行きましょう。急いで急いで。
キルシー
20:56:22
GMⅡか、丁度いい。幾つか菓子を焼いてあるのでな、持って行け。
GM
20:58:16
よし
20:58:20
ぼちぼち始めましょうか。
キルシー
20:58:43
おう
20:58:49
よろしくお願いします
クリストファー
20:58:58
よろしくお願いします。
GM
20:59:03
よろしくお願いします。
ジーク
20:59:10
よろしくおねがいします
GM
20:59:22
 
20:59:23
 
21:00:01


中編 「歪む世界」


21:00:05
 
21:00:06
 
21:00:39
――大陸新暦311年。ザルツ地方はルキスラ帝国、ダーレスブルグ公国を舞台とした《輪音事変》の終息から2年の時が経ち、季節は再び春を迎えようとしていた。 BGM:犠牲の先の希望/http://listenonrepeat.com/watch/?v=MwjLr_UUqrc#Ao_no_Kiseki_Evolution_OST_-_A_Victim_s_Past_Wish
21:00:52
物語の舞台は、ルキスラ帝国より南西方向に位置する"花の国"フェンディル王国へと移る。
21:01:02
ザルツ地方の西部を広く領土とするフェンディル王国は、魔法文明時代にまで遡ることが出来る、古い歴史を持つ王国だ。優れた魔法技術と芸術で有名であり、魔法技術による商品を輸出し、多くの観光客を集めて栄えている。
21:03:21
前国王の崩御から国王の不在がしばらく続いた後、双子姫と呼ばれる若い王女の内の妹――ラフェンサ・フェンディルを女王として国政がなされており、彼女の優れた手腕によって、国民たちは安定した生活を送っている。
21:04:32
北に広がる肥沃なエレディア大三角州土着のエルフたちとの関係も良好で、周囲には目立った蛮族などの脅威もなく、“愛と平和の国”の名に相応しい様相だと言えるだろう。
21:05:11
それでも、人が住まう以上大小はともかく、様々な問題が生じる。
21:06:36
そんな問題を解決するのが、“冒険者”だ。彼らは、猫探しのような非常に小さなものから、蛮族討伐から、遺跡探索といった大きな依頼までこなすいわゆる“何でも屋”であり、この国でも重宝されている。
21:07:39
此度の物語はそんな冒険者の店のひとつ――に所属するとある青年の生家から始まる。
21:08:24
 
21:08:48
〈紫苑亭〉は、フェンディル王国の首都ディルクールにある瀟洒な喫茶店だ。
21:10:05
店主レヴィンが淹れるコーヒーに、彼が焼く菓子は食べた者を魅了し、今では〈紫苑亭〉はディルクールでも有名な喫茶店のひとつとなっている。
21:11:14
そのレヴィンの息子である君――キルシー・ケイフォードは、非常に忙しい生活を送っていた。
21:12:08
どうしてそうしたのかは覚えていないが、気が付けば魔動機師の養成所とも言える魔動機院に入り、魔動機術を学び、
21:13:17
父の跡を継ぐという考えも決して捨てず、日夜喫茶店の手伝いをしながら、バリスタとしての腕を磨き、また菓子作りにも力を入れている。
21:13:56
今日は、父母ともに不在で、君が妹アメルと共に店番をこなしていた。
21:14:33
朝の忙しい時間も過ぎ、ようやく一息といったところで、アメルが身体を伸ばしながら大きく息をついた。
#アメル
21:14:48
「んーっ……! 今日も疲れたねぇ……」
キルシー
21:15:54
「ああ、そうだな。やっぱり父さんみたいに手際良くいかないものだよ」 と苦笑しながら、休憩用に淹れたコーヒーをアメルの元へ持ってくる
#アメル
21:16:43
「そう? お客さんも褒めてくれてたじゃない。キルシー坊も随分とうまくなったもんだ、って」
キルシー
21:17:54
「“坊”、だなんて言われてる時点でまだまださ。やっぱり、常連のお客さんは父さんのコーヒーの味を知っている訳だしな」
21:18:27
「ほら、淹れておいたぞ」 とアメルの傍のテーブルにコーヒーを置く
#アメル
21:18:55
「それは昔からの癖だからでしょー? 向上心があるのはいいけどね」 ありがとう、と言いながらコーヒーの前の椅子に座って。
キルシー
21:20:00
「確かに俺は真面目だってよくからかわれるけどな」 困ったように笑いながら、同じようにテーブルの席へ座る
21:20:35
「父さんが作った誇りの店なんだ。俺も頑張らないといけないよ」
#アメル
21:20:52
「だって真面目なんだもん。悪いことじゃないけど、魔動機院に居るんだし、彼女のひとりやふたりくらい出来ても良い頃じゃない?」
キルシー
21:21:16
「ぶっ……」 啜り掛けていたコーヒーを拭きこぼしそうになり
21:21:48
「……あのな、アメルはそういうの気にしなくていいんだよ」 口元をハンカチで拭きながら、目を反らす
#アメル
21:22:25
素知らぬ顔でコーヒーを啜り。 「気にしますー。お兄ちゃん、そういうの疎そうだしさぁ……」
キルシー
21:23:45
「……そりゃあ、俺の周りにもそういうのがある奴も居てさ。偶には羨ましいと思うことだってあるけどな……」
21:24:07
「まぁ……俺は店とか冒険者とか忙しいし、な?」 と言い訳する
#アメル
21:24:43
「そうだよ、それがおかしいよ!」
キルシー
21:25:11
「え……?」 何でだよ、という表情で
#アメル
21:25:14
「冒険者なんて吊り橋効果でどんどん仲が深まっていくっていうのに、何でお兄ちゃんにはまだ出来ないかなー……」
21:25:24
「いい人だと思うんだけどなぁ……」
キルシー
21:26:24
「い、いや……別に冒険者はそういう目的じゃないからな……?」
#アメル
21:26:37
「そういう目的じゃないから生まれるの!」
21:26:39
「あ、そうだ」
キルシー
21:26:51
「訳が分からんな……ん?」
#アメル
21:27:12
「だったらわたしが紹介してあげる。すっごくいい子が居るんだから――」
GM
21:27:20
からんころん。
21:27:35
アメルが一人で盛り上がりを見せ、立ち上がった所でドアベルが鳴る。
キルシー
21:27:50
「っとと、いらっしゃいま――」
GM
21:28:17
入り口に立っていたのは、アメルと同じ年頃くらいの長い黒髪の少女だ。
キルシー
21:28:46
「――せ……」 一瞬呆然としてしまうが、ハッとして
21:29:02
「あ、と……一名様で?」
GM
21:29:27
エプロンを身につけ、花束を手に持っている彼女は、この近くの花屋に務めていて、顔程度は君も見たことはあるだろう。
#アメル
21:29:56
「お兄ちゃん、コーヒー1杯追加で。あとレモンパイ、一切れ持ってきてあげて」
#黒髪の少女
21:30:28
「……あ、いや、お構いなく」
キルシー
21:30:35
「えっ、ちょっ、お客さんが来てるんだから食い意地張ってないでお前も働けよ……!」 
#アメル
21:31:09
「違う! わたしが食べるんじゃなくてオルハの分に決まってるでしょ!?」
キルシー
21:32:17
「……えーっと」 顔は見たことあるんだけど、と少女をちらりと見て 「オルハさん……でいいんだよね。ごめんな、席に掛けてくれていいから待ってて」
#オルハ
21:32:18
「……アメル、私は今日はご馳走になりに来たんじゃないから」
キルシー
21:32:31
と言って厨房へ入りかける
#オルハ
21:32:52
「あ、いえ……お構いなく。今日は仕事で来たんですし」
キルシー
21:33:24
「あ……」 振り返って、彼女が持っている花束を見る
#アメル
21:33:43
「あ、そうだ。お兄ちゃんに言うの忘れてたね……」
キルシー
21:34:01
「お互い名前を知ってるんだな。友達か?」
#アメル
21:34:29
「うん。お店も近いし、色々話す機会も多くってね」
#オルハ
21:34:49
「この街に来たのは最近なんですけど、アメル、すごく私に良くしてくれて」
キルシー
21:36:43
「そうかそうか、さぞ煩いだろう俺の妹は」 
#オルハ
21:37:21
「いえ、そんなことは。明るいし、可愛らしくて、街のみんなにも人気ですよ」
#アメル
21:37:28
「えっへん」
21:37:54
「って、そうじゃなくて。お兄ちゃん、お父さんが昨日大きなケーキ焼いてたでしょ?」
21:38:02
「それ、今からお兄ちゃんのお店に持っていくよ」
キルシー
21:38:15
「っと……」
#アメル
21:38:15
「あ、お店っていっても此処じゃなくて〈明けの明星亭〉の方ね」
21:38:43
「お父さん、その間はお店は閉めておいていいっていってたから」
キルシー
21:39:04
「ああ、それは構わないんだけど……」 オルハの方を見て 「君の仕事っていうのは?」
#オルハ
21:39:53
「私も、これを届けに行くんです」 大事そうに抱えた花束を少し持ち上げて見せる。
21:40:18
「〈明けの明星亭〉の冒険者の1チームが、この間大きな事件を解決したんでしょう?」
21:40:36
「……確か、《黒の教団》っていう所が関わってた事件だったかしら」
キルシー
21:41:15
「ああ……そんな話を聞いたな」
#アメル
21:41:50
「それで、お店の店主さんたちがその立役者たちにサプライズでプレゼントだってさ」
キルシー
21:41:59
「成る程、元々一緒にアメルとオルハさんで行く予定だったんだな」 ぽん、と手を打ってから 「そういうのは予め言っておけよ」 アメルの頭を小突く
#アメル
21:42:07
「いたっ」
21:42:17
「忘れてたんだってば。っていうか、お兄ちゃんも行くんだからね」
キルシー
21:43:05
「はいはい。まったく……それじゃあ準備するからアメルも片付けておいてくれ」 アメルに出したコーヒーカップを指さして、自分はケーキを取りにいく
#アメル
21:43:38
「了解でーす。オルハ、悪いけど少し待っててね」
#オルハ
21:43:46
「ええ」
GM
21:44:19
 
21:44:40
その後、支度を整え3人は繁華街にある〈明けの明星亭〉へと向かう。
21:45:22
道中、アメルが間に立ち、キルシーとオルハは様々な会話を交わすことになる。
21:45:59
アメルの話術のおかげか、始めは遠慮しあっていた二人も次第に硬さが無くなり、自然な笑みが零れるようになってきたところで、目的地が見えてくる。
21:46:05
その少し前、店内では――
21:46:07
 
#亜麻色髪のエルフ
21:47:38
「――だーかーら! 言ってるでしょ!? あれはあたしのせいじゃなくてパパのせい!」
21:48:15
「ほんっと失礼しちゃうわ……。パパがずぼらだからってあたしもずぼらだと思わないでよね」
GM
21:48:35
ぷりぷりと怒る亜麻色の髪をツーサイドアップにしたエルフの少女は、フロレンツィアという。
21:49:29
北に位置するエレディア大三角州の出身であり、見聞を広め、また同時に人助けのためにとフェンディル王国にて冒険者に就いている。
#冒険者の青年
21:50:00
「どうどう。落ち着いてくれ、フローラ。俺は最初からフローラがずぼらだなんて一言も言ってないよ」
GM
21:50:41
彼女をなだめる爽やかな金髪の青年は、ジョシュア・フェアフィールド。フロレンツィアと並びこの店の有力冒険者のひとりだ。
21:51:06
そしてもうひとり――その傍に座るもうひとりの青年こそが、君クリストファー・パーシヴァルだ。
21:51:53
君もまたこの店に籍を置き、仲間たちと共に数々の事件を解決に導いてきた。
21:52:29
君と、ジョシュアと、フロレンツィアの3人では、先日《黒の教団》と呼ばれる邪教徒集団の残党が引き起こした事件を解決したばかりだ。
21:52:38
(では→は
#ジョシュア
21:53:30
「――なあクリス? 俺は一言も言ってないよな」
#フロレンツィア
21:53:51
「クリス、どうなの!?」
クリストファー
21:55:47
「お前らなあ、そこで俺に振るかよ」 苦笑浮かべるが、語調は穏やかに。
#フロレンツィア
21:56:27
「そりゃ、あたしとジョシュアで意見が割れたら、君に聞くしかないじゃない」
#ジョシュア
21:56:58
「はは、悪い悪い。いつもみたいに良い答えを出してくれるかと思ってさ」
#ブランシェ
21:57:24
「フフ、三人ったら相変わらず仲がいいわね。妬けちゃうわ」
クリストファー
21:57:26
「まあ、ジョッシュはそこまで言ってないし、この件に関しては、フローラの親父さんのずぼらさ悪いっつーことでな」
GM
21:57:54
そんな君たち3人へと、淹れたての紅茶を運んでくるガタイのいい男は、この店の店主ママン・ブランシェだ。
21:58:24
口調とナリは正直“アレ”だが、人柄はとても良く、この店の評判は年々上がってきている。
クリストファー
21:58:53
「仲がいいっつーか――ま、もう皆結構な付き合いになるしな」
#ファルシオーネ
21:58:57
「そうですねえ……。以前私もフローラさんのお父様にはお会いしましたが、不精な所のある御方でしたし」
21:59:19
店主につづいて歩いてくるのは、この店の数少ない給仕のファルシオーネというルーンフォーク。
21:59:37
ブランシェもファルシオーネも、君たちがこの店に所属して以来の付き合いだ。
#フロレンツィア
22:00:20
「そうねえ……。あたしがディルクールに来てからずっとなんだし」
#ジョシュア
22:00:37
「思い出すな。フローラが最初俺たちを密猟者と勘違いして矢を射かけてきたこと」
22:00:59
「危うくあれで俺は相棒を失う所だったよ」
クリストファー
22:01:24
「ああ……あんときはな。死ぬかと思ったよ」
#フロレンツィア
22:01:25
「ちょっ、それはもう何回も謝ってるじゃない! しかもあれは威嚇! 当てるつもりで射ってない!」
22:01:33
「何でクリスまで!?」
クリストファー
22:02:19
くく、と笑い。 「いやあ、悪い悪い。まあ、今でこそフローラの弓の腕は知ってるから、外すつもりだったのはわかるけどな」
#フロレンツィア
22:02:59
「しょうがないじゃない……。あの時は密猟者がたっくさん居て、エレディアでも問題になってたんだから」
#ブランシェ
22:03:16
「確か、その密猟者の一部が黒の教団と通じていたのよね」
#ジョシュア
22:03:31
「ああ。その時はそんな事思いもよらなかったけどね」
#ファルシオーネ
22:04:16
「そこから3人で協力して教団の起こした事件を解決したというのは、何か運命めいたものを感じますね」
#ジョシュア
22:06:31
「まあ、最初からあいつらの野望を打ち砕いてやるぞってわけじゃなくて、成り行きな部分もあったけど」
22:06:45
「二人と出会えたことは、本当に良かったよ」
クリストファー
22:07:10
「だからこそ運命的、って言うのはあるかもな」
#ジョシュア
22:07:31
「っと、そうだ。運命的と言えば」
22:07:52
「クリス……お前、この間ラフェンサ女王陛下と釣りをしてたって本当か?」
#フロレンツィア
22:08:02
「え、何それ」
クリストファー
22:08:16
「まあけど、そんな言葉で片付けるよりも、俺は、俺たち皆が――」 と。
#ブランシェ
22:08:23
「……ちょっと、釣りはともかくアタシ的にも気になる話よ、それ」
クリストファー
22:08:40
「……ちょっと待てジョッシュ、なんでお前がそれを」
#ジョシュア
22:10:37
「この間、街の人から聞いたんだよ。陛下っぽい人とお前が一緒に河沿いに居るのを見たって」
22:11:00
「まあ、陛下の方は変装してたみたいだから違うかも、とは言ってたけど」
#フロレンツィア
22:11:47
「ふーん。ふーん……。いやぁ……前に報奨を貰った時からちょーっと怪しいなって思ってたのよね、あたし」
クリストファー
22:11:49
片手で顔を多い。 「……だからもうちょっとしっかり変装しておけって言ったんだ」 はあ、と溜息。
22:12:16
「……いや、待て。別にお前らが思ってるような関係じゃないぞ」
#ファルシオーネ
22:12:42
「ですが、二人で出掛けるという時点で結構なものでは……」
クリストファー
22:13:22
「そ、そりゃあお前、お忍びなのにぞろぞろと行くわけにもいかないだろう?」
#フロレンツィア
22:13:51
「でも二人よ二人? 釣りだったらあたしたちを誘ってでもいいわけじゃない?」
クリストファー
22:14:49
「そ、それはだな……成り行きというか……」
#ジョシュア
22:15:05
「まぁ、分かるよクリス。ラフェンサ陛下程の方なら惹かれて当然だ」
クリストファー
22:15:33
「待て待て待て、そういうんじゃないって言っただろう」
22:15:58
「たんに俺と陛下は、プライベートで友人関係でもあるってだけで、それ以上の何かはないぞ」
#ブランシェ
22:16:04
「お美しいものねえ……。子供の時分もかなりのものだったけど、即位されてからはレーア様そっくりで」
#フロレンツィア
22:16:25
「もう、仲間に隠し事なんてしなくていいのに」
クリストファー
22:17:07
「ええい、これだからすぐ色恋に結びつける奴らは……」
GM
22:17:53
そんな和やかな会話が繰り広げられる店内の会話を、ドアベルの乾いた音が遮断する。
#ブランシェ
22:18:05
「――あら、来たわね」
GM
22:18:29
店主が見た先――入り口には、キルシーとそれに続く3人の姿がある。
#アメル
22:19:18
「こんにちは、お届けものです!」
クリストファー
22:19:25
「っと――キルシーじゃないか。それにアメルちゃんも」
キルシー
22:19:41
「ああ、こんにちは。お邪魔させてもらうよ」
#ジョシュア
22:20:09
「どうしたんだ、妹さんと……また違う女の子をつれて」
キルシー
22:20:29
「彼女はオルハ。妹の友達だよ」
#オルハ
22:20:37
「オルハです。よろしくお願いします」
クリストファー
22:20:38
「今日はどうしたんだ、届け物って――……そっちは、確か花屋の」
#オルハ
22:21:00
「こんにちは。先日はありがとうございました」 クリスににこやかな笑みを浮かべ。
#フロレンツィア
22:21:10
「っていうかちょっと待って」
22:21:35
「キルシー、アメル、えーと、オルハはいいわ。……その後ろにこそっと居るのは誰?」
キルシー
22:21:51
「どうした?」 ケーキの入った箱をテーブルまで持っていこうとして、後ろを振り返る
GM
22:21:58
言われて見てみれば、3人の影に隠れてもうひとり、フードを目深に被った怪しい人物が居るではないか。
#フードを被った少女
22:22:13
「ふ……」
キルシー
22:22:34
「え――……」 その存在に気付かず、思わず後ろへ一歩下がり
クリストファー
22:22:35
「え? ――って、おま」
#フードを被った少女
22:23:07
「あ。とりあえず閉めて、と……」 はっと気付いて、いそいそと扉を閉めてから、振り向いてフードを上げる。
GM
22:23:25
中から出てきたのは、この国の女王であるラフェンサ・フェンディルだった。
クリストファー
22:23:32
はあ、と溜息吐いて。 「いいのかよ、城の方は」
#オルハ
22:23:36
「ら、ラフェンサ女王陛下……!?」
#ジョシュア
22:23:56
「噂をすればなんとやら、ってやつか……?」 はは、と乾いた笑い。
キルシー
22:24:04
「う、お……!?」 明らかに動揺した様子で、ケーキの入った箱を落としかけながら自分でキャッチする
#アメル
22:24:26
「じょ、女王様が何でこんなところに」
キルシー
22:24:52
「し、しーっ!」 オルハに向かって、口元に人差し指を添えて見せる
22:25:00
「アメルも……!」
#ラフェンサ
22:25:02
「えへへ、いーのいーの。ヴェゼンは黙らせて来たからさ」
#オルハ
22:25:10
「ご、ごめんなさい……」
#アメル
22:25:24
「いや、でも、だって……これは口に出ちゃうよ」
キルシー
22:26:09
「俺も魂抜けるかと思った……」
クリストファー
22:26:29
「いったいどう黙らせたんだよ……」 呆れ気味に 「ったく……あと、もうちょっと気をつけろよ。皆驚いちまってるだろう」 つん、とラフェンサの額を人差し指で小突き。
#ファルシオーネ
22:26:47
「ふふ、私達は事前に聞いていましたけれど、まさか本当にいらっしゃるとは」
キルシー
22:26:56
(あいつ女王殴った……!?)
#ラフェンサ
22:27:13
「痛いってば。もう……これでもわたしは女王陛下なんだからね。もうちょっと敬ってよ」
キルシー
22:27:27
殴ったは言い過ぎた。突っついた、だな
#フロレンツィア
22:27:33
「敬わなくてもいいよって言ったのはラフェンサじゃない」
#ラフェンサ
22:27:54
「ちーがーう。畏まらなくていいよって言ったの。いや、まあそんな真剣に敬わなくていいけどさ」
クリストファー
22:28:29
「……あ」 キルシーの反応に気づいて、自分も迂闊だな、と。 「すまん、解ってると思うが、他言無用でな」 しー、と。口元に人差し指を立てる。
キルシー
22:28:29
「……いやはや、無茶を仰る……」
#ラフェンサ
22:29:08
「まあ、わたしもどうしても直接お祝いしたくてさ」
22:29:16
「お祝いというか、お礼?」
キルシー
22:29:30
「お祝いって言いますと……」 ジョッシュたち3人を見て
#ラフェンサ
22:29:52
「女王としては別の機会があるけど、わたし個人としても、やっぱりお礼と労いはしたかったんだ」
クリストファー
22:29:56
「あー……」 ラフェンサの言葉に、キルシーやアメル、オルハを見て。 「なるほど、そういうことか」
#ラフェンサ
22:29:59
「そ。この3人にね」
#ブランシェ
22:30:08
「ウフフ、そういうことよ」
#ジョシュア
22:30:24
「はは、参ったな……」
キルシー
22:30:30
「……やれやれ、サプライズに来た筈が此方まで度肝を抜かれましたがね」
22:30:59
と言いながら、改めてケーキを皆が座っているテーブル席へ置く
#オルハ
22:31:21
「……えーと」 見回し、ラフェンサの花束を手渡す。 「へ、陛下からお願いします」
#ラフェンサ
22:31:42
「ん、ありがとう」
GM
22:32:30
花束を受け取り、ラフェンサはひとつ咳払いをする。
#ジョシュア
22:32:47
「まあ、此処までされちゃ逃げるわけにもいかないな」
22:32:58
立ち上がり、ラフェンサの前に立つ。
#フロレンツィア
22:33:19
「そうね。有り難く祝ってもらうとしましょう」
22:34:22
「ほら、クリスも早く」
クリストファー
22:35:07
「やれやれ。……ま、お小言はヴェゼンからもあるだろうし、ここは素直に祝われるか」
22:36:13
そう言うと、軽く服と姿勢を正し。
GM
22:36:22
ジョシュアとフローラがクリスを真ん中に立たせるようにして、ラフェンサが一歩3人へと近づく。
#ラフェンサ
22:37:21
「――クリス、ジョシュア、フローラ。今回の件は、本当にありがとう」
22:38:05
「《黒の教団》は、この国が昔から抱える大きな懸念事項のひとつなんだ。そのひとつを解決して、そして誰も欠けることなく戻って来てくれたこと、本当に嬉しく思うよ」
22:38:51
「ささやかだけど、感謝と、これからの活躍を期待して、わたしたちからこれを贈ります」 そういって、花束をクリスへと差し出した。
クリストファー
22:41:15
「……ありがたく、頂戴致します」 一歩前へ出て、花束を受け取る。
GM
22:41:45
ぱちぱちぱちと、君たちだけでなく、店内に居るすべての人間から拍手が贈られる。
22:42:24
仲間と友人たちに囲まれて、人を助け、冒険者として名を馳せる。
22:42:42
そんな幸せな時間が、いつまでも続くのだ。
クリストファー
22:42:54
少し気恥ずかしげに、笑みを浮かべ。 「―――」 と、ふと。
22:43:15
つぅ、と。片頬を涙が伝った。
#フロレンツィア
22:43:35
「や、やだ、クリス。何で泣いてるのよ……」
#ジョシュア
22:43:51
「はは、そういうフローラだって泣いてるじゃないか」
#フロレンツィア
22:44:11
「こ、これはその……ジョシュアだって目赤いじゃない!」
クリストファー
22:44:31
「……え? あ、あれ、何だ……おかしいな」  「……って、はは、皆かよ」
#オルハ
22:44:41
「……ふふ、良いわね。冒険者って」
#アメル
22:44:48
「……だね」
キルシー
22:45:03
「……俺も同業者の筈なんだが、羨ましいな」
22:45:19
「さて……今度はこっちの番かな」
#ジョシュア
22:45:44
「ああ。そのいい匂い、俺も気になってるんだ」
キルシー
22:45:48
「――ちょっと直接渡すのも怖いからこちらを失礼。物が物なので」 とテーブルの上に置かれた大きめな箱を示すように3人へ向かい
クリストファー
22:46:08
ぐし、と片手で涙拭い。 「ああ、すまん。何か、感極まっちまったのかもな」 と、キルシーの方に
#フロレンツィア
22:46:48
「キルシーが持ってきてくれるお菓子っていつも美味しいから好きなのよね」 涙を指で拭き取り、箱の置かれたテーブルへと向かう。
キルシー
22:47:28
「俺たち〈紫苑亭〉から……って言っても、これを焼いたのは父さんだけど」 と言いながらその蓋を開き、箱を広げる
22:47:53
「3人へ、祝いのケーキだ。存分に召し上がってくれ」
#ジョシュア
22:48:40
「はは、こいつは美味そうだな。レヴィンさん、いつも以上に気合入れてくれたんだってひと目でわかる」
#フロレンツィア
22:49:07
「ホント、すっごく美味しそうだわ。早く食べましょ。ほーら、みんなも座って座って」
クリストファー
22:49:31
「ああ。いつも美味いが、今日のはとびきり美味そうだ」
#オルハ
22:49:33
「いえ、私たちは渡すのが役割ですし、ご馳走になるわけには」
#フロレンツィア
22:49:49
「堅いこと言わないの。これだけ大きいんだし、みんなで食べた方が美味しいでしょ?」
キルシー
22:49:49
「ファルシオーネ、取り皿と包丁を」
クリストファー
22:49:59
「ああ、フローラの言うとおり。遠慮するな」
#ファルシオーネ
22:50:16
「はい。すでにご用意してあります」 隣のテーブルには、すでに多数の皿が用意されている。
#アメル
22:50:32
「それじゃあ、折角だしわたしたちもいただいちゃいましょう」
クリストファー
22:50:41
「気が引けるっていうなら、まあそうだな、陛下のことの口止め料とでも思ってくれればいいさ」
#ラフェンサ
22:50:50
「……わたしもヴェゼンに帰るの遅れるってメールしとこーっと」
キルシー
22:50:58
「流石」 と笑って 「え、と……女王陛下も御口に合うかは分かりませんが、如何でしょうか?」
#オルハ
22:51:11
「口止めされなくても言うつもりはありませんが……ふふ、まあ、そういうことなら」
クリストファー
22:51:25
「小言が増えそうだな」 ラフェンサの頭をぽんぽんと。
キルシー
22:51:39
(ぽんぽんしてる……!)
#ラフェンサ
22:51:41
「もちろんいただくよ。っていうか、わたしキルシーの所のお菓子好きなんだからね? よく買って来てもらってるし」
キルシー
22:52:04
「あっ、えっ……そ、それは光栄でございます……!」
#ラフェンサ
22:52:06
「あーもう、またそうやって子供扱いする。あとヴェゼンは最近小言より皺が増えてる」
#アメル
22:52:32
「お兄ちゃん、面白い顔になってるよ」
キルシー
22:53:02
「いやいやいやいや、なるだろ!?陛下が召し上がってくれてるんだぞ!?」
クリストファー
22:53:06
「はは、悪い悪い。……ヴェゼンもいい年だからなあ。あんまり心配かけてやんなよ」
#ジョシュア
22:53:27
「キルシー、言葉遣いが変になってるぞ」
キルシー
22:53:49
「うぐっ……」
クリストファー
22:54:23
キルシーの様子に笑い。 「まあ、しょうがねえよな」
#ラフェンサ
22:54:44
「……ま、そうだね」
22:55:02
「ヴェゼンも最近ようやくわたしを認めてくれだしたし、この調子で頑張るよ」
クリストファー
22:55:47
「ああ。……ま、息抜きには付き合ってやるから、ほどほど頑張れよ」
#ラフェンサ
22:56:16
「そうだね。また釣りに行くよ、今度」
22:56:47
「今年の生誕祭こそ、開くからね。――釣りの頂点を決める戦い、“華釣祭”を!」
#フロレンツィア
22:56:59
「え、えー……」
キルシー
22:57:04
(陛下だけちょっと大きめに切ってあげよう……) そんな会話を他所に、やや震えながらケーキを切っているのであった
#ジョシュア
22:57:31
「釣りか……。俺もあんまりやったことはないが、そういうのがあるならちょっと頑張ってみるか」
#アメル
22:57:53
「な、何かちょっとだけラフェンサ陛下が近くに感じられるかも……」
クリストファー
22:58:13
「……お前あれ、本気で言ってたのか」 かちょうさいとか。肩竦め。 「ま、平和でいいけどな」
#ラフェンサ
22:59:04
「わたしは本気だよ。……絶対に優秀するから」
#フロレンツィア
22:59:16
「いやいや、ラフェンサは主催側でしょ……」
22:59:20
優秀→優勝
クリストファー
23:01:03
「主催が優勝かっさらって行くとかひでえ話だな」 マッチポンプ言われるぞ。
#ラフェンサ
23:01:19
「優勝するまで正体明かさないから大丈夫」
#ジョシュア
23:01:41
「よし、俺も陛下に負けないように明日から特訓しないとな」
GM
23:02:39
楽しい未来に思いを馳せながら、時間は緩やかに過ぎていく。
クリストファー
23:03:10
「お前もホントこういうの好きだなあ、ジョッシュ」
GM
23:03:11
誰もが幸福で、不幸になどならない時間が、永劫に続くのだ。
#ジョシュア
23:03:46
「いつでも全力で。それが俺のモットーだからな」
GM
23:03:58
――この歪んだ世界では。
23:04:00
 
23:04:02
 
23:05:03
フェンディルの首都ディルクールの郊外にある小屋には、一組の男女が住んでいる。
23:06:41
男の名は、ジークフリート。いつからか此処に住まい、“遺跡”を探し求め、日々を自由に過ごしている。
23:07:14
遺跡を探し、その情報を売る“探し屋”と違うのは、その遺跡の攻略までも自身の手ですることがある、というところだ。
23:08:04
何故此処に居て、何故遺跡を探して回っているのかは分からない。
23:08:45
言ってしまえば、大した金にもならない道楽だ。それでも、そんな彼に付き添う者も居る。
23:08:56
その女の名は――コークル・フェンディル。
23:10:01
彼女は、フェンディル王国の現女王の姉でありながら、妹に王位を譲り、ジークと共に在る事を望んだ。
23:10:33
君――ジークフリートは今彼女とこの郊外の小屋で仲睦まじく暮らしている。
#コークル
23:11:03
「――ジーク、お茶が入ったわ。調べ物は、少し休憩にしたら?」
ジーク
23:12:46
「……ああ、コークル。丁度いいところなんだ、もう少し待ってくれないか?」 古ぼけた羊皮紙を手に取り、それらを眺めていた男は視線をそのままに答えた
#コークル
23:14:04
「もう。そういってこの間もお茶が冷めてしまったでしょう?」
ジーク
23:15:35
「しかしな……解読作業っていうのは一度止めてしまうと前後の関連がわからなく――いや、分かったよ。お茶を貰おう」 更に否定の声を上げかけ、刺さる視線を感じて羊皮紙を放り出した
#コークル
23:17:01
「大丈夫よ。わたしもさっきまで解読に当たっていたんだし、サポートするわ」 ジークに向けていた視線を優しいものに変えて、笑顔でテーブルに迎え入れる。
ジーク
23:18:33
「助かるよ、君の手助けがあれば解けないものなんてないからな。……さて、今日のお茶は何かな」 こりをほぐすように首を回しながらテーブルへ
#コークル
23:19:33
「ふふ、今日はダグニアの銘茶よ。ロシレッタに輸入されたものを、ラフェンサが特別に取り寄せてくれたの」
ジーク
23:20:13
「またとんでもない経路から……妹を良いように使うのも程々にしてやれよ?」
#コークル
23:21:37
「人聞きの悪いことを言わないで頂戴。あの子から提案してくれたのよ」
23:21:55
茶を口に運びながら、少しだけむくれたような表情で返す。
ジーク
23:22:54
「だったらいいんだが……王城にあるこの羊皮紙、仕入れてきたのも彼女経由だろう? 結構無理したって聞いたぞ」 茶をすすり、旨い、と漏らしながら重ねて言う
#コークル
23:23:48
「いいのよ。お城にあったって、手が回らなくて解読が後回しにされてしまうんだもの」
ジーク
23:24:48
「ま、違いないがね。こういうアウトローなのが俺たちのやり方ではあるわけだし」
#コークル
23:25:45
「それに、城を出たからといって関係が切れたわけではないもの。頼れるものは、何でも頼らせてもらわないとね」
ジーク
23:26:57
「あーあー、後が怖い話だ。今度はどんな無茶振りを喰らう事やら」 頼っていたら無理難題を振られたことだってあるのだからこの姉妹は手におえない、と思う
#コークル
23:27:59
「ふふ、ギブアンドテイクは基本でしょう? 多少の無理難題くらい、悦んで対応するくらいでなければダメよ」
ジーク
23:28:34
「はい、はいっと。有難くお受けさせて頂きますよ――で、今度はどんな話を貰って来たんだ?」
#コークル
23:29:29
「今度は―――――――――よ」
GM
23:29:44
コークルの声が、不意に遠く感じられた。
ジーク
23:30:56
「……ん、それは……何、だったかな」 違和感を感じ、戸惑いながら聞き返してしまう
#コークル
23:31:58
「……」 その反応にコークルが見せたのは、呆れのようには見えなかった。 「今度わたしたちが向かうのは―――――――――よ」
GM
23:32:11
二度目で、君は気付く。
23:32:29
彼女の声が遠いのではない。君の頭の中に、ノイズが走っているのだ。
ジーク
23:34:07
「……コークル」 聞き取れない言葉に、途端に焦燥感を覚え始めて思わず彼女の手を取る
#コークル
23:35:20
「…………」 ジークの手を優しく握り返しながら、微笑む。
GM
23:35:32
――こん、こん。
23:35:53
見つめ合う静寂を、ノックの音が破る。
ジーク
23:36:10
「――誰だ」 更に何か言い募ろうとした矢先のノックに、思わず苛立ちの声を上げてドアを見やる
#コークル
23:36:11
「……あら、お客様かしら」
GM
23:36:31
二人の声に反応して、扉がゆっくりと開かれる。
23:37:16
そこに立っていたのは、軽装の長身の男だ。覗く肌の色は灰褐色で、その顔は――モザイクが掛かったように見えない。
#
23:37:33
「―――、――――――だ」
ジーク
23:38:35
「……なんだって?」 まただ。自身にノイズを覚える。見えているはずなのに見えない。
GM
23:39:22
その男のモザイクの掛かった顔とノイズがかった声を聞くと、頭に痛みが走る。
#コークル
23:39:29
「……あなたは……」
#
23:40:05
「――い―――のか?」
23:40:39
呼び起こされたのは、痛みだけではなかった。
GM
23:40:56
今君が置かれた状況への疑問。
23:41:43
何故自分は此処に居る? 何を求めて自分は遺跡を探している? 何故コークルと出会い、恋に落ちた?
23:42:25
あるはずの“始まり”が、今の君には無い。
ジーク
23:43:48
「……"これ"は……何、だ?」 よろり、と一歩、ふらついて後退し額に手を当てる
#コークル
23:44:18
「ジーク…………」 心配そうに、コークルが君に触れる。
23:44:27
そのぬくもりは、確かなものだ。
#
23:45:04
「いつ――、――てるつ――だ」
23:45:32
「――つまで、寝てるつもりだ」
ジーク
23:45:34
「……コークル、俺はいつ――いや」 疑問に思ったことを口にしようとした。だが、出来ない。答えを聞いても、とてもノイズだらけで聞き取れないと分かってしまった
23:46:08
「……寝て……寝ている?」 ふと、モザイクにまみれた誰かの言葉に、顔を上げる
#コークル
23:46:31
「……怖がらないで、ジーク」
GM
23:47:04
見上げた男の顔は、先程より少しだけはっきりと認識出来た。
ジーク
23:47:18
「コークル……俺は……」 戸惑いながら、確かにある温もりを感じて心を奮い立たせる
GM
23:47:23
額に3つ目の瞳を持ったその男を、君は知っているはずだ。
#コークル
23:48:01
「……わたしは、いつだってあなたを信じているわ」
GM
23:48:30
思い出せば、すべてが壊れてしまう。そんな悪寒が走る。
23:48:38
けれど、それでも。
23:49:05
大事な人々のために、君は、思い出さなければならない。
ジーク
23:49:10
「……コークル」 思い出しかけた男の名と、肌で感じる彼女の温もり。それらから感じる食い違いをはっきりと認識する
#
23:49:47
「――まだ、思い出せないか」
ジーク
23:50:25
「まだ、思い出せない。けれど……アンタの事が分からないでもない」 首を左右に振って、今度はしっかりと立つ
23:51:30
「……ああ、だけど。信頼には応えないと――いけないからな」 頭痛を振り払いながら
#
23:51:38
「“アイツ”は……――――――は、ずっと待ってるんだ」
23:52:43
「分かったのなら、行くぞ」
ジーク
23:52:45
「……そうか。待たせているのか……そりゃあ、悪い事をした」 何故遺跡を探しているのか。それだけは、何かの理由を感じて
23:53:25
「ああ、分かった。……コークル」 モザイクの薄れていく男にうなずくと、視線をコークルへ向ける
#コークル
23:54:00
「……ええ」 男の姿がはっきりしていくのと対照的に、コークルの存在はどんどん希薄なものになっていく。
23:54:22
それでも、彼女は君を信じているように、笑みを湛えている。
ジーク
23:55:31
「――行ってくるよ。だから……君の"剣"、また預けてはくれないか? あの重みが無いと、どうも落ち着かないんだ」 気が付けば空っぽになっていた腰の鞘。底に収まるべきものが、無くなってしまっていたことに今更気が付く
#コークル
23:56:45
ふっと笑い、ジークの腰に合わせるようにしゃがみこむ。
23:57:39
「――わたしは、いつでもあなたの傍に」 祈るようにジークの手に触れると、空っぽだった鞘に重みが宿る。
23:57:54
そして、コークルの姿はそのままどんどんと薄れていく。
23:58:10
それでも、それは決して別れなどではなく。
23:58:32
再会のためなのだと、その笑顔が語っていた。
2016/01/03
ジーク
00:00:25
「――ありがとう、コークル」 万感の思いをその言葉に押し込んで、剣に手を重ねる
#
00:01:49
「行くぞ、ジーク。まずは、他の寝坊助たちを起こしてやろうぜ」
ジーク
00:01:58
「ああ、全く……俺には、怠けて夢を見る暇も無いらしい」 最後に、せめてもの悪態を嬉しそうについて
GM
00:01:59
今ならば、その男の名は、思い出せるはずだ。
ジーク
00:02:42
「分かってるよ、先輩。――あれ、名前はなんだったかな?」 追いついて、その背中を叩きながらわざとそんな風に言い
#マシュー
00:03:32
「勘弁してくれ。俺だって、ずっと待ってたんだからな」
ジーク
00:04:15
「アンタまで待たせてたのか。罪な男だったらしいな、俺は。――サンキュ、マシュー先輩」
#マシュー
00:05:25
「……ホントだぜ、全くよ」 屈託のない笑顔を見せながら、マシューは小屋を後にした。
ジーク
00:07:40
「――もう、待たせやしない。預かっておいてなんだけれど、こんな名前の剣はそろそろすぐ君へ返すよ――コークル」 ふと振り向き、寂しさを増した小屋に向けて――そう呟いた
GM
00:08:19
 
00:08:21
 
00:09:02
〈明けの明星亭〉でのお祝いは、いつの間にか宴会に変わっていた。
00:09:44
ケーキ以外の食事や酒が振る舞われ、店内の全員を巻き込んでのどんちゃん騒ぎとなり、多くの者がすっかりと酔いつぶれていた。
#ジョシュア
00:10:40
「――…………」 そんな皆の姿を、ジョシュアは少し離れた場所から楽しげに見つめていた。
#アメル
00:11:10
「……楽しそうでしたね、みんな」
#ジョシュア
00:11:32
「ああ」
#アメル
00:12:38
「でも、ダメ……なんですよね」
#ジョシュア
00:12:59
「……ああ」
00:13:42
「……俺たちは、此処に居ちゃいけない。――――――の優しさで、こうして此処に居られるだけなんだ」
クリストファー
00:16:21
「二人共、何話してるんだ?」 少し離れている二人に気づき、歩み寄ってくる。両手には水のカップ。酔い潰れた連中に配っているようだ。
#フロレンツィア
00:17:02
「うー……何よう、二人してちょっといい感じになっちゃってるわけ?」 クリスから水を受け取り、頭をかきながら同じく歩み寄っていく。
#ジョシュア
00:17:21
「……ちょっと、な」
#アメル
00:18:07
「大したことじゃないんですけど……」
クリストファー
00:18:14
「だーから、すぐそういう方向に持っていくなって」 フローラに苦笑浮かべ。
00:19:03
「ま、二人で酔い冷まし中だったってとこか」 ほら、とジョシュア達にも水を渡し。
#フロレンツィア
00:19:10
「女の子はそういう話が好きなの。しょうがないじゃない」
#ジョシュア
00:19:30
ああ、ありがとう。とそれを受け取り、口へ運ぶ。
クリストファー
00:19:43
「はいはい……しっかし、すっかり皆潰れちまったな」
#アメル
00:20:06
「……ふふ、そうですね。あれだけ飲めば、仕方ありませんけど」
#オルハ
00:21:26
「…………」 むくり、とテーブルからゆっくり身を起こし。 「……すっかり居座ってしまったわね……」
クリストファー
00:21:55
「ま、《黒の教団》だのの件も一件落着して、ようやく何の気兼ねなく騒げるようになったわけだしな……」 手持ちの水を一口飲みつつ。
#フロレンツィア
00:22:20
「うんうん。何ならもう一日くらい宴会してたっていいくらいよ」
#アメル
00:22:54
「ほら、オルハもお水」 身を起こしたオルハへと水を持っていってやり。
クリストファー
00:23:14
「流石に店の営業に支障をきたすだろ、そりゃ」
#オルハ
00:23:19
「……ええ、ありがとう」 それを受け取り、軽く髪を整えてから立ち上がり、クリスたちが集まる方へと歩いていく。
クリストファー
00:23:19
「……しかし、まあ」
#ジョシュア
00:23:39
「ママンたちなら、オーケーを出してくれそうなのが怖いところだな」
クリストファー
00:25:16
「……何ていうか、幸せだな」 訥々と、語り出すような口調で
#フロレンツィア
00:26:15
「……そうね。仲間がいて、その輪がどんどん広がって、こうやって騒いで」
クリストファー
00:26:33
「ああ。こうして、皆と騒げるのもそうだけど……なんつーか、な」
00:27:36
「昔は、ジョッシュとデカい口叩いたりもしたもんだけど……いや、まあ今でもあの時みたいな気持ちはあるけどさ」
#ジョシュア
00:28:06
「俺は気持ちだけじゃなくて、今も結構言ってるぞ?」
クリストファー
00:29:23
「そりゃ知ってる。あと、口だけじゃなくて行動もな。お陰で俺が苦労させられるんだが……」
キルシー
00:29:28
「ふー……」 厨房側で延々と洗い物をしていたが、区切りもついたのか、エプロンを外しながら店のホールへと姿を現す
クリストファー
00:30:11
まあでも、それがバランスがとれていて、それでよいのだ、とも思ったりもする。
#アメル
00:30:14
「あ、お兄ちゃん。お疲れ様」
キルシー
00:30:22
「っと、何だ。流石に皆もうお開きムードか?」 
#ジョシュア
00:30:33
「クリスが居るから、俺とフローラも無茶出来るんだよ。感謝してる」
キルシー
00:31:17
「ああ」 とアメルに頷いて 「オルハさんも目が覚めたんだな。気分悪くなったりしてないか?」
#オルハ
00:31:34
「そうみたいです。皆さん、あれだけ食べて飲んでいましたしね」
00:31:53
「ええ、おかげ様で。心配してくれてありがとうございます」
クリストファー
00:32:21
照れ臭そうに頭を掻いて、 「フローラと……ジョッシュと。こうして三人で隣に立って、話したり冒険したり……そういうのだけで、なんか……、な」
#フロレンツィア
00:32:46
「な、何よしんみりしちゃって。あたしまでまた泣いちゃうじゃない……」
キルシー
00:33:10
「そうか、なら良かった」 と頷きながら、クリスたちの方を眺める
クリストファー
00:33:18
「俺はもしかしたら、こういうのが一番の望みだったんじゃないかって……ああ、悪い。はは、酒のせいかな」
00:34:23
「まだ、酔いが冷めてないみたいだ」 どうにも、と。
#ジョシュア
00:34:38
「……ああ、俺もずっとこういうのを望んでた。お前と一緒に、ずっと冒険者を続けていればよかった」
クリストファー
00:35:23
「……なんだよ、その言い方。これからも、続けてくんだろ」
#ジョシュア
00:35:48
「――けどさ、俺は間違えちまったんだ」
クリストファー
00:36:16
「…………ジョッシュ?」
#ジョシュア
00:37:13
「自分の力を過信して、俺ならもっと大勢の人を救える、“英雄”になれるって思ってた」
00:37:33
「……でも、俺は一番大事な事を見落としていた」
クリストファー
00:37:56
「……何言ってんだ、お前は、今だって十分に――」
#ジョシュア
00:38:05
「自分の近くに居る友達の心も守れないで……何が“英雄”だ」
クリストファー
00:39:22
「ち……」 違う。 「ジョッシュ、お前は、別に」 あれは、俺が。
#ジョシュア
00:40:00
「……フローラの時も、《魔物病》の時もそうだ」
00:40:33
「……俺さ、“良く”思われたかったんだ」
クリストファー
00:40:53
「―――」 違う。 何が違う? 妙だ。やっぱり、酔っているのか。
#ジョシュア
00:41:16
「だから、大層な理想を掲げて、それを目標に頑張ってた」
00:42:00
「そこでクリスと出会って、他の奴らとも出会って、色んな人を助けて――何処かで、間違えちまったんだ」
クリストファー
00:42:44
「……違う、お前は、間違ってなんか」
#ジョシュア
00:43:23
「……最初は、確かに“理想”が先だったんだ。けど、いつの間にか、良い人間に見られることが先になってて」
00:44:19
「それでも大事な仲間たちを省みることなく突っ走って、俺はすべてを失った」
00:45:40
「……知ってたんだ。お前が、俺の事をどう思っているのか」
クリストファー
00:46:09
「ちがう……違う、違うだろ、お前は何も失ってない、お前の仲間は、ここにいるだろ!」 まるで、縋るように、ジョシュアの両肩を掴む。
#ジョシュア
00:47:15
「――けど……俺は、あの時、お前にまともに声を掛けてやれなかった。……いや、掛けなかったんだ」 肩を掴まれながらも動じず、静かに言葉を続ける。
00:48:23
「お前が、俺の事を羨んで、悩んでるのが分かっていたのに、俺は……!」
クリストファー
00:48:55
「――俺、俺は……」 震える声。 「――、あ」
#ジョシュア
00:49:08
「俺は……それが心地いいとさえ、思ってしまったんだ」
クリストファー
00:50:14
肩を掴んでいた手から、力が抜ける。
#ジョシュア
00:51:08
「……俺は、英雄なんて柄じゃない。そんなエゴに満ちた、底の浅い人間さ」
クリストファー
00:52:54
「……ジョ、ッシュ……」 呆然とした様子で……一歩、二歩。ふらつくように、後ろに下がる。
#ジョシュア
00:53:18
「――クリス、お前も自分の事、英雄なんて柄じゃないと思ってるかもしれないけどさ」
00:54:09
「理想をまだ真剣に掲げてた時、少しでも“英雄”に近付けたのは、お前のおかげなんだ」
00:55:01
「……俺にとっちゃ、お前は理想の相棒で――英雄だよ」
クリストファー
00:55:58
「―――」 言葉が、出てこない。
00:56:39
言葉が――言いたい言葉は、溢れるほどあるはずなのに。
#ジョシュア
00:57:01
「……感謝しないとな。もう言える機会なんて無いと思ってたのに」
00:57:23
「フローラの事も、支えてやってくれよ。もちろん、他の仲間の事もな」
クリストファー
00:58:04
「……待っ、て……くれ」
00:58:14
「そんな、こと……言わないでくれ」
#ジョシュア
00:59:05
「後は、そうだな……。――“俺”の事も、頼む」
クリストファー
00:59:21
「俺は……俺は、もっとお前と、一緒に――」
#ジョシュア
00:59:28
「勝手なのは承知だけど、お前だから、頼めるんだ」
01:00:13
にっ、とクリスに向けて曇りのない笑顔を浮かべ。
01:00:34
「フローラ、お前もだぞ。クリスに、それ以外の奴のことも、ちゃんと支えてやってくれ」
01:00:40
「お前になら、それが出来るよ」
#フロレンツィア
01:00:51
「ジョシュア……」
#ジョシュア
01:01:15
「――それじゃあ、俺は一足先に」
01:01:41
「頼んだぜ、相棒」 そう言って、クリスの胸を軽く拳で小突く。
クリストファー
01:01:48
「待て……待ってくれ――」
GM
01:02:17
ジョシュアの身体が次第に半透明になっていき、足元から光の粒子となって消えていく。
クリストファー
01:02:47
「行かないでくれ……、行くな、ジョッシュ……!」 手を伸ばす。だが――虚しく、空を切った。
GM
01:02:48
あとに残ったのは――クリスの首元に下げられた、剣と盾を模したお守り。
#フロレンツィア
01:04:20
「……クリス。あたしたちも、留まってるわけにはいかないと……思う」
クリストファー
01:06:06
「……」 俯き。黙って、胸元のお守りを握る。
キルシー
01:08:09
「――――」 今の光景を、一つとして口を開く事無く見届けていた。それが夢なのか現なのかは分からない。
GM
01:08:43
握ったお守りから感じる熱は、きっと、自分の熱だけではないはずだ。
#オルハ
01:09:06
「……ねえ、今のはどういう……」
#ラフェンサ
01:09:35
「……わたしたちも、眠っているわけにはいかないってことだよ」
キルシー
01:09:38
「……」
#アメル
01:10:02
「……そうだね。ジョシュアさんが言ったなら、わたしもちゃんとしないと」
キルシー
01:10:10
「……アメル」 いつものような優しい口調で、その名を呼ぶ
01:10:34
「……」 俯いて 「……お前も、なんだな」
#アメル
01:10:45
「――うん」 その声に、優しく頷く。
#オルハ
01:11:08
「……アメル?」
#アメル
01:11:41
「言いたいことは、本当に、本当に一杯あるんだけど」
01:12:14
「全部言ってたらキリがないから、大事な事だけ、言うね」
キルシー
01:12:30
「……なんだい」
#アメル
01:13:17
「……わたしがいなくなって、辛い思いをさせてごめん」
01:13:29
「それと、」
01:14:01
「わたしのために怒ってくれて、ずっとずっと、頑張ってくれて」
01:15:13
「お父さんたちを支えてくれて、……オルハの事、許してくれて」
01:15:20
「――ありがとう、お兄ちゃん」
キルシー
01:16:43
「――……っ……」 その言葉に“今まで”全て自分の中で抑え込んでいたものが揺らぐ
#アメル
01:16:58
「……オルハも」
01:17:27
「お兄ちゃんの事、ずっと見守ってくれて」
01:17:43
「わたしと友達になってくれて、ありがとう」
#オルハ
01:18:33
「……っ~~~~……そん、な……こと……」 震える手で口元を押さえ、必死に涙を堪えるも、それを止めることが出来ず。
キルシー
01:18:38
「……っは、は……」 唇を噛み締めてそれを堪えようとするも 「……兄ちゃんさ、あの時から心に決めていた事があったんだ」
#アメル
01:18:57
「……うん」
キルシー
01:20:57
「アメルが、居なくなってから……独りで戦って、もう涙を流す事なんて、ないって……」
01:21:56
「でも、お前がそんな事言ったら……っ、やっぱ、駄目だな……はは……」 苦し紛れのように笑いながら、一粒、涙が零れる
#アメル
01:22:54
「……お兄ちゃんは、独りじゃないよ」
キルシー
01:23:29
「……ああ」
#アメル
01:23:34
「ずっと、傍にいてくれる人たちが居る。……愛してくれる人が居る。――そうでしょ?」
01:24:17
「……だから、行って。大事な人たちと一緒に、大事なものを守るために」
キルシー
01:24:39
「……なんだよ、知ってたのかよ。散々馬鹿にしておいて、さ」 零れた涙を拭って
#アメル
01:25:19
「えへへ……」 ごめんね、とはにかんでみせる。
01:26:08
「……オルハも、お兄ちゃんたちの事、よろしくね」
キルシー
01:26:17
「アメル……」 今度は俯かずにその名を呼んで、涙を流すオルハの隣に立つ
#オルハ
01:26:55
「…………」 流れる涙を、そっと袖で拭い、顔を上げてキルシーの隣に立ち。
キルシー
01:27:15
「……ありがとう。これが幻の世界だったとしても、楽しかった」
#アメル
01:27:25
並び立つ二人を見たアメルは、心底幸せそうな表情を浮かべて
キルシー
01:27:36
「皆と……オルハと一緒に頑張るからさ」
#アメル
01:28:36
「――うん」 答えを聞くと、二人の間に飛び込むようにして、優しく二人の胸元に触れる。
キルシー
01:28:48
「傍で、見守っててくれ。信じていてくれ」
#アメル
01:29:34
アメルの身体もまた、光の粒子となって消えていき――代わりに、キルシーとオルハの手に、とある水晶が現れた。
キルシー
01:30:07
「……愛しているよ、アメル」 消えていく妹を優しく抱きとめるようにして、そう告げた
#オルハ
01:31:26
「……任せておいて。私は、もう、迷わないと決めたから」
#ラフェンサ
01:32:07
「――これで、大丈夫かな」
GM
01:32:59
まるで最初から知っていたかのように、ラフェンサは4人の顔を見回した。
クリストファー
01:34:11
「……ああ」 まだ少し震えた声で、短く返し。 ラフェンサ達の方へ振り返る。
#フロレンツィア
01:34:40
「……うん、まだ全部じゃないけど、みんなと一緒にしなきゃいけないことがあるのは思い出したわ」
#オルハ
01:35:14
「……こうして女の子らしい仕事に就くのは確かに夢だったけれど、まだ、そうなるには早いわね」
キルシー
01:35:29
「……ああ、もう十分だ」 頭を掻いて 「……恥ずかしいところを見せたな」
#フロレンツィア
01:35:53
「それはお互い様でしょ」
#ラフェンサ
01:36:19
「そろそろ、あの人も来る頃だよ」
GM
01:36:36
ラフェンサの言葉とほぼ同時に、店の入り口が開け放たれる。
01:36:45
その先に立っていたのは――
ジーク
01:39:09
「――ン? 何で立ち入っただけでこんなに視線を集めてるんだ?」 と、呑気なコメントと共に店内へと踏み入った
#マシュー
01:39:32
「そりゃ俺のイケメン振りに言葉も出ないからだろ」
ジーク
01:40:12
「寝言は寝て――ああ、寝てんだったな。適切な発言だった」
GM
01:40:12
誰の目から見ても、もう男の顔には靄は掛かっていない。
#マシュー
01:40:38
「いや、どうやら全員起き始めてはいるらしいぜ」
キルシー
01:40:43
「……寝ている?これは寝ているのか」
#マシュー
01:40:52
「――正確には違う」
クリストファー
01:40:57
ふ、と吹き出すように笑い。 「緊張感、ねえなあ……」
#フロレンツィア
01:41:17
「って、何普通に受け入れてるのよ! マシュー、一体今まで何処いってたのよ!」
#オルハ
01:41:55
「マシュー君が神出鬼没なのは、今に始まった事ではないけれど」
#ラフェンサ
01:42:11
「まあ……その辺は後でゆっくり説明してもらうとして」
01:42:28
「それよりも先にしなきゃいけないこと、あるんでしょ」
#マシュー
01:43:09
「ああ。寝ぼけてる所悪いが、行かなきゃなんねえんだ」
キルシー
01:43:15
「どうやって此処から出るのだ」
ジーク
01:43:26
「そんなの――決まってるだろ?」
クリストファー
01:43:42
「ルーベルリアと出会った――あの遺跡だな」
#マシュー
01:44:01
「ああ。この世界の始まりは、いつだって“アイツ”だ」
ジーク
01:44:28
「あの場所になら、彼女は必ずいる。だから会いに行かなきゃいけない」
#マシュー
01:45:19
「行こうぜ――この世界を壊しに、な」
ジーク
01:45:47
「そして、きちんと明日を踏みしめに、だろ?」
キルシー
01:45:56
「良いだろう。望むところだ」
#オルハ
01:46:32
「ええ。マシュー君への説教は明日にとっておきましょう」
#フロレンツィア
01:46:54
「あんまり待たせちゃ、ルーにも悪いものね」
クリストファー
01:47:09
「名残惜しいが……もう、覚めちまったからな」
#ラフェンサ
01:47:47
「……今には、今の幸せがあるからね。それを、守らなきゃ」
クリストファー
01:48:37
「ああ。それに……頼まれ事も、ある」
ジーク
01:54:20
「さて――それじゃあ行こうぜ。派手に、ぶっ壊しにな!」 そう声をあげ、力強く店のドアを開け放った
#ラフェンサ
01:54:26
 
01:54:27
 
GM
01:54:33
お疲れ様でした。
キルシー
01:54:42
お疲れ様でした
GM
01:54:48
来週も多分会話で終わると思います(場面は少ないが長い
クリストファー
01:54:48
おつかれさまでした。
ジーク
01:54:52
お疲れ様でした。
GM
01:54:55
あ、来週はだめだな
01:55:00
べにーが名古屋来るじゃん
ジーク
01:55:02
駄目か。
クリストファー
01:55:06
再来週だな
GM
01:55:10
うん。多分再来週
01:55:21
ログを程々に読みつつ待ちましょう
ジーク
01:55:23
月曜も多分できないな
GM
01:55:29
では、今日はこれにて。
ジーク
01:55:30
まちまーす
GM
01:55:32
うん。
ジーク
01:55:36
お疲れ様でした
クリストファー
01:55:36
うむ
ジーク
01:55:43
じゃあな。困ったらいつでも呼んでくれよ、GMⅡ
ブランシェ
01:55:45
ウフフ、お疲れ様、ジーク。ついついアナタに頼っちゃうわね。
クリストファー
01:55:46
では、撤収。
GM
01:55:48
お疲れ様でした。
ミック
01:55:49
お、お疲れ様、クリスくん。僕に出来ることがあったら、何でも言ってね。
クリストファー
01:56:00
お疲れさん、GM。また今度、メシ食いに行こうぜ。
キルシー
01:57:14
おつさまー
ミック
01:57:16
お、お疲れ様、キルシーくん。僕に出来ることがあったら、何でも言ってね。
2016/01/16
ジーク
19:54:36
よっ、GM。来たなら声かけてくれよ、つれないな。
ブランシェ
19:55:34
あらクリス、準備はいいかしら。とびきりの仕事、入ってるわよ。
エリック
19:55:42
遅いぞ、キルシー。早く準備をしたまえ。皆君を待っていたんだ。
エリック
19:56:27
遅いぞ、ジークフリート。早く準備をしたまえ。皆君を待っていたんだ。
ジーク
19:56:53
うむ
GM
19:57:11
うむ。
19:57:20
う、の予測変換がうんこいってるで戦慄する。
キルシー
19:57:29
そりゃ行くだろ
GM
19:58:00
そりゃいくけど。
ジーク
19:58:04
ノx・)
19:58:15
納得しちゃだめなやつや
クリストファー
19:58:36
普段そればっか言ってるからだ!
GM
19:58:44
いや割りと久しぶりに言ったし。
19:58:50
最近は自重中だったから。
クリストファー
19:58:55
そうか……そうだっけ?
GM
19:58:57
よしじゃあ
19:59:03
前回までのあらすじ覚えてます?
キルシー
19:59:10
目覚める一歩手前
クリストファー
19:59:16
覚えてる
ジーク
19:59:21
問題ない
GM
19:59:26
マジで目覚める五秒前
19:59:27
では
キルシー
19:59:30
よろしくお願いします
GM
19:59:30
よろしくお願いします。
ジーク
19:59:36
よろしくおねがいします
クリストファー
19:59:46
よろしくおねがいします。
GM
19:59:52
 
19:59:53
 
20:00:58
“此処”に来るまで、自分たちが何をしていたのかを思い出した君たちは、この世界から抜け出し、在るべき場所へと帰るために彼女の元を目指す。
20:01:37
ルーベルリアは、言っていた。
20:01:50
「私は、いつだって此処に居る」と――。
20:02:22
その言葉に従い、君たちが目指すのは《遺跡と花の丘》。
20:03:23
その中心にあるかつての首都の地下深くで、君たちはルーベルリアと出会った。
20:03:50
そしてまた、幾度目かの邂逅を果たそうとしている。
20:03:53
 
20:04:06
道中、皆余計な言葉を交わすことは無かった。
20:04:29
何かしらの事情を知っているであろうマシューも、口を開くことはなく、ただ前を見据え歩いていく。
20:05:18
太陽が傾き、世界が黄昏に染まり始める頃、君たちはかの遺跡へと到着する。
20:05:50
地下へと降り、淡く明滅する壁に囲まれた空間を歩いていけば、君たちの耳に流水の音が届く。
20:06:30
それが次第に大きくなっていき、君たちの前に荘厳な雰囲気の扉が現れる。
#マシュー
20:07:16
「――さて、着いたな」
クリストファー
20:08:16
「……ここに来るのも、何度目だったか」
#マシュー
20:08:33
「さあなあ……」
ジーク
20:09:10
「何度目だって構うものか。――それこそ、前へ進む為なら、何度だってきてやるさ」
キルシー
20:09:47
「そろそろ最後にしておきたいところだが、な」
#フロレンツィア
20:10:09
「……そうね。あんまり一杯来るとルーも疲れちゃうでしょ」
#オルハ
20:10:56
「……何だか不思議ね。中を見たわけじゃないのに、ルーがこの先に居ると確信出来るのは」
ジーク
20:11:38
「行こうぜ。感慨に浸る時間は、もう終わったんだ」
#ラフェンサ
20:12:05
「……そうだね。わたしたちには、まだまだすることがある」
ジーク
20:14:07
「……」 扉の前に立ち、両手をぐっと重ねて――ふと押し開く前に手を止める
20:14:42
「クリス先輩、キルシー」 くい、と手招きして、横に来るように示す
キルシー
20:15:19
「ああ」 頷いて、ジークの右へ立つ
クリストファー
20:16:12
「……」 頷いて、ジークの左に立つ。
ジーク
20:17:12
「――行こうか」 そして、二人と頷き合い、三人で力を重ねて眼前の扉を押し開いた
GM
20:17:57
扉の奥に広がるのは、もう見慣れてしまったといってもいい光景だ。
BGM:ザナルカンドにて/http://listenonrepeat.com/watch/?v=LzKkePuS9K4#%C3%A3%C2%80%C2%90FF%C3%A2%C2%85%C2%A9%C3%A3%C2%80%C2%91%C3%A5%C2%90%C2%8D%C3%A6%C2%9B%C2%B2%C3%A3%C2%80%C2%80%C3%A3%C2%82%C2%B6%C3%A3%C2%83%C2%8A%C3%A3%C2%83%C2%AB%C3%A3%C2%82%C2%AB%C3%A3%C2%83%C2%B3%C3%A3%C2%83%C2%89%C3%A3%C2%81%C2%AB%C3%A3%C2%81%C2%A6%C3%A3%C2%80%C2%80%C3%A9%C2%AB%C2%98%C3%A9%C2%9F%C2%B3%C3%A8%C2%B3%C2%AA
20:19:00
四方を囲む水路を流れる水は鮮血のごとき赤。中央の祭壇には、彼女が眠る棺が安置されている。
20:19:34
君たちが一歩部屋へと足を踏み入れれば、棺は淡い光に包まれ――
20:19:55
その中から、ふわりと、ルーベルリアが浮き上がる。
#ルーベルリア
20:20:07
「――……来たのね」
ジーク
20:20:28
「ああ。……来たぜ」
#マシュー
20:21:05
「悪いな。最善の形で、っていうわけにはいかないみたいだ」
#ルーベルリア
20:21:56
「いいえ、すべては私の力不足が原因だから。あなたが責任を感じる事ではないわ」
クリストファー
20:22:03
「……どういうことだ?」
#ルーベルリア
20:23:00
「――……」 マシュー以外の全員を見回して 「あなたたちは、今夢を見ている……と思っているかもしれないけれど」
キルシー
20:23:56
「違う……のか」
#ルーベルリア
20:24:03
「これも、“さっきまで”も、すべて現実。夢でも、幻でもないわ」
#ラフェンサ
20:24:20
「……どういうこと?」
クリストファー
20:24:28
「……時間を、巻き戻したのか?」
#ルーベルリア
20:25:06
クリスにゆっくりと頷いて。 「もっと言えば、時間を巻き戻し――“世界を造り直した”の」
#フロレンツィア
20:25:15
「……せ、世界を?」
#オルハ
20:25:21
「造り直した……?」
ジーク
20:25:53
「……嘘――というわけじゃあないんだろうな」 嘘をつく理由も無い。が、すぐに呑み込めるほど分かり易い真実でもない
クリストファー
20:26:28
「……」 口元に片手を当て、考え込むような仕草。
#ルーベルリア
20:27:12
「簡単に信じられる話ではないのは、分かっているわ」
20:27:34
「けれど、あなたたちは今までずっと私の造り出した歪んだ世界で過ごしていたの」
20:28:07
「一度や、二度ではないわ。今に至るまで、何回も、何十回も同じ時を繰り返して――ね」
クリストファー
20:28:34
「――何だと?」
キルシー
20:28:53
「…………」
#ルーベルリア
20:29:10
「……今まで、感じた事はないかしら」
20:29:56
「起きていないはずの事柄や、知らないはずの未来が頭に入って来るような感覚を」
クリストファー
20:31:05
「それは……」
キルシー
20:32:10
「……俺たち3人はそれを共有していた」
20:32:33
「コークルが攫われた筈がルーが連れ去られてしまった事」
20:33:29
「俺が、シモンに殺されたと後から聞かされた事」
20:33:53
「その後も、何度も、何度もあった」
#マシュー
20:34:54
「……そうだ。それらはすべて、“一度別の世界で起きたこと”や、“その瞬間に世界が造り変えられた”から感じた事だ」
クリストファー
20:35:35
「……マシュー。お前は、最初から全て知っていたんだな?」
#ルーベルリア
20:35:47
「……それを感じていたのは、私の力の影響を強く受けたジーク、クリス、キルシーだけだとは思うけれど、ね」
#マシュー
20:36:19
「ああ。お前たちに初めて出会った時から、俺はすべて知っていた」
#オルハ
20:36:47
「……でも、どうしてそんな事を」
20:37:31
「正直、信じ難い事ではあるけれど、ルーの持つ力を使えば、不可能ではないにしても……」
20:37:59
「それを使ってまで、世界を作り直すだなんて大それた事をする理由がわからないわ」
クリストファー
20:38:19
「……いや」
20:38:30
「理由はある。そうだろう」
#オルハ
20:38:45
「……?」
クリストファー
20:39:18
「俺達は……この遺跡で、ルーがどうなったか見た筈だ」
#フロレンツィア
20:39:53
「あの時、ルーは《黄昏》に……」
クリストファー
20:41:02
「あれは……少なくとも、まともに太刀打ち出来る存在じゃあ、なかった」
#ラフェンサ
20:42:13
「……それをどうにかするために、こうして同じ時間を何度も繰り返したの?」
#ルーベルリア
20:42:46
「ええ、間違ってはいないわ。私の使命は、《黄昏》を滅ぼす事」
20:43:10
「数千年前に、私はその為に生み出されたのだから」
クリストファー
20:44:02
「……《黄昏》を滅ぼすはずのお前が、何故あんなことになる?」
#ルーベルリア
20:45:22
「《黄昏》は、私たちが生まれるずっと前から、この世界の奥深くに存在していたらしいわ」
クリストファー
20:46:26
「この世界の……? あれは、魔神のように外から来たモノじゃないのか?」
#ルーベルリア
20:46:30
「自我のないはずの《黄昏》に、目的という言葉を使って良いのかはわからないけれど、アレは本能的に世界を喰らい、自身を成長させる」
20:47:08
「……分からないわ。ルーツを辿れば、異世界の存在だという可能性も0ではないけれど、少なくとも私の知る限りでは……」
20:48:41
「《黄昏》に喰らわれた者は、その中に取り込まれ、同化し、黄昏はまた成長を遂げる」
クリストファー
20:49:43
「喰われた――のか、お前は?」
#ルーベルリア
20:49:52
「〈ヘミ・イグニス〉の力を持つ私も、例外ではないわ。……それどころか、私を喰らえば、黄昏はそれこそ誰にも手のつけられない存在に成長するでしょう」
20:50:15
「……その直前で、かろうじて踏み止まっている、といったところかしらね」
キルシー
20:51:34
「――それに打ち勝てない以上、こうして世界を作り直す他無かった……そういうことなのか」
#ルーベルリア
20:52:17
「――……」 何かを決めたように、大きくひとつ息を吐いて。
20:52:46
「最初、私は一人だけの力で《黄昏》と、同じく封印されていたジャーベルを今度こそ滅ぼすつもりだった」
20:54:10
「……本当は、“彼”の魂を継いでいるジークにも手伝ってもらうつもりではあったんだけど」
20:55:00
「ジークを生み出して、一緒に過ごす内に……私は思ってしまったの。ジークには、“ジークフリート”としてではなく、ジークとして、《黄昏》とは関わらずに自由に生きて欲しい、と」
ジーク
20:55:58
「……何故」 ただ一言、静かに問いかける
#ルーベルリア
20:56:17
「あなたから見れば、私は生気の無い老婆のような存在だったかも知れない」
20:56:38
「けれど、日に日に成長していくあなたを見て、私は思い出す事が出来たわ」
20:56:59
「ジークフリートや、その周囲の人々が私に教えてくれた愛や、世界の愉しさに、美しさを」
20:58:13
「そんな貴方を、過酷な戦いに巻き込みたくはなかったの。……結局、こんな事になってしまったけれど」
ジーク
20:58:33
「俺は――俺は、そんな大層な事なんて、考えちゃいなかった」
20:59:51
「ただ道端で枯れていく花のようなアンタを、守りたいと……そう、思っただけで」
#ルーベルリア
21:00:18
「……そんなあなただったからこそ、きっと私も、そう思ったのだと思うわ」
21:00:51
「その後、私はあなたを置いて、《黄昏》たちを討つために、彼らとの戦いに臨んだわ」
21:01:43
「……結果、彼らを追い込むことには成功した。後一歩で、彼らと刺し違えることが出来るはずだった」
21:01:57
「――そんな時に、“彼女”が現れたの」
21:03:41
「彼女が何者であるのかは、今に至るまで、何も分かっていない。確かな事は、彼女が《黄昏》に与する存在であることだけ」
21:04:49
「彼女――オーレリアの妨害で全てが狂い、私は《黄昏》やジャーベルを倒す事も叶わず、大きく力を削がれ、再びこの遺跡で眠りについた」
ジーク
21:05:48
「……そして、あの日の"再会"に至ったのか」
#ルーベルリア
21:05:56
「……次に目覚めた時は、驚いたわ。目の前に、ジーク――あなたが居たのだもの」
ジーク
21:06:55
「俺には誰が誰やら、気付きもしなかったがな」
#ルーベルリア
21:07:27
「ううん……“最初”は、貴方もすぐに私だと気付いていたわ」
21:08:31
「削がれたとはいえ、それなりに力は残っていたから、あなたと分かれた時の姿から、大きく変わってはいなかったしね」
キルシー
21:09:30
「……“最初”?」
#ルーベルリア
21:09:49
「ええ。私が世界を作り直す前――本当の始まりの瞬間よ」
ジーク
21:09:54
「……最初、か」 繰り返す旅の、その始点。
クリストファー
21:10:15
「……この遺跡での出会いも、もう何度となくやり直しているんだろう」
#ルーベルリア
21:10:33
「ジーク、クリス、キルシー、そしてオルハの4人は、あの時もこの遺跡を訪れて、私と出会った」
21:11:25
「ひとりでは《黄昏》を倒すことが出来ないと分かっていた私は、しばらくあなたたちと共に過ごし、あなたたちに事情を話し……半ば巻き込むような形で、《黄昏》との戦いに臨ませた」
クリストファー
21:11:57
「……そして、敗れた」
#ルーベルリア
21:12:07
「……ええ」
21:12:51
「戦いに敗れ、皆死に絶え、私も《黄昏》に喰われ、世界は滅んだ」
21:14:01
「……それでも、私は諦めたくなかった。……ジークも、短い時間ではあったけれど共に歩んだクリスも、キルシーも、他の皆も失いたくはなかった」
21:14:27
「だから、私は残った力を使って世界を壊し――もう一度、造り出した」
21:14:58
「当初は、私も記憶を引き継いでいたわ」
21:15:51
「あなたたちを呼び寄せ、共に過ごし、それからも何度も、何度も、何度だって《黄昏》に挑み続けた」
21:16:43
「……けれど、ダメだった」
21:17:37
「やがて、私の力も失われていき、記憶もおぼろげになり、作り直した世界の住人の一部が、“歪んだ世界”に気付き始めた」
21:18:12
「そしてまた……オーレリアやジャーベルも、造り直された世界への干渉するようになっていったわ」
#オルハ
21:18:53
「……干渉というと」
#ラフェンサ
21:19:12
「……次元を割いて現れる魔物、だね?」 
クリストファー
21:19:50
「――……」
ジーク
21:20:06
「あれは――そういうことだったのか? てっきり、次元を裂いて現れるのが標準だとばかり」
#ルーベルリア
21:21:03
「オーレリアたちは、私が造り出した世界とは独立した空間から、私たちを妨害するために魔物たちを呼び寄せていたの」
21:21:17
「……あくまで、推測に過ぎないけれどね」
21:22:48
「あなたたちの誰かが死ねば、私は世界を作り変える。そうすれば、私の力は削がれ、《黄昏》で喰らうことが出来るから」
クリストファー
21:23:45
「……ルー」
#ルーベルリア
21:24:21
「……けれど、私もただ無意味に繰り返していたわけではないわ」
クリストファー
21:24:48
「お前の力、もう猶予が――」 と、言いかけ。
#ルーベルリア
21:24:52
「何度か繰り返した後、私は、ひとつの賭けに出た」
21:25:40
クリスの言葉には、儚げな笑みを返して。 「――私の力を、ジーク、クリス、キルシーに分け与え、その力を育み、《黄昏》を討ち倒す力を身につけてくれることを望んで」
ジーク
21:26:34
「……俺たちに?」
#ルーベルリア
21:27:57
「ええ。そしてようやく、その力が花開いた」
#マシュー
21:28:19
「……それが、お前たちの中にある“焔”の力だ」
ジーク
21:28:58
「この力が……」
クリストファー
21:28:58
「……何故」
21:29:10
「何故、俺達だったんだ?」
キルシー
21:29:33
「……」 ぐ、と自分の拳を眺めてから、ルーを見る
クリストファー
21:30:10
「この力が、お前から与えられたモノなのは明白だった――けど、ずっと疑問だった」
21:30:55
「ジークは解る。だが――」 何故、この三人だけなのか。
#ルーベルリア
21:31:57
「……元の世界で、《黄昏》との戦いに臨んだのは、ジークと、キルシーと、クリスと、私だったわ」
21:33:15
「全員に分け与えられるだけの力が残っていなかったという事もあるけれど――私にとって、あなたたち3人が、何よりも大事な仲間だったの」
21:33:47
「短い時間ではあったけれど、共に過ごし、笑い、泣き、嬉しさも、楽しさも、悲しみも共有し合ったあなたたちに、生きて欲しい」
21:33:57
「そう願うのは、おかしなことかしら」
クリストファー
21:34:25
「――……」
キルシー
21:35:19
「……教えてくれ、ルー」
21:35:59
「お前が俺たちに与えてくれた“焔”の力で、《黄昏》に打ち勝つことが出来るのかを」
クリストファー
21:36:15
「……すまない」 ルーの言うその“時間”を、自分は覚えていない。そのことに、どこか申し訳なさを感じて、そう呟いた。
#ルーベルリア
21:36:36
「――分からないわ」
21:37:07
「けれど、その力は……未だ嘗て誰も目覚めた事のない、あなたたちだからこそ開花した力」
21:37:35
「今、《黄昏》を討ち倒すことが出来るのは、きっとその力を持つあなたたちを置いて、他にはいないはずよ」
キルシー
21:40:03
「だが、先の戦いではルーを取り込んだ《黄昏》へ為す術が……」
ジーク
21:40:32
「キルシー」 差し込むように、思わず言葉を飛ばす
21:43:01
「……それ以上は言うな」 発言を咎めるといった風ではなく、どこか痛々しい表情を浮かべ
#ルーベルリア
21:43:27
「……さっきクリスが言ったように、もう私の力に猶予は残されていないわ」
21:43:44
「世界を造り直すのも、あと一度が限度でしょう」
キルシー
21:43:49
「…………」 ジークのそれを見て、口を閉じる
#ルーベルリア
21:44:06
「……この世界も、随分おかしな形でしか作ることが出来なかったわ」
21:44:33
「あなたたちが望むのならば、ずっと……この平穏な世界で過ごさせてあげたいけれど、それも、叶わぬ話」
ジーク
21:45:09
「……それを望む奴は、ここに居ない。だが……」 ルーへ視線を向け
21:46:45
「もう一度世界を作り直した先に、お前は……」 居るのか、と言葉に出来ず、尻すぼみに消える
#ルーベルリア
21:47:29
「……残る力は、すべて、あなたたちに託すわ」
21:48:29
「力を失った私は、恐らく、《黄昏》に呑まれるでしょう」
21:49:07
「でも、代わりに“皆”が居るわ」
21:49:37
「《黄昏》に一度呑まれたディルクールの人々に――ジーク、あなたの最も大切な存在も」
ジーク
21:51:25
「……ああ。そうだな」 だがお前が居ない、とは……口には出来なかった
#ルーベルリア
21:52:28
「――マシュー、今まで彼らを見守ってくれてありがとう」
#マシュー
21:52:42
「……いいや、俺は結局何も出来ちゃいないさ」
#ルーベルリア
21:53:43
「……いいえ、あなたが居てくれたおかげで、私も皆も、これだけの長い時間を共に過ごすことが出来た」
21:54:12
「この後も、どうか皆の事を頼むわね」
#マシュー
21:54:35
「……そう、だな。お前や皆が、それを認めてくれるのなら」
#ルーベルリア
21:55:34
「――皆、此処から先は、もうやり直す事も、引き返すことも出来ないわ」
クリストファー
21:55:52
「…………、っ」 言葉が出かけ、一度飲み込む。 ――が、 「ルーベルリア!」 何か、堪え切れず。一歩前へ出て。
#ルーベルリア
21:56:01
「……クリス?」
クリストファー
21:59:22
「お前、お前は――ほんとに、それでいいのか。そうしたら、お前は」
#フロレンツィア
22:00:51
「……そ、そうよ。あたしの頭じゃ、やっぱり理解出来ない事ばっかりだけど……でも、このままそうしたら、ルーが居なくなっちゃうのは分かる」
22:01:02
「そんなの、あたしも、みんなも嫌に決まってる!」
#ラフェンサ
22:02:14
「……ルーだって、今までずっとわたしたちと一緒に過ごして来た仲間なんだ。それを失うなんて、わたしは認めたくない」
#オルハ
22:03:24
「……今まで貴方のおかげで生き長らえていたというのなら、尚更よ。その恩も返せないまま、貴方だけが居なくなるなんて」
#ルーベルリア
22:04:18
「それでも、私は…………」
22:04:48
「――それでいい」
22:04:59
「……なんて、言えるはずがないでしょう……!」
キルシー
22:05:23
「……」
クリストファー
22:05:35
「なら……!」
#ルーベルリア
22:06:07
「私だって、消えたくない……。手に入れた幸せを、手放したくなんてない……。ずっとずっと、あなたたちと一緒に居たい……!」
22:07:04
「けれど、もうそれは決して叶わない……。だったら、私は……あなたたちに、生きて欲しい」
クリストファー
22:08:33
「……何でだ」
22:09:10
「お前は、何千年と前から戦って、何十回とやり直して……ずっと戦い通しじゃないか」
#ルーベルリア
22:11:00
「……私の使命は、《黄昏》を滅ぼすこと。だから、それで正しいのよ」
クリストファー
22:12:00
「たとえそうでも……その末が、これじゃあ……あんまりだろう」
#ルーベルリア
22:12:23
「……その先に、あなたたちの笑顔があれば、私はそれで充分よ」
クリストファー
22:16:07
「どうして、そう、お前は……」 黙って承諾するつもりだった。なのに、堪え切れなかったのは、失った時間がそうさせたのだろうか。
22:16:26
「……」 だが、欠けた想いでは、それ以上の言葉は告げられなかった。
キルシー
22:18:41
「…………ルー」 目を伏せて何かを思い出すようにしてから
#ルーベルリア
22:19:01
「……」 クリスに微笑んでから、名を呼ばれ、キルシーへと微笑みを向ける。
キルシー
22:19:34
「覚えているか」 ゆっくりと彼女を見上げ 「前に……いや。前の世界で、俺の店で話した時のことを」
#ルーベルリア
22:20:16
「……ええ」
キルシー
22:22:48
「『貴方たちならきっと、いつか《黄昏》にだって打ち勝ってくれる』……ルーからそう言われて、俺はお前に何と言った。そしてお前はその後に何と答えた?」
#ルーベルリア
22:23:43
「…………」 その答えを、忘れるはずなどない。けれど、今は、それを返すことが出来ず。
キルシー
22:25:05
「……確かに俺は先程、《黄昏》へ為す術が無かったと言い掛けた」
22:26:47
「けれど、諦めるつもりはない」
22:27:28
「お前は諦めたくなくて、ずっと同じ時を戦い続けてきたんだろう」
#ルーベルリア
22:27:38
「…………そうね」
キルシー
22:28:38
「……そのお前が、今此処でそんな事を言うのか」
#ルーベルリア
22:29:22
「……こうなってしまったのは、すべては私が原因だから」
キルシー
22:29:23
「俺たち皆で頑張っていくんじゃないのか……!」
#ルーベルリア
22:30:08
「……もう、どうにも出来ないの。だからせめて、私は最後まであなたたちの中で、共に居たい」
22:33:25
「……あまり、私を迷わせないで」
キルシー
22:33:48
「……良いだろう。お前がそう言うのならば、お前はそれで構わない」
22:35:11
「だが、俺は認めない。この“焔”が俺たちに宿り続けるならば、きっとまた……俺たちで」
#ルーベルリア
22:35:55
「…………」
キルシー
22:37:39
「……この後どうなるのかは知らないが、それだけは覚えておけ」
22:38:42
俺たち皆で、だった。
ジーク
22:39:19
「どいつもこいつも……素直に見送る気がある奴は居ないらしい」 全員が言いたいことを言ったと見たところで、一歩前に出る
#ルーベルリア
22:40:30
「……みたいね。皆、優しいもの」
ジーク
22:41:14
「お前を迷わせないように黙っていた俺は、どうも優しくない男らしい」 苦笑しながら
#ルーベルリア
22:41:57
「……そういう意地の悪いことを言うものではないわ」
ジーク
22:42:48
「判ってる。ただ、捩じれた事を言っていないと伝えたいことも言いにくい」
22:44:49
そう言い、表情を引き締めて背を伸ばし、真っ直ぐとルーを見つめる
#ルーベルリア
22:45:13
涙ぐんだ瞳を、ジークへと返す。
ジーク
22:45:16
「ルー。これまで……この世界に生まれてから、今この瞬間まで俺と共にいてくれて……ありがとう」
22:46:39
「俺は、"ジーク"として……お前が立ててくれた道標の先へ生きていくよ」
#ルーベルリア
22:47:22
「……ええ、そうして」
22:47:44
「……あなたは、私にとって、我が子のようなものだった」
22:48:17
「そのあなたが、これからも自分の足で歩んでいってくれるのなら……私は、それで幸せだから」
ジーク
22:52:19
「……ああ。だけど、ここでその幸せを目一杯感じてもらって終わり、なんて、親不孝な真似を俺はしたくない」 更に一歩、前に進み出て
22:55:52
「だから……お前がそうしたように、俺に、お前の魂をくれ」 右手をそっと差し出す
#ルーベルリア
22:56:50
「……分かったわ」 静かに頷いて、差し出された右手に、自らの両手を重ねる。
ジーク
22:58:26
「約束する。お前の魂を、お前が夢見た結末の先へ連れて行く」 柔らかく彼女の手を握り返し、強く呟く
#ルーベルリア
22:59:06
「ええ。あなたなら、必ずそれが出来る」
22:59:28
「あなたは、とても大きい人物になれるのだから――」
23:00:01
そうルーベルリアが呟くと、ジークの手を伝わり、その心に言いようのない熱が灯っていく。
GM
23:00:55
決して消える事のない、生命の焔。《黄昏》を灼き尽くし、世界を守るための、彼女の(こころ)
23:01:05
それが、ジークへと宿っていく。
23:02:36
ジークに灯るものが、次第に熱くなっていくにつれて、ルーベルリアの身体は希薄になっていく。
#ルーベルリア
23:03:23
「…………それじゃあ、みんな」
23:03:47
「どうか、いつまでも……幸せに――――」
ジーク
23:04:04
「――ああ。後は俺たちに任せて、ゆっくり休め」 焔の燐光をちらつかせながら、はっきりと答える。
GM
23:05:09
……涙を浮かべながらも、最後まで微笑みながら、ルーベルリアは姿を消した。
23:05:28
創造主を失った世界は、後はもう崩壊に向かうだけだ。
23:06:00
もう間もなく、君たちは彼女の造り出した最後の――もう書き換えることの出来ない“真実”の世界へと辿り着くだろう。
キルシー
23:06:04
「……ふん」
#フロレンツィア
23:07:11
「……あたしも、諦めないから」
ジーク
23:08:42
「覚悟なんか、今更問う必要も無いな」 僅かに赤みを増した銀髪を少し弄り、それから改めて全員の顔ぶれを見回す
#オルハ
23:09:14
「ええ。もう、迷うことは何も無いわ」
#ラフェンサ
23:09:57
「行こう。わたしたちの為すべきことを果たすために」
キルシー
23:10:32
「愚問だ」
#マシュー
23:10:50
「……ま、直接頼まれちまったしな」
クリストファー
23:11:47
「……ああ。もう、逃げ出したりなんかしない」
ジーク
23:13:39
「なら――行くとしようぜ。正真正銘、真実の世界が辿る運命をブチ壊しに!」
GM
23:15:14
その掛け声が空間に木霊し、世界が歪んでいく。
23:16:04
皆の心の中に、今までよりもずっと熱い焔が宿ると共に、今までの世界で起きた出来事が流れ込んで来る。
23:16:41
その全てを背負い、君たちは、《黄昏》へと立ち向かう。
23:17:17
大切なものを取り戻し、世界の崩壊という運命を破壊するために――
23:17:29
 
23:17:31
 
23:18:07


中編 「歪む世界」 了 


23:18:12
お疲れ様でした。
クリストファー
23:18:22
お疲れ様でした。
キルシー
23:18:26
おつかれさまでした
ジーク
23:18:31
おつかれさまでしたぁ!
23:18:39
違和感がやべえ! >自分
TOPIC
23:19:20
2016/01/02_0 第三部最終話中編「歪む世界」経験:2,000 報酬:0G 名誉:50 by GM
GM
23:19:25
どうぞ。
キルシー
23:19:34
すごい違和感あるよな
ジーク
23:19:50
そ、そのうちなれるさ
クリストファー
23:19:54
キャンペ終わるまで慣れるのだろうか……
GM
23:19:55
次回はボス戦とイベントだけですので割りとすぐいける 2016/01/02_0 第三部最終話中編「歪む世界」経験:2,000 報酬:0G 名誉:50
23:20:11
が、来週朝から夕方まで仕事なのでもしかしたら21時からで頼むかも~っていうかも~
ジーク
23:20:44
オーライボス
23:21:06
成長二回、さぱっとやっちゃうぜ
クリストファー
23:21:10
あいよ~
キルシー
23:21:12
おk
GM
23:21:13
おう 2016/01/02_0 第三部最終話中編「歪む世界」経験:2,000 報酬:0G 名誉:50
ジーク
23:21:20
えい
2D6 → 5 + 2 = 7
23:21:35
お。知力。2回目
2D6 → 1 + 6 = 7
23:21:44
器用と
クリストファー
23:21:45
さっくり成長1回目と
2D6 → 3 + 5 = 8
23:21:57
知力。2回目
2D6 → 6 + 1 = 7
23:22:13
器用。
キルシー
23:22:18
成長2回。1
2D6 → 4 + 2 = 6
23:22:23
敏捷。2
2D6 → 2 + 5 = 7
23:22:26
敏捷
#ラフェンサ
23:23:48
2回 2016/01/02_0 第三部最終話中編「歪む世界」経験:2,000 報酬:0G 名誉:50
23:23:52
2D6 → 4 + 4 = 8
23:23:55
生命。
2D6 → 1 + 3 = 4
23:23:58
器用。
ジーク
23:24:16
PCが強制再起動を要求しているので一足お先に
23:24:25
お疲れ様でしたー
ルーベルリア
23:24:28
お疲れ様、ジーク。また、次の機会に会いましょう。
クリストファー
23:24:33
こちらも撤収。
#ラフェンサ
23:24:37
おつー
キルシー
23:24:38
こちらも同じく
フロレンツィア
23:24:40
またね、クリス。あたしの力が必要なら、いつでも呼んで頂戴。
キルシー
23:24:42
おつかれさま!
ルーベルリア
23:24:44
お疲れ様、キルシー。また、次の機会に会いましょう。
#フロレンツィア
23:26:18
2回
2D6 → 6 + 6 = 12
23:26:22
精神。
2D6 → 2 + 6 = 8
23:26:25
敏捷
GM
23:29:06
ジーク
23:29:08
じゃあな。困ったらいつでも呼んでくれよ、GM
キルシー
20回
30回
40回
50回
61回
71回
80回
90回
100回
110回
120回
2回平均6.500
クリストファー
20回
30回
40回
50回
60回
71回
81回
90回
100回
110回
120回
2回平均7.500
ジーク
20回
30回
40回
50回
60回
72回
80回
90回
100回
110回
120回
2回平均7.000
他(NPC)
20回
30回
41回
50回
60回
70回
82回
90回
100回
110回
121回
4回平均8.000
2d6分布
1 + 1 = 2
0.00%
1 + 2 = 3
0.00%
1 + 3 = 41回
10.00%
1 + 4 = 5
0.00%
1 + 5 = 6
0.00%
1 + 6 = 71回
10.00%
2 + 1 = 3
0.00%
2 + 2 = 4
0.00%
2 + 3 = 5
0.00%
2 + 4 = 6
0.00%
2 + 5 = 71回
10.00%
2 + 6 = 81回
10.00%
3 + 1 = 4
0.00%
3 + 2 = 5
0.00%
3 + 3 = 6
0.00%
3 + 4 = 7
0.00%
3 + 5 = 81回
10.00%
3 + 6 = 9
0.00%
4 + 1 = 5
0.00%
4 + 2 = 61回
10.00%
4 + 3 = 7
0.00%
4 + 4 = 81回
10.00%
4 + 5 = 9
0.00%
4 + 6 = 10
0.00%
5 + 1 = 6
0.00%
5 + 2 = 71回
10.00%
5 + 3 = 8
0.00%
5 + 4 = 9
0.00%
5 + 5 = 10
0.00%
5 + 6 = 11
0.00%
6 + 1 = 71回
10.00%
6 + 2 = 8
0.00%
6 + 3 = 9
0.00%
6 + 4 = 10
0.00%
6 + 5 = 11
0.00%
6 + 6 = 121回
10.00%
合計10回平均7.400
2d6合計分布
20回
0.00%
30回
0.00%
41回
10.00%
50回
0.00%
61回
10.00%
74回
40.00%
83回
30.00%
90回
0.00%
100回
0.00%
110回
0.00%
121回
10.00%
1/2d6分布
13回
30.00%
24回
40.00%
32回
20.00%
43回
30.00%
53回
30.00%
65回
50.00%
発言統計
その他(NPC)409回45.7%12230文字46.8%
GM149回16.7%4303文字16.5%
クリストファー128回14.3%3450文字13.2%
キルシー121回13.5%3168文字12.1%
ジーク87回9.7%3003文字11.5%
合計894回26154文字