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20150517_0

2015/05/17
ジーク
20:21:55
よっ、GM。来たなら声かけてくれよ、つれないな。
オルハ
20:22:04
御機嫌よう、キルシー君。丁度いいわ、しばらく付き合いなさい。
キルシー
20:22:26
よろしくおねがします
GM
20:22:33
ヨロシャス
20:22:56
 
20:22:57
 
20:23:45
決して小さくない犠牲を対価として手に入れた“騎士”たちの力を用い、フェンディル王国軍はどうにか窮地を脱した。
20:24:16
しかし、敵には数多の魔動機甲兵に、何よりもあの巨大な戦艦も残ったまま。予断を許さない状況であることは変わらない。
20:25:06
それでも、疲弊しきった兵士たちに休息は必要だ。《ロストルム砦》へと帰還した兵士たちは、交代で休息し、それぞれ体力の回復を図っていた。
20:25:46
そして、それは君たちも同様であり、哨戒と休息、それらを割り振りながら各自休息を取っていた。
20:26:16
――その人物を捜してか、偶然か。君の足は、砦の屋上へと向いた。
20:27:01
宵闇に包まれ、冷たい風が吹く空の下に、三つ目の男が居た。
キルシー
20:28:20
「――異常なし、か?」 外を眺めているであろう彼に後ろから声を掛ける
#マシュー
20:29:00
「ああ。何も変わりはないぜ」
キルシー
20:30:45
「……そうか」 相槌を打ちながらマシューと同じように外を眺める
20:31:48
「外は何も変わらないが、此方は色々と変わってしまったようだ」 主にフローラの事を思い浮かべ、呟く
#マシュー
20:31:52
見渡しても、彼の言う通り風景に変化はない。ある程度街道を行くまで設置された魔動灯が辺りを照らし、その先は真っ暗で、窺い知れない。
20:32:31
「そりゃ、な。あんなことがあって、ショックを受けないわけないさ」
キルシー
20:35:18
「実際、あの場で他の選択肢は無かった。そう分かっていても……中々納得は出来ないな」
#マシュー
20:36:58
「……ま、ああしなきゃそれこそ陛下を犠牲にしなきゃいけなかったんだしな。命の価値を天秤に掛けるのは趣味じゃないが、あの場では、アレが最善だ」
20:37:20
「オッサンたちだって、納得なんざしてはいなかっただろうよ」
キルシー
20:38:18
「……納得していない割には悟った様子だったが、な」
20:38:31
「まるで……最初から決められていたかのような言い草にも聴こえた」
#マシュー
20:40:30
「ルーが覚醒して、《黄昏》が目覚めて……オッサンは多分、ずっと前からそうする覚悟を持ってたんだろうよ。俺たちと初めて出会った時から――いや……もっと前から、かもしれないな」
20:41:38
「あれで、俺らの何倍もの時間を生きてんだ。その苦悩や葛藤は、俺たちには推し量れるものかも分からないな」
キルシー
20:42:33
「――……」 ちらりとマシューの表情を見てから、視線を戻し 「……もしそうだったなら、大した精神力だな。並大抵ではない」
20:43:36
「フローラの事を思えば……そんな定めは無かったものと信じたいが」
#マシュー
20:43:42
「時間を積み重ねれば、俺たちもそうなれるのかねえ……」 転落防止の柵へと腕を乗せ、体重を預けて何処か遠くを見た。
キルシー
20:44:46
「さてな、俺は自信がない」 マシューとは逆に、柵に背を預けて腕組みをする
#マシュー
20:45:11
「そうだな……。悲嘆か、怒りか、恨みか。あの子が今抱えてるのは、どんな気持ちなのやら」
キルシー
20:47:12
「……」 夜空を見上げ 「……俺はフローラに何度も助けられた。心が折れそうな時も、俺を信じてくれたんだ」
20:48:33
「だから今度は此方が力になる番だ」 ぐ、と拳を握り
20:49:08
「何か少しでも出来る事を探してやれたら……と思っているのだが」 中々難しい
#マシュー
20:49:30
「……ああ、あの子はいつだって笑顔で、明るくて俺たちのムードメーカーだった。恩はちゃんと返すのが、筋ってやつだろう」
20:50:32
「コークルの時と違って、オッサンたちは肉体すら残っていなかった」
キルシー
20:51:05
「……そうだな」
#マシュー
20:51:08
「多分、捧げられた魂を戻して蘇らせるっていうのは、オッサンたちには通じないだろう」
20:51:54
「俺たちに出来るのは、あの子がこれからも前を向いていける手助けくらいだ」
キルシー
20:54:45
「……俺が他の連中にそうしてもらっていたであろうことを、いざ自分でやろうとなると難しいものなのだな」
#マシュー
20:56:29
「そりゃ、な。失意の底に居る人間を救うってのは、並大抵の努力じゃ出来ない」
20:57:17
「何度も、何度も失敗して――それでもまだ、上手くできないんだ」
キルシー
20:57:49
「……それは、アンタ自身のことか?」 
#マシュー
20:58:30
「さあなあ。俺の事かもしれないし、俺以外の奴の事かもしれない」
キルシー
20:59:45
「何だそれは……相変わらずそういうところは煙に巻くんだな」 ふう、と息をついて
#マシュー
21:00:31
「想像にお任せするってことだ。男も女も、ミステリアスな部分があった方が魅力的だろ?」
キルシー
21:01:42
「……まぁ、何でも構わんが」 追及してもキリがなさそうだ 「それより……」 
21:02:27
「……」 少しばかり言葉を詰まらせる
#マシュー
21:03:07
「何だよ」 その様子に、虚空を見上げていた顔をキルシーへと向けて。
キルシー
21:04:11
「……今回の作戦が始まる前に頼んだことを覚えているか?」
#マシュー
21:05:04
「ああ、覚えてるさ。悪かったな。ごたごたで、あの子の事を見失っちまった」
キルシー
21:06:03
「ああいや……それは構わない」
21:06:38
「アンタが見ている間は少なくとも、問題は無かったのだろう?」
#マシュー
21:07:12
「……。そうだな、何もなかったよ。いつもと、同じだ」
キルシー
21:07:50
「……――」 その歯切れの悪さに、怪訝な表情をする
21:09:11
「……いつも飄々としているアンタは嘘が上手いと思っていたが、そういうところは案外下手なんだな」
#マシュー
21:09:57
「嘘は吐いちゃいないさ。いつもと同じ。これは本当さ」
キルシー
21:11:53
「いつもと同じだったが、何か問題があった……と」
#マシュー
21:13:06
「それを問題と呼ぶかどうかは、人それぞれだ。お前たちには問題でも、あの子自身にはそれが普通かもしれない」
キルシー
21:14:19
「……そうか」
21:14:42
「分かった。それを聞けただけでも十分だ」
#マシュー
21:15:12
「そうかい」
21:15:30
「……にしても、オルハちゃんにフローラちゃん。昔のジークじゃあるまいし、二股は感心しないぜ」
キルシー
21:17:23
「――……っ、ち、ちが……アンタはまたそういう言い方を……!」 何処と無く遠くを見上げていた目線が、すばやくマシューの方へ移る
#マシュー
21:17:38
「お前分かりやすいなあ……」
キルシー
21:18:19
「ば、馬鹿か!仲間の為を想って言ってるだけなのに何故そうなる……ッ!」
#マシュー
21:18:47
「ま、実際どっちも顔のレベルはフェンディルの王族にも負けてない。胸もでかくて包容力もあるフローラちゃんに、クールでかっこいいけど抜けてる所もあるオルハちゃん……甲乙つけがたいのは、よーくわかる」
21:19:02
「そりゃお前のそういう反応が面白いからだよ」
キルシー
21:20:08
「~~ッ」 頭を強く掻き毟り 「……もういい、お前の甲乙など知らん……!」 勢いをつけて柵から離れ、足早に来た道を戻りだす
21:20:32
「そのまま冷たい風に吹かれて風邪でも引いていろ!」
#マシュー
21:21:07
「おうおう、連れないねぇ……」
21:21:20
苦笑して、その背中を見送って。
21:22:13
その背中が、完全に視界から消えてから呟く。
21:23:09
「――けど、どっちも大事にしてやれよ。1人でも欠けたら、ダメなんだ」
21:24:21
「……世界を、ルーの奴を、救うためにはな」
GM
21:24:26
 
21:24:27
 
マシュー
21:33:31
ようジーク、1人かい? なら、ちょっくら繰り出すとしようぜ。
ジーク
21:33:38
うむ。よろしくおねがいします。
GM
21:33:39
ヨロシャス
21:33:49
 
21:33:50
 
21:34:30
所は変わり、砦内の通路の一角にジークは立っていた。
21:34:49
眼前にある部屋が、《ラーズグリーズ》の女性陣に当てられた部屋だったはずだ。
21:35:11
中からは、微かにランプの明かりが漏れているが、音はしない。
ジーク
21:38:05
「――誰か居るか?」 コンコン、と。騒がしくならないように控えめなノックを鳴らす
#ルーベルリア
21:38:48
「どうぞ」 返ってきたのは、落ち着いたルーベルリアの声。
ジーク
21:39:11
「邪魔するぜ」 返答を聞いてから、扉を開いて中へ
#ルーベルリア
21:40:10
中には、彼女の他には誰もいない。ルーベルリアはランプを近くに置き、ベッドの端に座って読書をしていたようだ。
21:40:22
「どうしたの? こんな時間に」
ジーク
21:40:32
「……一人か? 他は?」
#ルーベルリア
21:42:29
「コークルは、クエスターたちと会議中。メレディスは哨戒の番。……オルハは、フローラを連れて散歩に出たわ」
ジーク
21:43:38
「そうか。……まあ、都合が良いといえば、いいか。フローラはオルハが面倒見てるみたいだし」 といって、彼女の元へ歩み寄る。手近の机から椅子をひったくって、傍に腰を下ろそう
21:44:25
「色々聞きたいことは山のようにあるが……とりあえず。ルー、調子はどうだ?」
#ルーベルリア
21:44:52
本に栞を挟むと、自分の横へと置いて。 「調子、ね」
21:45:27
「今のところ、悪くはないわ。でも、《魔動騎士》と繋がっていたせいかしら。少し、疲労感はあるわね」
ジーク
21:46:34
「……記憶なんかは、どうだ。新しく思い出せたこととかあるか」
#ルーベルリア
21:48:59
「……ええ。思い出したわ、この《魔動騎士》のことや、彼――ジークフリートの、もう一つの敵のことを」
ジーク
21:49:41
「もう一つの……敵? それも一緒くたに封印されている奴なのか?」
#ルーベルリア
21:51:49
「……ええ、そのはずよ。以前貴方たちに見せた記憶の中にも、名前だけは出てきていたはずよ」
21:52:00
「彼のことを、ほんの少しだけ、思い出した」
ジーク
21:52:31
「なんだと? そうは言われても、流石に俺は察しが良くない。《黄昏》と一緒に何が封印されてるんだ」
#ルーベルリア
21:53:34
「――ジャーベル・ウォーキー。貴方たちも訪れたことのある森の名前にもなった、デュランディル時代の大魔導師よ」
ジーク
21:54:42
「……何でそいつが、敵、なんだ? そいつは何を企んだんだ」 予想していなかったな前に、僅かに目を見開きながら問いかける
#ルーベルリア
21:55:41
「……ジャーベルがどうしてそうしたのかは分からない。思い出せないだけかもしれないけれど……」 と前置きして。
21:57:14
「彼は、自国の主だったジークフリートに反旗を翻し、国家の転覆を企てたわ。《黄昏》に、その身を売ってまで、ね」
ジーク
21:58:37
「……そう、か」 小さくため息を吐いて頷く。
21:59:16
「それは、思い出せないなら直接顔を合わせて聞くしかねえな。封印するぐらいだ、なんとしても倒すことには……なるんだろうが」
#ルーベルリア
21:59:42
「……そうね。《黄昏》と共に、彼も目覚めて来るのだとしたら、今度こそ、決着をつけなければならないわ」
22:00:04
「彼はもう、《黄昏》と同じ。この世界を破壊する私たちの敵に他ならないのだから」
ジーク
22:01:05
「ああ。問題の封印はどうなんだ? 師匠たちのおかげで、また一つ解放されたわけだけど」
#ルーベルリア
22:02:13
「ええ。《進化の庵室》の封印も解かれた。……あとひとつ、バルバロスの顎の南方にある《生誕の産室》だけのはずよ」
ジーク
22:03:52
「……そっちの解放は、どうなることやら」 疲れた表情を隠すように手で覆う
#ルーベルリア
22:04:19
「……分からないわ。私の記憶の中には、対価を払う以外の方法はない」
22:04:59
「非道な条件だとしても、たやすく解かれる訳にはいかなかったから……解除の条件は、ジークフリートと私が、それだけと決めたの」
22:05:20
「これも、一緒に思い出したことだけれど――」
ジーク
22:05:34
「……まだ何かあるのか?」
#ルーベルリア
22:06:15
「エレディアのエルフ――エドガールやフローラの先祖たちと、契約を交わしたのも、私。ジークフリートは、私の提案に頷いてくれただけ」
22:06:56
「だから、フローラが恨むべきは私なの。……あの子にどう声を掛ければいいか、正直、分からないわ」
ジーク
22:07:16
「……なんだ、ルー。叱って欲しいのか?」 苦笑しながら、ぐりぐりと頭を撫でる
#ルーベルリア
22:09:21
「……そうかもね。これを話しても、あの子が私を恨んだりするような子じゃないのは、わかっているわ。誰かにはっきりと口にしてもらうことで、それを確信したいのかもしれない」
ジーク
22:10:05
「正直、これに関して俺も語る口を持ちやしない。提案したのがお前なら、頷いたのは"俺"なんだ」
22:11:01
「何より。俺は今のコークルとエルフ連中を天秤にかけて、コークルを取った」
22:11:58
「正しいか、どうか。それ以前に、きっと俺が守りたいものを天秤に乗せて比べちまったんだ」
#ルーベルリア
22:12:43
「ジーク……」
22:13:18
「……そうね。多分、フローラ以外のあの場に居る全員が“そうするしかない”と、口には出さずとも思ってしまった」
ジーク
22:13:22
「……多分、前の"俺"も、そうだったんだろ? 今助けて後に犠牲になってもらうか、今犠牲になってもらって後に困るか。どちらがいいか――」
#ルーベルリア
22:14:38
何処かに思いを馳せるような、そんな表情を見せ。 「ええ。……あの時も、《大破局》の時も、今も、苦悩の連続」
22:15:22
「《黄昏》が居る限り、この歪んだ輪廻は終わらない。……永遠に」
ジーク
22:16:59
「だろう、な。だから、俺が言ってやれる言葉はこれしかない」 ルーの頭を優しく撫でながら薄く笑って
22:18:56
「フローラのことも、きっと正しい苦悩だろう。でもそのことで、何より自分が悪いことをしたなんて思わないでくれ」
22:19:39
「お前は、本当に……良くやってくれてる。やれる限りをやって、フローラだけでも救ったんだ、お前は。そのことに、胸を張ってくれ」
#ルーベルリア
22:21:48
「…………」 きょとんと、ジークを見てから。俯いて、指でそっと目尻を拭った。 「……ふふ、本当に。ジークフリートそっくり。……歯の浮くような台詞ばかり」
ジーク
22:23:10
「そりゃあ、俺はそいつみたいなモンだからな。同時に二人居ないだけマシなんじゃあないか?」 もっとも、同席してたら思わずお互いブン殴りかねないのだが
#ルーベルリア
22:23:26
「貴方の言っていることは、嬉しいわ。けれど、彼女を悲しませてしまった事は変わらない」
22:24:10
「だから――彼女の身体だけじゃなく、心も、救いましょう。私たち、みんなの力で」
ジーク
22:25:01
「当然だ。それに、黙っていたってお節介で面倒を見るのが好きな連中が勝手にアイツを支えてくれるさ」
#ルーベルリア
22:26:58
「……そうね。現に動いてくれている人もいるのだし」
ジーク
22:28:28
「だからルーも、とりあえずそれで気を重くしないで、いつも通りにしておけ。笑っていないと、あいつの気もただただ沈み続けるだけになっちまう」
#ルーベルリア
22:29:35
「ええ、分かった。いつもあの子がそうしてくれたように、私もそう出来るように頑張ってにるわ」
ジーク
22:30:03
「その意気だ」 頷き、撫でていた手を離す
#ルーベルリア
22:31:20
「でも、ジークもきちんと休まないとダメよ。連日の戦いに、《魔動騎士》への搭乗。疲れていないはずがないのだから」
ジーク
22:33:18
「俺は体力馬鹿だし、このぐらい平気さ。クリス先輩やキルシーのほうが心配なぐらいだ。……それに、ゆっくり休もうとしても、どうもな」 そう答えて苦笑する
#ルーベルリア
22:34:31
「それでも、よ。これからも厳しい状況が続くのは変わらない。休める時には、無理にでも休んでおきなさい」
22:34:54
「どうしても休めないというのなら、添い寝をしてしまうわよ」
ジーク
22:35:29
「おいおい、恐ろしい提案を出してくるなよ」 参った、と言う顔で両手を上げる
#ルーベルリア
22:36:02
「嫌なら、言うことを聞いてきちんと休むことね」
ジーク
22:37:53
「分かった、分かったよ。あと少しでアイツと再会できるのに、道半ばで果てる気はない」
#ルーベルリア
22:39:18
「よろしい。仲間を気にかけるのはいいけれど、ジークフリートのようにあまり手を出し過ぎるのもダメよ」
ジーク
22:41:30
「前身の"俺"はそんなに手を広げて身を滅ぼしたのか?」 立ち上がって椅子を片付ける
#ルーベルリア
22:42:47
「優しすぎたのよ、彼は。……それが必要だった、というのもあるけれど」
ジーク
22:44:53
「そうか。……近い未来そうなってしまうと言われても、きっと俺は、"俺"と同じことをしちまうだろうよ」
#ルーベルリア
22:46:20
「大丈夫よ。貴方は彼と同じ魂を持っているけれど、彼と一から十まで同じではない」
ジーク
22:47:47
「判ってるじゃないか。――それに、ジークフリートに無くて俺に有るものが、道半ばで果てることを許しちゃくれない」
#ルーベルリア
22:48:46
「……ええ、その言葉を信じているわ」
ジーク
22:49:48
「ああ。だから、安心していい。もうお前の前から俺が居なくなったりはしない」 最後にもう一度彼女の頭を撫で
22:50:24
「じゃ、大人しく部屋で休んでおくことにする。お前も、適当なところで読書やめて休めよ」
#ルーベルリア
22:50:33
「それはそれで、コークルに申し訳なくなってしまうのだけど……」 撫でられながら、困ったような表情になり。
22:50:59
「分かっているわ。オルハたちを探しに行ったら、私も休むから」
ジーク
22:51:52
「別にコークルと一緒になったら俺が居なくなるわけでもねえだろうに」 なんて笑いながら、部屋を出よう
#ルーベルリア
22:52:57
「……そういう所が、心配なのよね……」 聞こえはしない言葉を、その背中に投げて。
22:54:12
「ジークフリートが、遺したもの、か……」
22:54:53
「ヴィクトール・ラングハンス。彼が、《大いなる力》を狙うのも、もしかして――」
GM
22:54:57
 
22:54:58
 
ジーク
22:55:20
じゃあな。困ったらいつでも呼んでくれよ、GM
オルハ
22:55:25
さようなら、ジーク君。……また、次に会う時まで。
2015/05/23
ラフェンサ
20:59:53
キルシー、来てくれてありがとう。今日も、頼みたいことがあるんだ。
マシュー
21:01:09
ようクリス、1人かい? なら、ちょっくら繰り出すとしようぜ。
クリストファー
21:01:30
よう、GM。メシがまだなら、これから一緒に食いに行かないか? 美味い店があるんだ。
GM
21:01:35
デデドン(座布団)
キルシー
21:05:04
よろしくおねがいします
GM
21:05:09
よろしくお願いします
21:05:25
 
21:05:26
 
21:06:02
《ロストルム砦》へと戻って来てから2日目。状況は未だ動いてはいない。
21:06:34
いつ再び敵の攻勢が始まるか分からぬ状況の中、皆身体的にも、精神的にも立て直しに必死だった。
21:07:34
朝陽が昇るまでまだ間がある時間、砦の食堂には人はまばらだ。
21:08:26
そんな中に、隅のテーブル席でスプーンを咥えて、ぷらぷらと動かしている行儀の悪い少女の姿があった。
#メレディス
21:09:09
「…………」 手元には、まだ湯気が立ち上るスープ。それには手をつけずに、考え事をするかのようにどこかをぼうっと眺めている。
キルシー
21:12:52
「……」 食堂に入り、人気の少ない席を視線で探す
21:13:39
(……哨戒の順番まではまだ時間があるな。さっと腹ごしらえでも……) と見回していると、見覚えのある少女の姿が映る
#メレディス
21:13:59
「……」 訪れた知人の気配にも気付くことはなく、スプーンをぷらぷらとさせたままで。
キルシー
21:16:54
(……気付いていないな) メレディスを横目で眺めつつ、まずは食事を頼みに行ってそれを受け取る
21:17:46
「……どうした。考え事か」 彼女の向かいの席に運んできた軽食を置き、声を掛ける
#メレディス
21:18:28
「……ん? ああ、キルシー先輩ですか」 スプーンを口から抜いて。 「おはようございます」
21:18:45
「別に、考え事というほど考え事してたわけじゃないですよ」
キルシー
21:19:42
「ああ」 おはよう、に軽く返し 「その割には、どこか呆っとしていたようだが」 言いながら席に座った
#メレディス
21:20:35
「スープが冷めるのを待ちながら、今までと、これからのことをちょっと考えてただけです」
キルシー
21:21:39
「……猫舌だったのか」 言われて見ればあんまり食事すぐ手につけないな
#メレディス
21:23:13
「まあ、それなりには」 丁度良くなったかなとつぶやきつつ、スープを一口啜る。
キルシー
21:24:22
「そうか」 今度店主に伝えておこう 「それで……今までとこれからのこと、か」
21:24:48
「今までというのは、お前が眠っていた時のことか?」
21:25:06
「それとも、俺たちと行動を共にしてきた時か」
#メレディス
21:25:32
「後者です。わたしが眠ってた時の話なんて、わたしにはどうでもいいですから」
キルシー
21:26:28
「確かに、な」 考えても仕方ないことですから、とでも言いそうだな
#メレディス
21:28:27
「《五芒》ももう残り1つで、ヴィクトールも恐らくは解放が目的、先輩たちも《黄昏》に対抗するには解放しなければならない」
21:28:57
「それを解放した先にどうなるのか、わたしはどうするか。そんなことを考えてました」
キルシー
21:30:11
「解放した先は……あまり良い想像は出来ん」 自分も軽食に手を付け始め
21:30:51
「ルーが記憶を取り戻すことは出来たとしても、それと同時に起きた事象へ即座に対応できるかどうか……」
#メレディス
21:31:24
「随分弱気なんですね。今まで、なんだかんだ対処してきたっていうのに」
キルシー
21:32:50
「今までは部分的な解放だっただろう。《黄昏》の力だってその片鱗に過ぎなかった」
21:33:15
「今度はそれが、全て解き放たれる。自信を持って対処出来る、などと言い切る根拠は無い」
#メレディス
21:34:21
「ま、確かに何が起きるのか想像もつかないですしね」 一口大にカットされた野菜を口へと放り込んで、咀嚼。それを呑み込んでから。 「案外、何も起こらなかったりするかもしれないですけどね」
キルシー
21:37:19
「それはそれで恐ろしいものがあるが……」 フォークの手を止め、息を吐いて 「……まあ、分からないものは仕方あるまい」
21:37:37
「お前自身がどうするか、というのは……何か考えでもあるのか」
#メレディス
21:38:19
「――あります」 食事の手を止め、キルシーを見て。
21:38:26
「……なんて言ったら、気になります?」
キルシー
21:39:26
「……話す気があるのならば、聞きたいところだが」 内心、眉を顰め
#メレディス
21:40:41
「話す気がないわけじゃないですけど、ちょっと話しづらいですね」
キルシー
21:42:34
「……気になるか、と訊いておいてそれか」 やや苦笑したような表情でコーヒーを啜る
21:43:16
「何だ。俺だから話しづらいのか」
#メレディス
21:44:17
「……微妙にズルい言い方しますね。誰相手でも、話すのは憚られます」
21:44:39
「……まあ」
キルシー
21:45:12
「……」 コーヒーカップを置いて、言葉の続きを待つ
#メレディス
21:45:51
「わたしの望みは、みんなが同じように過ごせるようになること、ですから」
21:46:18
「多分、先輩たちとは行く道は違っちゃうかもしれません」
キルシー
21:47:17
「――――……」 予想もしなかった回答に、返す言葉を失う
#メレディス
21:48:08
「わたしは別に、《黄昏》を憎く思ってるとかいうわけでもないですし、その辺りのしがらみは、ぶっちゃけどうでもいいんです」
キルシー
21:48:56
「……そうか」 一度眼を伏せてから 「お前は……《未完の幽室》で“人形”というものを見てきたから、か」
#メレディス
21:49:42
「……わたしは運良く、こうして人族として過ごせてますけど――可哀想じゃないですか、あの子達は」
キルシー
21:51:39
「……」 少し躊躇い、ゆっくりと 「……ジークフリートのことを恨んでるか?」
#メレディス
21:53:15
「人形たちが造られたのは、彼が眠ったよりもずっと後――魔動機文明時代のことです。元を辿れば彼も遠因ではありますけど、恨んでるというのなら、魔動機文明時代の人たちですね」
キルシー
21:56:00
「……そうだな」 どこか安堵して
#メレディス
21:56:42
「……でも、やっぱり憎んでる気持ちがないとは、言い切れないかもしれません」
キルシー
21:57:36
「……」 冷め切った残りの食事に手を付ける素振りもなく、メレディスの眼を見る
#メレディス
21:58:08
「《五芒》を利用した封印のシステムを作ったのは、ジークフリート王とルー先輩です」
21:58:31
「……そして、それがあったからこそ、わたしたち”人形”が造られた」
21:59:09
「人形は元々、人間やエルフたちの代わりとして造られたことは、話したことがありましたっけ」
21:59:21
「どうだったかな……。ま、どっちでもいいでしょう」
キルシー
22:00:07
「ああ」 どっちでもいい、に相槌を打ち、続けるように促す
#メレディス
22:00:29
「封印を解放するのに、血や魂が必要ならば、限りなくそれに近い偽物を捧げても封印を解放することは出来るのではないか」
22:00:50
「はじめは、そんな考えの元に開発が始められたんです」
22:01:26
「――けど、偽物の血と魂では、いくら捧げても本物の代わりにはならなかった」
22:02:31
「……だったら、そこで止めればいいのに」 吐き捨てるように言って。 「それでも、折角造り出したものを無駄にするのを、彼らは許さなかった」
キルシー
22:03:16
「その血と魂を捧げる“器”を造った……か」
#メレディス
22:03:16
「封印の解放には使えなくても、他の面で、人族の代わりは務めることが出来た」
22:04:01
「命を持たない量産可能な兵士として、〈マギタイト〉への生命エネルギーの供給源として」
22:04:37
「人形も、人造の魂を与えられたルーンフォークも、1体の例外もなく、人族の駒としての生を強制されました」
22:06:13
「自分たちが造り出したものだから、何をやってもいいと、そう思っていたんでしょうね」
キルシー
22:09:48
「そして残ったのは俺たちが見た光景……いや、お前が見たものはもっと酷かったのだな」
#メレディス
22:11:32
「目覚めたのはつい最近なのに、おかしな話ですよね。他の人形たちの経験した情報が、何らかの形で眠っている人形たちにも送られて来ていたんです」
22:12:09
「だから、わたしが目覚めた時には先に死んでいった彼らの多くの記憶が残っていた」
22:13:05
「これで人を恨むなというのは、無理な話です」
キルシー
22:15:24
「……成程、な」
#メレディス
22:15:57
「まあ、でも」
22:16:36
「わたしも所詮、人形の1体に過ぎません。どれだけ恨んでも、わたしにはそれを晴らすだけの力なんてありませんから、どうしようもないですね」
キルシー
22:18:03
「それは違いない……が」
22:19:12
「せめて残ってしまった人形たちに何かしてやれないか。そう考えてお前は〈ミオソティスの根〉の門を叩いたんだろう」 
#メレディス
22:20:36
「……どうでしょう」 ふ、と嘲るように笑い。 「負の感情に塗れて生まれたわたしです。そんな殊勝な考えはなかったと思いますよ」
キルシー
22:22:54
「そう、か」 眼を伏せ、一息ついて
22:23:30
「……俺によく話したものだな。魔動機院を出た人間だぞ」
#メレディス
22:25:11
「……、キルシー先輩個人を恨んでるとかそういうのじゃないですから」
キルシー
22:26:57
「……なら、良しとしておこう」
#メレディス
22:27:28
「それに、話したところでどうにか出来ることでもないです。先輩にも、わたしにも」
22:27:50
「……それよりも、今なんとか出来そうな――なんとかしなきゃいけないことを考えた方が、いいんじゃないですか」
キルシー
22:28:38
「…………」
キルシー
22:28:58
GMか、丁度いい。幾つか菓子を焼いてあるのでな、持って行け。
#メレディス
22:28:59
「……それよりも、今なんとか出来そうな――なんとかしなきゃいけないことを考えた方が、いいんじゃないですか」
キルシー
22:31:08
「……その通りだ。敵方をどうこうよりも、まずは仲間のことになるが」
#メレディス
22:31:44
[]
22:32:00
「だったら、こんな所に居ちゃダメじゃないですか」
キルシー
22:33:40
「分かってる……が、この後は哨戒だ。腹ごしらえぐらい許せ」 残ったパンを口に運び
#メレディス
22:34:42
「別に食事に対して文句は言ってませんって」 こちらも、スープの残りに手を付けて。 「……冷めてるし」
キルシー
22:35:20
「当たり前だろう……」
22:35:37
言いながら食事を片付け、コーヒーを飲み干して
22:36:34
「お前も、決めかねている事があるなら考えておくんだな」 空いた食器をトレイに乗せ、席を立つ
#メレディス
22:37:27
「迷ってはいないですよ、わたしは」
キルシー
22:40:25
「そうか」 トレイを運び出したかと思いきや、メレディスの方を向いて
22:41:35
「お前がそんな立場に居ても、話してくれたという事は多少信用してもらっていると思っておく」
#メレディス
22:42:13
「…………」 予想外の言葉に、きょとんとした顔を向けた。
キルシー
22:43:42
「……」 その表情から視線を外して 「そろそろ時間だ」
#メレディス
22:44:07
「……ええ、遅れないようにちゃっちゃと行って下さい」
キルシー
22:44:08
「あまり長居すると、起きた連中が押し寄せてくるぞ」 と言いながら歩いて食器を返し、去っていった
#メレディス
22:44:39
「……信用、なんですかね、これは」 その背中を見送って、誰にも聞こえないように苦々しげに呟いた。
GM
22:44:45
 
22:44:46
 
22:49:33
――ほぼ同時刻、朝の冷たい風が通り抜ける中、クリストファーは砦の外の哨戒に当たっていた。
22:50:17
深夜から夜明けに掛けての哨戒の担当となった君は、同じ哨戒の兵士たちと時折言葉を交わしながら、警戒を続けていた。
22:50:57
次第に空が白み始め、疲労と眠気で、油断すればすぐにでも欠伸が出そうな状況だ。
クリストファー
22:54:11
「……」 とはいえ、そのまま居眠りするわけもない。厳しい表情で、敵が来るとも来ないとも知れない遠くを見つめている。
GM
22:54:36
そんな君の後方から、土を踏みしめる音が聞こえて来る。
#エリック
22:57:57
「――ご苦労だな。もうじき、交代の時間だぞ」
クリストファー
22:59:13
「……もう、そんな時間か」
#エリック
23:00:15
エリックの両手には、それぞれ湯気の立ち上るカップが握られている。近づくと、それをクリスへと差し出して。
23:00:42
「事前に休んでいるとはいえ、深夜の哨戒が一番疲れるだろう」
クリストファー
23:01:09
カップを受け取り、 「まあな」 と短く返す。
GM
23:01:44
中身は、ココアらしい。手にしたカップから熱が伝わって来る。
クリストファー
23:02:12
「……ココア、か」
#エリック
23:02:49
「今は甘いものの方が良いかと思ったが、好みではなかったか」
クリストファー
23:03:30
「いや」 と首を横に振り。
23:04:05
視線を遠くに向けたまま、一口、二口。ココアを口にする。
#エリック
23:04:40
同じようにココアを啜り。 「蛮族のことだ。すぐにでも仕掛けて来ると思ったが……何事もなかったな」
クリストファー
23:06:06
「……向こうは向こうで、単純な殲滅以外に、何かしら思惑があるんだろう」 何せ、あのヴィクトールだ。
#エリック
23:07:06
「あの《魔動騎士》がこちらにある以上、簡単には手は出せないというだけかもしれないがな」
クリストファー
23:07:41
はあ、と溜息を吐き。 「……そうだな。あれの存在も大きい、だろう」
#エリック
23:09:13
「……あれが無ければ間違いなく全滅していたとはいえ、払った代償も大きい」
23:09:26
「……やり切れんな」
クリストファー
23:10:07
「……避けれた筈だったんだ」 ぽつり、と。
#エリック
23:10:33
「…………」 カップを手にしたまま、黙してクリスを見やり。
クリストファー
23:12:01
「こっちの作戦は筒抜けだったんだ。もっと何か――別の作戦を提案するべきだった」
23:12:24
「少なくとも、戦力を分散させるようなことは止めるべきだった」
#エリック
23:13:14
「……結果だけを見れば、確かにそうだな」
23:14:34
「だが、あの時点ではそんな事は分からなかった。……こちらの斥候とて、決して無能なわけではない。あの時点では、蛮族軍は迎撃の準備を整えてなど居なかったのも確かだろう」
クリストファー
23:18:34
「宝物庫に侵入された話があったんだ。それが出た時点で、内部犯、内通者の可能性は十分考えられた」
23:19:25
「―――」 いいや。自分は、それより前から、その存在をほぼ確信している。
#エリック
23:20:54
「……確かに、奴らは知る手段のないはずのことまで把握していた。内通者がいると考えるのが、自然だな」
23:22:28
「だが、一体誰が奴らと通じている? ……蛮族と繋がって、メリットなどないだろうに」
クリストファー
23:23:47
「それは……」
#エリック
23:26:02
「……疑っている相手がいると言いたげな顔だな」
クリストファー
23:26:11
「……」 二の句が継げない。
#エリック
23:27:03
「無理に言わなくて構わない。この状況では、確たる証拠がない状態では、そんなことを不用意に言うべきではないからな」
クリストファー
23:28:41
「……俺の中じゃあ、もう九割九分そうだと思ってる」
#エリック
23:30:19
「だが、残りの一分が口にすることの邪魔をする、か」
クリストファー
23:32:23
「……仲間、だと」
23:33:55
「そう思いたい……いや、もしかしたらそいつ自身、板挟みになってるのかもしれない」
#エリック
23:35:24
「……甘いな。君も、その間者も」
クリストファー
23:36:59
「……そうさ。どこか甘く考えてた。その結果がこれだ」
#エリック
23:38:59
「だったら、どうする。……これ以上、看過することは出来ないだろう」
クリストファー
23:41:15
「……解らないんだよ」
23:41:59
「糾弾するのは簡単だ。情況証拠を並べ立てることだって出来る」
23:42:27
「けど……」
23:45:29
「そうしたら、そいつは本当に俺達の敵になっちまうかもしれない」
#エリック
23:47:02
「……だが、そうしなければまた同じことが起きる。今度は、あんな切り札が運良く手に入れられるとも限らない」
23:47:37
「決断は、避けられないぞ」
クリストファー
23:49:26
「……解ってる。けど……ほとほと、自分の甘ったれぶりに嫌気が差す」
#エリック
23:51:12
「……同じ状況なら、恐らく僕も同じ迷いを抱えるだろう」 熱が抜け、冷め始めてしまったココアを口に含み、喉を鳴らす。 「責任を一人で取ろうなどとは、考えるなよ」
23:52:47
「今の状況は、それに気付かなかった者、気付いていても言及を避けていた者、そしてその間者本人――そのすべての甘さが招いたものだ」
クリストファー
23:53:29
「そうかもしれない……そうかもしれないけどな」
23:53:45
「《五芒》の解放の時だって、そうだ。俺は……それを示唆されて、真っ先に――ラフェンサ以外の誰を、どれだけ犠牲にすればいいだろうかと考えた」
23:55:37
「けど、結局自分からは口に出せずに――そのくせ、エドガール達が贄になると言い出せば、すぐさまその案に飛びついた」
23:56:53
「ラフェンサにあんな事言っておきながら……俺は、最悪だ」
#エリック
23:58:26
「……ふん。そんなこと、誰だって同じだろう。自分だけがそうだと思うな」
23:59:26
「あの場に居た誰もが、力不足で、同じ弱さを持っていた」 あのジーク(馬鹿)は知らないが、と小さく付け足して。
クリストファー
23:59:27
「……」
2015/05/24
#エリック
00:00:44
「その中で――エドガール(彼ら)が、強かっただけの話だ」
00:01:21
「今更それを嘆いた所で起きてしまったことは変わらないし、彼らも帰っては来ない」
00:02:22
「ならば、僕たちが今出来ることは、すべきことは何だ? 己の無力さに落胆することか? それが彼らへの手向けになどならないことは、分かっているだろう」
00:03:36
「――それが君の”底”か? ……いや、」
00:03:57
「君は――それを”底”にして、納得出来るのか」
00:04:08
「どうなんだ、クリストファー・パーシヴァル」
クリストファー
00:05:00
「―――……ッ」
00:06:17
「……できる……わけ、ないだろ」
00:09:01
「……くそっ、解ってるんだよ、そんなことは……!」
#エリック
00:10:32
「……解っているのなら、下を向くのを止めて、前を見給え」
00:11:25
「底が見えたのならば、上はいくらでも見えるだろう」
00:12:43
「恐くても、前へ踏み出せ。……君たちが今まで積み上げて来たものは、そう簡単に壊れてしまうものか、よく考えろ」
クリストファー
00:16:14
「―――」 それでも解らない、それでも恐ろしいと。そう言いかけて。
00:18:07
がしがしと軽く頭を掻いて、 「ああそうだ、その通りだ」
00:20:20
「ぐだぐだ甘ったれた愚痴吐いてる立場でもトシでもないってのにな」
#エリック
00:22:55
「弱音を吐くな、とは言わない。だが、それで見るべきことから目を背けるのは、ただの逃げだ」
クリストファー
00:23:39
「……ああ。どうにも、逃げ癖が抜けてなかったらしい。……悪いな、少し目が覚めた」
#エリック
00:23:44
「責任なら、一緒に抱えてやる。君の仲間たちならば、そう言うだろう」
00:24:56
「僕にもその一端がある以上は、その責を共に負うべきだ」
00:25:36
「謝罪は不要だ。君にそう言うことで、自分自身に言い聞かせている部分もある」
クリストファー
00:26:58
苦笑浮かべ、「そうかよ。……けどそれはそれでお前、逆に気が張り詰めすぎないか心配になるぞ」
#エリック
00:28:13
「それなら、そうならないように見ておいてくれ」
クリストファー
00:30:47
「解ったよ」
#エリック
00:32:22
「……時間だな。哨戒は僕が引き継ぐ。休んでから、どうすべきかを改めて考えておけ」
クリストファー
00:34:40
「了解……ああいや待て。責任の共有がてら、もう一つ話だ」
#エリック
00:34:49
「……何だ?」
クリストファー
00:35:12
「お前、フェングって子のことは知ってたっけか」
#エリック
00:36:36
「一応は、な。あまり詳しいことは知らないが」
クリストファー
00:39:21
「オルハの妹ってとこまでは?」
#エリック
00:40:04
「……把握はしている」
クリストファー
00:44:28
「……これも、確たる証拠はない話なんだがな。恐らく、あの子はコークルとラフェンサの実の妹君だ。腹違いのな」
#エリック
00:44:44
「……何だと?」
00:45:04
「そんなことがあるはずが――」 言いかけたところで、言葉を止めて。
クリストファー
00:45:19
「……お前、心当たりがあるのか?」
#エリック
00:46:43
「……随分昔に、社交界で噂になっていたことがあったな。僕もまだ小さい頃ですっかり忘れていたが、お二人には隠された妹がいる、と」
クリストファー
00:47:15
「ああ、成る程な……。そっちの界隈でなら、噂くらいはあってもおかしくない、か」
#エリック
00:47:29
「だが、すぐに聞かなくなった。だから、誰かが流したデマだろうと思っていたのだが……今になってそんな話を聞くとはな」
00:50:06
「……それが事実だったとして、何故その子がオルハさんの妹に?」
クリストファー
00:51:16
「《血の楔》に巻き込まれたそうだ。引取先の貴族が、当事者側として関わっていたらしくてな」
00:52:06
「それをオルハが偶然助けた、ってコトらしい」
#エリック
00:52:56
「陛下には伝えてあるのか」
クリストファー
00:53:27
「……いいや。まだだ。これを話したのはオルハとお前だけだ。吹聴できる内容でもないからな」
#エリック
00:54:02
「……何故このタイミングで、僕にそれを話した」
クリストファー
00:54:20
「いつかラフェンサ自身に言う必要はあると思ってる。けど……」
00:55:27
「……こんな時世、状況だ。俺もいつおっ死ぬか、知れたもんじゃない」
#エリック
00:56:27
「……縁起でもないことを」
クリストファー
00:58:22
「つい先日、全滅しかけたところだったからな。嫌でも考えるさ」
#エリック
00:59:23
「だったら、僕だけじゃなく、他の者たちにも伝えておくべきだろう」
クリストファー
01:02:30
「吹聴できる内容でもないっつったろ。他の奴らが信用できないってわけじゃあ勿論ないが、それでもやっぱり相手は選ぶべきだと思ったんだよ」
#エリック
01:04:06
「……その相手に選ばれたのが僕である理由はいまいち理解しかねる」
01:04:48
「だが、意図は概ね読めた気はする」
01:06:52
「君がした話、僕も僕なりに考えてみよう」
クリストファー
01:08:13
「……正直、この状態でこの話を振れる余裕のあるヤツってのも限られてるってのもある」 特にフローラなんかはもっての外だ。
#エリック
01:08:40
「僕とて、余裕があるわけではないがな」
クリストファー
01:10:44
「まあ、相対的な問題だ。……それに、お前が陛下達の為に尽くしてきてるのは、何度も見てるからな」
01:11:03
「だから、話していいと判断した」
#エリック
01:11:47
「当たり前だろう。それがハーゲンドルフ家の嫡子たる僕の役目だ。……まあ、光栄には思っておこう」
クリストファー
01:15:11
「その辺、ほんと変わんないよな、お前は」 まあ。だからこそ預けてもいいと思ったのかもしれないが。
#エリック
01:16:44
「変わる必要もない所だと思っているからな」 腕を組もうとしたところで、カップを持ったままな事に気付き。 「すまないが、ついでに持っていってくれ」 空になったカップをクリスへと差し出した。
クリストファー
01:17:33
「とりあえず、先行きどうなるかは解らないが、とりあえず覚えとくだけ覚えといてくれ」 今の話。 「あいよ」 言われなくとも持って行くつもりでした。
#エリック
01:18:00
「忘れられるはずもない」 頷いて、腕を組んだ。
クリストファー
01:18:25
「ああ、頼む。……それじゃ、少し長話になったし、いい加減休むよ」 立ち上がって。
#エリック
01:18:43
「ああ、そうするといい」
クリストファー
01:21:11
じゃあな、と軽く手を振って、砦へ歩き去って行く。
#エリック
01:22:50
「…………」 その背中を見送って。 「僕も大概、愚鈍だな。……いや、僕の方こそ、見て見ぬ振りをしていたかっただけなのかもしれん」
01:23:34
「ああ言った以上は、もう温いことばかりは言っていられないな」 寒空の下、そう呟いた。
GM
01:23:37
 
01:23:38
 
01:30:02
夕刻、哨戒を終えたキルシーは、《ラーズグリーズ》の女性陣の部屋の前へとやってきていた。
01:32:16
聞いた話では、散歩を終えた後オルハとフローラの二人は部屋へと戻ったとのことで、彼女たちの様子を確かめに来たのだが――
キルシー
01:33:09
「…………」 部屋の前で立ち止まること3分
01:33:34
(まずはノック……で問題ないと思うのだが……)
01:34:10
(……いや、それで驚かれるか……? しかしいきなり部屋に向かって声を掛ける方が変だ)
01:35:05
(となると……わざとらしく向こうから足音を立てて近付いてきて、ノック……これか)
01:36:24
「……」 一人で首を横に振り 「……普通でいいだろう」 独り言を小さく呟いて
01:36:45
部屋の扉をコン、コン、と出来るだけ優しくノックする
#オルハ
01:37:21
「――どうぞ」 中からは、聞き慣れたクールな声。
キルシー
01:38:27
「……俺だ。入っても大丈夫か」 いきなり開けない。まずは声を掛ける
#オルハ
01:38:52
「どうぞって言ってるじゃない。遠慮せずに入って来ていいわよ」
キルシー
01:39:14
「……ああ」 大丈夫、桶は飛んでこない。自分に言い聞かせながらそっと扉を開ける
#オルハ
01:40:44
扉の先には、整然とした部屋。いくつかのベッドが並び、最低限の調度品があるだけの、完全に寝泊まりするためだけの空間といった様子だ。
GM
01:41:10
そのベッドのひとつに、フローラとオルハは並んで座っていた。
キルシー
01:41:22
「……」 内装を軽く見回してから、オルハとフローラの方へ視線をやる
GM
01:42:26
当然ながら、フローラの様子は暗いままだ。キルシーの姿を見ても、小さく挨拶か何かを呟くくらいで。
#オルハ
01:43:58
「座ったら? 立ちっ放しでじろじろと見回すのは、あまり良くないわよ」
キルシー
01:44:41
「……いや、そういうつもりは無いのだが」 うるさい、と小さく文句を言って其方へ歩み寄る
01:45:13
「……食欲は少しぐらい出たか」 当たり障りのないように、彼女らの向かいにあるベッドに腰を掛け
#オルハ
01:46:45
「一応、昼は食べはしたんだけど……ね」
キルシー
01:47:55
「そう、か。なら良かった」 全く手付かずじゃないんだな
#オルハ
01:48:21
「まったく食べていなかったら、無理やりにでも食べさせているしね」
キルシー
01:49:54
「……」 それが良いか悪いかは、あまり言い切れるものではないな
#オルハ
01:51:20
「フローラの事も、大体聞いたわ。……大変だったわね、としか言えない自分に嫌気が差してしまいそうだけど」
キルシー
01:52:44
「……そんなことはあるまい。そうして隣に居るだけで十分だ」
01:53:24
「俺もそうしたいところなのだが、顰蹙を買ってしまうのでな」 などと、軽く冗談交じりに
#オルハ
01:54:25
「この状況だもの、それでとやかく言うような人は居ないわよ」
キルシー
01:56:19
「だといいが」 と苦笑してから
01:57:04
「……」 視線を落としてから、フローラの表情をやや覗き込むように 「……フローラ、昨日は眠れたか」
#フロレンツィア
01:57:42
言葉に、首を力なく横に振る。 「…………ごめん。大事な時なのに、あたし……全然役に立てなくて……」
キルシー
01:58:20
01:58:24
おっと
02:00:31
「大丈夫だ。今しがた哨戒に回ってきたが、異常もない。今はそれでいい」
#オルハ
02:02:21
「……気にする必要はないと、何度も言っているでしょう」
02:02:32
「落ち着くまで、貴女はゆっくり休みなさい」
キルシー
02:03:14
「ああ、誰も責めたりはしない」
#フロレンツィア
02:03:18
「……けど、状況がいつまでもこのままでも、ないでしょ」
02:03:39
「……このままじゃダメだって、分かってる。……分かってるのに、どうしたらいいか、わかんなくて……」
キルシー
02:05:39
「……そうだな」 ゆっくりと頷いて
02:06:44
「答えはすぐ出てこない。時間を掛けて、ようやく掴めたかと思っても……何処かへ消えてしまうこともある」 自分のことのように、噛み締めて
#オルハ
02:07:40
「キルシー君……」
キルシー
02:08:20
「俺の場合……無理に一人で考えても、あまり良い答えは出てこなかった」 それが今の俺なのだから
02:09:01
「現に今……フローラは独りで考えていても、何が何だか分からなくなっているだろう」
#フロレンツィア
02:10:42
「……あたしは、みんなのために、みんなと一緒に居たいから、頑張ってた。……それを考えてたから、頑張れてた」
02:11:36
「……”みんな”には、キルシーやオルハたち、明星亭の仲間は勿論、アクアケイドのみんなのことも入ってる」
02:12:18
「そのために頑張ってたはずなのに……あたしはまた、守られて、失った。……《血の禊》の時と、同じように」
キルシー
02:15:09
「……《血の楔》、か。確か、フローラの母親だったな」 気を遣いながらも、尋ねる
#フロレンツィア
02:16:08
こくりと頷き。 「……あの時も、ママがあたしを庇ってくれたから、あたしは生き延びた」
02:17:30
「それが悲しくて、悔しくて……自分が許せなかったから、弓を手に取ったのに……! みんなを守りたいって、思ったのに……!」 腿の上に乗せた拳を、強く握る。
キルシー
02:20:59
「……フローラ」 腰掛けていたベッドから降り、フローラの前で屈んで
#フロレンツィア
02:22:07
「…………」 涙ぐんだ瞳で、力なくキルシーを見る。
キルシー
02:25:14
「《血の楔》は、俺の妹も命を落とした。だが、そのアメルも一人の命を救ったことがあるんだ」 隣に座るオルハへは視線を向けず、話を続ける
#オルハ
02:25:29
「…………」
キルシー
02:27:18
「そして俺はそいつに命を救われたことがある。……俺が冒険者を始めて間もない頃だったんだがな」
02:29:09
「俺もきっと、誰かの命を助けたことがあると思う」 自分のことに必死で気付いていないんだが、と軽く冗談のように添えて言い
02:31:33
「そうやって……俺たちは知らない間に色々な運命で助け、時には助けられ、此処まで生きてきた」
02:33:09
「フローラのこの手だって同じだ」 強く握られたフローラの拳にそっと手を重ね
#フロレンツィア
02:33:50
「…………」 重ねられた手に自然と視線が移る。
キルシー
02:35:06
「母親に助けられたフローラは、きっと自分が知らない間に多くの人たちを守ってきてる」
02:38:47
「……それにフローラは弓を使わなくたって、その言葉で人を救ってきている筈だ」
#フロレンツィア
02:39:56
「……そう、なのかな……」
キルシー
02:41:23
「……俺は、その生きた証人だと思うんだがな」 同意を求めるかのようにオルハへ視線を向け
#オルハ
02:41:52
「……そうね。私たちはみんな、フローラには何度も勇気づけられているし、助けられている」
#フロレンツィア
02:42:49
「……あたしたちがまだ出会って間もない頃、キルシーに《血の禊事件》のことを訊かれたこと、覚えてる?」
キルシー
02:43:34
「……覚えている」 あの時の自分はあまり思い出したくないが
02:43:54
「あの時は……思い出せない、思い出したくないと言っていたな」
#フロレンツィア
02:44:16
「あの時、あたしは『靄がかかったみたいに思い出せない』って言ったと思う。……思い出したくなかったのも、確かだけど」
02:44:58
「……でも、パパたちが犠牲になって、ルーが力を取り戻すと同時に急にその靄が晴れたように、色々な記憶が頭に流れ込んで来たわ」
02:45:25
「……ううん、記憶だけじゃない。……見たこともないはずの”未来”のことまで」
キルシー
02:46:51
「……何?」 その言葉に、かつて自分が殺めてしまった者の名前が脳裏を過る
#フロレンツィア
02:48:09
「その未来であたしは――”復讐”を、してた。……この手で、パパが死んだ遠因になった人たちを、殺そうとしてたの」
02:49:45
「……その感覚は、本当にあったことのように頭と手にこびりついてて……今のあたしの中にも、はっきりと――蛮族たちを憎んでる気持ちがある」
キルシー
02:50:01
「――――」 ぞ、と寒気が走る。フローラがもし、そんなことをしたならば……
#フロレンツィア
02:52:31
「……怖いの。……このままでもダメで、進んでも、復讐のためにそんな風に傷つけてしまうんじゃないか、って」
02:53:28
「……傷付くのは、復讐相手だけじゃない。……今まで一緒に歩んできてくれたみんなの心も、傷つけてしまうと思う」
キルシー
02:53:52
「……そうだな。俺が復讐に執着した末に、何をしたか。実際にその眼で見た筈だ」
#フロレンツィア
02:54:14
「けど、それでも……パパたちを奪ったあの人たちを、許せなくて……」
02:54:57
「……」 キルシーの言葉に、力なく頷く。 「皮肉よね……こんな状況になって、君の気持ちが理解出来るなんて」
キルシー
02:55:51
「…………」
02:56:34
「俺があの結果を生んだのは、復讐に囚われていたからだと思う」
02:58:37
「そしてあの事件を引き起こした後で、俺は皆に時に恨まれ、助けられ、赦されたりもした」
02:59:38
「大きな失敗をしながらも、俺は仲間たちに受けれてもらったんだ」
03:01:07
「――……恐れないでいい」 優しく、フローラの手を握る
03:01:29
「一人じゃない。皆がいる」
03:02:20
「例え失敗しても、誰かが……いや、今度は俺がお前を助けてみせる」
#フロレンツィア
03:02:33
「……キルシー……」
キルシー
03:04:03
「大丈夫だ。フローラにはしっかりと足があるだろう」 かつて自分も、胸倉を掴まれて同じ事を言われたのを思い出しながら
03:04:50
「転んでもいい。その足で歩くんだ」
#フロレンツィア
03:05:33
「……いいのかな、迷ったままでも……。……みんなに、迷惑を掛けちゃうかもしれないけど、まだ一緒に戦って、いいかな」
キルシー
03:07:03
「最初に言っただろう。すぐに答えは出てこないんだ」
03:08:08
「俺がこうしてやってこれたんだから、フローラなら必ず出来る」
#フロレンツィア
03:09:37
「……」 その言葉に再度頷く。今度は、先程よりもずっと力強く。 「下を向いてるだけじゃ、何も変わらない。……みんな、そうやって乗り越えて来たんだものね」
03:10:21
「だったら、今度はあたしも乗り越えなきゃ。……パパにも、ママにも、顔向け出来るように」
キルシー
03:11:06
「ああ。エドガールもそう信じて、フローラに命を託した筈だ」
#フロレンツィア
03:13:06
「……うん」 顔をあげ、ぱんっ! と頬を両手で叩いて立ち上がる。 「顔、洗ってくるわ。休んだ分、みんなを手伝わなきゃ」
キルシー
03:14:02
「分かった……――と言いたいところだが」 立ち上がり、サイドテーブルにあった鏡をフローラに向ける
#フロレンツィア
03:14:30
「二人とも、ありが――」 早速駆け出そうとしていた足を止めて、鏡を見た。
キルシー
03:14:33
「お前、その隈で皆の前に出るつもりか」
#フロレンツィア
03:14:52
「う……」
キルシー
03:15:30
「今日はいいから、しっかりと休め。それが仕事だ」
#オルハ
03:16:08
「だそうよ。ゆっくり休みなさい」
#フロレンツィア
03:16:49
「……そうする……。まともに寝れてないのは確かだし……」
#オルハ
03:17:13
座っていたベッドから、今度はオルハが立ち上がり、ベッドを空ける。
#フロレンツィア
03:18:44
ベッドに横になり、布団の中へ入り込んでから、少しだけ顔を覗かせて。 「ありがと、二人共。……おやすみ」
キルシー
03:19:29
「ああ、おやすみ」
#オルハ
03:19:55
「……おやすみなさい」
GM
03:20:24
目を瞑ると、程なくして寝息が聞こえて来る。
#オルハ
03:20:42
その寝息を聞いて、思わず苦笑して。
03:21:00
「ひとまずは大丈夫そうね」
キルシー
03:21:13
「そのようだ」 同様にオルハと眼を合わせ、苦笑する
03:21:28
「……悪かったな、少し話のダシに使ってしまったようで」
#オルハ
03:21:59
「構いはしないわ。それでこの子の心が少しでも晴れたのなら」
03:22:36
「……さてと、これで気掛かりもなくなったわね」
キルシー
03:23:23
「……」 オルハの方をちらりと見て 「そう、だな」
03:25:30
「……まあ、あまり俺が長居する状況でも無くなったな」 フローラが潜っている布団を見て
#オルハ
03:25:51
「ええ。眠っているのを邪魔するのも悪いし、私も出てくるわ」
キルシー
03:26:54
「フローラには明日から食堂で炊事の手伝いに回ってもらうよう伝えてくる」 哨戒は控えさせよう、と
#オルハ
03:28:11
「分かった、お願いね」 反論することもなく、短く答えると部屋の入り口へと向かう。
03:28:56
「――ねえ」 取っ手に手を掛けた状態で、振り返らずに声を発する。
キルシー
03:29:33
「……何だ」 オルハの後姿を見つめ
#オルハ
03:30:13
「……何でもない」 そう返して、足早に部屋を出て行った。
キルシー
03:31:40
「……」
03:32:57
「…………何でもない、か」 寝静まった彼女以外は誰も居なくなった部屋に佇んで
03:34:11
「……本当にそうだといいのだがな」 小さく呟いて、自分も部屋を後にした
GM
03:34:37
 
03:34:38
 
03:34:42
お疲れ様でした。
キルシー
03:34:46
お疲れ様でした
GM
03:34:46
こちらは撤退だー!
キルシー
03:34:50
へーい!
クリストファー
03:34:52
お疲れさん、GM。また今度、メシ食いに行こうぜ。
イクスラーゼ
03:34:52
えー、あたしまだまだ物足りないのに……。キルシー、またすぐに来てよね。
2015/05/28
ルーベルリア
21:00:01
行きましょう、ジーク。次の舞台へ。
ジーク
21:00:11
ッチ、一秒ズレた……!(何
クリストファー
21:01:14
よう、GM。メシがまだなら、これから一緒に食いに行かないか? 美味い店があるんだ。
ジーク
21:02:29
よろしくおねがいします(正座
GM
21:03:13
よろしくお願いします。
21:04:13
 
21:04:15
 
21:05:35
砦へと帰還してから、しばらくの時間が経った。
21:06:10
相変わらず動きはなく、しかし警戒を解くことは出来ず、兵士たちは哨戒を続け、コークルたちは軍議を繰り返していた。
21:07:14
そんな彼女にも休息は必要だ。もう何度目かも分からない話し合いを終えて、用意された部屋へと戻ったコークルの元へ、ジークは訪れていた。
ジーク
21:08:59
「よお、居るか?」 中に居ることは事前に聞いているものの、ノックした上で声をかける
#コークル
21:09:40
「どうぞ。入って」 帰ってきたのは、聞き慣れた声だが、その中にはやはり疲労感が見えている。
ジーク
21:12:06
「よ、お疲れだな」 ドアを開け、ちょっとしたティーセットが乗ったトレイを持って中へと滑り込む。
#コークル
21:12:53
「このくらいどうということもないわ――」
#ラフェンサ
21:13:35
「……と言いたいとこだけど、正直結構疲れてる」 コークルではなく、ラフェンサの表情と口調になり、苦笑して見せる。
ジーク
21:14:55
「だろうな。そら、座りなよ。今日は俺がアンタのバトラーさ」 どうぞ、と来客用の気楽に座れるソファーを示す
#ラフェンサ
21:15:53
「ジークだって疲れてるのに、なんだか悪いな……」 そう言いつつも、言われた通りにソファへと腰掛ける。
ジーク
21:16:40
「俺の疲労を心配するなんて、十年早いんじゃあないか?」 などと、いつも通りの笑みを見せてティーカップへ紅茶を注ぐ
#ラフェンサ
21:17:17
「これでも女王だからね。一緒に戦ってくれる人のことはみんな心配するよ」
ジーク
21:17:25
「……ほらよ。疲れの取れて心の安らぐハーブを入れてある。気休め以上の効果はあるぜ?」 それを、彼女の前にそっと差し出した
21:18:07
「紅茶そのものの味には期待するなよ。俺は喫茶店じゃなくて薬師だからな」 なんておどけて見せてから、自分も向かいに座ろう
#ラフェンサ
21:18:31
「ありがと。いただくよ」 カップを手に、漂う香りを楽しんでから、一口。
21:20:21
紅茶を飲んでから、暖気のこもった息をはいて。 「そういう割には、味もしっかりしてるね」
ジーク
21:20:22
「……その様子だと、休む暇もないって感じだな」 一服する彼女の様子を見守って、ぽつりとつぶやく
#ラフェンサ
21:21:51
「さすがに、今はね。考えなきゃいけないことがすごくたくさんあるから」
ジーク
21:22:43
「余計な事を考える暇が無いのは、良い事か、悪い事か……いや、悪い事、か?」
#ラフェンサ
21:23:31
「考えなきゃいけないことが、戦争のことばっかりっていうのは、少なくとも良いことじゃないかな……」
ジーク
21:24:51
「そりゃそうだろうが、そうじゃあない。全く、その様子じゃ先に軍議の話を聞いたほうがよさそうだな」 ラフェンサの様子を見に来たのだが、先に実務的な話を聞いたほうがよさそうだと話題を帰る
21:25:14
「その暇をくれない軍議ってやつは、なんだってあんなに繰り返されてるんだ?」
#ラフェンサ
21:26:39
「……戦況は、今はやっぱりこっちにかなり不利に傾いちゃってるからね。ディルクールと通信を繋いで、元老院とも一緒に会議をしてるんだけど」
21:27:18
「あの巨大な戦艦と、無数の魔動機甲兵の存在で、戦意を削がれちゃってる人も多いみたいで」 意見がまとまらない、と。
ジーク
21:27:59
「そいつを跳ね返すような材料が中途半端にあるせいで、余計にまとまりがつかないわけか」
21:28:18
自分たちの扱った魔動機を思い返し、面倒そうにボヤく
#ラフェンサ
21:29:28
「……《魔動騎士》の力も、何処までか未知数だからね。わたしはこの目で見てるからいいとしても、ディルクールにいる人たちは言葉でしか伝わってないから、信用も薄いみたい」
ジーク
21:30:24
「面倒臭ェな。だったら代替案を出してから反論して欲しいもんだ」
#ラフェンサ
21:32:04
「戦うには、《魔動騎士》を頼るしか無い。そうなると、信用できない人たちから和平を講じるべきだなんて声も挙がってるんだ」
ジーク
21:33:11
「和平、ねぇ……頭が煮えてんじゃねえのか、そいつら」 蛮族だぞ、蛮族。個人間なら兎も角、こうデカい戦争で和平とは
#ラフェンサ
21:34:49
「……まあ、蛮族の中じゃまだ話が通じる相手だとはわたしも思うけどね。相手の目的が《五芒》なら、それを一部あちらに明け渡すことを条件に……とかなんとか」
ジーク
21:34:57
「大体、和平ってのはある程度戦いが均衡しているから成り立つもので、負けてる状況の和平は降伏と同義だろうに」
21:35:25
「そんな譲り合いやるよりゃ、とっとと滅ぼしたほうが後腐れない上に手軽だろうよ、蛮族側からすりゃあな」
#ラフェンサ
21:36:28
「そういう人たちをどうにか納得させようとしてると、回数と時間ばかりが重なっちゃってね……」
21:36:42
「とはいえ、わたしにも明確な案があるわけじゃないから……なんとも」
ジーク
21:37:42
「なるほど、ね。そいつはまあ、後で話すとして……コークル陛下の頭を悩ます種はその煩い元老院連中だけかい?」
#ラフェンサ
21:40:33
「……ううん」 首を横に振って。 「そもそも、この状況に陥った(・・・・・・・・)原因にも、困ってる」
ジーク
21:42:03
「この状況に陥った、原因……ね」 足を組み、ゆるりと背もたれに寄り掛かって先を促す
#ラフェンサ
21:43:13
「事前の状態じゃ、間違いなく蛮族はわたしたちが使った”道”の存在を知らなかったはずなんだ」
21:44:22
「入念に、何度も斥候を送って調査して、そこは疑いようがない。なのに、蛮族たちはわたしたちが進んでる数日の間に、あそこまでの手はずを整えていた」
ジーク
21:45:09
「……つまり、情報が筒抜けだった、ってことだな。それも、タイムリーに」
#ラフェンサ
21:46:09
「……それ以外は考えにくい、ね」
ジーク
21:47:17
「誰が、って話か。もしかして、それも軍議の槍玉に上がってんのか?」
#ラフェンサ
21:48:32
「上げるな、っていうのも無理な話だからね。それでお互い探りあいのようにぎくしゃくしてる人たちもいる」
ジーク
21:49:41
「そう、か。まあ、そりゃあそうだよな。下手をするとその軍議も筒抜けって可能性があるわけだ」
#ラフェンサ
21:50:36
「……そ。遅々として進まないのも無理はない状況っていうか、なんていうか……」
ジーク
21:51:50
「その解決手段について、俺はいいアイディアが無いではないが……」 その前に、と続けて口を開く
21:53:42
「……ラフェンサ、無理するのは仕方ない状況だが、無暗に抱え込んでないか?」 ふ、っと声音を柔らかくしていて
#ラフェンサ
21:54:50
「……そう、かな。わたしは当たり前の、しなきゃいけないことしかしてないと思うけど……」
ジーク
21:56:46
「そうか? そうだな。しなきゃいけないことだ。……ただ、何だ。コークルのように、って頭が付くんじゃねえか、と俺は感じてる」
#ラフェンサ
21:58:58
「……それは、否定できないかも。けど、お姉ちゃんくらいしっかり出来ないと、この状況は乗り越えられないから」
ジーク
22:00:46
「そう思うのは間違いじゃないがそのやり方、お前にはオススメ出来ないな」 首を横に振って
22:01:41
「コークルなんて名乗っていても、お前はお前のやり方で手を出していいんだ」
#ラフェンサ
22:02:48
「わたしの、やり方……」
ジーク
22:03:33
「これは俺の押しつけでしかないんだがな。ここんとこ、座り慣れない椅子に腰を下ろしてるせいでらしくないんじゃあないか。」
#ラフェンサ
22:05:07
「そりゃ、わたしは女王として新米だし、それらしく振る舞えてないかもしれないけどさ……」
ジーク
22:05:57
「違う、そうじゃない。俺は……元老院なんてつまんないモンに頭を悩ませる前に、犠牲になったエルフや沈み込んだフローラの為に頭を悩ませると思っていたぜ」 だからここに来たんだ、と苦笑して見せる
#ラフェンサ
22:07:50
「……勿論、フローラのことは心配だよ。エドガールたちにも、どんな顔をすればいいのかだって分からない」
22:08:49
「けど……それで自分が見るべきものを後回しにしちゃうのは、違うと思うんだ」
ジーク
22:10:26
「お前がコークルだったら、その通りだったかもしれない。でもよ……"お前"が"見てきた"ものは、そういうものじゃ無かったんじゃあ、ないか?」
#ラフェンサ
22:11:42
「……どういうこと?」
ジーク
22:12:03
「ああいや、これはなんというか、俺の――俺の我儘なんだがな」 取り繕うようにして
22:14:14
「そういう"見なきゃいけないもの"と決めた現実ばかりを見てきた"俺"や……コークルもそうかもしれない。そんな俺たちとは違う"何か"を成してくれることを、俺はお前に期待している」
#ラフェンサ
22:17:49
「……買い被りだと思うよ。見ての通り、今だけでわたしはいっぱいいっぱいで……二人と違う何かを成すなんて、想像もつかない」
ジーク
22:20:58
「そうかな。少なくとも、コークルはお前に託したんだ」 だから、俺もお前を信じられる
22:22:12
「それに、その頭を悩ますことをお前が全部答えを出す必要なんてないんだ。もっと、周りには答えを持っている奴が山のように居る」
22:23:48
「そもそも王様ってのは、そういうもんだろう」 王は優秀である必要がない。必要なのはもっと違うものだ
#ラフェンサ
22:24:43
「あ……」 そこまでいって、ようやく何か気付いたようで。 「……そっか、そうだね。お姉ちゃんみたいにはいかないわたしだからこそ、しなきゃいけないこと――出来ること」
22:25:58
「……もっと、みんなに頼っていいんだよね」
ジーク
22:27:07
「そうとも。お前に大切なのは何に立ち向かうかじゃない。何と共に立ち向かうか、だ」
22:28:21
「とりあえず、俺と話し終わったらフローラの顔でも見に行ってやれ。後になればなるほど、きっとやりづらくなる。それはお前も本意じゃないだろ?」
#ラフェンサ
22:29:44
「……そう、だね。一刻も早く、この状況を脱することがフローラやエドガールたちのためになるだなんて、正しいとしても、独り善がりだ」
22:29:54
「話してみるよ、フローラと」
ジーク
22:30:40
「おう。大丈夫だ、そろそろあいつも立ち直りかけてるだろうしな」
#ラフェンサ
22:31:07
「多分、わたし以外のみんなも話にいってくれてるだろうしね」
ジーク
22:32:22
「そういうこと。――ああ、それと。俺は俺なりのアイディアがあるんだが、聞くか?」
#ラフェンサ
22:32:48
「……うん? 何?」
ジーク
22:34:10
「先ず、小うるさい元老院は無視するだろ」 と、のっけから無理難題を立て
22:36:11
「それから、作戦を全軍に告知しない。流出元が判らなくても、これならわからないだろう」
#ラフェンサ
22:36:42
「無視はともかく――そうだね。情報の伝え方は、考えなきゃいけない」
ジーク
22:37:13
「そんで、俺らとお前だけで――魔動騎士に乗ってブチ込みに行く」 ニヤリ、と笑って
#ラフェンサ
22:39:12
「……作戦もへったくれもないね」 呆れたように、しかし馬鹿にしたような様子はなく笑って。
ジーク
22:39:52
「中々名案じゃないか?」 何時も見せる不敵な笑みが、ジョークなのか本気なのか掴みにくい
#ラフェンサ
22:40:39
「どうしても行き詰まったら、採用するかもね」
ジーク
22:41:16
「そうなることを祈ってるぜ」 なんて答え、ティーカップを回収して立ち上がろう
#ラフェンサ
22:41:54
「そこはむしろ行き詰まらないように祈っておいてよ」 苦笑しながらその様子を眺めて。
ジーク
22:42:55
「回りくどいことは苦手でね。ややっこしい作戦になったら苦労しそうだ。そうなったときは俺じゃなくてクリス先輩に言えよ?」
#ラフェンサ
22:43:38
「大丈夫、言われなくてもそのつもりだよ」
ジーク
22:44:10
「言ってくれるぜ。そんじゃ、本調子になった笑顔も見れたことだし、俺ァ退散するぜ」
#ラフェンサ
22:45:00
「うん、わざわざありがと。おかげで、ほんとにやるべき事が少し見えて来た気がするよ」
ジーク
22:45:32
「そいつはなにより。俺も来た甲斐があったってもんだ」
#ラフェンサ
22:46:47
「多分、どうあっても《魔動騎士》には頼ることになると思う。その時は、よろしくね」
ジーク
22:47:18
「任せておけ。俺も、こんなところで終わらせやしないさ。俺の何よりの目標は、お前も良く知ってるだろ?」 
22:48:13
「じゃ、またな」 小さく手をひらひらと振って部屋を出る
#ラフェンサ
22:48:32
「ん」 言葉に頷いてから、手を振り返す。
22:51:22
「もっと誰かに頼る、か。……この場合に、話しに行くべきなのは――」 何かを考えると、立ち上がり、こちらも部屋を出ていった。
GM
22:51:27
 
22:51:28
 
22:51:46
おつかれさまでした。
ジーク
22:52:04
おつかれさまー!
GM
22:52:13
こっちは撤退だよぉ。
ジーク
22:52:19
この男、役に立つように見えてまるで役に立ってないな
22:52:24
てっしゅー!
クリストファー
22:52:38
お疲れさん、GM。また今度、メシ食いに行こうぜ。
ミック
22:52:39
お、お疲れ様、ジークくん。僕に出来ることがあったら、何でも言ってね。
ジーク
22:58:58
よっ、GM。来たなら声かけてくれよ、つれないな。
GM
22:59:01
再臨。
ルーベルリア
22:59:43
行きましょう、クリス。次の舞台へ。
クリストファー
23:00:03
(忙しくさせて)すまんな
GM
23:00:22
(ええんやで)
23:02:17
 
23:02:17
 
23:02:58
――夜。哨戒を担当する者たち以外の殆どが寝静まり、砦内は静寂に包まれている。
23:04:33
食堂も例外ではなく、職員も居らず、人っ子一人すら見られない。
23:05:32
はずなのだが、その夜、食堂には僅かに火が灯り、一人物思いに耽る者の姿があった。
#オルハ
23:06:35
「――……」 カップに入れたココアを啜る音が、静寂の中に響く。
クリストファー
23:08:32
――と、そこへ更に、こつこつと足音がやってくる。
#オルハ
23:09:14
「…………」 空いた掌を漠然と眺めていたが、その音に顔を上げ、そちらを見る。
クリストファー
23:10:43
「……何だ、先客か」 ランタンの明かりと共に、食堂へと顔を出す。
#オルハ
23:12:16
「この時間は、セルフサービスよ」 姿を認めると、軽く肩を竦めて冗談っぽく言う。
クリストファー
23:14:23
「知ってるよ」 言いつつ、キッチンの方へ向かう。
#オルハ
23:15:09
「……」 しばしの間、ココアを飲みながらその姿を眺めていたが。 「眠らなくていいの?」
クリストファー
23:17:01
「……最低限の休息は、取ってるさ」
#オルハ
23:17:59
「最低限だけじゃなく、休める時は少しでも休んでおいた方がいいと思うわよ」
クリストファー
23:20:24
「道理だが、気分的に難しいんだよ」
#オルハ
23:21:26
「”先輩”がそんな調子でどうするのよ」
クリストファー
23:24:06
「うっせ。お前こそ休まなくていいのかよ」
#オルハ
23:25:19
「……眠ろうとはしたんだけど、なかなか寝付けなくてね」
クリストファー
23:26:16
「人のこと、言えないじゃないか」
#オルハ
23:28:03
「……」 何処か遠くを見て。 「フローラの調子が戻ったら、眠れると思っていたのにね。後の方が眠れなくなってしまったわ」
クリストファー
23:29:06
「……フローラ、調子戻ったのか」
#オルハ
23:30:04
「完全に本調子とは言えないかもしれないけれどね。どうにか、戦えるだけにはなったみたい」
クリストファー
23:31:49
「……そう、か。それなら、良かったが」
23:32:06
「……で、お前はまだ何か、心配事か?」
#オルハ
23:32:35
「そう見える?」
クリストファー
23:33:29
「眠れないってのは、そういうことじゃないのか。……ていうか、まあ。この状況で何の心配事も無いってほうがおかしいが」
#オルハ
23:34:16
「そうね。誰だって何かしら悩みや心配を抱えているでしょう」
クリストファー
23:35:39
「……。ま、話す気がないならいいけどな」
23:36:45
キッチンカウンターに体重預けて、出来上がったココアを啜る。
#オルハ
23:36:48
「明確にこれ、というわけでもないのよ。これからどうなるのか、どうすべきかを考えていただけだから」
クリストファー
23:37:08
「そうか」
#オルハ
23:37:41
「つれない返答ね」
クリストファー
23:38:45
「どういう返事を期待してたんだよ……」
#オルハ
23:40:30
「……」 そう言われて、しばし真剣に悩む。 「どういう返事を期待していたのかしら……」 出てきたのは、困ったような声だった。
クリストファー
23:42:15
「………‥」 やや、間があり。 「正直、帰ってこないんじゃないかと、思った」 などと。
#オルハ
23:44:11
「行方知れずのまま、そのまま野垂れ死ぬとでも思われていたのかしら」
クリストファー
23:44:54
「……まあ何せ、あの状況で、連絡もサッパリ取れなかったからな」
#オルハ
23:46:21
「帰って来ない方が、安心していた?」 そちらを見やることなく問うて、ココアを啜る。
クリストファー
23:48:47
「……」 ココアを一口。 「砦にけろっと帰ってきて……何ていうか、まあ。多少拍子抜けした感じはあったがな」
23:50:00
「ただ――ほっとしたよ。お前が帰ってきて」 それは、半分くらいは嘘かもしれないが。多分きっと、紛れも無く本心でもある。
#オルハ
23:50:25
「…………」
23:52:46
「……私も同じ。貴方たちが帰って来て、ほっとしたわ」
23:52:56
「多分、私が帰って来たのも、そういう理由でしょう」
クリストファー
23:53:53
「……そう、か」
23:56:20
「……」 それ以上は。本当に嘘を言ってしまうかもしれないから、何も言わなかった。
#オルハ
23:56:35
「でも、もう私がそんな心配をする必要も、本当はないのでしょうね」
23:57:11
「貴方たちは強くなった。身体的にも、精神的にも」
23:58:00
「冒険者の先輩として私から教えてあげられることは、もう無いわ」
クリストファー
23:59:33
「……オルハ」
2015/05/29
#オルハ
00:02:25
「見守るべき相手の成長というのは、嬉しくもあり、寂しくもある」
00:02:42
「成長して欲しいと、ずっと願っていたというのに、不思議なものね」
クリストファー
00:02:56
「……」
00:07:51
「仮にお前が、心配することはもうなかったとしても」
00:09:08
「お前を心配する奴がいることは、忘れるなよ」
#オルハ
00:10:46
「……忘れることはないわ。時々、忘れたいとは思うかもしれないけれど」
00:13:02
「貴方も、陛下も、ジーク君も、フローラも、キルシー君も」
00:13:29
「みんな前へ進んでいるのに、私だけ、ずっと停滞している気がするわ」
クリストファー
00:14:53
「そんなことは……ないだろ」
#オルハ
00:15:24
「いいえ」 首を横に振り。 「温かい輪の中に居るのは、思ったより、ずっと心地の良いもので」
00:16:21
「私は、ずっとそこに浸かって甘えていた。先を歩いている気でいて、ずっとその場に留まっていた」
00:17:24
「でも、もうそれも終わりにしないとね」
クリストファー
00:20:07
「……別に」
00:20:59
「俺は、それでもいいと思う」
#オルハ
00:22:44
「ダメよ。そのままじゃ、折角成長した貴方たちの歩みまで止まってしまいかねない」
クリストファー
00:23:57
「心配する必要がないって言ったのは、誰だったっけな」
#オルハ
00:25:46
「ふふ、痛いところを突かれちゃったわね」
00:27:14
「……ま、貴方たちの重荷にはなりたくないのよ。心配とは別に、これは私自身の意志」
00:27:55
「だから、甘えるのは終わり。お互い、先へ行きましょう」
00:28:41
すっかり冷えてしまったココアを飲み干して。
00:29:32
立ち上がり、クリスを横切ってカウンターの奥へとカップを返した。
クリストファー
00:29:49
「……甘えられるなら、甘えればいいんだ」
#オルハ
00:33:06
「…………」 そんな言葉に目を伏せて、首を横に振る。 「ダメなのよ。ずっとそうしていると、私は、赦してしまいそうになるから」
クリストファー
00:33:42
「多少面倒かけるくらいが、仲間だろう」
#オルハ
00:37:05
「……これは、私の問題。私自身が折り合いをつけなければならないこと」
00:37:46
「そうしないと、あの子に――アメルに合わせる顔がないわ」
クリストファー
00:38:32
「……頑固者」 ぼやくように。
#オルハ
00:39:42
「筋金入りの、ね」 困ったような笑みを見せて、テーブルに置いていたランタンを手に取った。
00:40:30
「おやすみなさい。貴方も休んでおかないと、陛下からいつどんな無理難題が飛んでくるかわからないわよ」
クリストファー
00:42:08
「解ってるよ」 ひらひら手を振って、気のない返事を返す。
00:42:46
「……オルハ、一つ言っておくけどな」
#オルハ
00:43:04
「……本当に分かっているのだか、微妙な返事ね」 そうぼやいてから、灯りと共に食堂を後にした。
00:43:37
「――……?」 出て行く直前、足を止めて。振り向きはせず。
クリストファー
00:44:28
「……多分。朝の布団以上には、お前を掴んで離さないだろうから。そこは、覚悟しとけよ」
00:45:16
どことなく冗談めかした口調で言った。
#オルハ
00:46:27
「……モテる女は、辛いわね」 精一杯の冗談で返す表情は、窺い知れない。
00:46:53
再び足を踏み出すと、すぐにその背と灯りは消えていく。
クリストファー
00:48:42
「寝ぼすけ女の間違いだろ、ったく」
00:53:39
「……結局、こうなったか」 別に、説得できたとは思わないし。何も言わなくても、結果はきっとそう変わらなかっただろう。
00:56:07
「……ま、いいさ。問題は、こっからどうするかだ」
01:03:32
「やっぱ、眠れる気分じゃあないな……」 はあ、と溜息を吐き。ジークに睡眠導入の薬でも作って貰えないだろうかと考えながら、暫くそのままぼんやりしていた――
GM
01:06:36
 
01:06:37
 
01:06:41
お疲れ様でした。
01:06:47
こっちはてったいたい!
ジーク
01:06:52
じゃあな。困ったらいつでも呼んでくれよ、GM
クリストファー
01:06:52
おつ!
イクスラーゼ
01:06:57
えー、あたしまだまだ物足りないのに……。クリス、またすぐに来てよね。
2015/05/30
キルシー
21:09:52
GMか、丁度いい。幾つか菓子を焼いてあるのでな、持って行け。
エリック
21:09:54
遅いぞ、ジークフリート。早く準備をしたまえ。皆君を待っていたんだ。
メレディス
21:09:56
あ、クリス先輩。ほらほら、行きましょう。急いで急いで。
マシュー
21:10:00
ようキルシー、1人かい? なら、ちょっくら繰り出すとしようぜ。
ジーク
21:10:02
いえーい
GM
21:10:48
まだ本編ではありません!
21:10:53
ということで、よろしくおねがいいsます。
クリストファー
21:11:02
よろしくおねがいします。
ジーク
21:11:10
よろしくおねがいしますー
キルシー
21:11:20
よろしくおねがいします
GM
21:12:00
 
21:12:02
 
21:13:10
その日、君たち3人は朝、コークルに呼び出しを受けていた。3人の通信機にそれぞれ、「午前10時にわたしの部屋へ」との旨のメールが入ったのだ。
21:13:50
メールに従い、部屋へと向かった君たちはその入口の前で顔を見合わせることになる。
ジーク
21:14:23
「なんだ。奇遇だな
21:14:25
クリストファー
21:15:03
「……この面子だけか?」
キルシー
21:15:08
「奇遇も何も、呼び出されただけだろう」
ジーク
21:15:21
「そういや、他の連中は居ないな。……俺たちだけか」
21:16:23
「ま、それならそれで意味があんだろ。そら、さっさと入ろうぜ」
キルシー
21:16:30
「……」 何か考えるような素振りをしてから 「そうだな」
ジーク
21:16:33
そういって、サクサクとノックを鳴らす
クリストファー
21:16:46
「まあ、そうだろうが」
GM
21:16:55
ノックには、すぐに「どうぞ」との声が返ってくる。
ジーク
21:17:16
「邪魔するぜ」 一言断ってから部屋へ
GM
21:17:44
中に居たのはコークル一人――ではなく、同じテーブルを囲むルーベルリアの姿もあった。
#ルーベルリア
21:17:55
「おはよう、みんな」
ジーク
21:18:12
「なんだ、ルーもいたのか。……逆に言うと、ルーだけか?」
キルシー
21:18:13
「……」 周囲に誰も居ないかを軽く見回してから部屋に入る
#コークル
21:18:33
「ええ。ルーにだけ、先に話を聞いていたの」
21:18:53
言いながら、視線と顔の動きで扉を閉めて、とキルシーに伝える。
ジーク
21:19:49
「そうか。ま、ルーは頭も回るしな。座っていいだろ?」 と、断ってから彼女らが囲うテーブルにつく
#コークル
21:20:35
「ええ、勿論」
キルシー
21:20:38
「ともあれ、込み入った話のようだな」 扉を閉めて
クリストファー
21:20:56
「……“騎士(アレ)”の件か?」 と、ソレが鎮座しているはずの方角に視線を向ける。
#ルーベルリア
21:21:25
「《魔動騎士》の話もそうだし、蛮族たちの手に渡った巨大戦艦の話も、ね」
ジーク
21:21:48
「ん? ……ルー、アレを知っていたのか」
#ルーベルリア
21:22:37
「完璧に把握しているわけではないけれど、存在自体は知っていたみたい」
クリストファー
21:22:44
「この前ので、思い出したか」
#ルーベルリア
21:23:02
「そういうことね。……しばらくごたごたしていたから、頭の整理がそこまで回っていなかったけれど」
キルシー
21:24:16
「……話す内容もいくつかあるようだ。順を追って聞くぞ」 席に座り
ジーク
21:24:43
「おう。ま、頭脳労働はお任せだろうけど」 頼むぜ、とばかりにクリス先輩に視線を向け
#ラフェンサ
21:25:06
「先にルーに話を聞いて、少しでも考えをまとめようと思って、ルーだけ先に来てもらってたんだ」 と、素の彼女になり。
21:25:32
「一応、この時間は此処に誰も近づかないようにって言ってあるけど、声はなるべく潜めてね」
ジーク
21:26:08
「……そうだな。人の気配はなさそうだ。キルシー、魔動機の気配もないか?」
クリストファー
21:26:09
「あんまり丸投げにされても困るんだがな」 とジークに返し。
ジーク
21:26:53
「自分でも考えはするさ。結果的に先輩の意見が採用されるだけで」 などとうそぶく >クリス
キルシー
21:27:22
「俺の分かる範囲では、な」 大丈夫だ、とマギスフィアでマナサーチをしながら
#ラフェンサ
21:27:47
「……オーケー。じゃ、始めよう」
クリストファー
21:27:55
「前にも言った気がするが、俺は知識量があるだけで、頭がいいのとは違――いやいい」
21:28:08
話を頼む、とラフェンサの方に視線を促す。
#ラフェンサ
21:28:32
「ルー、まずはあの戦艦のことを、分かる範囲でみんなに教えてあげて」
#ルーベルリア
21:30:08
ラフェンサに頷くと、ひとつ咳払いをし。 「あの巨大戦艦は、魔動機甲兵たちが開発されてからしばらくして造り出された、彼らを積載するための母艦」
21:31:12
「とはいえ、それ自体にも多くの艤装が施されていて、並の戦艦とは比較にならない程の戦力を持つという、どうにも馬鹿げた代物よ」
21:32:16
「名は《Dアーク》。……”焔”に関連した名ではない辺り、当時の技術者たちはまだ”上”を造ろうとしていたのでしょうね」
ジーク
21:33:16
「アレより上って、一体どういう物を作ろうとしていたのか……正直ゾッとするぜ」
#ルーベルリア
21:34:03
「……ま、流石にそれが実現したことはなかったはずよ。Dアークですら、運用には莫大なエネルギーが必要になるのだし」
クリストファー
21:34:08
「D、ね。何かの略か、ABCと連番なのか」
#ルーベルリア
21:35:14
「私の記憶が正しければ、二重(ダブル)のDだったと記憶しているわ」
キルシー
21:35:43
「……二重に何かが仕込まれてる、と」
ジーク
21:35:46
「ダブル……ねぇ?」
#ルーベルリア
21:36:28
「……そう難しいことじゃないわ」 ふふ、と小さく笑い。 「Arch-Arc(大いなる方舟)」というだけよ
21:36:36
「」の位置がおかしい
クリストファー
21:37:19
「只の洒落か。成る程な」
21:37:48
ちなみに方舟の方はArkだぞ! 発音同じだけど。
#ルーベルリア
21:37:52
おっと。
21:38:04
kって打ったつもりがcになってた。
21:38:16
cじゃ円弧でしゅう
キルシー
21:38:21
「そうか。まぁ、変な意味を含んでいるよりは良い」
#ルーベルリア
21:38:31
「まあ、名前はともかく」
21:39:07
「搭載している艤装を挙げれば、覚えている範囲でもキリがないのだけれど……その内で主要なものを紹介しましょう」
21:41:07
「まずは主砲として、魔動磁砲と呼ばれるものが備わっているわ」
ジーク
21:41:39
「……聞くからに派手そうな名前だな」
#ラフェンサ
21:41:50
「……うーん、その名前、何処かで聞いたことがある気がするんだよね……」
クリストファー
21:41:51
「《ミストタワーズ》に撃ち込んできたアレか」
#ラフェンサ
21:41:53
「どこだったかな……」
#ルーベルリア
21:42:21
「恐らくは、その際にも使用されていたと思うわ」 クリスに頷いて。
ジーク
21:42:29
「聞き覚えェ……?」
キルシー
21:42:33
「……魔動機のガンではなく、レーザーのような形で飛んでくるのだな」
#ルーベルリア
21:42:53
「あれの威力であれば、遺跡の表層を抉ることだって十分に可能だから」
21:43:46
「まあ、貴方たちの使用するレーザー・バレットのイメージとは、一線を画すようなものではあるけど、ね」 >きるしー
キルシー
21:44:17
「そうだろうな。出力も速度も比べ物にはならないだろう」
#ラフェンサ
21:44:35
「……あ、思い出した!」
クリストファー
21:45:05
「まず根本的に砲台のサイズも桁が違うだろうしな……と」 ラフェンサの方へ視線を向ける。
#ラフェンサ
21:45:53
「前、お姉ちゃんに《虚音事変》のことを聞いた時に聞いたことがあるんだ」
#ルーベルリア
21:46:05
「……そうなの?」
ジーク
21:46:23
「なんで他所の事件の時にその名前が出てくるんだ?」
クリストファー
21:47:01
「《虚音事変》の……?」
#ラフェンサ
21:47:08
「ええっと……確か、ルキスラの所有していた飛空艇に搭載されてた兵器だったかな」
クリストファー
21:48:06
「……ああ。あそこのか」 成る程と納得。
キルシー
21:48:22
「あの国の技術力なら有り得ない話ではないが……」
#ルーベルリア
21:48:26
「現代の技術で再現した、ということね。……尤も、それでもDアークのものには大きく劣ると思うわ」
21:49:22
「当然エネルギーの消費も大きいし、連発も利かないわ。……ただ、経過日数を考えれば、そろそろ撃ち込まれてもおかしくはないでしょう」
クリストファー
21:49:57
「だろうな。本家本元と同レベルの技術が復刻出来るんなら、世の中もう少し変わってるだろう」
21:50:07
「……射程はどれくらいあるんだ」
#ルーベルリア
21:51:35
「流石に、数十kmといった長射程ではないけれど、遥か上空から地上を狙い撃てるくらいには」
ジーク
21:51:49
「それから、ここに撃ちこまれた場合の想定される被害はどんなもんだ?」
#ルーベルリア
21:52:07
ジークに首を横に振り。 「ひとたまりもないわね」
21:52:21
「何の備えもしなければ、だけれど」
キルシー
21:52:26
「……それを撃たれる前にどうにかしろ、と」
ジーク
21:52:26
「やってられないな」 呆れたようにボヤいて、肩をすくめる
#ルーベルリア
21:52:54
「”備え”の話をする前に、もうひとつの装備の話をしましょうか」
クリストファー
21:53:07
「……雲に紛れた中から撃たれたりしたら、どうしようもないな」 向こうの高度限界がどんなものかは知らないが。
#ルーベルリア
21:53:45
「魔動磁砲が攻撃の要なら、こちらは防御の要。Dアークはほぼ常時、分厚い不可視の”壁”に覆われているわ」
クリストファー
21:54:08
「バリアでも積んで―――……」 ああ。予想通りだ。
#ルーベルリア
21:54:08
「魔動磁砲クラスの攻撃でなければ、貫くことも難しいくらいのものが、ね」
ジーク
21:54:13
「致せりつくせりだな」
#ルーベルリア
21:54:52
「もう少し燃費が良ければ、《大破局》も乗り切れたのかもしれないわね」
21:55:34
「そのバリアが外れるのは、内部から操作するか、もしくは魔動磁砲が撃たれた直後からしばらくの間」
キルシー
21:55:35
「その障壁を破る術も現状こちらでそう容易く用意は出来ないのだろう」
#ルーベルリア
21:55:53
「あるいは、彼らの有する”燃料”が切れるか」
21:56:24
「いずれかの方法でそれを失わせなければ、私たちはDアークに乗り込むことも叶わない」
ジーク
21:56:25
「話を聞く限りではそこぐらいしか付け込む隙が無いのに、撃たせたら即蒸発ときた」 やれやれ
#ラフェンサ
21:57:15
「……燃料切れを待ってても、その前に魔動磁砲を撃たれちゃえばおしまい。だから3つ目は無し」
クリストファー
21:57:37
「待機中に潜入するか、どうにか無駄撃ちさせて……か」
#ラフェンサ
21:57:44
「……そういうこと」
キルシー
21:58:22
「無駄撃ちさせると言っても、現状なら間違いなくこの砦が狙われる」
ジーク
21:58:30
「そういう話をするってことは、プランがあるのか?」
キルシー
21:58:51
「目暗ましをするにしても、仮に内通者がいるならそれも難しいだろう」
#ルーベルリア
21:59:02
「これだ、と確信を持てる作戦はまだ思いついてはいないけれど」
21:59:19
「一度だけ、魔動磁砲を防ぐことなら、不可能ではないわ」
ジーク
21:59:38
「……方法は?」
#ルーベルリア
22:00:51
「3体の《魔動騎士》の力を用いて、砦にバリアを展開するの」
ジーク
22:02:03
「おっかねえプランだな。やることに異論はないが……それを受け止めて追撃を行う余力はあるのか?」
キルシー
22:02:14
「……あの機体にそれだけの力があるのか?」
#ルーベルリア
22:03:14
「……魔動機甲兵の燃料が〈マギタイト〉なら、魔動騎士の燃料は何だと思う?」
クリストファー
22:03:30
「……それは俺も気になってたところだな」
#ルーベルリア
22:04:19
「――私と、私の中に眠る者たちよ」
クリストファー
22:04:35
「……何だと?」
ジーク
22:04:53
「待て。待て待て……冗談じゃないぞ」
キルシー
22:04:57
「――……それは」
#ラフェンサ
22:05:35
「……わたしも、さっきそれを聞いて思わず大声を出しちゃいそうになったところだよ」
ジーク
22:05:53
「その内容如何によっては、俺はそれを蹴るぞ」 思わず、と声音が低くなる
キルシー
22:06:01
「……人の魂を燃料にしているようなものではないか」
#ルーベルリア
22:06:26
「……ジークの心配しているようなことは起こらないわ」
22:06:47
「確かにキルシーの言った通り、人の魂や血を燃料として使っていることになるのは、否定出来ない」
22:07:28
「……ただ、捧げられた以上、私か《黄昏》の力になるしかないのも事実なの」
22:08:17
「だったら、この国の人々のために使うべきだと私は思うわ」
ジーク
22:09:00
「それなら……否はないが。その"燃料"は、その砲を受けてなお継戦できるほど貯蓄があるのか?」
#ルーベルリア
22:09:33
「大丈夫。まだ余裕はあるわ。それを受けてなお、《魔動騎士》はしばらくは問題なく動かせるでしょう」
キルシー
22:10:20
「…………」 複雑な心境だが 「儀式で贄となった物を、《黄昏》となる前にルーが己の中へ導いているのだとしたら」
ジーク
22:10:32
「逆に言えば、1度受け、その後に何とかしなければ後はない――そういうことか」
キルシー
22:10:48
「そう際限なく使えるものでもなあるまい」
#ルーベルリア
22:11:29
「……内部から操作してバリアを消せるのならそれでもいいけれど、魔動磁砲の発射も同時に阻止しなければならないし、どちらも厳しいことには変わりないわね」
クリストファー
22:11:45
「……。まあ、有限の力だってのは良く解った」
#ルーベルリア
22:12:01
「ええ。可能な限り、私たち自身で対処出来る問題には魔動騎士に頼らない方がいいわ」 >キルシー、クリス
#ラフェンサ
22:12:37
「」……問題は、どっちにするか。それと、どう潜入するか、どう砦に魔動磁砲を撃ち込むように誘導するか」
22:12:42
」が変な位置
22:12:55
「いずれにしても、考えなきゃいけない問題は多いね」
キルシー
22:13:46
「砦に撃ち込ませる分には……それこそ《魔動騎士》が居れば問題ないだろう」
22:14:13
「奴らにとって大きな戦力となる《魔動騎士》が其処に置かれていたなら、間違いなく潰しに掛かってくる筈だ」
ジーク
22:14:19
「ジワジワとなぶり殺しにするのは、相手にとってはデメリットではあるだろうしな。ほっときゃ勝手に撃ちこんでくるんじゃないか?」
#ラフェンサ
22:14:30
「……そのタイミングも問題でね」
22:14:48
「バリアだって、長時間張り続けていられるわけじゃないみたいなんだ」
22:15:07
「エネルギーの問題を考えなければ、話は別らしいけど……」
ジーク
22:15:31
「難題揃いじゃねえか」 思わず
キルシー
22:15:41
「……そうだな。魔動磁砲が確認されてからではバリアも発動出来ない」
クリストファー
22:15:51
「当然と言えば当然の話だとは思うけどな」
#ラフェンサ
22:16:54
「……潜入に……魔動磁砲を撃たせる手段、か……」 口元に手を当てて考えこみ。
クリストファー
22:16:55
「……向こうの主砲、撃つ前に何かしらの挙動がある、とかいうことはないか?」 と、ルーへ。
ジーク
22:17:06
「そうは言ってもな……相手だって砲の使用は慎重だろう。易々引っかかるものか?」
#ルーベルリア
22:17:25
「勿論、エネルギーの充填は必要だし、開けた空から撃つのなら、遠くからでも確認出来るはずよ」
#ラフェンサ
22:18:18
「それで終わらせられる、っていう確信がないと、だよね」 >ジーク
クリストファー
22:18:43
「ある程度事前に察知できるなら、ある程度やりようはあるだろうが……」
ジーク
22:19:17
「そうだな。例えば、俺たちの全軍が何かをたくらんでるかのように砦へ集結――なんて状況だと、誘いやすそうな感じではあるんだろうが」
#ラフェンサ
22:20:01
「一度、情報を整理してみようか。今出た戦艦と艤装のことは省略するとして――」
22:20:14
「まず、ヴィクトール軍の目的」
22:20:51
「これは、《五芒》の解放とルーや《黄昏》に代表される力の奪取とみて、大きな間違いはないよね」
ジーク
22:21:03
「そうだな」
#ラフェンサ
22:21:54
「《五芒》の解放のため、彼らにとって必要なのは贄。これは無数の血と魂か、適性のある良質な血と魂」
22:22:32
「一番適格なのはわたし。……この前の話だと、フローラも他の人に比べたら、かもしれないけど」
ジーク
22:23:04
「それにしたって微弱だろう。エルフ一人で賄えるなら、あの残虐な事件は被害がもっと小さかっただろうよ」
#ラフェンサ
22:23:23
「だと思う。だから、彼らにとって重要なのはわたしひとりと見ていいはず」
22:23:52
「砦に魔動磁砲を撃ちこめば、わたしももちろん巻き込まれる。そうなれば、彼らは目的を達せられなくなる」
ジーク
22:24:24
「……囮になるつもりか? ああいや、この場合囮になるのは空になる砦か……?」
クリストファー
22:24:56
「……最も、質が悪くても数で補える以上、連中にとっては必ずしも必要じゃあない可能性はあるがな」
#ラフェンサ
22:25:29
「……ちょっと、そこは保留で」 まだ考えがまとまりきってない、と。>ジーク
22:26:03
「でも、わたしを手に入れられたら――っていうのは少なからずあるのは間違いないと思うんだ」 >クリス
ジーク
22:26:20
「ついでだが、この場合はルーも蒸発させるのは相手にとっても手痛いことではないのか?」
#ルーベルリア
22:26:25
「妖魔では、天地がひっくり返っても無理でしょうしね」
キルシー
22:26:50
「以前の戦いでラフェンサが孤立させられたのもその目的があっただろうから、な」
クリストファー
22:27:03
「まあ、そうだろうが、例えば妖魔――」 と。先んじられたわ。
#ルーベルリア
22:27:21
「……かも、ね。私が死ねば力は《黄昏》に集束する。それを彼らがどう捉えるかは未知数だけれど」
クリストファー
22:27:33
「……ま、その辺で補われる心配がないならいいか」
#ルーベルリア
22:27:47
「妖魔でどうにか出来るのなら、彼らは既にそうしているでしょうしね」
#ラフェンサ
22:28:20
「となると……条件1、わたしとルーが砦に居ない」
22:29:04
「他に必須になりそうな条件や、誘導できそうな材料ってあるかな」
キルシー
22:29:09
「ん……」
22:29:29
「《魔動騎士》の起動にはルーの力が必要なのだろう」
22:29:42
「砦にいない状況で、それを動かす事はできるのか」
#ルーベルリア
22:29:43
「心配しないで。距離は離れていても大丈夫よ」
キルシー
22:29:54
「そうか。なら構わん」
#ルーベルリア
22:30:05
「現に、あの時は《魔動騎士》を呼び寄せられたでしょう?」
ジーク
22:30:13
「誘導できそうな材料なら、アイディアが一つ。条件が出きったら言おう」 条件に関しては頭が回らん、と周りを見回す
キルシー
22:31:07
「……そういえばそうだったか」 と言いつつ 「その一つ目の条件を達成したとして」
22:31:22
「それを蛮族側に察知してもらわなければならない」
22:32:00
「相手に悟らせる。それも条件の一つではないのか」
#ラフェンサ
22:32:26
「……そうだね。魔動磁砲を撃てば終わるということを、相手が確信出来る状況作りも必要だ」
ジーク
22:32:27
「そうだな。……一応、俺のアイディアは満たせている……つもりだ」
#ラフェンサ
22:32:45
「聞いてもいいかな」 >ジーク
クリストファー
22:32:58
「撃つ側として考えるなら、その一発で相手を一網打尽にしたいわけだし、な」
ジーク
22:33:27
「俺の案だ。穴が多いだろう。その辺補填は任せるぞ?」 と、断った後に口を開く
クリストファー
22:33:50
「砦に戦力が一定以上集まってるってのも、当然の条件だろうが」 で?とジークを促す。
ジーク
22:34:26
「先ず前提としてだが……内部に情報をリークしているのがいるのは確定だ。この場にはいなくて、自軍にいる、と考えてだな」
クリストファー
22:35:02
「……まあ、そうだな」
#ラフェンサ
22:35:03
「…………」
ジーク
22:35:09
「つまり、俺たちの状況は相手に筒抜けになっている。あってるな?」
#ルーベルリア
22:35:16
「……そうね」
ジーク
22:35:30
「そんで、俺はラフェンサから愚痴で聞いたんだが……軍議が賑やからしいじゃないか」
22:36:43
「そこで……喧しい我が愛する国のお偉方の意見を採用して、和平交渉といくのはどうだ?」 ニヤリ、と悪そうな笑みを浮かべる
#ラフェンサ
22:36:49
「裏切り者は誰かっていう腹の探り合いに、元老院からの和平交渉とか、色々ね」
22:37:04
「……」 ぽかん、と。
キルシー
22:37:44
「……狙いは何だ?」
クリストファー
22:38:00
「……あー……」
ジーク
22:38:06
「当然和平交渉だぞ。交渉に行くのに、自衛以上の兵力を持っていくわけにはいかないな」
22:38:39
「これ以上喧嘩もしたいわけじゃないんだ。砦から兵を出すわけにもいかないよな」
#ルーベルリア
22:38:54
「そうね。最低限の人員だけで行くべきでしょう」
ジーク
22:39:17
「ラフェンサもお偉方の圧力には逆らえなかったってわけだ。渋々行くことになる」
22:40:23
「その情報はまるで筒抜けだ。相手も疑う余地はないだろう。さて……どうだ?」 と、クリス先輩に視線
クリストファー
22:40:30
「……前から思ってたがな」
ジーク
22:40:47
「なんだ。もの言いたげだな……?」
クリストファー
22:40:47
「お前、この手の悪巧みは俺よりよっぽど得意だぞ。喜べ」
ジーク
22:41:09
「……あんまり褒められてる気はしねえなあ」 喜べねえ、とボヤく
#ルーベルリア
22:41:32
「……当然、ラフェンサに危険は及ぶけれど、悪くない案だと思うわ」
#ラフェンサ
22:41:56
「だったら、それにもうひとつ、情報を載せよう」
キルシー
22:42:31
「……」 ルーの言った通り、危険が高い。何かダメ押しは欲しいところだ
#ラフェンサ
22:43:13
「こちらは、《魔動騎士》を使えない。流れるだろう情報に、それを付け加えるのはどうかな」
ジーク
22:43:25
「おっ、」
22:43:36
「いいな。そうすれば駄目押しになる」 きれた
#ラフェンサ
22:44:23
「《魔動騎士》を手に入れたはいいものの、エネルギーの問題から自由には使えず、Dアークを突破出来る状況にない」
22:44:55
「だから和平交渉に赴き、少しでも条件の良い終結を――……うん、流れは見えたかな」
ジーク
22:45:29
「俺たちや、乗り込むメンバーの影武者を用意することはできそうか?」
キルシー
22:45:56
「……後は、その状況で奴らが砦へ魔動磁砲を撃たせる確証となるか」
クリストファー
22:46:11
「……気になるリスクは、ラフェンサの護衛につける面子が限られるってところか」
ジーク
22:46:11
「撃つさ。奴ならな」
#ルーベルリア
22:46:48
「相手にとって、絶対的有利な状況。交渉なんてしなくても、それを撃ち込めば彼らは勝利出来る」
ジーク
22:46:50
「ラフェンサの見ている前で、砦が蒸発する様を見せつけるだろう」
キルシー
22:47:31
「……ならいいが」
ジーク
22:47:54
「むしろ、和平交渉が上手く行っちまった場合のほうが困ると俺は思うけどな」 なんて笑って見せる
#ラフェンサ
22:48:29
「クリスの心配はとりあえず後に回すとして――もし撃たれなくてもバリアを破れる方法もあるよ」
キルシー
22:48:31
「逆に何かを企んでいるとしか思えん……」
クリストファー
22:49:03
「……」 個人的にはかなり重要度の高い問題なのだが。
ジーク
22:49:04
「なんだと?」
#ラフェンサ
22:49:18
「交渉場所を、Dアークにしよう。……もちろん、出来れば、だけど」
ジーク
22:49:59
「……そいつは、頷きにくい話だぞラフェンサ」 今度は顔を渋く歪める
22:50:31
「お前を人質に取られているようなものだ。仮に乗り込める状況になっても、お前を盾にされたら手が出ない」
キルシー
22:50:53
「それに、俺たちが乗り込めたとしても魔動磁砲を撃たれる可能性もゼロではない」
22:51:13
「艦内の情報も分からない以上、すぐ止めに行くのも難しいだろう」
#ルーベルリア
22:51:38
「……艦内の情報は、少しなら私が分かるわ」
ジーク
22:52:06
「……行くなら、確かにルーも一緒なんだろうけどよ」
#ラフェンサ
22:52:09
「それと、わたしが殺されるような心配はない。万が一人質にされても、ね」
キルシー
22:52:20
「……それも記憶か」
クリストファー
22:52:28
「その時点で十分問題だ」
ジーク
22:52:36
「その代わり、どんな目に合うかもわからないだろうが!」 思わず声を荒げ
#ルーベルリア
22:52:46
「そういうこと」 >キルシー
キルシー
22:53:03
「……ジーク」 抑えるように視線を向け
#ラフェンサ
22:53:08
「……危ないのは、わたしも分かってるよ」
22:53:24
「けど逆に、彼らが交渉を受けてくれるような場所は、他にどこにある?」
ジーク
22:53:47
「……」 むすっ、と不機嫌そうに黙り込む
#ラフェンサ
22:54:14
「相手が絶対的に有利な状況。こちらに少しでも有利な場所を指定しても、あちらには応じる理由は薄い」
22:54:23
指定したら、だ。
ジーク
22:55:27
「だがな。お前らが乗り込んだ瞬間、ターンして残った封印を解きに行く可能性だってあるんだぞ」
#ラフェンサ
22:56:03
「そうなったら、みんなが《魔動騎士》で追って来てくれるでしょ」
クリストファー
22:56:31
「……お前な」
22:57:11
「……」 あまりこれは言いたくないが。 「俺がこの前言ったこと、覚えてるか」
#ラフェンサ
22:57:25
「…………」
22:57:50
「……もちろん、覚えてるよ」
クリストファー
22:57:59
「……だったら」
#ラフェンサ
22:59:00
「だから、だよ」
22:59:52
「わたしの命は、最後まで取っておかなくちゃいけない」
22:59:57
「クリスは、そう言ってくれたよね」
クリストファー
23:00:05
「……そうだ」
#ラフェンサ
23:00:37
「だったら、クリスたちはどんな状況であっても、必ずわたしを助けに来てくれる。……わたしは、そう信じるよ」
クリストファー
23:01:50
「な―――」 唖然とした。
#ラフェンサ
23:02:45
「あの時は、みんなを救うためにわたしは自分の命を捧げようと考えた。けど、今は違うよ」
23:03:25
「それがみんなも――わたしも救える方法だって、考えてる」
クリストファー
23:04:15
「……」 うなだれるように片手で頭を抑えた。
ジーク
23:05:55
「分かった」 クリス先輩の横から声を上げる
23:06:33
「俺たちが、どんな困難も乗り越えてお前を助けよう」 胸に拳を当て、応える。
#ラフェンサ
23:06:53
「ジーク……」
ジーク
23:07:28
「だが、しかしだ」 あえて難しそうな表情を作る
23:08:26
「お前の信頼だけでは、とても足りない」
#ラフェンサ
23:09:35
「だったら、何があれば……」
ジーク
23:09:41
「俺たちがお前を助けることを誓うように、お前も俺たちに誓って欲しい」
23:11:04
「俺たちが助けるまで――絶対に諦めないと。どんな困難も歯を食いしばって耐えると。俺たちがお前を送り出したことを後悔するようなことに、ならないように戦うと」 誓って欲しい。どこか悲痛な意思を込めて、告げる。
キルシー
23:12:34
「…………」
#ラフェンサ
23:13:01
「――……。……そっか、そうだね。一方的に信頼するだけじゃ、卑怯だね」
23:13:58
「誓うよ。どれだけ心が折れそうでも、絶対に諦めない。みんなとまた会えるまで、絶対に」
ジーク
23:15:24
「……確かに、聞き届けた。――皆も、今の誓いを聞いたな?」 言外に、彼女の申し出を受け入れることも構わないな、と問う。
キルシー
23:17:23
「あまり気が進まないのに変わりはないが、誓ったことにとやかく口を出したりはしない」
クリストファー
23:17:42
「……まだ案の検討の段階だっただろうが。ったく」 卑怯だぞ、とでも言いたげに。
#ルーベルリア
23:18:27
「……私は元々、否定的ではなかったしね。ラフェンサの事も、自分自身も、きちんと守るわ」
ジーク
23:18:38
「もう、コイツは守られるだけの女じゃない。……分かってるだろ?」 これが彼女の戦いだと、クリス先輩に伝える
クリストファー
23:20:40
はあ、と溜息を吐き。「……俺のほうが、よっぽど解ってなかったのかもな」 とぼやくように言う。
23:21:03
「――聞いた。確かに聞いたよ、その誓い」
#ラフェンサ
23:23:38
「……ありがとう」
#ルーベルリア
23:23:54
「ただ、その場合やはりクリスが言ったように、同行者が問題になるわ」
キルシー
23:24:14
「ルーは必須として……」
#ルーベルリア
23:24:15
「貴方たち3人は砦に残らなければならないから……」 思考を巡らせ。
ジーク
23:24:49
「その通りだ。そこは考えられる限り最良の同行者を選んでくれ」
23:25:10
「ラフェンサ。もし同行者を選ぶとしたら、何人が限度だ?」
#ルーベルリア
23:25:43
「あまり多くなり過ぎず、もしもの時やバリアの解除に回る必要が出た場合に戦力となる人物、ね」
#ラフェンサ
23:25:56
「……そうだね。多くて5,6人じゃないかな」
ジーク
23:26:40
「確定はエリックだ。アイツは外すな」
キルシー
23:27:05
「というより、自ら願い出てくるだろう」
#ルーベルリア
23:27:23
「彼は信頼出来るし、実力も十分。……それと、マシューもかしら」
ジーク
23:27:57
「マシュー先輩なら、まあ……」 微妙に引っかかるものを覚えながらも頷く
クリストファー
23:28:06
「エリックに加えて、俺たち三人以外の《明けの明星亭》メンバー全員つけてもいいくらいだ」
#ルーベルリア
23:28:13
「何か問題が?」 >ジーク
キルシー
23:28:35
「……」 少し言葉にするのを躊躇ってから 「マシュー、オルハは実力としても安心できるだろう」
ジーク
23:28:36
「ああ、いや。最近、俺たちの知らない事を大量に知ってるようで気になっててな……」
#ラフェンサ
23:29:04
「……その場合、ジークたちが後々大変になりそうだけど、大丈夫?」 >〈明けの明星亭〉メンツいっぱい
23:29:43
「今話しているのは、あくまでDアークに潜入するまでの手段。主砲とバリアを掻い潜った後は、どうにか無力化しなきゃいけないんだ」
キルシー
23:29:44
「いや、フローラは置いていく。砦の者たちに何かあった時、治療する人間も必要だ」
#ルーベルリア
23:30:23
「乗り込んで制圧、ね」
ジーク
23:31:02
「いや。フローラだけを残すのは悪手だ。それなら、誰かのギアに乗せてやれ。……今は誰かと一緒のほうが良いだろう」
クリストファー
23:31:07
「……まあ、半分くらいは冗談だ。真面目な話、こっちに一人くらいは癒し手が必要だろう」
キルシー
23:32:06
「今はラフェンサについていく人間の話だ。それは分かっている」 >ジーク
#ラフェンサ
23:32:42
「あくまで、乗り込む前の段階だね」
キルシー
23:33:06
「ラフェンサに、ルーベルリア、オルハ、マシュー、エリック……これだけでも十分だと思うが?」
#ルーベルリア
23:33:27
「ええ、戦力としては申し分ないと思うわ」
クリストファー
23:33:44
「……」
ジーク
23:33:45
「ならいいんだ。……そのメンツだけで乗り込んだ艦を制圧できるんじゃないか?」 なんて冗談交じりに
キルシー
23:34:17
「……。 クリス、何か異論があるか?」 
ジーク
23:34:37
「それじゃ、そいつらも呼ぶか? 護衛に使うなら今回の裏作戦についても話すべきだろう」
#ラフェンサ
23:34:56
「…………いや」
キルシー
23:35:11
「――……」 ジークに対し、首を横に振り
#ラフェンサ
23:35:25
「今の話は、ここだけに留めておいて欲しい」
クリストファー
23:35:34
「……ああ」
ジーク
23:35:56
「……何故?」 きょとん、とした表情で首を傾げる
#ラフェンサ
23:36:44
「ジーク、この前のわたしとの話でも言ってたよね」
ジーク
23:37:10
「ああ。そりゃ確かに言ったが……いくらなんでも絞り過ぎじゃあないか?」
クリストファー
23:37:22
「その必要がある」
23:37:28
「そういうことだろ」
#ラフェンサ
23:38:54
「……そういうこと、だね」
ジーク
23:39:05
「……わかった。情報の伝達先は俺の考慮の外だし、判断は任せる。これ以上は何も言わない」
キルシー
23:39:13
「……それでいい」
23:40:08
「ともあれ、和平交渉へ行くのは先ほどのメンバーで良いな」
ジーク
23:40:10
「後で、俺らが元老院どもに吊し上げられないよう、ラフェンサは誰にも分らないところに作戦計画書でも仕込んでおいてくれ」
#ラフェンサ
23:40:26
「……あはは、分かったよ」
#ルーベルリア
23:40:51
「ええ。早速段取りを組まないとね」
#ラフェンサ
23:41:18
「……それと、和平交渉に行くことをみんなに伝えるタイミング」
23:42:07
「軍議にいつも出席してる人たちと――《ラーズグリーズ》。……それだけ居れば、蛮族側に情報は伝わるかな」 確認するような視線をクリスへと。
クリストファー
23:42:52
「……ああ。それで、問題ない」
#ラフェンサ
23:43:18
「……そっか。それだけ聞ければ十分だよ」
ジーク
23:43:35
「……」 何やら通じ合ってる様子だが
キルシー
23:44:14
「……」 何が言いたいのかは大方検討がつく
#ルーベルリア
23:44:23
「後は、魔動磁砲とバリアを越えた後ね」
ジーク
23:44:40
「……お前ら、俺をのけ者にしてはないよな?」 なんとなく疎外感
キルシー
23:45:00
「のけ者にされるようなら、この場に呼ばれていないだろう……」
23:45:28
「ルーは艦内の構造を少しは記憶していると言っていたな」
#ルーベルリア
23:45:34
「ええ」
ジーク
23:45:42
「そりゃそうなんだが……言いたいことは判るだろ?」 ちょっぴりむすっとしてキルシーを見る
キルシー
23:46:11
「焦ることでもない。気にするな」 とジークをさらりと躱してから
23:46:44
「魔動磁砲を防がれた蛮族側は、如何に力を持っていても同様するだろう」
ジーク
23:46:47
「……分かったよ」 腕を組んで黙る
キルシー
23:48:09
「まずは戦艦へ辿り着いた俺たちと合流をしたい。動揺した隙に乗じて皆を誘導できないか?」 とルーに
#ルーベルリア
23:48:53
「ええ、そのつもりよ。魔動磁砲の充填や発射が確認されたら、私たちは甲板方面へ向かうわ」
23:49:36
「貴方たちは、フローラやメレディスと一緒に魔動騎士でDアークへ。妨害はあるでしょうけど、魔動騎士ならその程度は対処出来るでしょう」
#ラフェンサ
23:50:11
「それに合わせて、秘密裏に幾つか飛空船を用意しておくつもり。みんなに続いて、Dアークに乗り込めるようにね」
キルシー
23:50:57
「頼む」 二人に頷き 「魔動磁砲を切り抜けた後ならば、此方の心配は無用だと思っていい」
ジーク
23:51:40
「なら、その指揮を任せる奴を教えてくれ。その辺を知らないヤツを指示できるように、俺に代行権限をくれてもいい」
クリストファー
23:51:52
「ああ。バリアさえなんとか出来れば、あとは乗り込むだけならそう問題にはならないだろう」
#ラフェンサ
23:53:08
「その時は、ジークも指揮に回ってくれて大丈夫だよ。クエスターも、状況に応じて対処してくれるはず」
ジーク
23:53:54
「ああ、分かった。こういうのは一度やってみたかったんだよな、軍事指揮」 なんて、場を和ますように嬉しそうに頷く
#ルーベルリア
23:54:01
「恐らく、エネルギーの多くをバリアど魔動磁砲に割かなければならないでしょうからね。それ以外は、Dアークの性能は並の戦艦と同等でしょう」
23:54:15
バリアど? バリアと
キルシー
23:54:45
「遊びで適当な指示はするんじゃないぞ」 やるとは思ってないけど>ジーク
ジーク
23:55:21
「お前、俺を誰だと思っているんだ?」 天下のジークフリートだぞ、と流石に言わないが
キルシー
23:55:41
「……」 誰だと思ってるんだ、といわれて微妙なツラをする
ジーク
23:55:59
「兵のやる気を引っ張り上げてノリノリで飛行船へ突っ走らせてやるさ」
クリストファー
23:56:21
「……ま、そういう意味じゃお前が一番適任だな」
#ラフェンサ
23:57:10
「お願いね。そこでどう士気を上げられるかが重要だから」
ジーク
23:57:48
「適当でっちあげるかもしれないから、後のフォローは頼むぜ」
#ルーベルリア
23:58:09
「……後は、上手く交渉に持っていけるか次第ね。ヴィクトールが乗ってくれればいいけれど」
ジーク
23:58:44
「そっちはラフェンサの手腕次第だな。頼りにしてるぜ」 俺には無理。と×を作る
クリストファー
23:58:54
#ラフェンサ
23:58:59
「……頑張ってみるよ」
2015/05/31
#ルーベルリア
00:00:38
「私も手伝いましょう。その辺りなら、私も力になれるわ」
クリストファー
00:00:43
「……ま、あの男の考えはいまいち読めないからな。次善の策ももう少し考えておきたいとこだが」
キルシー
00:02:01
「それを言うなら、Dアークへ乗り込んでからヴィクトールと如何に対峙するか、だがな……」
#ラフェンサ
00:02:40
「目的は、Dアークの無力化だから、むしろヴィクトールとの戦いは避けたい所だね」
キルシー
00:03:44
「あれを躱して進めるといいんだが……それはやりきるしかない、か」
#ルーベルリア
00:03:54
「……まあ、間違いなくヴィクトールか《六人衆》の妨害はあるでしょう」
クリストファー
00:04:19
「いずれかとぶち当たるのは、覚悟しておくべきだろうな」
ジーク
00:04:26
「ギア抜きだとしてもやるしかないだろう。というか、いつかは乗り越えるべき壁だ」
キルシー
00:05:41
「……そうだな」
#ルーベルリア
00:05:44
「そうね。それに備えて、合流は最優先にしましょう」
ジーク
00:06:17
「ま、なんだ。避ける為の策を立てる不毛さは判るだろ? 会ったらその時、もっと建設的なところを考えようぜ」
#ラフェンサ
00:06:44
「もし交渉が上手くいかなかった場合のこととかも、もう少しルーと考えてみるよ」
ジーク
00:07:22
「ああ、頼む。他に今の面子で打ち合わせすべきことはあるか?」
#ラフェンサ
00:07:43
「みんなに無ければ、今のところは」
クリストファー
00:08:31
「……ま、艦内に入り込めば、最悪奴が竜化する心配はないってくらいかね」
ジーク
00:08:34
「分かった。俺からは無いが?」
#ルーベルリア
00:09:09
「そうね。逆に私たちも魔動騎士を存分に使うことは難しくなるかもしれないけれど」
00:09:21
「まあ、そこは魔動機甲兵たちも同じ」
キルシー
00:09:44
「フローラの様子が回復しないようであれば今後の戦いについて話すつもりだったが、今はその心配も減った。俺からも言う事は無い」
クリストファー
00:10:06
「……じゃあ、そうだな」
00:12:54
微妙に間を空けた後、「お前ら、さ。……何があっても、仲間を助けてやれるか?」
キルシー
00:14:18
「……」 視線をそちらに向け 「アンタにしては珍しく漠然とした問いだな」
ジーク
00:14:24
「なんだ唐突に……何があっても、つってもな。あんまり気軽に『はい』とは答えにくい事を聞くな」
クリストファー
00:15:35
「……そうだな。俺でもこんなの、尚更答えづらい」
ジーク
00:15:53
「まあ、そうだな。……そいつが『仲間』だと思えるうちは、どんな困難だろうと助けに行く。――こんな回答で満足か?」
クリストファー
00:17:33
「……ああ。それで、いい」
キルシー
00:17:41
「何があっても、とは言え自身の四肢を全て捥がれたなら無理だ。だが……」
00:18:26
「“仲間に何があっても”というならば、必ず助けて見せる」
クリストファー
00:18:40
「……そうか」
#ルーベルリア
00:19:28
「私は、貴方たちを守りたい。仲間を助けることがそれに繋がるのならば、そうするわ」
キルシー
00:19:30
「……――特に、過去の俺のように彷徨った奴なら尚更、な」
00:19:50
彷徨ってる、だった
ジーク
00:20:17
「どいつもこいつも、言う事が回りくどい。クリス先輩、一ついいか?」
クリストファー
00:20:29
「何だよ」
ジーク
00:22:05
「俺のやりたいことがある。だから、力を貸してくれ。――そう言ってくれ。アンタは大切な『仲間』だと思ってる。そのアンタが求めるなら、何だろうと、俺は力の限りを尽くす」
クリストファー
00:23:49
「……」 バツの悪そうに頭を掻いた後、苦笑浮かべ。 「全く、仲間信用してないのはどっちなんだって話だな……」
00:27:46
「――助けてやりたい奴が居るんだ。そいつは内心苦しんで、きっと助けて欲しがってるんだが、それを言い出せない状況にある」
00:31:11
「そいつは……明日にも俺達の敵になるかもしれない。けど、俺達と一緒に居るのは嫌いじゃないって言ってくれたからさ」
00:32:56
「……だから、なんとかしてやりたいんだ。俺は……少なくとも、そいつのことは仲間だと、思ってるからな」
キルシー
00:35:28
「……」 誰の事を言っているかは想像に容易い 「……そいつは、今まで一人でずっと抱え込んできたんだろう」
00:35:48
「アンタも同じように一人で抱え込んでは駄目だ。二の舞になる」
00:36:12
「なんとかしてみせようじゃないか、俺たちで」
ジーク
00:37:06
「だとさ。勿論、俺の答えも決まっている」 ぐ、と拳を突き出し
00:38:09
「俺はアンタの言う奴が誰か、正確には判ってない。だから、俺は自分で何か行動が起こせないのが口惜しいところだが……」
00:38:41
「……俺が力になれるとき、俺に言ってくれ。何だってやってやる」
クリストファー
00:39:26
「……多分、もう、じきに解る」
00:40:59
「土壇場かもしれないから……まあ、覚悟しといてくれ」
ジーク
00:41:21
「なら、いい。ただ俺は、真実が判った時にそいつを『仲間』だと思い続けられるか、判らん」 内容も正直判ってないような状態だしな
クリストファー
00:42:26
「それでもいいさ」 まあ。コイツなら大丈夫だろうと、漠然と思ってはいるのだが。
ジーク
00:43:02
「その時は、もう一度俺に言ってくれ。クリス先輩の頼みなら、俺の感情なんかよりそっちを優先するからさ」 なんて、力を抜いてふっと笑う
クリストファー
00:43:51
「……お前、そういうことは女に言え」
キルシー
00:44:00
「俺も助けたいのは同じだ。クリスだけでなく、俺にも付き合ってもらうからそのつもりで居ろ」 と横からジークに
ジーク
00:44:46
「馬鹿言え。クリス先輩よりコークルの言葉のほうが重いに決まってんだろ」
クリストファー
00:45:10
「ああそうですか……」
キルシー
00:45:11
「……」 うわあ、何か、うわあ
#ラフェンサ
00:45:21
「……あはは、流石ジーク」
00:45:32
「――クリス」
00:46:32
「わたしはまだ、クリス程確信を持ててるわけじゃないけど……」
00:47:10
「わたしにとっても、大事な仲間のことを言ってるんだろうっていうことは分かるよ」
00:48:07
「だったら、わたしが救うべき”みんな”の中に、その人も入ってる。わたしも、全力を尽くすから」
クリストファー
00:48:54
「……ああ。ありがとう、ラフェンサ」
00:49:06
「悪いな。ただでさえ色々大変だってのに」
#ラフェンサ
00:50:08
「ううん、大変だからこそ、わたしが一番すべきこと、したいことをしっかり見なきゃいけないから」
#ルーベルリア
00:51:11
「…………」 そんな皆の様子を見て、ふっと笑って。 「それじゃ、此処で話しておくことは以上かしら」
00:51:49
「私とラフェンサはこのまま話を進めるわ」
クリストファー
00:52:15
「……そうだな。俺からはこれだけだ」
#ラフェンサ
00:52:22
「みんなはいつも通り、哨戒や休息に当たっておいて」
ジーク
00:52:31
「ああ、分かった。じゃ、俺は和平会議に反対する演技でも練習しておくか」 俺がそれを認めるなんて思えないしな
キルシー
00:53:09
「……一人でやるのか?」
#ルーベルリア
00:53:12
「そうね……その演技力が心配だから、ジークに伝えるかはちょっと悩んでたのよ」 なんて冗談っぽくいって。
ジーク
00:53:47
「馬鹿言え。ルーの知る"俺"がその程度の腹芸出来ないとでも思うか?」
クリストファー
00:54:35
「今のお前が出来るかどうかが問題なんだがな……」
ジーク
00:54:37
「声高らかに反論すんのは、俺ぐらいでいいだろ。キルシーもクリス先輩も、ラフェンサ……もとい、コークルがはっきり決めた事なら否と言いそうにないし」 傍目には
#ルーベルリア
00:55:10
「ジークフリートも、私が生まれる前の頃は苦労していたらしいわよ」 馬鹿正直すぎて。
ジーク
00:55:37
「ならなおさら問題ないさ。俺はその"俺"の後継だからな」 ニヤリ、と笑う
キルシー
00:55:47
「それはそうだがな」 否定はしない 「まあ、ルーにその演技の練習でも見てもらって精々頑張るんだな」
00:57:04
「哨戒ではないが、俺は少し外に出てくる。何か進展があったら連絡してくれ」
#ルーベルリア
00:57:24
「私もそれを見る程暇はなさそうなんだけど……」
#ラフェンサ
00:57:33
「お疲れ様、キルシー」
キルシー
00:57:57
「通信機越しでもいいんじゃないか」 と冗談のようにルーへ言って、先に部屋を出て行った
ジーク
00:58:12
「なんとかするさ。むしろ、俺があんまり迫真に迫り過ぎて俺の否定を受け入れないようにな?」
#ルーベルリア
00:59:26
「私はそこまで馬鹿じゃないわ」
#ラフェンサ
01:00:04
「それじゃ、二人も休める時に休んでおいてね。いつ事が動くか、分からないんだから」
ジーク
01:00:17
「割と簡単さ。ここで話した内容を忘れた"つもり"で喋れば大体予定通りになる」 そういうのは得意だ
#ルーベルリア
01:00:41
「そのまま本当に忘れないようにね」
クリストファー
01:00:43
「俺も少し出てくる。あんまり此処に長く留まっててもなんだしな」 今後についての話もしたいところではあるが。
ジーク
01:00:59
「気ィ付けとくよ」 なんて苦笑して肩をすくめる
#ラフェンサ
01:01:13
「他の人に気取られるのも、今は避けたいしね」
ジーク
01:01:30
「俺は哨戒から外してもらっていいか? なんか、安眠導入剤やら何やらを求める奴が多すぎる」
クリストファー
01:01:50
「ああ……俺の分も用意しといてくれ」
ジーク
01:02:15
「アンタもかよ……分かった。用意しとく」 がりがりと頭をかいて
#ラフェンサ
01:02:39
「……あはは、苦労かけるね。なるべく、それ以外の仕事を割り当てられるようにしておくよ」
ジーク
01:03:11
「俺より腕のいい薬師も居ないみたいだしなぁ……そのうち、個人院でも開くか?」 なんて笑いながら部屋を出ようかな
クリストファー
01:04:26
「それじゃあ、また後でな」 軽く手を振って出ていこう。
#ラフェンサ
01:05:02
「……よっし、それじゃあ、頑張ろう」 皆が出て行ったのを見て、ルーベルリアと頷きあって、さらなる話し合いを開始した。
GM
01:05:05
 
01:05:06
 
01:05:15
ということで、今日全体はここで終わり。
01:05:29
このログは来週土曜日に自動的に過去ログへ放り込まれます。
01:05:33
自動的(手動)
キルシー
01:05:33
おつかれさまでした
クリストファー
01:05:39
お疲れ様でした
GM
01:05:42
追加会話等あれば、来週までに。
01:05:53
来週からはお待たせしました5話です!!1
キルシー
01:06:14
へーい
GM
01:06:23
こっちは今日は撤退していいよ!
ジーク
01:06:28
はーい!
01:06:31
おつかれ!
01:06:42
あでゅおす!
マシュー
01:06:44
じゃあな、ジーク。次は今日より良いことがあることを願っておこうぜ。
クリストファー
01:06:53
さらば
ミック
01:06:57
お、お疲れ様、クリスくん。僕に出来ることがあったら、何でも言ってね。
クリストファー
01:07:00
お疲れさん、GM。また今度、メシ食いに行こうぜ。
ルーベルリア
01:07:42
お疲れ様、キルシー。また、次の機会に会いましょう。
2015/06/03
ミック
21:43:20
や、やあ、クリスくん。今日も頑張ってね。
オルハ
21:43:51
御機嫌よう、キルシー君。丁度いいわ、しばらく付き合いなさい。
キルシー
21:49:17
よろしくおねがいします
クリストファー
21:50:16
よろしくおねがいします
# 
21:50:20
 
21:50:22
 
21:53:35
”コークル”に呼び出されて今後の方針を立て終えると、キルシーの足は自然と砦の屋上へ向かっていた。
21:54:51
そこは哨戒している兵がいるものの、人気のない場所で外の風に当たりながら考え事を出来る場所だ。
21:56:37
頭の中で巡っているのは、先程クリスが打ち明けた話。
21:58:24
誰の事とは明言されなかったものの自分には間違いなく心当たりがあって、彼はその者を助けたいとまで言った。
22:00:01
何から、どうやって助けて、助けた後はどうすればいいのだろう。
22:01:28
屋上の柵にもたれかかったキルシーは、そんなことをずっと考えているところだった。
キルシー
22:02:30
「……」 柵にもたれながら、遠くを呆っと眺めている
クリストファー
22:03:04
「……っと」 そこへ。同じように人気のない場所を探しに来たのだろう。当のクリスがやってきた。
キルシー
22:04:27
「……」 後ろを振り向かず 「どうも考える事があると……こういう場所を選んでしまうな」
クリストファー
22:05:55
「あー……ま、そうだな」 少し困ったように苦笑しながら、砦の外のほうへ視線を向ける。
キルシー
22:07:05
「何なら、席を外しても構わんぞ」 遅れて後ろを振り返り、クリスに視線を向ける
クリストファー
22:07:45
「いや、別にいい――つーか、邪魔なら俺の方こそ帰るよ」
キルシー
22:09:10
「……」 やや考える素振りを見せて 「……いや、丁度いい」
22:10:04
「俺が今まで気付きながらもしっかりと眼を向けてこなかった事もある。少し話を聞かせてくれないか」
クリストファー
22:12:45
「話、か。……まあ、構わないが……具体的には、どの辺りのことだ」
キルシー
22:14:22
「無論、オルハのことだ」
クリストファー
22:15:47
「ストレートに来るな」 一応、周囲に軽く視線向けつつ。
キルシー
22:17:28
「もう今更、回りくどい言い方をする必要もないだろう」 周囲の視線に対しては、大丈夫だ、と添えておき
クリストファー
22:18:52
「……まあ、な」
22:19:52
「しかし……流石に、お前は大方察してたか」
キルシー
22:23:47
「……その可能性を肯定したくはなかったが、どうにも無理だったようだ」 眼を伏せて首を横へ振り
22:24:56
「雷を扱うあの“仮面”が居た時には、確かにオルハが居合わせたことはなかった。そして何より……」
22:25:29
「……俺の妹との繋がりが、それを確信に近づけてしまった」
クリストファー
22:26:30
「……そうか。お前の場合、妹さんのことがあったな」
キルシー
22:29:19
「だが……それに気付いても俺は、なるべくいつも通りに話をしようとしていたんだ」
クリストファー
22:32:24
「……俺も似たようなもんだ」
キルシー
22:33:03
「……俺の目の前にいる彼女は決して敵なんかじゃあ無かった。だから眼を背けようとしていた」
22:34:08
「……」 下を俯いて 「……アンタはさっき、助けてやりたい、アイツは内心苦しんでいる、って言っただろう」
クリストファー
22:35:29
「……ああ」
キルシー
22:37:01
「それを聞いて……見て見ぬ振りをしてきた自分に嫌気が差したんだ」
22:40:28
「それでも……もし今からでも間に合うのならば」
22:41:55
仲間(オルハ)が何に苦しんで、どうやって助けたらいいのか、しっかりと向き合うべきだ」
クリストファー
22:43:22
「……」 はあ、と。溜息を吐いて。 「俺も、もっと早く……そのことに気がついてればな」
キルシー
22:45:16
「……無理もないと思うが、な」
クリストファー
22:49:04
「……にしてたって、遅すぎたさ。可能性は随分前から頭の中にあった癖に、確証がないからと、そんな筈はないと……だからずっと、考えないようにしてた」
22:50:36
「仲間を疑うなんてどうかしてると……そう思って、あいつがどれだけ苦しんでいるのかなんて、まるで目を向けなかった」
キルシー
22:51:31
「……似たようなものどころか、全く同じだな」
クリストファー
22:54:47
「……殆ど確信に至ってすら、どこか楽観視してたよ。都合のいい期待をかけて……その結果が、この現状だ」
キルシー
22:57:04
「そう……これが現状だ」 再び視線を砦の向こう、遠くへやって
22:59:12
「俺だって後悔している。しかし――遅いとは限らないんだ」 
クリストファー
23:00:44
「……ああ」
キルシー
23:00:45
「マシューに一度、相談を聞いてもらった。その時にあいつは『もしそうだった時、どうしたいかを考えておけ』……そう教えてくれた」
23:01:30
「その答えは俺もアンタも同じ。『助けたい』、だ」
クリストファー
23:04:02
「……お前がそう言ってくれて、良かったよ」
キルシー
23:04:48
「アンタが自分を責める必要はないだろう」
23:06:49
「まだ何も結果は出ていないんだ。責めるのはやれることを全てやり切ってからでいい」
クリストファー
23:09:10
「……どうにも、説教されるのが板についてきたな。まあ、後ろ向きなコトばっか言ってるから自業自得か」
キルシー
23:10:06
「そうでもない。きっと昔のアンタだったら、先程の場でも自分の気持ちを打ち明けなかっただろう」
クリストファー
23:12:28
「……そう、かもな。けどまあ、なかなか染み付いた癖ってのは抜けてくれないらしい」 全く、家を飛び出した頃の無鉄砲さが恋しいな、などと下らないことを考えつつ。
23:12:40
「……ま、そんなことはどうでもいいか。それよりアイツのことだ」
キルシー
23:12:51
「ああ」
クリストファー
23:16:20
「さっきの場でも、言ったがな。……正直、いつ離れてもおかしくない」
キルシー
23:17:34
「……そうか」 驚きもせず頷き、言葉の続きを促す
クリストファー
23:23:57
「……あいつは、言ってたよ。温かい輪の中にいるのが心地よくて、ずっとそこに甘えていた、って」
23:25:38
「俺は、それでもいいだろって言ったんだ」
キルシー
23:25:47
「…………」
クリストファー
23:27:29
「そうしたら、俺達の重荷にはなりたくないだとか、赦してしまいそうになるとか……」
23:30:13
「……自分で折り合いをつけないと、アメルに合わせる顔がない、とかな」
23:30:29
「そんなふうに、返してきたよ」
キルシー
23:30:36
「……そう、か」 ふう、と一つ大きな溜息
23:34:41
「……馬鹿なものだ。そうやって一人で背負い込んで苦しんでいた方が、アメルに怒られるというのに」
クリストファー
23:36:20
「俺は、お前の妹さんに関してのことは正直詳しくはない。あいつからは……自分と出会ったせいで、友人を死なせたと……随分前に、そんな話を聞きはしたが」
キルシー
23:37:16
「ああ。察しの通り、その友人はアメルのことでな」
23:38:28
「致命的な怪我を負っているところをアメルが助けたことがあるそうだが……そこで関わったことで死なせてしまった。そう思っているらしい」
23:39:56
「それが実際に直接的な原因となったかは不明だ。間接的にそうなってしまったかもしれないだけだろう、と言ったことはあるが……」
クリストファー
23:41:35
「……なあ、キルシー」
キルシー
23:41:53
「どうした」
クリストファー
23:42:53
「仮に、直接的な原因……例えばの話だぞ。あいつ自身が、お前の妹を手に掛けたとしたら……許せるか?」
キルシー
23:45:17
「……」 少し眼を伏せ 「……そうだな」
23:46:08
「その事実が隣り合わせにあっても、復讐してやろうなどとは思わない」
クリストファー
23:47:35
「……」
キルシー
23:47:59
「ただ……心の何処かで許せないと思うことはきっとあるだろう」
クリストファー
23:49:03
「……そうか」
キルシー
23:49:18
「それでも彼女を憎んだりはしない。自ら友人と謳っているアメルのことを、何の理由もなく殺すとは思えない」
23:51:23
「それに……ずっと墓参りをしてくれているんだ。憎もうと思っても無理だろう」
クリストファー
23:52:46
「……なら、お前に関しちゃ、もう何も問題はないな」
キルシー
23:53:55
「……アンタ自身には何かあるのか?」
クリストファー
23:55:26
「俺自身は、特には無いさ。ただ、あいつを助けるって言うなら、色々どうにかしなきゃいけないことは多いからな」
キルシー
23:57:38
「ヴィクトールのこともそうだが……何より、自分で言っていた“家族”に重みを感じているように思う」
23:59:09
「例え蛮族側から無理矢理に連れ帰そうとしても、きっとそのしがらみが邪魔をするだろう」
2015/06/04
クリストファー
00:00:16
「流石に兄妹に関しても、気づいてるよな」
キルシー
00:01:01
「……まぁ、そうだな」
クリストファー
00:03:23
「……これから先、《六人衆》と剣を交えることは間違いなくあるだろう」
キルシー
00:03:54
「……ああ」
クリストファー
00:06:49
「けど、そいつらを倒しはしても、殺すことは出来ない。……あいつを助けるなら」
キルシー
00:09:11
「……」 
00:12:18
「中々に難しい注文だが……それはやるしかない、な」
クリストファー
00:12:57
「正直言えば、そんなこと言って加減してられるような相手じゃないが……《六人衆》と俺たちの間で、直接命を奪い合うことが起きれば、あいつを連れ戻すのは……より難しくなるだろう」
00:17:05
「お前はさっきああ言ったが……実際、どんな事情であれ、義理とはいえ兄妹を殺されて……なんてのはな」
キルシー
00:17:38
「それは道理、だな」
00:18:26
「俺たちも家族も大事に想っているからこそ壊したくない……か」
クリストファー
00:19:38
「……だから、当然俺達の誰かがやられるのもナシだ」
キルシー
00:19:52
「……ああ」
00:21:14
「そして壊さずに、その板ばさみにある苦しみから助ける……何とも綱渡りの多いことだ」
00:23:22
「……そうなるといよいよ、和平交渉が成立しないかと思うものだな」 困ったように苦笑して
クリストファー
00:24:10
「流石にそりゃ楽観が過ぎる……つーか、この状況で和平なんて実際、降伏と同然だからな」 全く。
キルシー
00:26:00
「分かっている。冗談だ」
00:26:31
「ともあれ……その先を考える前に、まずは壁となるその状況を切り抜けてからか」
クリストファー
00:28:15
「そうだな。……あー」
キルシー
00:28:31
「……ん?」
クリストファー
00:31:00
「……いや。あいつを助ける方法、な。思いついたって程のモンでもないんだが」
キルシー
00:31:22
「ほう……?」
クリストファー
00:34:18
「要するに……さっき言った条件を満たして、ただ連中に勝っちまえばいいんだ――ってな」
キルシー
00:36:17
「……ふ」
00:36:59
「可笑しいものだ。どうも、ジークの影響があるようだな」
クリストファー
00:37:12
「完全に勝敗ついちまえば――おい、笑うなよ」
00:37:54
「脳筋地味た発想な自覚はあるっての」
キルシー
00:40:09
「良いんじゃないか。難しく考えたり、後ろ向きになるよりは余程いい」 真面目に言っているが、その口元はやや緩んで笑っているかのよう
クリストファー
00:41:32
「……はあ。まあ、あとはこっちに居てもいいって空気を作っといてやることだが……その心配も、そう必要ないか」
キルシー
00:42:54
「その点においては問題ない。皆で何とでも出来る部分だ」
クリストファー
00:43:32
ふ、とこちらも微笑って。「だな」
キルシー
00:44:00
「完全に勝敗をつけることが条件ならば、後は全身全霊で当たるのみ」
00:46:46
「その後のことは、終わってから考えるとしようじゃないか」
クリストファー
00:47:55
「そうしよう。……やれやれ。結局のところ、どの道やることはあまり変わらないとはな」
キルシー
00:50:55
「どうせ、だ。今からそんな小賢しい真似をする時間はないだろう」
クリストファー
00:51:29
「ま、あとは概ね出たとこ勝負だな……」
キルシー
00:53:30
「……それも結局いつものことじゃないか?」 苦笑しながら踵を返し
クリストファー
00:53:44
「……ご尤も」
キルシー
00:53:55
「……まぁ」
00:54:38
「悩まない事の方が大事だと思えば……こうやって話したことも意味がある。聞いてもらえて助かった」
00:55:05
「俺は一度部屋に戻ることにしよう。有難う、クリス」
クリストファー
00:55:11
「いや……俺も、少しスッキリしたよ」
00:56:35
「じきに昼だし、ちょっと早いが、俺は食堂のほうに行ってくるか」
キルシー
00:57:17
「ああ。また何かあったら知らせてくれ」 頷いてそう言うと 「また、な」 先に来た道を帰っていった
クリストファー
00:58:30
「ああ」 軽く手を振って見送り、自分も食堂の方へと向かっていく。
# 
01:00:13
 
01:00:15
 
キルシー
01:00:26
おつでした
クリストファー
01:00:33
おつおつ
キルシー
01:00:44
こっちは撤退しよう
オルハ
01:00:50
さようなら、キルシー君。……また、次に会う時まで。
ミック
01:01:12
お、お疲れ様、クリスくん。僕に出来ることがあったら、何でも言ってね。
2015/06/05
エリック
21:32:29
遅いぞ、ジークフリート。早く準備をしたまえ。皆君を待っていたんだ。
ジーク
21:32:41
君そんなセリフだったっけ?
クリストファー
21:36:34
よう、GM。メシがまだなら、これから一緒に食いに行かないか? 美味い店があるんだ。
GM
21:36:40
そんな台詞だったんだよなあ。
21:39:17
やらしくお願いします。
ジーク
21:39:52
おねがいします
GM
21:40:18
 
21:40:19
 
21:40:35
件の会議後も、膠着した状態は続いていた。
21:40:59
とはいえ、それも表向きの話。水面下では、コークルとルーベルリアが中心となり、”和平交渉”のための準備が着々と進められている。
21:41:24
そんな中、君は哨戒や薬師としての腕を活かし、各方面の手伝いに携わっていた。
21:42:16
長らくの戦いですっかりと不足してしまっている薬品類を調合し、これからの備えとする。暇さえあれば、君は部屋に篭もってその作業に没頭していた。
21:42:45
作業に集中する君の耳に、ノック音が届く。
ジーク
21:43:19
「あいよ。開いてるから勝手に入ってくれ」 手が離せない、とばかりに、調薬に没頭しながら答える
#フロレンツィア
21:44:24
「お邪魔します――っと……」 大きな袋を抱えて、どうにか扉を開けて入ってきたのは、つい最近になってジークの手伝いに当たっているフローラだ。
ジーク
21:46:01
「ン……ああ、お前か。悪いな、荷物運びなんて、それこそ俺の仕事だろうに」 フローラだと気付いて、調薬の手を止めて顔をそちらへ向ける
#フロレンツィア
21:47:19
「ううん、いいわよ。ジークの方が手が早いんだし」 よいしょ、という掛け声と共に、空いたスペースに袋を置いて。 「何か他に手伝えることはある?」 
ジーク
21:48:58
「いんや……これが終わればひと段落だ。さしあたってお前がやることは、とりあえずその椅子に座って休憩の一杯に付き合うことかな」 と言いながら、最近良く使うティーセットを取り出した
#フロレンツィア
21:49:53
「ふふ、了解。準備するわ」 取り出されたティーセットを受け取って、慣れた様子で茶の用意をはじめよう。
ジーク
21:50:48
「サンキュ。……全く、胃に穴が開きそうなやつとか、夜寝れない奴が多すぎる」 凝り固まった肩をほぐすように回しながらボヤく
#フロレンツィア
21:51:49
「この状況だもの、仕方ないわよ。……あたしも人のことは言えない状況だったし」
ジーク
21:52:47
「仕方ない、か。そうかもな。……それで、今は眠れているのか? 薬、頼りすぎるのも問題だが、頼るべき時は頼ったほうが良い」
#フロレンツィア
21:53:48
「……ん、まあ大丈夫よ。すぐに寝付けないことはないではないけど、必要な睡眠は取れてるから」
21:54:15
答えながら、紅茶を淹れ終えて、テーブルへと広げた。
ジーク
21:54:43
「ま、現時点ではそのぐらいが限度か。俺なんかは、ベッドに沈み込むように眠れるんだが」 それだけ、調薬や哨戒で疲労しているからではあるのだが
#フロレンツィア
21:55:55
「それ、働き過ぎて疲れてるんでしょ。ジークの方こそ、無理はしちゃダメよ」
ジーク
21:56:48
「それだけ頼られてるってことなんだから、そりゃ歓迎するところだろう?」 頂くぜ? とフローラに断ってから紅茶を手に取る
#フロレンツィア
21:57:59
「だからって、それでジークが倒れちゃったら本末転倒なんだからね」 どうぞ、と答えてから自分もカップを手に。
ジーク
21:58:56
「俺が疲労で倒れるところ、想像できるならしてみろってんだ。……ン、フローラも上手くなったな」 紅茶を口にして、ほう、とため息をつく
#フロレンツィア
22:00:37
「想像できないからもしもを考えると怖いんでしょ。……そう? そんな自覚はないんだけど」 元々それなりにはできたし、最近は練習してるわけでもないし。
ジーク
22:02:44
「わからないではないけどな。心配しないでも、自分の限界ぐらいは弁えてるよ。無理するべき時も、な」
#フロレンツィア
22:03:30
「はあ……だったらこれ以上は何も言わないでおくけど。みんなにあんまり心配を掛けないようにね」
ジーク
22:04:56
「ご忠告感謝……とはいえ。今心配される側は俺じゃない、お前だ」 と、視線を向け、
#フロレンツィア
22:06:00
「あたしは大丈夫だってば。しばらくはオルハがずっと付き合ってくれてたし、キルシーも心配して声を掛けに来てくれたし……」
ジーク
22:07:14
「大丈夫かどうか、っていうのは……こうやって手伝いしてくれてるからわかっちゃいるさ」 苦笑しながら、聞きたいのは微妙に違うんだと首を振る
#フロレンツィア
22:08:10
「じゃあ、どういうこと?」 カップをソーサーにおいて、首を傾げ。
ジーク
22:08:51
「なんつーのかな……フローラ。お前はこれからどうしようと思ってる?」
#フロレンツィア
22:09:33
「これからって……。そりゃ、みんなと一緒に戦っていくつもりよ」
ジーク
22:10:28
「それは何でだ? そもそも、お前が俺たちと一緒に冒険者やることにしたのは、どうしてだった?」
#フロレンツィア
22:12:15
「最初は成り行きみたいなものだったけど、今はみんなのこと、大事な仲間だと思ってるし、力を貸したいと思うのは当然でしょ?」
ジーク
22:13:23
「ああ。それは間違ってないし、俺も同じように力を貸したいと思ってる」
#フロレンツィア
22:14:02
「だったら、それでいいじゃない」
ジーク
22:14:47
「ただ、さ。もう少し、はっきりと自分のしたいこと、成したいことを決めて見ないか?」
#フロレンツィア
22:15:38
「……あたしの、したいこと?」
ジーク
22:16:09
「そうだ。今までは、特に気が付かなかった。でも、今回の事で感じたことがあるんだ」
#フロレンツィア
22:16:38
「……」 紅茶を一口飲んで、続きを待つ。
ジーク
22:17:41
「なんていうのか……もうちょっと、フローラは欲を出してもいいんじゃないか、ってさ」
#フロレンツィア
22:18:57
「欲」 きょとんとした顔のまま、同じ言葉を繰り返して。 「……っていっても、あたし、結構わがままは言ってる気がするわよ?」
ジーク
22:19:42
「そうかな。俺が言う欲ってのは……行き着きたい未来のこと、かな」
#フロレンツィア
22:20:37
「行き着きたい、未来……。……そういうのは、あんまり考えたことがなかったかも」
ジーク
22:21:12
「クリス先輩含めた先輩連中はさっぱりわかんねけど……キルシーは復讐だったし、今は違う何かを見ているように思う。俺は勿論、あいつと未来を描くことだ」
22:21:46
「そういう、行き着きたい未来を持ってるヤツっていうのは、しっかり芯が通ってるんだ。なにせ、どうしたいか決まってるんだから」
#フロレンツィア
22:23:06
「……」 そう言われて、しばし考えこみ。 「見えない未来のことは、今言った通りあんまり考えたことないし、考えても、多分よくわからないわ」
22:23:09
「でも……」
22:23:36
「あたしにとって、今、みんなと過ごす時間が大切なことは確かだから。それは守っていきたいかな……とは思うわ」
ジーク
22:24:17
「……そうか」 その言葉を聞いて、微笑んでから頷く。
22:25:03
「なら、お前はそう決めてこれから戦っていけばいい。漠然と考えるんじゃなくて、ソレを欲しいものと決めて守ればいいと俺は思う」
#フロレンツィア
22:26:17
「ええ、そのつもりよ。……これ以上、あたしの大事なものを奪われたくはないしね」
ジーク
22:27:15
「おう。余計なお世話だとは思ったけど、相変わらずふわふわしてたみたいだったからつい差し出口をしちまった」
#フロレンツィア
22:28:02
「ふわふわって……失礼な。あたしだって、考えてるところは考えてるんだからね」
ジーク
22:28:39
「だから差し出口だったって。ちゃんと考えてることぐらい知ってるし、わかってるって」
22:29:05
「でもまあ、俺の言いたい事も判ってくれたろ?」
#フロレンツィア
22:29:30
「……まあ、なんとなくはね」
ジーク
22:31:01
「ならいい。これからまた……もしかしたら、きっつい話を聞かされるかもしれないからな。ある程度受け止められるようにしておかなきゃならない」
#フロレンツィア
22:31:16
「……どういうことよ」
ジーク
22:33:00
「ぶっちゃけ俺も良く分からん。ただ、神妙な顔でクリス先輩が『お前は何があっても仲間を助けるか?』なんて聞いてくるんだぜ?」
#フロレンツィア
22:33:28
「……なにそれ。気になるじゃない」
ジーク
22:33:55
「だろう? 全く、そんな話、聞くからに何かあるんだろうってすぐわかる」
#フロレンツィア
22:34:31
「今すぐにでも聞きに行きたいとこだけど、濁すってことは、濁す理由もあるのよね、多分」
ジーク
22:35:05
「多分な。その仲間っていうのが個人なのか複数人なのかもわからんし、答える気も今のトコないみたいだ」
#フロレンツィア
22:35:41
「まあ、あたしの答えは決まってるわ。仲間なら、何が何でも助ける」
ジーク
22:36:04
「ああ。今さっき、はっきりと教えて貰えたからな」 嬉しそうに頷く
22:36:29
「だから、聞いておきたかったんだ。それなら、お前も絶対に迷わない」
#フロレンツィア
22:36:45
「どうせ、ジークも同じ答えでしょ?」
ジーク
22:37:23
「いや。……俺、素直には答えられなかったんだ」 今度はころりと表情をかえて苦笑する
#フロレンツィア
22:37:47
「……そうなの? ジークなら、そう答えたのかなって思ったけど」
ジーク
22:39:00
「それが誰か、なのかわからない。助けが必要になった時、そいつは俺の中で『仲間』として見られるか自信がなかった」
#フロレンツィア
22:39:39
「……まあ、それはあたしも、実際にそうなって見なきゃ100%仲間だと思えるかは言い切れないけど」
ジーク
22:41:24
「はっきり言って、俺はまだグラグラしてる。俺の求める先にはアイツが必要で、その未来の為に障害になってしまったらって思うとな」 ほぼ確実に敵視するだろうし、と言葉を濁し
22:42:28
「ま、だからこそ……クリス先輩には、アンタが望むなら力を貸す、って言ったんだけどな」
#フロレンツィア
22:42:42
「……そっか。ジークにとっては、コークルが一番大事なんだものね。そう思うのは、当然かもしれないわ」
22:43:11
「けど、何て言ったらいいのかしら……」
ジーク
22:43:25
「んん? なんだ?」
#フロレンツィア
22:43:59
「コークルを取り戻したいって思うのなら、彼女が心の底から笑って帰って来られる場所を守っておきたい、って思わない?」
ジーク
22:45:44
「そりゃ、な。言ってみたら贅沢で最高の未来がそうだと思う」
#フロレンツィア
22:46:40
「だったら、クリスの言った”仲間”も、何があっても守っておかなきゃ」
22:46:59
「クリスが仲間って言うなら、コークルにとっても、きっとその人は大事な仲間よ」
22:47:20
「帰ってきた時にその人が居なかったら、表には出さなくても、悲しむと思うわ」
ジーク
22:48:10
「……全く、軽く言うぜ。俺はそもそも、先ずアイツが居なきゃ始まりすらしないっていうのに」 その上で最高の結果を出せ、とは
22:48:53
「わかった、降参、降参だ。フローラの言う通りだ」 なんて笑って答える
#フロレンツィア
22:49:34
「お姫様を独り占めしようっていうんだから、そのくらいはしなきゃ、みんなに申し訳が立たないでしょ」 などと咒弾らしくいって。
ジーク
22:50:48
「なるほど、道理だ。俺はあいつのものなんだから、その分だけ仕事はしないといけないな」
#フロレンツィア
22:51:26
「そーいうこと。頑張ってよね、王子様」
ジーク
22:52:32
「王子と言わず、ジークフリート陛下でいいんだぞ?」 なんておちゃらけて答え、空になった紅茶カップを置く
#フロレンツィア
22:53:01
「それは気が早すぎるでしょ」
ジーク
22:53:36
「王子って言う時点で、なんかもうそういう段階じゃないのか?」 持ってきてもらった荷物を開きながら
#フロレンツィア
22:54:30
「だって、今の女王陛下はラフェンサでしょ? ってあれ、コークルが戻ってきたらどうするつもりなのかしら……」
ジーク
22:55:19
「それはあいつらが決める事さ。コークルが復帰するなら支えるし、流浪になるなら付いて行く。お前の好きにしろって言われたら……ま、そのとき決めるさ」
#フロレンツィア
22:55:58
「ま、そうね。あたしたちは仲間として、支えるべき所を支えるだけよね」
ジーク
22:57:29
「そういうことだ。さ、休憩は終わりだ。俺は仕事の続きをするから、お前は休め」
#フロレンツィア
22:58:32
「無理はするなって言ったばっかりなのにまたそうやって……。あたしもさっきまで休んでたし、次は食堂の手伝いにでも言ってくるわ」
ジーク
22:59:51
「俺は今、無性に仕事がしたいのさ。お前もそうなら、存分に身体を動かせばいい」
#フロレンツィア
23:00:57
「必要な時は、休むのも仕事の内だって言うでしょ。程々にしておいてね」 そう言って立ち上がり、ティーセットを片付け。 「これ、ついでに洗ってくるわね」
ジーク
23:01:24
「おっと、そりゃ助かる。何だかんだでそのティーセットも仕事が多くてな」
#フロレンツィア
23:02:00
「後でまた持ってくるわ。それじゃ、またね」
ジーク
23:02:10
「おう。仕事、頑張れよ」
#フロレンツィア
23:02:47
「ジークこそね」 ひらひらと手を振って、そのまま部屋を後にする。
ジーク
23:04:06
「やれやれ……誰だ、沈み込んでるって言ったのは。この場合、メンタルケアを担当した奴が良い仕事をしたってことなのか」 その背を見送った後、そんなふうにボヤきながら、元の仕事へと戻っていった
GM
23:04:40
 
23:04:41
 
23:04:45
お疲れ様でした
ジーク
23:04:56
おつっした!
GM
23:05:04
こっちひあてったいだー!1
ジーク
23:05:12
てったいだー!
エリック
23:05:15
国を護る者として、このくらいは当然だ。ジークフリート、次もこの調子でやりたまえ。
キルシー
23:05:18
……帰るのか。暇な時はまた来るといい、GM
発言統計
その他(NPC)569回39.0%20705文字42.4%
ジーク262回18.0%10573文字21.7%
キルシー295回20.2%8980文字18.4%
クリストファー238回16.3%6675文字13.7%
GM95回6.5%1866文字3.8%
合計1459回48799文字