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20131009_0

2013/10/09
SYSTEM
23:53:45
GM様が入室しました。
SYSTEM
23:56:13
GM様が入室しました。
GM
23:57:26
 
23:57:27
 
23:57:52
――ジークフリートらが《アクアケイド》より帰還して3日、キルシーを庇って毒を受けたオルハの容態も元通りになっており、彼女はすでに次の仕事へと向けて動き始めていた。
23:58:03
新たな依頼の有無をブランシェに訊くべく〈明けの明星亭〉を訪れる彼女だったが、そんな彼女を珍客が待ち受けていた。
23:58:05
 
23:58:13
ドアベルが小気味よい音を立てて、入り口の扉が開かれる。
#ブランシェ
23:58:26
「おはよう、オルハ。丁度良かったわ、アナタに来客よ」
GM
23:58:35
オルハが店に入るなり、ブランシェからそんな言葉が投げかけられる。頻繁にではないが、それなりに有名な冒険者ともなると個人的に依頼を持ってくるクライアントも存在する。マシューやオルハにとっては、それほど難しいことではない。
#オルハ
23:58:58
「あら……どちら様かしら」
GM
23:59:08
オルハの言葉に、ブランシェが視線で1人の客を示す。つられてオルハの視線がそちらを向いた時、その表情があからさまに嫌気が差したようなそれになる。
#イクスラーゼ
23:59:32
「んー、このジュースおいしいねぇ……。ハマりそう。ねえねえ、これから通ってもいーい?」
GM
23:59:42
視線の先に居たのは、《遺跡と花の丘》の警備の際にジークフリートたちが出会った二人組の片割れイクスラーゼだった。
#ファルシオーネ
23:59:51
「ふふ、気に入っていただけたようで何よりです。よろしければお代わりもご用意致しますよ」
2013/10/10
#イクスラーゼ
00:00:01
「ホント? いやぁ、話が分かるね! うーん、オルハったらいつもこんな所で過ごしてるんだよねぇ……ずるいなぁ……」
#オルハ
00:01:08
「――この店には、顔を出すなと言っていたはずだけれど?」 グラスを掲げるイクスラーゼの頭に軽く拳骨を落とす。
#イクスラーゼ
00:01:20
「いった! いきなり何するのさ!」 涙目になり、振り返ってオルハに抗議する。
#ファルシオーネ
00:01:30
「……あら、オルハさん。いけませんよ、大切なお客様に暴力を振るわれるなんて」
#オルハ
00:01:43
「この子が約束を破ったのが悪いのよ。……間違いなく仕事の邪魔になるから、店には来るなとあれだけ言っておいたのに」
#イクスラーゼ
00:01:57
「いーじゃんいーじゃん! 大体、あたしはオルハを心配して来てあげたんだよ? この前の依頼で死にかけた、って聞いたし」
#ファルシオーネ
00:02:16
「どうやらオルハさんを心配していらっしゃったようですね。そのような方を無碍に扱われるのは、やはり感心致しません」
#オルハ
00:02:27
「……分かったわよ。とりあえず、私にも何か飲み物を」
#ファルシオーネ
00:02:36
「畏まりました。すぐにご用意致します」
GM
00:02:46
ファルシオーネが席から離れると、オルハはイクスラーゼとテーブルを挟んで反対側に着席する。
#オルハ
00:02:58
「……それで? どういう風の吹き回し?」 腕を組み、目を伏せて不機嫌そうな顔のままイクスラーゼに問う。
#イクスラーゼ
00:03:15
「だから心配してきてあげたって言ってるじゃん。結構っていうかかなり危なかったんでしょ?」
#オルハ
00:04:05
「ふぅん……」 小さく呟くと、2人の間に少しの間が流れ……
#オルハ&イクスラーゼ
00:04:17
「「――で、一体どんな相手と戦ってそんなことになったの?」」
GM
00:04:27
2人の声が同時に響く。
00:04:37
オルハはため息をつき、イクスラーゼは頭を掻きながら笑っている。
#オルハ
00:04:50
「どうせそんな所だろうと思ったわ。貴女にとって興味を惹かれるのは、私の身よりそこでしょうし」
#イクスラーゼ
00:05:06
「あはは、バレてたか。でも心配してるのもホントだよ?」
#オルハ
00:05:17
「はいはいありがとう」
#イクスラーゼ
00:05:27
「うわーテキトー……まぁいいや。で、聞かせてくれるんだよね?」
GM
00:05:54
そこへファルシオーネがやってきて、テーブルにグラスを置く。
00:06:22
オルハの前には、彼女の好みに合わせたレモンとはちみつの聞いた爽やかなジュースのようだ。イクスラーゼの前にもお代わりを置き、「どうぞごゆっくり」と頭を下げて再び奥へ下がっていく。
#オルハ
00:06:49
「残念ながら、ラーゼの興味を惹くような話じゃないわ」 ドリンクの香りを軽く嗅いでから、口へと運ぶ。
00:06:59
「ただ単に、他の人を庇って毒を受けたというだけだから」 別に強い相手と戦った訳じゃないの、と付け加える。
#イクスラーゼ
00:07:10
「えー……何それつまんない……」 先程まで爛々に輝いていたイクスラーゼの目から、明らかに落胆の色がこぼれる。
00:08:01
「でもでも、オルハ相手にそこまで気取られなかったなら、それなりの腕前なんじゃないの?」 テーブルに両手を付いて身を乗り出す。
#オルハ
00:08:37
「どうかしら。解毒のための薬草を採りに行く際に死んだと聞いたわ」
#イクスラーゼ
00:09:02
「えー……つまんないオチだなぁ……」
00:09:56
「けどさぁ、わざわざみんなに頼らなくても、オルハならどうにかする方法はあったんじゃないの? ちょっとやそっとの毒くらい」
#オルハ
00:10:43
「……ま、色々あるのよ。何も考えていないような貴女と違ってね」
#イクスラーゼ
00:11:29
「む……また馬鹿にしてー。あたしだって色々考えてるんだからね」
#オルハ
00:11:59
「例えば?」 ドリンクを飲みながら、視線だけイクスラーゼに向けて問う。
#イクスラーゼ
00:12:59
「今日何食べようとか、明日は何と戦おうとか、センセーがあんまりお給料くれないとか」
#オルハ
00:13:20
「ごめん。聞いた私が愚かだったわ」
#イクスラーゼ
00:13:44
「そこで謝られると逆に傷つくんだけどっ!?」
00:14:11
「あ、でもまともな事も考えたよ? ハティにも相談したし」
00:15:20
「前に言ってたあの役、結局誰がやるかーっていう話」
#オルハ
00:15:46
「それで、馬鹿と阿呆が話し合った結果どういう結論が出たの?」
#イクスラーゼ
00:16:14
「オルハに一任!」 ウインクして、勢い良くサムズアップをオルハに向けて言う。
#オルハ
00:16:45
「ふう……呆れるのにも疲れて来たわね……」
00:17:17
「大体、そういう話をいきなりこんな所で始めないでくれる?」
#イクスラーゼ
00:17:29
「いーじゃんいーじゃん減るものじゃないし」
00:18:03
「ほら、あたしとハティとオルハだと、一番器用なのはオルハじゃん? あたしとハティはまあ見ての通りだし」
00:18:36
「それに小さいころは――」
#オルハ
00:19:16
――ダン、と強くテーブルを叩き、イクスラーゼの言葉を遮る。表情こそクールなままだが、その額には青筋が浮かんでいる。
#イクスラーゼ
00:19:35
「あ、マジで怒ってる……」
00:20:11
「ま、まあそれはともかくとして、実際適任はオルハだなーってさまざまなケンチから見て思ったわけですよ」
#オルハ
00:21:13
「少なくとも、ラーゼやハティには無理だというのには同意するわ」
00:21:54
「……ま、考えておくわ。何処までやるかは、まだ何とも言えない所だけれど」
#イクスラーゼ
00:22:50
「よろしくー」
00:23:27
「あ、そうそう。姫たちの方も順調だってさー」
#オルハ
00:24:42
「そう。まぁ心配はしていないわ。貴女たちみたいな馬鹿に阿呆もいないしね」
#イクスラーゼ
00:25:50
「何か今日馬鹿にされてばっかりな気がする……」
#オルハ
00:25:56
「いつもよ」
#イクスラーゼ
00:26:14
「それもそうだった」
00:26:37
「ま、いいや。オルハの無事も確認したし、あたしはそろそろ行こっと」
00:26:50
立ち上がり、つま先立ちで大きく伸びをする。
#オルハ
00:27:31
「そう。さようなら」
00:27:58
「ハティにも伝えておいて。阿呆なりにもう少し頭は使いなさいって」
#イクスラーゼ
00:28:59
「会ったらねー。ま、言っても無駄だと思うけど」
00:29:16
「じゃ、ばいばーい」
00:29:28
「あ、おねーさん、ジュースありがと! 美味しかったよー」
#ファルシオーネ
00:30:16
「またのご来店をお待ちしています」 優雅に一礼し、イクスラーゼを見送る。
#ブランシェ
00:30:57
「ウフフ、元気な知り合いもいたものね」
#オルハ
00:31:32
「振り回される方の身にもなって欲しい所だけどね……」
#ブランシェ
00:32:09
「振り回されるオルハを見られる、っていうのはなかなか貴重な機会ね」
#オルハ
00:32:58
「こちらにとってはいい迷惑よ」
#ファルシオーネ
00:33:22
「まあまあそう仰らずに。今日のご夕飯はオルハさんのお好きなものを作っておきますから」
#オルハ
00:34:17
「それで釣られると思われているのかしらね」 苦笑して。 「……まぁ、今日は依頼を請けるという気分でもなくなったし、ゆっくりさせてもらうわ」
#ブランシェ
00:34:31
「夕食が出来たら呼びに行けばいいかしら」
#オルハ
00:34:51
「ええ。通信機ででも呼んで頂戴」
#ファルシオーネ
00:35:13
「畏まりました。では今日はゆっくりお休みください」
#ブランシェ
00:35:44
「ウフフ、貴重なオフ。誰か気になる相手でも誘ってデートっていうのもいいと思うけどね」
#オルハ
00:36:16
「冗談」 ふっと鼻で笑って一蹴して、立ち上がり、2階へと消えていく。
GM
00:36:46
その背中を見送ってから、ブランシェは呟く。
#ブランシェ
00:37:12
「割と真面目に言ったんだけど、あの様子だとまだ遠そうねぇ……」
#ファルシオーネ
00:38:01
「まぁオルハさんならば引く手数多でしょうし、その気になれば殿方の1人や2人即刻攻略されてしまうでしょう」
#ブランシェ
00:40:06
「ファルシオーネの口からオトコを攻略、だなんて言葉が出てくるなんて……。一体どこでそんな知識を身に着けたのかしら……」
#ファルシオーネ
00:40:58
「フフ、先日倉庫で見つけた娯楽小説を読みまして。なかなかバイオレンスで刺激的な愛憎物語で楽しめました」
#ブランシェ
00:41:30
「読むのはいいけど、あんまり悪いコに育っちゃ駄目よ?」
#ファルシオーネ
00:42:06
「心得ております。それよりも、害虫対策の件ですが――」
GM
00:42:27
と、2人の賑やかな会話の声が響く中、〈明けの明星亭〉の一日は今日も過ぎていく。
00:42:34
 
00:42:35
 
SYSTEM
00:42:38
GM様が退室しました。
発言統計
その他(NPC)79回81.4%2628文字79.8%
GM18回18.6%667文字20.2%
合計97回3295文字