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20131112_0

2013/11/12
クリストファー
22:40:27
よう、GM。メシがまだなら、これから一緒に食いに行かないか? 美味い店があるんだ。
GM
22:40:33
先輩出過ぎ。
ブランシェ
22:41:03
あらキルシー、今日もいいシゴト、揃えてるわよ。
キルシー
22:41:26
流石の先輩
GM
22:42:30
 
22:42:31
 
22:43:08
アクアケイド襲撃とルーベルリアの奪還の後、君たちは移送法陣を使ってすぐにディルクールへと戻ってきた。
22:43:33
度重なる戦いで疲弊した身体を癒やすため、その日はそれ以上の行動はせず、それぞれ寝床へと戻ってゆっくりと身体を休めた。
22:44:34
襲撃者たちの詳しい背景などを調べる必要もあり、今後フェンディル王国が今回の一件およびそれ以外の事件にどう対応していくかを決定するには、多少の時間が必要となりそうだった。
22:45:27
その影響で、図らずも君たちもしばらくの暇を得ることとなった。無論、細々とした仕事はないではないが、あまりそれらを受けるような気分にはならなかったことだろう。
22:46:22
襲撃と奪還の翌日、〈明けの明星亭〉では、多少慌ただしくはあったもののいつもとほぼ変わらぬ日常が流れていた。
#ブランシェ
22:47:13
「……うーん、この2つの食材の食べ合わせはグッドね。ファルシオーネ、よく気付いたわね……」
#ファルシオーネ
22:47:39
「はい、昨日の夢で天才的……いえ、悪魔的とも言える閃きが舞い降りてきまして」
#フロレンツィア
22:48:09
「いやあ……個人的にあたしはどうかと思うわよ、これ……」
#ブランシェ
22:49:15
「えええ……アタシはこの組み合わせは世紀の大発見レベルだと思うんだけど」
#フロレンツィア
22:49:39
「食べ合わせっていうかなんていうか、プリンにソイソース掛けただけじゃない……。何か見た目ぐろいし……」
#ファルシオーネ
22:50:27
「デザートにソイソースを掛けるという発想は確かになかなか考えつくものではありません。想像した段階での味があまり美味しくなさそうというのも頷けます」
22:51:00
「しかし料理は想像と創造です。このようなクリエイティブな発想こそが、次代の人気メニューを創り出していくのだと私は思っています」
#フロレンツィア
22:51:56
「発想力は大事だとは思うけど、でも……ねえ」
#ブランシェ
22:52:19
「女は度胸。色々言う前にまず食べてみるものよ、フローラ」
キルシー
22:52:28
「――……邪魔するぞ」からんころん いつものように黒いコートを羽織り、スッと店の扉を開けて入ってくる。
#ブランシェ
22:52:41
「あら、いらっしゃい」
#ファルシオーネ
22:52:48
「いらっしゃいませ、キルシーさん」
#フロレンツィア
22:53:05
「えー……絶対嫌。オルハの料理より食べたくない」
22:53:15
「あ、キルシー」 ひらひらと手を振った。
キルシー
22:53:16
「……」 じ、とそちらを見てから 「……ああ」 普段から目つきは良くないが、今日はいつもより目線は重い
#ブランシェ
22:53:41
「どうしたの? 疲れでも溜まってる?」
キルシー
22:54:26
「……いや」 首を横に振り 「何か状況が変わったか確認しに来たが」 店の様子を見て
22:54:50
「流石に一日やそこらでは何事もないようだな」
#ファルシオーネ
22:55:08
「昨日の今日では、まだ情報も入って来ていません。皆さんが見掛けたという男については、現在騎士団も動いているようですが」
キルシー
22:55:51
「……そうか。なら丁度いい」 状況が動いていないなら、都合がいいといったように
#ブランシェ
22:55:55
「……」 やや神妙な面持ちになり。 「……ま、焦ってもどうしようもないことだわ」 
22:56:03
「憶測で語るのは、よろしくないものね」
キルシー
22:57:00
「今回の件については事を慎重に運んだ上で、動く時は迅速に……といったところだな」
#フロレンツィア
22:58:12
「襲撃以外にも色々あるんだし……ああもう、一斉にいっぱい起きすぎなのよ」
キルシー
22:58:47
「……そうだな」 フローラをちらりと見てから
22:59:15
「それまでは精々、己のことに集中させてもらうとしよう」
#ブランシェ
22:59:29
「それがいいわ。アタシもアタシで、やることはあるしね」
#ファルシオーネ
22:59:58
「休める内に休んでおくのも、冒険者に必要なことです。そのことはお忘れなきよう」
キルシー
23:00:13
「ああ、分かっている」 相槌を打ちながらフローラの方へ歩み寄る
#フロレンツィア
23:00:54
「何? あたしに何か用なの?」
キルシー
23:01:15
「今日、此処に来た理由は二つある」 フローラの前で立ち止まり 「一つは先程言ったように状況の確認」
23:01:36
「もう一つは、お前を探していた」 フローラの問いに頷くように
#フロレンツィア
23:02:05
「あたしを……?」 皆目見当がつかないといった表情で見上げた。
キルシー
23:02:37
「……」 黙ったまま、首を縦に振る
23:03:19
「……が、此処で話すことではない。ついてきてもらうことになるが」 問題はあるか、といったように
#フロレンツィア
23:03:24
「……うーん、探される理由なんて何かあったかしら」
23:03:38
「それはいいけど……君、ちょっと顔が恐いわよ」
#ブランシェ
23:04:02
「ふむ……」
キルシー
23:04:53
「…………いいから、来るか来ないか、どっちだ」 言われた通り、その表情はいつもより重さがある
#フロレンツィア
23:05:18
「……い、行くわよ。行けばいいんでしょ」
#ブランシェ
23:05:43
「交友を深めるのはいいけど、あまり無理したり、させたりしちゃ駄目よ」
キルシー
23:06:17
「別に妙な場所へ連れて行くつもりではない。話をするだけだ」 ママンにはそれを断言し
23:06:55
「……決まったなら行くぞ。最近は日が暮れると冷える」 そう言ってさっさと店の外へと向かい出す
#ブランシェ
23:07:22
「そこは心配してはないわよ。……ま、遅くならない内に帰してあげなさいな」
#フロレンツィア
23:07:38
「あ、ちょっと! もう……勝手なんだから……」 言いつつ、立ち上がって出て行く。
#ファルシオーネ
23:08:01
「お気をつけていってらっしゃいませ」 二人の姿を見送って。 「……ふむ、デートという雰囲気ではありませんでしたね」
#ブランシェ
23:08:46
「あまり穏やかではなさそうなのは確かね。……アタシの危惧してるようなことにならないといいけど」
GM
23:08:49
 
23:08:50
 
#  
23:13:33

***集合墓地***

 
# 
23:16:35
キルシーとフロレンツィアは街を出てから10分ほど歩いていった。
23:17:38
昼間なのに風はどこかひんやりとしており、フロレンツィアは少々身を屈めつつ先へと歩いていくキルシーへとついていく。
23:19:53
訳も分からず彼の後ろをついていたが、次第にその場所が見えてくると、彼が先程まであのような雰囲気だった理由が彼女にもどことなくわかってくるだろう。
キルシー
23:20:40
「……此処だ」 振り向くこともなく、その入り口で一度足を止めた
#フロレンツィア
23:21:13
「此処って……お墓? ……ますます意味が分からないわ」 
# 
23:21:25
集合墓地。その名前のまま、不規則に墓石やら木やらが並んでいる。
キルシー
23:22:20
「……」 黙ったまま、再び歩き出して墓の間を通っていく
#フロレンツィア
23:23:13
「もう……理由も話さないままお墓に連れ込むとか、不躾にも程があるわよ」 頬をふくらませて不満を述べながらも、大人しくついていく。
キルシー
23:24:12
「…………」 やがて、一つの墓の前でぴたりと足を止める
# 
23:24:50
彼が足を止めたそこには、えらく丁寧に手入れされた墓石。周りと比べてもそれなりに綺麗で、花もちゃんと添えてあった。
#フロレンツィア
23:24:51
「連れて来たかった場所って、このお墓?」
# 
23:25:48
その墓には、『アメル・ケイフォード』という名前が刻まれていた。
キルシー
23:26:01
「そうだ」 ようやく、口を開く
#フロレンツィア
23:26:15
「ケイフォードって、キルシーの苗字……よね」
GM
23:26:56
――尚、その墓前にはキルシーの供えたものとは別に、真新しい花が供えられていたことを記しておく。
キルシー
23:26:57
「……ああ」 首を縦に振り
#フロレンツィア
23:27:28
「……お母さん? お姉さん? それとも、妹さん……?」
キルシー
23:28:39
「…………妹だ。薬剤師やら看護士やらを目指していたような奴だったが」 彼はずっと墓の方だけを見つめ
23:28:55
「……――5年前に、死んでしまった」
#フロレンツィア
23:30:21
「……妹さん、なのね。ええっと……」 どういう言葉を掛ければいいのか分からない様子で戸惑いを見せる。 「その、5年前っていうと……」
キルシー
23:32:27
「そう…………《血の楔事件》の犠牲者として」
23:33:24
「《黒の教団》の拠点のひとつで、死亡が確認された」 あえて、冷静を取繕うような言い方で
#フロレンツィア
23:33:56
「っ……」 その単語を聞かされると、途端に表情に悲壮さがただよい始める。
キルシー
23:35:38
「――」 その彼女の変化を横目で見るが、何も言わず 「明るく、優しい妹だった。家族の誇りだった」
23:36:18
「……だが、突如俺達から妹が奪われたことで、家族は崩壊した」
#フロレンツィア
23:37:06
「…………」 アメルの墓を眺めながら、キルシーの語りを沈痛な面持ちで聞き続ける。
キルシー
23:37:20
それから、頭を撫でるかのように墓へ手を置き、しゃがみこむ。
23:38:43
「…………俺達を追い込んだ奴を、俺は怨み続けた。誰かも分からない奴を……人間かも分からない奴を……」 自然と怒気が言葉に混じっていく
23:40:19
「魔動機院へ通い、握ったこともない銃の引き金を引き続けた。人差し指に血豆ができても、それを潰しながら、引き金が血だらけになっても引き続けた」
23:41:15
「……そんな痛みなど、俺には些細なことなんだ」
#フロレンツィア
23:41:25
「そこまでして……」 家族を失った辛さは理解できる。けれど、自分とは決定的に違う道に薄ら寒さすら覚える。
キルシー
23:43:15
「俺は誓ったんだ」 ゆっくりと立ち上がり 「妹を……アメルを殺した奴を絶対に見つけ出す。そして――」 振り向けば、まるで人とは思えないような眼でフローラを見つめた
23:43:49
「――……」 その言葉の続きは口にせず
#フロレンツィア
23:44:39
「……そっか。……それが、キルシーが冒険者になった理由なのね」
23:45:03
「……昨日、様子が妙だったのも納得がいったわ」
キルシー
23:45:09
「そういうことだ」 頷き
23:46:03
「……フローラ」 その視線は、殺気こそ秘めていないが鋭い
#フロレンツィア
23:48:02
「……あたしに、訊きたいのね。……事件のこと」
キルシー
23:48:35
「察しが良くて助かる」
#フロレンツィア
23:49:26
「でも……ごめん」 俯いて目を細める。 「……君の役には立てそうにないわ」
キルシー
23:50:27
「…………」 眉を潜め 「どういうことだ」 少し、責めるような口調で
23:51:11
「例えお前にその気が無かろうとも、俺が晴らしてやろう。犠牲者の無念を、奪われた哀しみを」
23:51:26
「小さなことでいい。何か知っていることがある筈だろう」
#フロレンツィア
23:51:50
「……思い、出せないの」 俯いたまま、ぽつりと呟く。
キルシー
23:53:03
「――……」 一瞬、言葉を失い 「……成程」 そういうことか、と内心舌打ち
#フロレンツィア
23:53:22
「……全部を全部、忘れてる訳じゃないの」
23:53:44
「……アクアケイドに、沢山の魔神が攻めてきて、あっという間に集落が炎に包まれたことは覚えてる」
23:53:55
「……ママと一緒に、そいつらに連れていかれたことも」
キルシー
23:54:50
「魔神に……連れて行かれたということか」
#フロレンツィア
23:55:04
「そこから先……よく分からない連中に、色々言われたのは覚えてる。何を言ってたのかは……思い出せないし、思い出しても意味が理解出来ないでしょうけど」
キルシー
23:56:51
「……そして気がつけば」
#フロレンツィア
23:56:52
「沢山の人が居たのも、どうにか思い出せる……。でも、それから何があったのかを思い出そうとすると、頭に靄が掛かったみたいに思い出せなくて……」
23:57:09
「思い出したら、あたしがあたしでなくなるような……そんな気がして、拒絶しちゃうのよ」
23:57:33
「……」 キルシーの言葉に頷いて。 「……次に気がついた時には、あたしは、パパの腕の中にいた」
キルシー
23:59:18
「……ふん」 思ったより大した情報じゃないな、と
#フロレンツィア
23:59:30
「……パパや騎士団に冒険者……あの人のおかげで、あたしはどうにか事件に巻き込まれながらも生還することは出来た」
キルシー
23:59:56
「……あの人?」
#フロレンツィア
23:59:58
「でも……ママとは二度と会えなくなっていたし、友達も、みんな居なくなってた」
2013/11/13
00:01:18
「……そ。昔、よくアクアケイドに来てた冒険者のような人」
キルシー
00:01:51
「…………」 以前にもそのような話があったような気がするが、よく思い出せない
00:02:06
「……そうか」 まあいい、と言ったようにそれについては捨て置いた
#フロレンツィア
00:03:24
「……あたしが思い出せるのは、そのくらいなの。だから、キルシーの役には立てない……ごめん」
キルシー
00:04:31
「……ちっ」 そうまで言われたら悪者扱いのようで気分が悪くなる 「謝るな。元から大きなヒントなど期待していない」
00:04:49
「そんなものをお前が知っていたなら、今頃お前はこんなところに居ないだろうから、な」
#フロレンツィア
00:06:00
「それについては、何とも言えないけど……うん、ありがと」
キルシー
00:06:57
「更に言うなら、言いたくもないことを吐かせたことは俺にも非がある」
00:07:17
「悪かったな」
00:07:49
その視線は鋭くもなく、殺気もない。ただ、真っ直ぐにフローラを見つめていた
#フロレンツィア
00:09:06
「え、あ、いや……それは、全然いいけど」 逆に謝られて驚き、両手を胸の前でぱたぱたさせながら首を横に振った。
00:09:12
「まあ、ちょっとびっくりはしたけど」
00:10:02
「ところで……キルシー、そんなにマメにお花を取り替えにきてるの?」
00:10:22
墓の前に供えられた花々を見やり。
キルシー
00:10:36
「……ン」 問われ、その花を見る
00:10:56
「妹の墓参りに来るのは普通だろう……と言いたいところだが」
#フロレンツィア
00:11:45
「それは分かるけど、量もちょっと多い気がするし……」
キルシー
00:11:51
「供えられている花は、どうやら俺だけが持ってきているわけではないらしい」 あえて遠回しな言い方で
#フロレンツィア
00:12:30
「まぁ、妹さんの友達とかだって沢山居たでしょうしね」 キルシー以外が持ってくるのも当然だろうと納得した。
キルシー
00:14:07
「……俺はそれが誰なのか知りもしなければ、見たこともないがな」 ふう、と肩を竦め
#フロレンツィア
00:15:08
「そ、それはちょっとホラーね……」
キルシー
00:16:48
「俺の知ったことではないがな」 なんでもいい、といったように 「……さて」
00:17:14
「無駄な時間を取らせたな」 情報が何も無かったから無駄だった、という皮肉はないでもない
#フロレンツィア
00:17:48
「ううん、事件のことは、あたしも無関係じゃないし……無駄な時間だったなんて思ってないわ」
00:18:36
「もし、キルシーが良ければだけど」 アメルの墓の前に屈み込んで。 「あたしも時々、お参りに来てもいい?」
キルシー
00:19:13
「そうか」 とだけ返して踵を返そうとして 「……何?」 墓の前に屈んでいた彼女を見る
00:20:04
「…………」 間が空くが 「……好きにしろ。アメルも嫌がりはしない筈だ」
#フロレンツィア
00:21:45
「そっか。お兄さんのキルシーが言うのなら間違いないんでしょうし、そうさせてもらうわ」 立ち上がり、腰の後ろで手を組んでキルシーへと向き直り、翳りのない微笑みを浮かべた。
キルシー
00:22:54
「――…………」 その笑顔を見て、一瞬妹の影と重ねてしまう
#フロレンツィア
00:24:54
「さ、今日の所は戻りましょ。ママンたちにも早く帰れって言われてるしね」
キルシー
00:26:02
「……あ、ああ」 呆けていたことに気がつき
00:27:11
「……わざわざ此処まで来て話したんだ。分かっているな」 他言無用だ、と言うように
#フロレンツィア
00:27:35
「軽々しく人に話すようなことじゃないのは分かってる。大丈夫よ」
キルシー
00:28:32
「ならいい」 頷き 「風も冷たくなってきた。帰るぞ」 また先へと歩き始めた
#フロレンツィア
00:29:11
「あ、ちょっと……! もう……気が利くと思えばすぐにこれなんだから……」 ぶつぶつ言いながら、その後についていった。
GM
00:29:20
 
00:29:21
 
00:29:26
おつかれさまでした。
キルシー
00:29:48
おつかれさまでした
GM
00:29:56
後は裏でだよぉ。
00:29:58
だばだば。
クリストファー
00:30:04
お疲れさん、GM。また今度、メシ食いに行こうぜ。
キルシー
00:30:39
あいよぉー
マシュー
00:30:41
ご苦労さん。次は出来れば美女を伴って来てくれよなー、キルシー
発言統計
その他(NPC)77回48.4%2913文字53.3%
キルシー66回41.5%2148文字39.3%
GM16回10.1%405文字7.4%
合計159回5466文字