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20131002_0

2013/10/02
SYSTEM
23:35:41
キルシー様が入室しました。
SYSTEM
23:35:44
ジーク様が入室しました。
ジーク
23:35:58
背景描写とかはちょっと適当な感じで。
キルシー
23:36:07
ほいほい
ジーク
23:36:37
 
23:37:42
割り当てられた部屋。先んじてクリスが入っているそのドアの前で、壁に寄りかかるようにして立っていた。
23:38:26
誰かを待っているかのようなそぶりでぼんやり何もない空間を眺めていたが、キルシーの姿を見て、気さくに手を上げて呼び止めた
23:39:26
「よ。遅かったな」
キルシー
23:39:48
「……何か用か」
23:40:10
誰も待ち構えているとは思わず、多少たじろぎ
ジーク
23:40:41
「何か用、っつーワケでもねえんだけどな。少しぐらい話をしようと思って。ちょいちょい時間くれねえか?」 寝る時間も惜しいんだろうが
キルシー
23:41:43
「……?」 意外な言葉だったので、多少怪訝な表情になりつつ 「……別に構わないが」
ジーク
23:42:37
「ワリィな。貴重な時間を」 ぽりぽりと後ろ頭をかいて照れくさそうに笑う
23:43:03
「なんつか、前回にも増してえれェことになったな、って思ってさ」
キルシー
23:43:56
「……遠回しに、俺のせいだとでも言いたいのか」 先ほどは流れで彼の手を取ったが、改めて後ろめたく
ジーク
23:45:05
「そう卑屈になんなよ。――単に、びっくりしてるって話さ」 苦笑する。
23:45:50
「それに、アンタのその……なんていうかな。気負いすぎてる雰囲気が気になってな。さっきの前フリだけで、そんな風に捉えるぐらいだしよ」 
キルシー
23:45:51
「…………」 卑屈になるなよ、の言葉には何も言わず 「一体、何に驚いたというんだ」
ジーク
23:46:47
「びっくりするって。お前、ただの見回りで女一人拾って、ただ見に行くだけの仕事でえらい危険な場所に行くっつんだぜ?」 そりゃあ驚くだろ
23:47:11
「ま、俺のコトはこの際いいんだ」 気にするのはお前のコトだ。
キルシー
23:47:45
「……そうか」 驚いた内容には頷き
23:48:03
「気負い過ぎている……というのも当然だと思うがな」
ジーク
23:48:35
「それは、ひと一人の命背負ってるから。そういうことか?」
キルシー
23:49:12
「……当然だろう」 
23:50:07
「…………」 その後に何か言いかけるが、首を横に振り、止める
ジーク
23:50:40
「やっぱり、お前気ィ張りすぎだと思うぜ」 僅かな唇の動きを見てみぬ振りして、言葉を続ける
23:51:10
「軽く考えろ、とか、ンな薄情なコトを言ってんじゃあ談じてないぜ? 俺だって助けたいし、お前に手を貸すって誓ったからな」
23:51:51
「だけど、お前は何かひとつのことを見すぎて、周りのことが見えてなさ過ぎる」 キルシーの鼻先に指を突き出して言う
キルシー
23:52:23
「……どういうことだ」 眉を潜め、その指先を見つめる
ジーク
23:53:20
「言ったままだ。多分、色んなこと考えてるつもりだろうし、ちゃんと考えた結果で動いているんだろうけどさ」
23:54:06
「なんつか、どっか危ういんだよ、お前。気が付いたら死んでしまいそうな気がしてな」 はっきり理由があることじゃないからか、ぼんやりとした表現を使って言う
キルシー
23:55:35
「……気が付いたら、というのは有り得ない」 そこで首を横に振り
23:56:06
「俺が死ぬ時は、事を成した後だと……そう決めている」
ジーク
23:57:10
「何を目標にしてんのか、なんて野暮ってえコトはいわねえけど……決めたコトが死ぬ前に完遂されるんなら世話ねえんだよ」 腕を組み合わせて壁に寄りかかる
キルシー
23:57:45
「ふん、余計な世話だ」 言葉の通りだな、と
23:58:07
「大体、周りのことが見えてないのはお前もだろう」
ジーク
23:58:42
「言ってくれるじゃあねえか」 にやりと笑って
キルシー
23:59:48
「遺跡で人影が見えたと思えば突っ走る、隠し階段が見つかったと思えば一人で勝手に降りていく。偶には一旦静止したらどうだ」
2013/10/03
00:00:46
「おまけに少女が見つかったと思えば護る、連れて帰るとの即断ときた。何を考えているのか俺には全く理解できん」
ジーク
00:01:41
「そうか? だってお前、あんな子を放り捨てて帰るなんてありえねえし、アイツを起こしたのは俺なんだぜ」 
キルシー
00:02:06
「……それに振り回される周りのことを考えたことはあるのか、お前」
ジーク
00:03:17
「ンー。つっても、何も問題はなかっただろ。アンタは何だかんだで情に厚いし、クリス先輩だって悪者やってくれてるだけだしさ」
00:03:45
「オルハ先輩も、結構ルーに対しては肯定的だったじゃないか」 大丈夫大丈夫、と手をひらひらさせる
キルシー
00:04:55
「……」 溜息一つ 「……まあ、それはもう済んだことだが」
00:05:18
「お前はこれから先も、同じ状況があれば同じ事を続けるつもりか」
ジーク
00:05:42
「え?」 何でわざわざそんな事を聞くのか、という顔で聞き返す
キルシー
00:06:45
「……その顔だと、そのつもりなのだな」 訊いてるこっちが馬鹿にされてるようで苛っときたな、と思いつつ続ける
ジーク
00:07:31
「特に、どうやって行くかなんて気にしたこともなかったな。多分そういう風に生きていくと思うけど」
キルシー
00:07:56
「……お前はそうやって、護るものを増やし続けていく。そしていつか手に余る数の、それが手元に来た時」
00:08:23
「お前は全てそれを護りきれるつもりでいるのか?」
ジーク
00:09:38
「護るものを整理して、余剰分は切り捨てるのか? 俺はゴメンだね」
00:11:12
「つーか、その守るべきもの、ってのは俺一人が守るモンなのか?」
キルシー
00:11:26
「ふん……」 半ば予想していた答えだが、癪だ。
ジーク
00:12:05
「俺は、ルーを今守ってるよ。どれだけのことをしてるかまではわかんねーけど」
00:12:41
「これからフローラも連れて行く以上、俺は体を盾にしてでもアイツも守ろうとするさ」
00:13:33
「けど、なんつーかな。そんな俺を、ルーだって支えてくれてるだろ。そもそもアイツがいなきゃこの間死んでただろうし」
00:14:17
「お前も、なんだかんだで手を貸してくれるし、オルハ先輩を助けるのは、お前だけじゃなく俺も力になる」
00:14:34
「何かを守るってさ。一人でやるこっちゃねえんだよ」
キルシー
00:15:13
「…………」 その言葉に黙り、目を伏せ
00:16:00
「――……恵まれているな、お前」 ぽつり、と呟いた
ジーク
00:17:05
「そうか? これは、俺の経験則からくる結論で、痛感したからこそ言い切れる持論なんだけどな」
キルシー
00:17:53
「そうか……」 ふ、と自嘲するかのように 「俺は……“毎回”護れずに終る」
ジーク
00:19:10
「……」 腕を組みなおして、横目でキルシーの表情を伺う
キルシー
00:19:48
「……だから、今俺は恐れている。また護れないかもしれない、とな」 まるで独り言のように、どこか遠いところを見ているかのように
ジーク
00:20:53
「今回も、守れないままに終わるかもしれないって?」
キルシー
00:21:22
「……」 何も言わない。それは彼にとっての肯定だとも取れる
ジーク
00:22:22
「そんときさ、きっとお前、一人だったんじゃないか?」 キルシーの過去を、自分なりに感じ取りながら問いかける
キルシー
00:23:34
「……さあ、な」 その時の自分がどうだったかなど、よくわからない
ジーク
00:24:12
「一人じゃなかったら、そんな風には悩まないよ。きっと、苦悩を共にする誰かが居るってことだろうから」
00:24:58
「もっと周りを見ろよ。――今、アンタの周りにゃ、頼りになるヤツが山ほどいるんだぜ」 ニヤリ、と不敵に微笑んで
キルシー
00:26:04
「……」 横目でそんな表情でいるジークを見て 「……ふん、馬鹿か」
ジーク
00:26:30
「馬鹿だぜ? だが、馬鹿も使いようって言うだろ」
キルシー
00:27:05
「たかだか1、2週間の付き合い程度の人間にそこまで思い入れるわけがないだろうが」 呆れたように
00:27:55
「――せいぜい、使ってやる程度だ」
ジーク
00:28:35
「ハ――」 まだ何か言うかと思って口を開きかけていたが、後に続いた言葉に思わず笑ってしまった
キルシー
00:29:29
「……」 普段なら何がおかしい、というところだが。それも問わず、笑った彼を見る
ジーク
00:29:50
「上等だ」 ぐ、と拳を突き出す。
キルシー
00:31:32
「……上等、か」 その拳を眺める 「今の俺の言い方で、よくそんな返しかできるものだな」
ジーク
00:31:48
「なんたって、馬鹿だからな」
キルシー
00:31:49
返しが。
00:32:50
「……そうだったな」 肩を竦め
00:34:19
「馬鹿は利用しておくものだ」 彼の拳に、自分の拳を軽くコン、と当てて
ジーク
00:35:02
「へへっ」 当てた拳を嬉しそうに見て、鼻の下をこすって笑う
キルシー
00:36:00
「…………どこまで利用されたとしても、怨むなよ」 その表情を見ても尚、自分は笑わず
00:36:42
「……さて」 今の自分の発言を掻き消すように 「いい加減に休養を取る」
ジーク
00:37:06
「なあに、ひでえ裏切りをするようなら、速やかに報復してやるだけさ」 あまりする気もないような口調で答えて
00:38:03
「ああ、とっとと寝て来い。明日は相当しんどい」
キルシー
00:38:42
「……」 軽々とそう答える彼は癪でもあり。その反面――
00:39:25
「……お前も、休んでおけ。足を引っ張ることは許さんぞ」 それだけ言うと、踵を返して部屋の扉へ向かう
ジーク
00:40:52
「あいよっと。アンタも、短い時間だがゆっくり眠ってくれ」 その彼の背に声を投げかけて
キルシー
00:41:36
その言葉を聴いてから部屋へ入り、パタン、と扉を閉じていった。
ジーク
00:42:46
「さぁて、あんまり時間もねえが、軽く剣の手入れだけして寝るかァ」 ぽりぽりと頭をかいて
00:43:33
「……んじゃ、良い夢を」 閉じられたドアに、もうひとつだけ言葉を投げて立ち去った
00:45:44
 
00:45:45
 
00:45:46
 
SYSTEM
00:46:44
ジーク様が退室しました。
SYSTEM
00:46:49
キルシー様が退室しました。
発言統計
ジーク51回54.3%1959文字59.3%
キルシー43回45.7%1344文字40.7%
合計94回3303文字