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20140301_1

2014/03/01
クリストファー
21:03:43
よう、GM。メシがまだなら、これから一緒に食いに行かないか? 美味い店があるんだ。
エリック
21:04:18
君は……ジークか。悪いが、このルームは3人用なんだ。
ジーク
21:04:31
ちょうどじゃね?
GM
21:04:42
まあ中身は二人だけどな。
ジーク
21:04:58
よろしくおねがいします
GM
21:05:04
よろしくお願いします。
21:06:50
 
21:06:51
 
21:07:32
君が復旧活動に従事し始めてから2週間、ディルクールの街も大分落ち着きを取り戻していた。
21:08:31
隣国ルキスラの迅速な支援もあり、建物の最低限の修繕や、家屋を失った人々への援助は早くも完了しそうな程だ。
21:09:44
人々の目は、すでにあと一ヶ月程で開催される《双子姫生誕祭》に向けられ始めており、ジークにもたらされる依頼もそれに関連したものが増えて来ていた。
21:10:21
そんなある日、君は朝の〈明けの明星亭〉で、大きな荷物をテーブルに置いて一息ついているフローラの姿を見つけた。
ジーク
21:12:09
「あれ……フローラ? でけェ荷物こさえて何やってんだ?」 よお、と軽く声をかけて歩み寄る
#フロレンツィア
21:12:41
「あ、ジーク。おはよ」
21:13:02
「ディルクールも落ち着いて来たみたいだし、一度アクアケイドに帰ろうと思ってね」
ジーク
21:13:26
「おう、おはよ」 答えて、テーブルに浅く寄り掛かるようにして
21:14:22
「アクアケイドに?」 何しに? と思ってしまうのは、なじんでしまったからなのだろうと苦笑いをしつつ聞いてしまった
#フロレンツィア
21:15:13
「そ。そろそろパパの様子を見に行っておいてあげないと、家とかめちゃくちゃになってそうだし」
ジーク
21:15:55
「パパ……あの自活が怪しそうなエドガールさんか」 一応、呼び捨ては気が引けるので今のところさんづけだ
21:16:56
「……なあフローラ、話しぶりからしてまたこっちに戻ってくるんだろうけど、どのぐらいアクアケイドに滞在するんだ?」
#フロレンツィア
21:17:11
「まあ、パパのことだから割と普通に生きてるんでしょうけど、顔も見ておきたいしね」
21:18:10
「ええと、大体往復で1週間くらいでしょ。《生誕祭》の2週間くらい前には帰って来ておきたいし……長くて1週間くらいかしら」
ジーク
21:18:32
「一週間、一週間か」 何か考える仕草。
#フロレンツィア
21:18:33
「帰って? 戻って? ううん……なんかすっかりこっちに馴染んじゃってて帰って来る、でも違和感ないわね」
ジーク
21:20:00
「――そうだな。良し、色々とタメにはなる筈だ」
#フロレンツィア
21:20:35
「どうしたのよ、1人で納得顔して」
ジーク
21:20:51
「フローラ。お前の帰郷、ちっと同行していいか?」 唐突に、そんな事を頼み出す
#フロレンツィア
21:21:22
「別にいいけど、手伝いとか、ルーとか大丈夫なの?」
ジーク
21:21:48
「案外あっさりだな……」 そっちに意外感を覚えつつも答える
21:22:13
「最近はルーのほうが俺よりしっかりしてて、家じゃ立場が無いのが実態だし、手伝いも一区切りついてるからさ」
#フロレンツィア
21:22:32
「ジークは仲間で友達なんだし、断る理由もないでしょ?」
21:23:15
「あー、確かに。最近のルー、若干お姉さんチックな空気出してる時あるのよね……」
ジーク
21:23:35
「……」 フローラは、実はチョロいのでは? という不安と確信が脳裏をよぎる
#フロレンツィア
21:24:11
「何よ、その親が子を見るような表情は」
ジーク
21:24:28
「まあ、信用してくれるのはいいことだな」 一つ頷いて
21:25:20
「いや、行き来の護衛役ぐらいは必要だな、と思っただけさ」
#フロレンツィア
21:25:54
「そうね。途中までは乗合馬車でいいけど、そこからは1人のつもりだったし」
21:26:03
「ジークが来てくれるなら話し相手にも困らないし、ちょうどいいかな」
ジーク
21:26:39
「頼りにしてくれ。ま、馬車のことやらはよくわからないから、調べてるフローラに任せることになりそうだけどな」
21:28:03
「さて」 ルーにメールを送ろう
『ちょっとフローラと一緒にアクアケイドに行って武者修行をしてくる。
 大体2週間ぐらいだ。よろしく頼む』
#フロレンツィア
21:28:13
「オッケー。じゃ、荷物をまとめたら連絡頂戴。お昼には出たいんだけど、それまでに準備出来る?」
ジーク
21:28:38
「……」 文面がおかしいな。フローラも修行するような文面に見える……。まあいいかと濁して通信機をたたんだ
21:29:07
「俺の手荷物なんて30分でまとまるさ。ちょっと待っててくれ」 
#ルーベルリア
21:29:20
すぐにこんなメールが帰って来る。
『ジークも男の子だものね。気をつけて。それと、エドガールや他の人たちにも迷惑を掛けないようにね』
ジーク
21:29:43
宿にある程度取り置きさせてもらっている、冒険道具を受け取って装備を整え始める
#フロレンツィア
21:29:46
「それは早過ぎると思うけど……」
ジーク
21:30:36
「……おかしいな。ルーのほうが姉みたいだ」 憮然としつつ、通信機で簡単に返信を済ませた
21:31:32
「待たせた」 それから30分後、きっちり荷物を整えてやってくる
#フロレンツィア
21:31:55
「ホントに30分で来るなんて驚きだわ……」
21:32:47
「ま、いいわ。それじゃ行きましょうか」
ジーク
21:32:47
「ま、洒落っ気のない男の荷造りなんてあっという間さ」 装備はいつも万全にするようになったし、と付け加えて
21:33:11
「ああ。そんじゃ、出発だ」
#フロレンツィア
21:33:11
「あたしは最低限の荷物をまとめるのにも結構時間掛かるんだけどなぁ……」
GM
21:33:40
なんて言いつつ、二人で乗合馬車の乗り場へと向かう。
21:34:16
幸い、ディルクールへやってくる人は多くても、田舎の方へ向かう者は多くない。
21:34:39
問題なく馬車に乗り、君たちはそれに揺られながらアクアケイドを目指した。
21:35:54
途中、馬車の終点である村に降りてからは、あらかじめフロレンツィアがディルクールでレンタルしていた馬に乗り換える。
21:37:11
何分急だったために馬は1頭だけだったが、荷物が多くなかったこともあり、問題なくタンデム出来た。
21:38:25
エレディアの入り口に広がる森《フォレスト・マルシュ》でも、今回は《適応種》に襲われるようなトラブルも当然なく
21:38:37
予定通りに、君たちはアクアケイドへと辿り着いた。
21:39:51
到着した時には、陽は傾いていた。
ジーク
21:40:18
「はー……ここも久しいな」 先に馬を下りて、ゆっくり馬を引きながらアクアケイドへと入る
GM
21:40:41
斜陽が集落の家々を照らし、各所を流れる水は紅く染められている。
21:40:59
人々も、日中の活動を終えて家に戻るところのようだ。
#フロレンツィア
21:41:23
「ちょっと離れてただけのはずなのに、すごく懐かしい気分だわ」 馬を降りて、大きく伸びをする。
ジーク
21:42:33
「故郷っていうと、やっぱそんな感じなのかね」
GM
21:42:49
入り口にたつ門番たちは、君たちの姿を見ると快く挨拶しながら出迎えてくれる。
ジーク
21:42:58
「とりあえず、陽も落ちるしお前の家に行こうぜ」
GM
21:43:08
フローラもそれに久しぶり、と明るく答え、足を踏み入れる。
#フロレンツィア
21:43:27
「そんな感じなんじゃないかしら。あたしは長く離れるのは初めてだから、なんともいえないけど」
21:43:31
「ええ、いきましょ」
ジーク
21:43:52
門番には笑って手を挙げて応える
GM
21:44:33
初めてフローラと出逢った時にも立ち入った民家、当然今回もフローラは遠慮なしにその家へと入っていく。
ジーク
21:45:34
馬を厩へ預けて、フローラの後を追って同じく家へ立ち入る
GM
21:45:48
「静かにね」と人差し指を立ててから、足音を潜めて家を歩いていき
21:46:20
広間の入り口から中を覗くと、フローラがジークを振り返って満足顔で頷く。
ジーク
21:46:42
「騒いだりはしないが……」 意図が分からず、おとなしく頷いて答える
#フロレンツィア
21:46:55
「せーので入るわよ」 小声で言って。
ジーク
21:47:23
「お、おう……?」
#フロレンツィア
21:47:46
「じゃあ、せー……」
#エドガール
21:48:04
「うるせェ。入って来るなら普通に入って来い」
ジーク
21:48:12
「――……の、を」
#フロレンツィア
21:48:39
「うぐ……バレてる……」
ジーク
21:48:57
「……そういうことか」 苦笑して、おとなしくすんなりとドアを開けた
#エドガール
21:49:44
「てめェまで一緒なのはちと予想外だがな。なんだ? 娘さんを僕にくださいとでもいいに来たか?」
ジーク
21:49:49
「お久しぶり、お邪魔するぜエドガールさん」 と、挨拶しながら中へ
#フロレンツィア
21:50:35
「もう、そんなんじゃないってば」
ジーク
21:50:41
「返しにくいジョークは止してくれ、そんな件で来たワケじゃねえから」
#エドガール
21:51:13
「年頃の娘が、いきなり男連れで帰って来たらまず疑うもんだろうが」
GM
21:51:23
ちなみに意外と部屋の中は片付いている。
ジーク
21:51:38
「俺も少しはそういう事を気にしたんだが……フローラが二つ返事でOKくれたし、まあいいかと思ってさ」
#フロレンツィア
21:51:42
「心配して帰ってきてあげたっていうのに、何なのよその反応はー」
ジーク
21:52:28
「まあ一人で護衛もなしに帰すのも気がひけたっていうのも理由の一つだが……今日のお目当てはアンタだ、エドガールさん」
#エドガール
21:52:29
「ま、少なくともコイツに関しちゃまだまだ先だろうなァ」 まったく本気で疑ってはいないようです。
21:53:23
「俺に何の用だよ。フェンディルからの報告なら、双子姫の嬢ちゃんたちからも受け取ってるぜ?」
ジーク
21:54:13
「そっちは、俺の担当じゃないんでね」 と苦笑しながら言い、
#フロレンツィア
21:55:04
「じゃあ、パパが目当てって、一体何するつもりで突いてきたの?」
21:55:08
付いて。
ジーク
21:55:27
「俺はアンタに稽古をつけて欲しいんだ。アンタの戦いぶりをちらりと見たが、正直、感服した」
21:56:11
「良けりゃ、その力をモノにしたい。――頼む」 と、頭を下げる
#エドガール
21:56:53
「そう簡単に頭を下げるもんじゃねェぞ、小僧」
21:57:22
「大体、お前らの周りにゃ優秀な先輩だって居るんだろ?」 確認するようにフローラに視線を。
ジーク
21:57:49
「目上に、横柄な態度で言うような内容でもねえだろう」 言われ、おとなしく頭を上げる
#フロレンツィア
21:57:51
「ま、そうね。剣術なら、ジークより上手い人が同じ店だけでもすでに二人」
#エドガール
21:58:47
「ならまずはその無礼な言葉遣いから改めるんだな」 小指で耳をかっぽじりつつ
ジーク
21:59:07
「優秀な先輩は居る。アンタも、ウチの先輩も俺からすりゃ目上で底が見えないが……このままじゃ、先輩を超えられないだろ?」
22:00:58
「アー……」 言葉遣いか。言葉遣いか…… 考えて、どもるどころか、想像が出来ずに言葉が止まる
#エドガール
22:01:28
「冗談だ。てめェにンな言葉遣いで喋られたら、笑い死んじまうぜ」
#フロレンツィア
22:01:44
「そもそもコークル殿下にあんな口利いてたパパが言えることじゃないしね……」
ジーク
22:02:04
「……エドガールさん、実は俺で遊んでるだろ?」 怒るというよりは、呆れた笑みで
#エドガール
22:02:18
「で、小僧が強くなりたいのは、“先輩を越えたい”から、なんて理由なのか?」 遊んでる、云々は聞き流して。
ジーク
22:02:48
「ン? いや、それは”目標の一つ”だな。主目的かといわれると、そうでもない」
#エドガール
22:03:23
「じゃ、何でてめェは力をつけたいと思う」
ジーク
22:04:18
「……なんて答えたらいいか」 自分の気持ちの整理も含め、少しばかり口を閉じ
22:06:41
「――”守りたいものがある”」 そうして出した答えは、簡潔なものだ
#フロレンツィア
22:07:13
「守りたいもの……」
#エドガール
22:08:09
「それが何なのかは、今訊いても大した答えは得られなさそうだな」
ジーク
22:08:31
「いや」 エドガールの問いに対する回答は簡単だ
22:09:07
「そいつは、誰かだったり、何かだったり、形のない約束だったり……丸ごと、全部だ。どれか一つなんて、ケチくさい話は無しだ」
#エドガール
22:09:50
「クク……欲の深い奴だ」
ジーク
22:10:21
「だから、”強く在りたい”。欲張りで、手に余るモノだからこそ――天井なんて突き抜けるほど、強く」
#エドガール
22:11:10
「――いいだろう。稽古をつけてやる」
22:11:53
「だが、今から言うことは弁えておけ」
ジーク
22:12:17
「……何だ?」
#エドガール
22:12:37
「俺は確かに、今のてめェよりは段違いに強い」
22:13:19
「だが、全てを守れるような力は無ェし、“天井”を知りながらも、それを越えられちゃいない」
22:14:14
「そこから先は、てめェ自身で考えな」 “そこから”が、言葉の続きなのか、それとも強さを求めて到達した先なのかは語らず。
22:14:59
「やるんなら、さっさとやるぞ」 腰を上げて、肩を回してゴキゴキと音を鳴らした。
#フロレンツィア
22:15:12
「まさか、今からやる気なの……?」
ジーク
22:15:24
「――当然。それを掴むのは、俺自身だ」
22:16:07
「上等だ! 馬車やら馬やらに揺られて体が無性に動かしたい、こっちから頼むところだぜ」 と、拳と手のひらを打ち合わせて
#フロレンツィア
22:16:31
「ジークまで乗り気だし……もう」
#エドガール
22:16:57
「じゃ、飯と掃除は頼んだぜ、フローラ」 そう言って、さっさと家の外へと歩いていく。
ジーク
22:17:35
「悪ィな、フローラ。今度街で奢るから」 あとよろしく、と意気揚々と飛び出す 
#フロレンツィア
22:18:06
「まぁ、元々料理と掃除はする気だったしいいけど。無茶だけはしないでよね……」
GM
22:18:57
そうして、アクアケイドでのジークの修行の日々が始まった。
22:19:24
エドガールの修行は、訓練というよりほぼ実戦のようなもので、ある種オルハよりも容赦のないものだった。
22:20:25
ジークは持ち前のタフさとガッツでそれに応じ、約一週間の間、アクアケイドでは二人の激しい戦いが繰り広げられ続けた。
22:21:31
その一週間でジークが得たモノがお披露目されるのは、まだもう少し先のことだ――
22:21:32
 
22:21:33
 
22:21:37
ということで、お疲れ様でした。
ジーク
22:21:43
おつかれさまでしたて
22:21:47
噛みました
GM
22:21:53
かみまみたね
22:21:57
じゃあ、こっちは撤退やで~
ジーク
22:21:59
垣間見た?
22:22:02
てったいー
ラフェンサ
22:22:08
えー……ジーク、もう行っちゃうの? また来てよね、絶対だよ?
クリストファー
22:22:11
お疲れさん、GM。また今度、メシ食いに行こうぜ。
発言統計
ジーク58回39.7%1894文字41.6%
その他(NPC)55回37.7%1653文字36.3%
GM33回22.6%1001文字22.0%
合計146回4548文字