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20140616_0

2014/06/16
クリストファー
00:41:50
よう、GM。メシがまだなら、これから一緒に食いに行かないか? 美味い店があるんだ。
フロレンツィア
00:43:25
あ、ジーク! 丁度良かったわ、ちょっと訊きたいことがあったのよ。
GM
00:48:17
 
00:48:18
 
00:49:02
《ジャーベル・ウォーキーの森》から帰還したその日の夜、ジークはルシーニュを訪れていた。
00:49:30
本当は忍びこんでやろうかとも考えたジークだったが、さすがにそれは控え、衛兵に事情を話して通してもらうことにする。
00:50:17
もう大分君とコークルの仲については城内にも広まってしまっているのだろう。衛兵は苦笑しながらも、あっさりとジークを城へと招き入れた。
00:51:16
コークルの私室の扉をノックすると、中からは彼女の涼やかな声が返ってくる。
ジーク
00:51:20
「……バレている、だと……?」 愕然とした面持ちで衛兵と別れながら城へ踏み入る
00:52:27
「お邪魔するぜ」 ドアを押し開け、表情を戻していつも通りの様子で中へ
#コークル
00:53:45
「ええ、どうぞ」 コークルは、ベッドの端に腰掛けていた。様子を見るに、もう就寝するところだったようだ。
ジーク
00:54:37
「……っと。間が悪かったか?」
#コークル
00:55:10
「ううん、丁度良かったわ。もう今日は休むだけだったから」
ジーク
00:56:03
「それならいいんだけどな。疲れてるだろ?」 適当に椅子を拾って、ベッドそばで椅子に腰を下ろす。
#コークル
00:56:37
「あなたたち程じゃないわ。……今日ディルクールに戻ってきたばかりでしょう?」
ジーク
00:57:35
「ああ、ちょっと前にな。ただ帰りは馬車だったし、俺が体力尽きてぐったりしてる様子なんて想像できるか?」
#コークル
00:58:42
「……ちょっと想像し辛いかしら。それでも帰還当日に来てくれるとは思っていなかったから、少し驚いたわ」
ジーク
00:59:29
「そりゃちっとばかし疲れてるのは否定しないけどな。……まあ、最近はずっと一緒に居たんだ」 それ以上は言わずに苦笑する
#コークル
01:00:35
「ふふ、そうね。ジークには城篭もりで不平を漏らすなと言われていたけれど、油断するとつい愚痴をこぼしてしまいそうだったわ」
ジーク
01:01:43
「ま、愚痴をこぼせるってことは結構余裕があるってこったろ。今回の件もすんなりいったし、良かったじゃねえか」
#コークル
01:03:06
「ええ。ディルクールではおかしな事はなかったし……他の地域でも、《教団》が活動していたという情報は入ってきていないわ」
ジーク
01:04:32
「そういうわけだ。とりあえず《五芒》は二つも抑えられた。ちっと気が早いが、小さい祝賀会でもと思ってさ」 と、担いできたワインを一本取り出す
#コークル
01:06:28
「……わたしたち2人だけで、というのはちょっと気が引けるわね」
ジーク
01:07:37
「やりたいなら、後でやればいいさ。それとも二人じゃないほうがいいか?」 ニヤリ、と笑って魔法のようにグラスを手にしてコークルに渡す
#コークル
01:08:12
「もう……そんな意地悪な言い方はないんじゃないかしら」 微笑んでそのグラスを受け取った。
ジーク
01:09:54
「俺もたまには、そういう悪戯したっていいだろう」 何だかんだで悪戯はやっていないしな、と言いながらお互いのグラスへワインを注ぐ
01:10:56
「この間は時間が限られてて慌ただしく終わっちまったし、今日はゆっくりしようぜ」 言いつつ、満たされたグラスをそっと差し出す
#コークル
01:11:49
「仮にも王女の部屋を夜に訪れて、しかもお酒を飲ませるなんて……人によっては聞いたら卒倒してしまうわよ」 そう言いつつも、ワインが注がれたグラスを差し出し、ジークのグラスに軽く触れさせた。
ジーク
01:13:08
「乾杯」 コークルの発言をさらりと笑って流し、打ち鳴らせたグラスを運んでワインを煽った
#コークル
01:14:28
「乾杯」 呆れたように笑って、こちらもグラスを唇に触れさせた。
ジーク
01:15:13
「……そういえば、何だか知らないうちにバレてないか?」 ワインを飲んでから少し間を置いて、気になっていたことを離す
#コークル
01:16:16
「……それはまあ、こう何度もわたしの元にやってきていたら、感付かれてしまうのは仕方のないことだと思うわ」
ジーク
01:17:01
「そんなもんか? ……あー。謝る気はないんだが、大丈夫か?」
#コークル
01:17:40
「うーん……ヴェゼン辺りを納得させるのは、骨が折れるかもしれないわね」
ジーク
01:18:16
「難敵だな……」 戦略を組む必要がある
#コークル
01:18:52
「でも、あなたたちは冒険者として目覚ましい活躍を見せてくれている。今では国民たちの多くがあなたたちのことを知っているわ」
01:19:22
「それだけの功績を残している相手なら、きっと分かってもらえるわ」
ジーク
01:19:26
「ああ、それは今回の作戦やら、帰ってきてからの街のリアクションで思い知ったよ。まさか顔も知らないガキが俺を知ってると思わなかった」
#コークル
01:20:08
「……ふふ、《生誕祭》の時あれだけ目立ってもらった甲斐があったかしら」 悪戯っぽく笑うその顔は、ワインのせいかほんのり赤い。
ジーク
01:20:49
「全く、そこまで読んでのことじゃないだろうな?」
#コークル
01:21:35
「それは秘密にしておくわ」 人差し指を口の前に立ててウインク。
ジーク
01:22:07
「やれやれ、抜け目のない……」 苦笑しながら、悪い気分でもないので笑って流す
#コークル
01:23:09
「それも国を統治するためには必要な素質よ」
01:23:22
「……まあ、どうしても周囲に納得してもらえないのなら」
01:23:49
「その時は、わたしがこの地位を捨てるわ……なんてね」
ジーク
01:24:22
「そんときゃ、俺と一緒に世界でも旅するか」 窓の外に見える月を拝みながら呟く
#コークル
01:26:06
「そうね。ルキスラにダーレスブルグ、自由都市同盟にアルフォート……近くだけでも見て回りたい国は沢山あるわ」
ジーク
01:27:06
「……ただ、きっとそうはならないだろうよ」 その未来は、それはそれで素晴らしい者なのだろうけれど
#コークル
01:27:57
「……どうしてそう思うの?」
ジーク
01:29:04
「俺も、お前も。何もかも投げ出して自分たちの為だけには、生きられないさ」
#コークル
01:30:05
「そうね。あなたもわたしも、お互いそういう困った人間だわ」
01:30:43
「……でも、もしそう出来る時が来たのなら、そうしてみたいと思うわたしも居る」
ジーク
01:31:14
「……ああ、そうだな。そんな風に生きられるなら、俺も生きてみたい」
#コークル
01:31:36
「きっと、ジークに出会ったことで見つけた“わたし”なんでしょうね」
ジーク
01:32:58
「どうなんだろうな。俺が君を変えた自覚は、確かにあるけどな」
#コークル
01:34:52
「……ええ。あなたには、そうやって何かを“変える”力がある」
ジーク
01:35:37
「なら、俺は……俺の都合がいいように変えるよう生きてみるとするか」
#コークル
01:36:37
「そういう生き方、ジークにはとても似合っていると思うわ」 そう言って、ゆっくりと身体を傾け、ジークに凭れ掛かる。
01:37:08
「……でも、こうしている時間だけは過ぎて欲しくない、変わって欲しくないとも思ってしまう」
01:37:19
「……わがままね、わたし」
ジーク
01:37:52
「誰だってそう感じるもんさ」 肩を抱いてしっかりと受け止め
#コークル
01:39:58
「そう言うのなら、ジークもそう思ってくれているのね」
ジーク
01:40:47
「離す気はないって言ったぜ、俺は」 
#コークル
01:41:31
「……そうだったわね」
01:42:10
「……このままずっと過ごす事が許されないのなら、せめて、今日だけはこのまま離さずにいて」
ジーク
01:43:14
「赦される事に、してやるさ。絶対だ」 離さない、という意思を込めて力強く抱きしめる
#コークル
01:45:06
「……うん。待っているわ、……いつまでも」 ジークに完全に身を委ね、目を閉じる。
ジーク
01:51:41
「……そのまま、少し聞いてくれ」 目を閉じたのを見て、自分の胸へ彼女を抱き寄せて顔を見えないようにする
#コークル
01:52:13
「ん……」 微かに頷いて、目を閉じたまま耳を傾ける。
ジーク
01:54:16
「俺は、何ていうか孤児でさ。何で自分が生きてんのか、最初は判らなかった」 ここまで心を開いてくれた女を前にして、これまで黙っていた胸の内を話したくなった
01:55:32
「”アイツ”に拾われても直ぐには実感湧かなくてな。ただ、何か意味が欲しくて、色々手伝ったり面倒みたりしてた気がする」
01:57:04
「何とか”アイツ”の為になれてる、って、意味を見つけられた。ただ、その矢先に居なくなっちまってさ。ただ何となく生きてた2年だったよ」
01:57:31
アイツが居なくなってから。そんな風に続けて、コークルの頭を撫でる
01:58:27
「そっからは、求められることに飢えてた気がする。ルーを面倒見てたのも、どっちかって言えば自分の為だったかもしれない」
#コークル
01:58:30
「…………」 話に聞き入りながらも、頭を撫でられると安心しきったようにジークの胸に身体を預けて。
ジーク
02:00:36
「冒険者になったのも、そんな経緯だったしな。生き方が分からなくてがむしゃらだったんだろう」
02:01:47
「そんな中、お前に会った。どういう出会いだったかとか、そういうことは俺にとってあんまり重要じゃなくてさ」 何度も撫でつけながら、過去を振り返るように語る
02:02:36
「お前、他人に何かを求めてなかっただろ。仕事、依頼、そういう形では出していたけど、本当の意味では、何も」
#コークル
02:03:42
「……そう、かもしれないわね。……協力を求めることはあっても、結局、色々なものを自分で背負おうとしていたわ」
ジーク
02:04:16
「……そんな生き方、俺には理解出来なかった。正直、苦しそうでな」
02:05:15
「その上、俺は――何だ。お前が攫われて、死ぬ夢を見たんだ」 あれは、俺を含めた何人かしか記憶していないことだけれど
#コークル
02:05:36
「――……わたしが、死ぬ夢……」
ジーク
02:05:50
「納得がいかなかった。そんなの、許せないってな」
02:07:03
「……そっからかな。誰かに求められて応えるんじゃねえ、自分から何かをしてやりたいと思ったのは」
02:08:19
「手を伸ばす気がないなら、俺が掴んでやる。だから、来い。――そんな風に諦めるなんて、馬鹿げてる」
02:09:39
「俺も、きっと変わったんだ。”変えられる”ようになれたのも……お前と出会ったおかげさ」
#コークル
02:10:24
「……そう。――それなら、わたしが此処に居た意味は、あったのね」
02:10:50
「……きっと、夢の中のわたしは伝えたかったんだと思うわ」
02:11:54
「……あなたは、誰かに求められるだけじゃなく、あなた自身の思うように生きなさい、って」
02:12:23
「そうすれば……あなたは、とても大きい人物になれるのだから」
ジーク
02:13:54
「……そんな風に言われるのは、これで2度目だな」
#コークル
02:14:27
「……ふふ、ルーにでも言われたのかしら」
ジーク
02:15:00
「しまったな。他の女の話は良くなかったか」 なんて、おどけて応える
#コークル
02:15:52
「それで腹を立てたりはしないわ。……勿論、今はわたしだけを見ていて欲しいけれど」
ジーク
02:16:44
「他を見たりやしないさ。……ああ、そうだな……大きい人物か。差し当たり、コークルを貰って王にでもなってみようか」 ちょっと昼食でも、なんて気軽いノリで
#コークル
02:18:25
「それは名案かも知れないわね。……2人なら、きっとこの国を導いていけると思うわ」
ジーク
02:19:48
「悪くない。じゃ、先ずは君を貰おうかな」 胸に抱いていたコークルをそっと抱き起して口付けを交わす
#コークル
02:21:31
「……ええ、捧げてあげるわ。あなたのためなら、何度だって」 静かに、その口付け
02:21:35
に応じて。
02:24:17
「……約束よ。ずっと、わたしを捕まえていて。……だから、今日はこのまま……」 今度はこちらから、もう一度口付けを返して、鼓動を高鳴らせながら、ジークに身体を預けた。
GM
02:27:13
 
02:27:14
 
ジーク
02:27:17
じゃあな。困ったらいつでも呼んでくれよ、GM
発言統計
ジーク46回46.0%2082文字51.4%
その他(NPC)46回46.0%1765文字43.6%
GM8回8.0%204文字5.0%
合計100回4051文字