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20140502_0
- 2014/05/02◥
- ジーク◥
- 23:56:41
- よっ、GM。来たなら声かけてくれよ、つれないな。
- マシュー◥
- 23:57:21
- おっ、これは美女――じゃなくてクリスか。ま、ちょっと付き合っていけよ。
- GM◥
- 23:57:44
- うむ。
- 2014/05/03◥
- GM◥
- 00:03:48
- よろしくお願いします。
- クリストファー◥
- 00:04:21
- よろしくお願いします。
- GM◥
- 00:05:16
-
- 00:05:17
-
- 00:06:05
- 《生誕祭》の時に偶々立ち寄ったパティスリーの菓子は、《朱鷺の園》の子供たちにかなり好評だった。
- 00:06:48
- 孤児院を訪問する前に、ふとそれを思い出した君はあの時と同じパティスリーに足を運んだ。
- 00:07:46
- 陽射しも厳しい夏の日中だからか、店内は涼を取るために多くの人々で賑わっている。
- 00:08:30
- そして、陳列されたケーキの前で以前と変わらず真剣な表情でそれらを眺めるオルハの姿を、君は見つけてしまった。
- クリストファー◥
- 00:09:52
- 「繁盛してるな……ま、人気の店だし当たりま――」 その姿を見つけて。
- #オルハ◥
- 00:11:15
- 「…………」 冒険着ではなく、薄手の生地の私服に身を包んでいる様子を見るに、どうやら完全にオフのようだ。
- クリストファー◥
- 00:11:43
- 「……」 やけに偶然会う……いや、これはオルハがここの常連と考えるのが妥当か。 「よう」
- 00:11:59
- とりあえず、軽い調子で声をかけてみる。
- #オルハ◥
- 00:12:31
- 「……あら」 声を掛けられると、ケーキから視線を外してそちらを向いた。 「奇遇……でもないか。此処で会うのは2度目よね」
- クリストファー◥
- 00:14:29
- 「ああ。まあ、俺は此処に来るのはあれ以来だけどな」
- #オルハ◥
- 00:15:42
- 「孤児院の子たちにでもせがまれたの?」 この男が自分の甘味を買うためにやってきた、というのも少々考えにくい。
- クリストファー◥
- 00:16:43
- 「せがまれた、って程じゃないが、前に持っていった時に好評だったからな」
- 00:17:59
- 「まあ、お察しの通り《朱鷺の園》への土産に、だよ」
- #オルハ◥
- 00:18:23
- 「結構美味しいものね、ここのは。子供たちに好評なのも頷けるわ。……1番とはいえないけれど」
- クリストファー◥
- 00:19:16
- 「何だ、他にいいとこが……って、ここの店内でする話じゃないか」
- #オルハ◥
- 00:20:01
- 「ええ。行ったこともないお店の事は、あまり長くは語れないしね」 なんて、訳の分からない事を言う。
- クリストファー◥
- 00:20:56
- 「……? 言ったこともない……のに、序列が解るのか?」
- #オルハ◥
- 00:21:57
- 「行ったことは無かったけど、食べたことはあるの。……まあ、今はもう食べられないから、言っても仕方ないわね」
- 00:22:29
- 「私はここで食べていこうと思うけど、貴方はどうする?」
- クリストファー◥
- 00:23:19
- 「へえ」 誰かに買ってきて貰った、ということか。
- 00:25:09
- 「ん、ああ、俺は……」 食ってはいかない……と言おうとして、ふと前にマシューと話したことを思い出し。 「……いや、そうだな。どうせだし食っていくか」
- #オルハ◥
- 00:25:38
- 「そう。じゃあ好きなのを選んでいいわよ。偶には奢るわ」
- クリストファー◥
- 00:26:08
- 「何だ、珍しいな。いいのか?」
- #オルハ◥
- 00:26:26
- そう言うと、レアチーズケーキに苺たっぷりのショートケーキ、それにレモンパイを一つずつトレイに載せた。
- 00:27:09
- 「構わないわ。けど、マシュー君には内緒にしておいて。煩いから」
- クリストファー◥
- 00:28:37
- 「言われなくてもわざわざ吹聴したりしねえよ。……ま、それじゃ遠慮なく」
- 00:29:13
- 遠慮無く、と言いつつ、別にオルハほどがっつり持っていくわけではないが。
- #オルハ◥
- 00:30:57
- 「遠慮することないのに」 クリスがトレイに載せ終えたら、それを持って会計に向かおう。 「先に適当な席を確保しておいてくれる? 飲み物はコーヒーでいいでしょ?」
- クリストファー◥
- 00:32:38
- 「いや遠慮してるわけじゃないんだがな……」 甘味ばかりそうがつがつ食える方が個人的には首を傾げるのだが。 「へーい。それでいいよ」
- GM◥
- 00:32:51
-
- #オルハ◥
- 00:33:47
- 「お待たせ」 ソーサーとカップをクリスの前に置いて、自分の前にも置く。
- クリストファー◥
- 00:34:25
- 「おう、サンキュ」
- #オルハ◥
- 00:35:25
- 「……で? 何か私に話でもあった?」 視線はクリスではなくケーキに向いているが、何処か問い詰めるような口調で言う。
- クリストファー◥
- 00:37:45
- 「……」 見透かされている。 「いやまあ、話って程の話じゃないんだが……」 適当に何気ない世間話から振って行こうと思っていたのがいきなり潰されてしまった。
- #オルハ◥
- 00:38:57
- 「その様子だと、そこまで深刻な話ではないのかしらね」 最初に目を付けたのはレアチーズケーキのようだ。皿を寄せて、フォークを手にとった。
- クリストファー◥
- 00:41:29
- 「……まあそう、だな」 個人的にはある意味深刻だった気がするが、まあいい。
- 00:41:46
- 「いや、何ていうか、ちょっとした疑問なんだが」
- #オルハ◥
- 00:42:00
- 「何?」
- クリストファー◥
- 00:42:29
- 「……別に文句が言いたいわけじゃない、ってのを前置きしておくぞ」
- #オルハ◥
- 00:43:40
- 「そんな保険を掛けたくなるような話なのね」 チーズケーキをフォークに乗せて口へと運んで。
- クリストファー◥
- 00:44:46
- 「……」 そういう返しをされると余計言いにくいわけだが。 「……ぶっちゃけて言うが、お前、たまに俺に対してかなりキツイよな」
- #オルハ◥
- 00:45:15
- 「……それは前にも謝ったじゃない」
- クリストファー◥
- 00:45:55
- 「……だから、別に文句を言いたいわけじゃないって言ったろ?」
- 00:46:26
- 「“疑問”なんだよ。さっき言った通り」
- #オルハ◥
- 00:47:38
- 「どうして貴方にだけそんなにキツく当たることがあるのか、か」 フォークを手放して、背もたれに体重を預けた。
- クリストファー◥
- 00:48:08
- 「……それだけじゃない」
- 00:54:40
- 「俺に加えて、ジークとキルシー……ルーを加えてもいいか。その辺りに対して……何ていうかな」
- 00:55:36
- 「妙に、“拘ってる”ように見える」
- #オルハ◥
- 00:57:00
- 「……具体的にどんな辺りが、拘っているように見えるのかしら」
- クリストファー◥
- 00:58:18
- 「どうって……そりゃ最近で言えば大会絡みとかな」
- #オルハ◥
- 00:59:53
- 「別に、拘っているつもりは私には無いんだけどね」
- クリストファー◥
- 01:01:31
- 「……そうか?」
- #オルハ◥
- 01:02:16
- 「でも、そう見えると言うのならそうなのかも知れないわね」 片手で頬杖をついた。
- 01:03:02
- 「ジーク君は、私が直接誘った後輩だから。ルーは、彼女の力に少なからず興味があるから。クリス君やキルシー君には……私のようになって欲しくはないから」
- 01:03:13
- 「強いて理由を挙げるとするのならば、そんな所かもね」
- クリストファー◥
- 01:03:58
- 「……お前のように、って。どういうことだよ」
- #オルハ◥
- 01:06:02
- 「友人が居たの」
- クリストファー◥
- 01:06:38
- 「……」 唐突だな、と思いつつ、続きを待つ。
- #オルハ◥
- 01:06:58
- 「性悪の私には勿体無いくらい心の優しい子で、家族以外で初めて心を開いてもいいと思えた相手がね」
- 01:08:05
- 「けど、その子は死んでしまったわ。私と出会ってしまったせいで、ね」
- 01:09:00
- 「私にはその子を救える力が無かったし、その勇気や覚悟が無かった」
- 01:11:25
- 「逃げたのよ、私は。もっと力があれば、勇気があれば、私の代わりにその子を生かすことだって出来たかもしれないのに」
- クリストファー◥
- 01:11:54
- 「お前は……」
- #オルハ◥
- 01:12:39
- 「そんな無力感や悔しさを、貴方たちには味わって欲しくはないの。……貴方は、たとえ逃げたことがあったとしても、まだ引き返せる場所に居る」
- クリストファー◥
- 01:13:58
- ……それを、俺たちに重ねて、か。 「……耳が痛い話、だな」
- #オルハ◥
- 01:15:06
- 「キルシー君には、ちょっと違う思いもあるけれど、多分そんな所だと思うわ」 自分でもはっきり分かってはいないのだろう。苦笑してそう言った。
- クリストファー◥
- 01:16:06
- 「ふうん?」 違う思い、ね。
- #オルハ◥
- 01:17:43
- 「……ま、貴方たち全員に対して、仲間としての連帯感があるのもまた事実よ。仲間として頼もしくなって欲しいし、私も出来ることをしてあげたい」 キルシーのことにはそれ以上触れないように言葉を続ける。
- 01:18:20
- 「不思議よね。仕事の回数だけなら、もっと一緒している人だって居ないではないのに」
- クリストファー◥
- 01:18:48
- 「……」 キルシーの部分はこれ以上は触れないほうがいいか。 「……成る程、な」
- 01:19:40
- 「……ま、割りと合点はいったよ」
- #オルハ◥
- 01:20:17
- 「満足してもらえたのなら良かったわ」
- クリストファー◥
- 01:21:36
- 「別に満足云々って話じゃあないんだが……」
- #オルハ◥
- 01:23:17
- 「私が質問に答えたのなら、貴方もひとつくらいは答えるべきよね」
- クリストファー◥
- 01:23:31
- 「……何だよ?」
- #オルハ◥
- 01:24:17
- 「貴方が程々に手を抜いていた理由、そろそろちゃんとした答えが聞きたいなと思うの」
- クリストファー◥
- 01:25:14
- 「…………」 そうなるか。 「そんなに手、抜いてたように見えるか」
- #オルハ◥
- 01:26:21
- 「手を抜いていたというより、実力に見合った仕事を避けていたとか、一歩引いていたといった方が適切かもね」
- クリストファー◥
- 01:29:07
- 「……」 なんともバツの悪そうな顔をして。 「正直、俺自身にもなんて言ったらいいんだかな……一言で言うなら、怖気づいてた、か」
- #オルハ◥
- 01:29:58
- 「一体何に、かしら」
- クリストファー◥
- 01:32:28
- 「……ジョシュア・フェアフィールドって、お前は知ってるんだったか?」
- #オルハ◥
- 01:33:21
- 「……知らないことはない、というくらいね」
- クリストファー◥
- 01:35:50
- 「……人が良くて、理想の高い奴でさ……俺はそいつと意気投合して、組んでたんだよ。昔の話だけどな」
- #オルハ◥
- 01:36:32
- 「…………」 コーヒーを啜りながら、視線で続きを促す。
- クリストファー◥
- 01:37:44
- 「俺ははじめ、自分とそいつが同じタイプの人間だと思ってた」
- 01:39:12
- 「けど、違った……俺は、あいつほどの優しさも、勇気も、理想も……どれも持ち合わせちゃいなかったんだ」
- 01:40:50
- 「そのうち、あいつの隣に立つのが重圧を感じるようになって……それで、組むのをやめた」
- #オルハ◥
- 01:42:11
- 「……自分の底を知ってしまった、と」
- クリストファー◥
- 01:43:45
- 「……そうだ。それで、その後暫くして、あいつが…………死んだと、聞いて、俺は……」
- 01:45:35
- 「あいつ程の無茶をしてれば、そうなって当たり前なんだと……そう思った。……いや、そう思いたかった、のかもな」
- #オルハ◥
- 01:48:16
- 「……そう」 カップをソーサーに置いて、重苦しく息をついた。
- クリストファー◥
- 01:48:48
- 「自分が、自分の思った程の人間じゃないってのが解っちまって……それを肯定するために、そんな風に言い訳を作ったんだな」 自嘲気味に笑い。
- #オルハ◥
- 01:51:13
- 「……悪意は無かったとはいえ、今まで貴方を傷つけてしまっていたかもしれないわね」
- クリストファー◥
- 01:51:19
- 「ただ結局、未練はあって冒険者は続けちまって……けど、自分の底は見えてるから、踏み出しきれない……そんなとこ、か」
- 01:52:02
- 「……お前なりの気遣いだったんだろ。もういいさ」
- #オルハ◥
- 01:53:33
- 「でも、貴方の実力はそんなものじゃないと思っているのも、また本当よ」
- 01:55:15
- 「もし私が居なくなったら、後輩たちのこと、頼むわね」
- クリストファー◥
- 01:55:29
- 「……結果が出ちまってるからな。流石に、いい加減否定するのも辛くなってきたよ」
- 01:55:39
- 「何だよ、急に縁起でもない」
- #オルハ◥
- 01:57:28
- 「最近よく夢に見るのよ。自分が死ぬ夢を。何度も、違った形で」
- 01:57:46
- 「まるでそう遠くない未来に私は死ぬんだと言われているようでね」
- クリストファー◥
- 01:59:09
- 「……夢は夢だ。そんなものは目が覚めたら忘れろ」
- #オルハ◥
- 02:00:42
- 「勿論、死ぬつもりはないわ。まだ私にはやるべき事がある。……その先に死という結末を迎えるのなら、それは拒みはしないけれど」
- クリストファー◥
- 02:01:50
- 「……やめろよ、そういうのは」
- #オルハ◥
- 02:02:25
- 「ふふ、ごめんなさい。そんな夢を見続けて、ナーバスになってしまっているのかもね」
- クリストファー◥
- 02:04:19
- 「……さっき、あんな話はしたけどな」
- #オルハ◥
- 02:04:33
- 「?」
- クリストファー◥
- 02:05:37
- 「逃げるのだって、やっぱり別に悪いことじゃないだろ」
- #オルハ◥
- 02:06:39
- 「……それは、慰めてくれているのかしら」
- クリストファー◥
- 02:07:32
- 「……。そう思うってだけの話だ」
- #オルハ◥
- 02:08:09
- 「……ふふ、ありがとう」
- 02:08:13
- 「でも、ね」
- 02:08:50
- 「逃げ続けるのは、やっぱり悪いことだと思うわ」
- クリストファー◥
- 02:09:42
- 「……」
- #オルハ◥
- 02:11:24
- 「……私が言える立場じゃないけど、ね」 ふ、と嗤って、コーヒーを飲み干した。 「甘いものという空気でも無くなっちゃったわね。残りは、包んでもらうとしましょう」
- クリストファー◥
- 02:12:07
- 「……悪いな、甘味が不味くなる話にして」
- #オルハ◥
- 02:12:34
- 「そんな話を続けたのは私よ。気にしないで」
- クリストファー◥
- 02:15:30
- はあ、と溜息吐いて。 「……ま、詫びってわけじゃないが、近い内に奢り返すよ」
- #オルハ◥
- 02:16:45
- 「待ってるわ」 言うと、店員を呼んで残ったものをラッピングしてもらうように頼んで。 「それじゃあ、私は先に失礼するわね」
- クリストファー◥
- 02:17:04
- 「ああ」
- #オルハ◥
- 02:17:35
- 「また明星亭で」 立ち上がり、ひらりと手を振って立ち去っていった。
- クリストファー◥
- 02:18:00
- 去って行くオルハに軽く手を振り返しつつ。
- 02:18:39
- 「……俺もさっさと出るか」 流石に、この手の店に男一人でいつまでも居るのは厳しいしな、とあまり減っていない目の前にケーキを見つつ。
- GM◥
- 02:21:23
-
- 02:21:24
-
- 02:21:28
- そんな感じでお疲れ様でした。
- クリストファー◥
- 02:21:34
- お疲れ様でした。
- GM◥
- 02:21:42
- こっちは撤退だー><
- クリストファー◥
- 02:21:44
- お疲れさん、GM。また今度、メシ食いに行こうぜ。
- クリストファー◥
- 02:21:49
- だー
- エリック◥
- 02:21:50
- ふん、クリストファー、君にしては上出来だ。次もせいぜい頑張りたまえよ。
- ◥
-
発言統計 |
その他(NPC) | 57回 | 42.5% | 2207文字 | 50.6% |
クリストファー | 64回 | 47.8% | 1927文字 | 44.2% |
GM | 13回 | 9.7% | 224文字 | 5.1% |
合計 | 134回 | 4358文字 |