文字:

20140521_0

2014/05/21
イクスラーゼ
21:28:50
クリス、やっほー! ご飯にする? お風呂にする? それとも、バ・ト・ル?
コークル
21:29:01
こんにちは、ジーク。ふふっ、今日はどんなお話をしようかしら。
ジーク
21:29:08
俺です。
21:29:43
準備はよろしいでしょうか
クリストファー
21:29:59
umu
21:30:02
いいぞ
ジーク
21:30:07
おっけぃ。
21:30:10
 
21:30:11
 
21:30:12
 
21:31:31
シャルレドの森から帰還し、それぞれ解散し一息を入れた――その夜。
21:33:09
すっかり客も居なくなり物静かになった宿に、未だに居座る影があった。
21:33:31
そして、その影に近寄るように歩んでいく、もう一つの影もまた――
21:33:31
 
21:34:54
「よ。まだ居たのか?」 自前の酒瓶とグラスを片手に寄ってくる男が一人。
クリストファー
21:36:35
「その台詞、そのままそっくり返すぞ」 テーブルの上に置いた本の頁を捲り。
ジーク
21:37:19
「俺は今日ここに泊まるつもりだったから別におかしくはないだろ」 言いながら、遠慮なく同じテーブルについて晩酌を始める
クリストファー
21:39:01
「俺だってそう……あん? お前が此処に?」
ジーク
21:40:11
「ああ。ルーを預けてるし、帰ったからってほいっと連れ帰って家に行くわけにもいかねえだろ」 珍しく酒を煽るように一杯飲み、次ぎなおす
クリストファー
21:41:21
「ああ……」 それもそうか、と納得しつつ。勢い良く酒を煽るジークを見て 「飲み過ぎるなよ」
ジーク
21:42:19
「医者の不養生ってなぁたまにあるが、今夜ぐらいいいだろ」 二杯目からは速度を落とすが、ややピッチ早めに飲んでいる
21:43:44
「ところで……居合わせたんだから、聞きたいことを聞いてもいいか? ああ、話したくないなら黙ってくれていい」 くどい前置きを置いて、クリスに視線を向ける
クリストファー
21:45:06
「……まあいいか」 再び本に視線落としつつ、質問を受け。 「……何だ。とりあえず言ってみろよ」
ジーク
21:46:44
「あの黒の教団の拠点で拾ったお守り。……先輩の知り合いって言ってたが、聞いていいか?」
クリストファー
21:47:45
「……。具体的に、何が聞きたい」
ジーク
21:48:58
「いや。具体的にって言われると困るんだが……あんな場所で見つかって、フローラとも知り合いって聞いたら気になるだろ?」
クリストファー
21:51:23
「……ジョッシュ……ジョシュア・フェアフィールドってのは、俺が昔つるんでた奴だ」
ジーク
21:52:16
「俺らが宿に入ってくる前に組んでた仲間ってことだよな」
クリストファー
21:54:19
「もう何年も……《血の禊》よりも前だ」
ジーク
21:56:03
「そんなに、か。……てことは、ジョシュア……ジョシュア先輩は、クリス先輩と別れた後、《黒の教団》を追い始めたのか?」 あそこでお守りを見つけたときにクリスが驚いてたことをもとにあたりを付ける
クリストファー
21:58:49
「俺と別れた後、あいつがどうなったのか、詳しくは知らない。《魔物病》について追ってたらしいが……」
21:59:44
「……いつだったか、人を助けるために魔物と対峙して死んだ……だったか。そんな噂を聞いて、それっきりだ」
ジーク
22:00:29
「人を助けるために……か。そんな風に噂が流れるってことは、いい人だったんだろうな」
クリストファー
22:01:23
「……ああ。馬鹿みたいにお人好しだったよ」
22:02:07
「お人好し過ぎて……ついて行ける奴がいなかった」
ジーク
22:02:59
「お人好し、過ぎるか……先輩もそのクチか?」 グラスに注いだ酒を傾けて弄ぶ。視線は、クリスに向けずにグラスへ固定している
クリストファー
22:04:56
「……まあ、な」 いつの間にか、本の頁を捲る手は止まっている。
ジーク
22:05:21
[]
22:06:50
「……そいつは……」 表現する言葉に悩み、
22:08:42
「壊れた人だったんだな。誰彼かまわず、きっと助けて回ってたんだろ?」
クリストファー
22:10:21
「……。壊れた、か」
ジーク
22:11:25
「誰もついていけない、ってことはさ。真似できないことだ。真似しねぇってことは……命を顧みてないって事だろ」
クリストファー
22:12:00
「……的確な表現かもな。お前の言うとおりだよ。あいつは、そういう奴だった」
ジーク
22:13:36
「……だから、きっとあそこにも辿り着いたんだろうな」 酒を口にする。何となく、呑まなければやっていられない気分だった
クリストファー
22:14:52
ぎし、と椅子の背もたれに体重預け、どこか遠くを見るような視線で 「……はじめ、俺とあいつは似たもの同士だと思ってた」
ジーク
22:15:55
「馬鹿言え。俺は、そんなふうに自分の命を安売りする気はないぜ」 暗に、やらないとは言わない。が、そこまで極めてなどいない
22:17:19
「ただ――そうだな。似た者っていう表現には納得する」
クリストファー
22:18:52
「俺も昔は青臭い理想家だったもんだから、あいつと意気投合して……けど、俺は思った以上にちっぽけな人間で、あいつは思った以上に……壊れた奴だった」
ジーク
22:19:39
「意気投合って……先輩は人助けに生きがいを見て冒険者になったのか?」
クリストファー
22:22:19
「……そうだよ。はじめはな」
ジーク
22:22:58
[]
22:23:50
「意外……って言うと傷つくか?」 苦笑しながらクリスへ言葉を投げる
クリストファー
22:24:40
「まさか」 自嘲気味に嗤う。
ジーク
22:25:57
「……なんていうか、あんまり色々喋りたがらない理由は分かった気がするよ」
クリストファー
22:30:32
「……。ま、俺とジョッシュの関係は、そんなところだ」
ジーク
22:31:28
「そうか。……にしても、俺はそんな崇高なヤツといっしょくたにされかけてたのか?」
クリストファー
22:33:39
「馬鹿言え。お前とあいつじゃ似ても似つかねえよ」
ジーク
22:35:33
「それにしても……そいつ、本当に死んだのか?」
クリストファー
22:36:51
「……あいつが生きてるんだったら、噂の一つや二つくらいは聞こえるさ」
ジーク
22:37:16
「そんなもんかね……」
22:38:44
「……ま、いいか。何だか色々聞いちまったな」 
クリストファー
22:39:13
「……それに、教団員が言ってたろ、《導師》とやらの手で始末された――ってな」
ジーク
22:40:07
「……そういやそうだったな」
22:41:35
「一方的に聞いちまったが、代わりに応えられることはあるか?」 まだ聞きたいこともあったんだが、きくばかりでは不公平だ
クリストファー
22:42:00
「……代わり、ね」
22:43:09
「つっても、お前に聞くことなんてな……」
ジーク
22:43:40
「特に無いか。そりゃまあそうだよな」 裏も表も無いわけだし
クリストファー
22:43:56
「……例の“魔女”のことくらいか」
ジーク
22:44:43
「……一番答えにくいところを聞くんだな」 苦い表情で答える
クリストファー
22:45:30
「嫌なら答えなくていいさ」
ジーク
22:46:20
「つってもなあ。俺が知るところは少ないぞ? どんな話が聞きたいんだ?」
クリストファー
22:48:55
「ずっと一緒に暮らしてたんだろ?」
ジーク
22:49:39
「そう……だな。ええと……大体2年前か、居なくなったのは。それまではずっと一緒だったよ」
クリストファー
22:52:48
「……前から気になってたが、名前はなんて言うんだ?」
ジーク
22:53:11
「……笑うなよ?」
クリストファー
22:53:30
「……その前置きで次の言葉が解った」
ジーク
22:53:50
「……そうだよ、知らねえ」
クリストファー
22:55:58
「十数年一緒に暮らしておいて、名前も知らないってのは……まあ、全くあり得ないとは言わないが」
ジーク
22:57:17
「いつも名前で呼ばずに済ませてた。”アイツ”は俺の名前を呼んでたんだけどな……なんて呼ぶんだっていうと、応えもせずに『好きに呼べ』だぞ?」
クリストファー
22:58:48
「……ふうん」
ジーク
22:59:46
「……だから、良く知らないんだ。必要以上に何も教えちゃくれねえし、何かにつけて誤魔化すし」
クリストファー
23:01:42
「知られちゃ困ることがあった……んだろうな」 でなければ、そんな風には言うまい。
ジーク
23:02:33
「……どうだか。結局、2年前に出かけたきりだ。今はどこの空のしたやら」
クリストファー
23:04:25
「“枯れ木の魔女”……魔女、な」
ジーク
23:05:58
「……今となっちゃ、会いたくなくても会わないといけねぇような気は……するけどな」
クリストファー
23:07:54
「街外れの屋敷に住む魔女の噂なら、俺も知っては居たが……その後、な」 思い起こしてもそれらしい噂は聞いた覚えはない。
ジーク
23:08:32
「全く噂が無いって言うのも、おかしな話だが……聞きたいことはその当たりだけか?」
クリストファー
23:09:03
「……2年前って言えば、《輪音事変》の辺りだが……」
ジーク
23:09:31
「……輪音? ああ、そういえばそんな事件もあったか」
クリストファー
23:09:35
「ン、ああ……そうだな。まあ、これ以上聞こうにもお前も知らなさそうだし」
ジーク
23:09:55
「悪かったな」 むすっとした顔で
クリストファー
23:10:13
「何で拗ねてるんだよ」
ジーク
23:10:58
「知るか。”アイツ”が絡むとどうしてもこうだ」 
クリストファー
23:11:57
「……そうか。なら、もうこの話は終わりだ」
23:12:17
再び本に視線を落として、頁を捲り始める。
ジーク
23:12:23
「ああ。……そろそろ、寝とくほうがいいな。前の疲労がまだ残ってるし」 
クリストファー
23:12:59
「……ああ、そうしとけ」
ジーク
23:13:34
「そうだな」 す、と立ち上がって、グラスと酒瓶を手に取る
23:13:46
「……そうだ、先輩。最後に一つ聞いていいか?」
クリストファー
23:14:05
「何だよ」
ジーク
23:15:13
「あの拠点で沢山居た《進化》とやらの被害者たち。……あいつら、助け出したのが正解でいいんだよな」
クリストファー
23:17:06
「それは……」 一瞬、言葉に詰まり。 「……今後の、治療が上手く行くかどうか次第、だろ」
ジーク
23:18:00
「……そうか。なら、俺は治療が上手く行くように手を尽くせば、いいんだな」 判断したことの是非を置き、すべきことを定めてブレを消す
23:18:37
「付き合い、あんがとよ」 小さく手を上げ、上階へあがっていく
クリストファー
23:18:44
「……ああ」
ジーク
23:20:09
23:20:10
23:20:23
 
23:20:48
 
23:20:48
 
23:20:54
お、お疲れ様でした
クリストファー
23:21:41
お疲れ様ー
23:21:47
撤収しよう
イクスラーゼ
23:21:49
もう帰るとかつまんない! クリス、次は絶対バトルだよバトル!
ジーク
23:21:50
とりあえず退散ー!
ミック
23:21:52
あ、ジークくん……あの、い、いや、なんでもないよ。
発言統計
ジーク65回58.0%1967文字61.9%
クリストファー47回42.0%1211文字38.1%
合計112回3178文字